ゴルフシミュレーターの特徴とゴルフシミュレーターを活用した練習方法!|初心者ゴルフガイド

2016.9.26.mon
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ゴルフシミュレーターの特徴とゴルフシミュレーターを活用した練習方法!

ゴルフの練習場には、屋外でボールを打つ「打ちっ放し」のほかに、屋内でボールを打つことができるインドア練習場があります。ネットに向かってボールを打つだけでなく、最近では「ゴルフシミュレーター」と呼ばれる設備を導入する店舗が増えています。

ゴルフの練習場には、屋外でボールを打つ「打ちっ放し」のほかに、屋内でボールを打つことができるインドア練習場があります。ネットに向かってボールを打つだけでなく、最近では「ゴルフシミュレーター」と呼ばれる設備を導入する店舗が増えています。

詳細な弾道データを計測できる

ゴルフシミュレーターの大きな特徴のひとつは、自分が打ったボールの弾道データが計測できること。ボールを打つと、データがすぐにパソコンに転送され、画面上に打ったボールの軌道が表示されます。スクリーンに向かって打つ打席なら、ボールを打つとスクリーン上にボールが飛んでいく様子が映し出され、まるで本当に屋外でボールを打っているかのような感覚で練習することができます。

計測されるデータは、ボールが落下するまでの飛距離(キャリー)と落下してから止まるまでの距離(ラン)に加え、ヘッドスピード(クラブヘッドの動く速さ)、ボール初速(ボールが打ち出された瞬間のスピード)、上下・左右の打ち出し角、スピン量など多岐にわたります。屋外の打ちっ放しでも、都心の狭い練習場などでは、ボールがどう飛んだのか分からないことが多いですが、こうしたゴルフシミュレーターを備えた練習場であれば、飛距離やボールの曲がり具合などを正確に把握することができます。

番手ごとの正確な飛距離をチェック

ゴルフシミュレーターを利用することで、それぞれの番手で何ヤード飛ばせるのかを理解することができます。たとえば9番アイアンは120ヤード、7番アイアンは140ヤード、5番ウッドは180ヤード……というように、自分のクラブの飛距離が分かっていれば、いざコースでラウンドしたときに、どのクラブを選べばいいかを即座に判断することができます。

また7番アイアンで150ヤード飛ぶのに、5番アイアンでも150ヤードしか飛ばない、ということになれば、長いアイアンが苦手だということが分かり、練習の課題を見つけることができます。ゴルフはただ飛ばすだけでなく、目標にボールを運ぶスポーツですから、自分の飛距離を把握しておくことはとても重要になります。

自分のスイングの弱点を知る

最新鋭のゴルフシミュレーターでは、弾道データの計測だけでなく、同時に自分のスイングを撮影できる機能があります。弾道データと実際のスイングを合わせて分析することで、ボールが飛ばない原因やミスの要因が分かり、修正すべきポイントが明確になります。

たとえば、同じ「ボールが右に飛んでしまう」という悩みを持っている人でも、クラブがアウトサイドイン軌道になっているケースもあれば、インパクトでフェースが開いているケース、スタンスが始めから右を向いているケースなど、原因は人それぞれ。その原因が分からないまま練習を続けると、スイングはどんどん間違った方向へと崩れてしまう危険性があります。

いちばん理想的なのは、こうしたシミュレーターが設置されている練習場で、専門のインストラクターに定期的にスイングをチェックしてもらうことです。その後の練習の課題と方向性が明確になり、少ない練習量でも効率的に上達することができるはずです。

打ちっ放しでの練習も大切ですが、ただ漫然と打っているだけではなかなか上達は見込めません。ゴルフシミュレーターを有効に活用し、自分の実力を客観的に見つめる機会を作ることが、上達への近道です。

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