1本あると超便利!「ユーティリティ」の種類と選び方|初心者ゴルフガイド

2016.2.15.mon
icon_cat ゴルフ上達のコツ

1本あると超便利!「ユーティリティ」の種類と選び方

ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、パター。ゴルフを始めるにあたって最低限、この4種類のクラブは揃えておきたいところですが、もうひとつ、あると非常に役に立つのが「ユーティリティ」(=UT)と呼ばれるクラブ。今回はこのユーティリティの選び方について見ていきましょう

ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、パター。ゴルフを始めるにあたって最低限、この4種類のクラブは揃えておきたいところですが、もうひとつ、あると非常に役に立つのが「ユーティリティ」(=UT)と呼ばれるクラブ。今回はこのユーティリティの選び方について見ていきましょう

ウッドとアイアンの中間的クラブ

ユーティリティとは、簡単にいえばウッドとアイアンの中間に位置するクラブです。形状としては、ウッド型とアイアン型の2種類がありますが、アイアン型はウッド型に比べて打つのが難しく、ウッド型のほうが主流になっています。
ユーティリティの元祖である「インテスト」という名のクラブが、その形と色から「タラコ」という愛称で呼ばれていたことから、ベテランゴルファーのなかには今でもユーティリティ全般のことを「タラコ」と呼ぶ人もいます。また海外では、ウッドとアイアンの合いの子という意味で「ハイブリッド」と呼ばれています。

ロングアイアンの代わりに入れる

以前はアイアンセットというと、3番アイアンから入っているのが普通でしたが、今では5番アイアンからが一般的。これは、3番や4番アイアンはアマチュアゴルファーにとって難しく、バッグに入っていても使われないことが多かったためで、ユーティリティが開発されてからは、ロングアイアンの代わりにユーティリティを入れる人が増えてきました。
ウッドに近い形状で、ロングアイアンに比べて芯が広く、ボールも上がりやすいため、パワーのない一般ゴルファーでもラクに飛距離を稼ぐことができるのです。

構えたときの見た目で選ぼう

ヘッド形状としては、同じウッド型でもモデルによって少し違いがあります。
構えたときに、フェース面がシャフトの中心線よりも後ろ(右)にオフセットしているのが、グースネックタイプ。フェース面がシャフトの延長線上か、それよりも前(左)に出ているのはストレートネック(出っ歯)タイプと呼ばれます。
グースネックタイプの場合は、ボールがつかまりやすく(右に飛びにくい)、ストレートネックタイプの場合は、逆に左へのミスが出にくいという特徴があります。また構えたときにヘッドが大きく感じるものは、ボールが上がりやすく見た目にも安心感がありますが、ボールを自在に操りたい上級者にとっては打ちづらく感じるかもしれません。いずれにしても、自分のプレースタイルに合ったタイプを選択しましょう。

ロフトとシャフトの選択も大事

ユーティリティの番手はメーカーによってマチマチなので、ロフト角を見て選ぶようにしましょう。たとえば自分の持っているフェアウェイウッドが3Wと5Wで、5Wのロフト角が18度、そしてアイアンが5番アイアンからで、そのロフト角が24度であれば、中間である21度前後のユーティリティを選ぶと良いでしょう。2本入れる場合は、19〜23度の間で2本選ぶようにし、5番アイアンも使わない場合は5番アイアンの代わりにもう1本、24〜27度のユーティリティを入れても良いでしょう。
またシャフトは、FWよりも少し重めのカーボンシャフトが良いと思いますが、アイアンの感覚で打ちたいという人は、少し軽めのスチールシャフトを選ぶのもアリです。
フェアウェイウッドよりも扱いやすく、ロングアイアンよりもやさしく打てるユーティリティは、その名のとおり、非常に便利で使い勝手の良いクラブ。ぜひ、お気に入りの1本を手に入れてください。

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