これは、覚えておきたい!ゴルフのラウンドで押さえておきたい3つのマナー|初心者ゴルフガイド

2015.11.02.mon
icon_cat ゴルフのルール

これは、覚えておきたい!ゴルフのラウンドで押さえておきたい3つのマナー

紳士淑女のスポーツといわれるゴルフ。実際のラウンド中にも、常に心がけたておきたいマナーがいくつかあります。しかし、あまり堅苦しく考えるのではなく、みんなが楽しくプレーをするためのエチケットだと考え、率先して行動することが大切です。

ゴルフは、各ホールごとにティーショットからカップに入れるまでにボールを打った打数がスコアになるというシンプルなゲームです。しかし、決められたルールに違反するとペナルティーが加算され、実際にボールを打った数よりも数字が大きくなってしまいます。
では、どういう場合にペナルティーがつくのでしょうか。初ラウンドでコースに出る前に押さえておきたい基本的なルールをご紹介します。

OBは1打罰で打ち直し

ペナルティーの代表といえば「OB」。これは「アウト・オブ・バウンズ」の略で、要はコースの区域外ということ。OB区域は白杭で囲まれており、白杭と白杭を結んだ線をボールが越えてしまうと、「1打罰で打ち直し」というペナルティーが科せられます。たとえば1打目がOBの場合は、1打加算してティーグラウンドから3打目を打つことになります。3打目もOBとなってしまった場合、次は5打目となり、1打罰に加え、さらに前に進めないわけですから、けっこう痛い罰といえます。
ただ、多くのホールでは、1打目がOBの場合、「前4」=「プレイング4」という特別ルールが採用されており、コースを前方に進んだ途中に設けられた「特設ティー」と呼ばれる黄色いティーから4打目として打つことが認められています。これはプレーの進行が遅くなるのを防ぐため、OB後の3打目がナイスショットだったと仮定して、フェアウェイから4打目を打てるというものです。初心者にとってもありがたいルールと言えるでしょう。

池ポチャは1打罰で池のそばから

池や川などの「ウォーターハザード」は、OBとは少し扱いが変わります。まず、ウォーターハザードの中にボールが入った場合でも、ボールが打てると判断した場合はそのまま打つことが許されています。ただし、通常はボールを打つのが難しいので、1打のペナルティーを払ってボールを池の外に出すことになります。その際、OBの時のように前打地点に戻って打ち直しする必要はなく、池のそばから打つことができます。
このとき、池を囲む杭の色が「赤」の場合は「ラテラル・ウォーターハザード」と呼ばれ、池を最後に横切った地点の真横(=ラテラル)から打ち直すことができます。もし、杭が「黄色」の場合は単に「ウォーターハザード」と呼ばれ、「池を最後に横切った地点とグリーン上の旗を結んだ後方延長線上」から打たなければなりません。ちょっとややこしいですが「赤杭なら池の横」、「黄色杭なら池の手前」と覚えてください。

痛い2打罰には要注意

そのほかにも、ペナルティーとなるケースはたくさんあります。中でも注意したいのがバンカー。バンカーの中のボールを打つ際、打つ前にクラブヘッドを地面につけてはならない、という決まりがあります。これに違反すると2打罰という厳しいペナルティーが科せられるので注意しましょう。また、意外と多いのは、ティーグラウンドのティーマークよりも前に出て打ってしまう通称:「デベソ」。この場合、大抵は打つ前に同伴者が指摘してくれますが、もし、そのまま打ってしまうと2打罰で正しい場所から打ち直しとなります。
さらに、グリーン上のルールで忘れてはならないのが、「ピン(旗竿)」の扱い方です。全員のボールがグリーンに乗ったら、必ず、ピンを抜くようにします。ピンを差したまま打っても構わないのですが、打ったボールがピンに当たると2打罰となり、せっかくのナイスパットが台無しになります。また、地面に置いたピンにボールが当たった場合も2打罰となるので、抜いたピンは、グリーンの外など邪魔にならないところに置くようにしましょう。

OBやウォーターハザードなどショットに関係するペナルティーは防ぎたくてもなかなか防げませんが、その他のペナルティーは、プレーを進めるなかで注意さえすれば防ぐことができます。これらは基本的なルールですので、初ラウンド前にしっかり覚えて、ペナルティーを受けないプレーを目指しましょう。

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