梅雨時期のラウンドのコツ|初心者ゴルフガイド

2016.6.27.mon
icon_cat ゴルフのコラム

梅雨時期のラウンドのコツ

「雨の中のゴルフは嫌だなあ」と感じるかもしれませんが、カートがあれば雨はしのげますし、傘を差しながらプレーできますから、多少の雨であればそれほど苦になりません。今回は、雨の中でのプレーで知っておいてほしいルールや注意すべきポイント、あると便利なアイテムについてお話しします。

「雨の中のゴルフは嫌だなあ」と感じるかもしれませんが、カートがあれば雨はしのげますし、傘を差しながらプレーできますから、多少の雨であればそれほど苦になりません。今回は、雨の中でのプレーで知っておいてほしいルールや注意すべきポイント、あると便利なアイテムについてお話しします。

汚れたボールや埋まったボールの処置

雨の日は地面が軟らかくなり、ボールが泥などで汚れやすくなります。しかしボールが汚れたからといって、勝手に拾い上げて拭くことはできません。ボールを拭いていいのは、グリーン上でマークしてボールを拾い上げたときや、修理地やカート道路などの障害物から救済を受ける際にボールを拾い上げたときなど、ルールによって認められている場合のみです。

それ以外の場合は、たとえ汚れていてもあるがままの状態で打たなければなりません。また雨の日は、ボールが落下した際に地面に埋まってしまう場合があります。このときルールでは、「フェアウェイの芝の長さかそれより短く刈ってある区域」であれば、埋まったボールを拾い上げて救済することが認められていますが、それ以外の場所(ラフなど)では救済を受けられません。あるがままの状態で打つか、アンプレヤブルを宣言して1打罰を付加して処置をします。

水たまりに入ったボールは?

ゴルフ場は非常に水はけが良い造りになっていますが、雨が激しい日などはコース内に水たまり(カジュアルウォーター)ができることもあります。目に見えるほど明らかな水たまりでなくても、足で地面を踏んだときに水が染み出してくるようであれば、それもカジュアルウォーターとみなされます。

カジュアルウォーターにボールが入った場合は、修理地などと同様、無罰で救済を受けることができます。またグリーン上では、ボール自体がカジュアルウォーターの中になくても、ボールとカップの間にカジュアルウォーターがある場合には、カップに近づかない範囲で、それを避けられる位置までボールを動かすことができます。バンカー内の水たまりにボールが入った場合も無罰で救済できますが、バンカーの外にドロップすることはできないので注意しましょう。

雨が招くミスを防ぐ

雨が降ると知らず知らずのうちにスイングのリズムが速くなってしまうことがあります。リズムが速くなると、スイングが手打ちになりやすく、ミスが出やすくなります。雨に濡れたくないからと、早く打ちたくなる気持ちは分かりますが、そういうときほどあえて、いつもよりゆったりとしたリズムでスイングするように心がけましょう。

また雨でグリップが濡れると滑りやすくなるので、クラブを持ち歩く際は傘の中でグリップを上向きにしてクラブを持つようにするなど、できるだけグリップを濡らさないようにする工夫も大事です。

快適プレーのための必須アイテム

最後に、雨の日のゴルフで用意しておくべきアイテムをご紹介します。

■レインウェア
通常ゴルフ場は、カートには人数分の傘が用意してありますが、それでもやはり濡れてしまうので、レインウェアは用意しておいたほうが良いでしょう。ラウンドの機会が少ない人も、たとえ雨でも気にせずプレーするという人でも、より快適にプレーできるように、ある程度しっかりしたレインウェアを1着買っておくといいでしょう。とくに夏場はムレやすいので、汗を逃してくれる高機能素材のものがお勧めです。

■グローブ
グローブが濡れると、手とグリップが滑ってスイングに支障が出ます。できれば予備として2~3枚は用意しておくと便利です。スイングするとき以外は外しておくなど、できるだけ濡らさないようにする工夫も大切です。

■タオル
クラブヘッドやグリップ、ボールなどを拭くためのタオルも携帯しておくと役に立ちます。傘の内側の骨の部分に引っ掛けておくと濡らさずにすみます。

■防水・撥水スプレー
深いラフに入ると、足元が一瞬にして濡れてしまいます。シューズにあらかじめ防水スプレーをかけておくと、汚れもつきにくいので安心です。

■着替え
昼の休憩のときに着替えることもできるので、雨の日はウェア、ソックスなど1セット余分に持っていくといいでしょう。

山間部などのコースでは、晴れていても急に天候が変わることもあります。いつ雨が降っても大丈夫なように、対策を怠らないようにしましょう。

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