1. ピア・ツー・ピア (以下 P2P) 方式

対戦者同士が直接接続する方式です。この方式では、ゲームサーバーが近くに無い地域においても比較的快適な対戦が可能です。ただし、双方の回線品質（遅延や安定性など）の影響を受けるという特徴があります。

2. クライアントサーバー方式

対戦者がそれぞれゲームサーバーに接続し、試合の進行に必要な情報を送受信する方式です。この方式では、対戦相手の回線品質（遅延や安定性など）やゲーム機などの性能の影響を受けません。また、通信や試合の進行がゲームサーバーで管理されるため、切断時の勝敗判定や不正行為の防止に効果的です。

eFootball™ では、ゲームモードに応じて上記のどちらかの方式を採用しています。特に戦績が重要なモードでは、通信の安定性を確保し、不正行為を防止するために、クライアントサーバー方式を採用しています。各モードでの接続方式については、以下の表をご覧ください。

P2P方式を使用するモード

• クイックマッチ
• フレンドマッチ（1VS1対戦部屋のみ）
• チャレンジイベント (Penalty Shootout のみ)

クライアントサーバー方式を使用するモード

• eFootball™ リーグ
• チャレンジイベント
• ランキングイベント
• テーマイベント
• フレンドマッチ(Co-op対戦部屋)
• ストライクアリーナ

最新のアップデートにより、クライアントサーバー方式でのオンライン対人戦中に、アンテナ表示が追加されました。

このアンテナは、自分とゲームサーバーとの通信品質をリアルタイムで表示しています。そのため、自分と対戦相手それぞれのアンテナ表示は異なる場合があります。また、試合終了後には通信状況を確認できる「通信レポート」が表示されます。このレポートは、試合中の通信品質の変動をグラフで可視化したもので、以下の内容を示します。

• 横軸: 試合の経過時間

• 縦軸: 通信品質の変化

グラフが高い位置で安定しているほど、良好な通信状態で試合が行われたことを意味します。

以下のような場合は、通信品質が安定していません。通信品質を改善するためのヒントを参考に、対策をお試しください。

通信品質を改善するためのヒント

通信品質が安定しない場合、以下の対策をお試しください。ただし、通信品質には様々な要因が関与するため、必ずしも改善が保証されるわけではありません。

• ・バックグラウンドで動作中のアプリを終了する
• ・電子レンジなど、電波を発生する機器を使用しない
• ・同じ Wi-Fi ネットワーク内で大量のデータ送受信を控える
• ・モバイル版の場合は、Wi-Fi アクセスポイントのなるべく近くから移動せずにプレイする
• ・家庭用ゲーム機版の場合は、有線LANでインターネットに接続する

クライアントサーバー方式で対戦者が接続するサーバーを「ゲームサーバー」と呼びます。これらのゲームサーバーは、弊社が提携するグローバル企業が運営するデータセンターの都市に設置されています。

ゲームサーバーと通信品質の関係

一般的に、データセンターが地理的に近いほど、オンライン対人戦の品質は向上することが期待できます。

ただし、通信品質は地理的な距離だけで決まるわけではありません。インフラの状況によっては、地理的に近い位置より遠い位置にあるゲームサーバーの方が、品質が向上する場合もあります。eFootball™ では、インフラの状況や対戦相手の位置などを考慮して、最適なゲームサーバーを使用しています。

また、サーバーの数も重要な要素です。サーバーが増えると接続するユーザーが分散し、適切な対戦相手が見つかるまでの時間が延びたり、対戦が成立しにくくなったりする可能性があります。これらの理由から、サーバーの数と配置のバランスを慎重に検討したうえで決定しています。

弊社では、オンライン対人戦に関するデータを常にモニタリングし、提携企業のデータセンターから、ユーザー体験が最も向上すると判断した場所にゲームサーバーを設置しています。実際の設置場所は以下の表をご覧ください。

ゲームサーバー設置都市リスト