上達への近道?!グリップの素材に拘ってみる|初心者ゴルフガイド

2016.1.18.mon
icon_cat ゴルフ上達のコツ

上達への近道?!グリップの素材に拘ってみる

ゴルファーとゴルフクラブの唯一の接点となるグリップ。実は、グリップというのは非常に奥が深い部位です。ゴルフ初心者だから、グリップの違いなんてよくわからない。どれもそんなに大差ないのではと思うかもしれませんが、侮ることなかれ、プレイヤーの好みや使い方に合うグリップと、合わないグリップでは、ショットの結果が大きく異なることもあるほど。そこで今回は、使い心地やフィーリングに直結する、グリップ素材の種類に注目してみたいと思います。

ゴルファーとゴルフクラブの唯一の接点となるグリップ。実は、グリップというのは非常に奥が深い部位です。ゴルフ初心者だから、グリップの違いなんてよくわからない。どれもそんなに大差ないのではと思うかもしれませんが、侮ることなかれ、プレイヤーの好みや使い方に合うグリップと、合わないグリップでは、ショットの結果が大きく異なることもあるほど。そこで今回は、使い心地やフィーリングに直結する、グリップ素材の種類に注目してみたいと思います。

一見するとゴム的な素材で作られているグリップ部ですが、実はその素材はゴムに限りません。大まかに3種類に分けて、グリップの各素材の特徴をまとめました。

ラバーグリップ

最もポピュラーな素材です。流通量が圧倒的に多く、価格も安価なので、ほとんどの方がラバーグリップを使用したことがあるのではないでしょうか。
ラバーグリップ自体に大きな欠点はありませんが、後述する素材と比較すると、摩擦力でやや劣ったり、降雨時や汗に弱かったりといった欠点があります。

コードグリップ

ベースとなるラバー素材の中に、専用のコード(太めの糸のような素材)が組み込まれているものをコードグリップといいます。特徴として、白っぽいコード繊維がグリップの表面に見えていて、触れた感触が硬く感じます。
 このコードが手袋、あるいは手のひらに対して強く摩擦するので、手の中でクラブが勝手に回ってしまうようなミスが防ぎやすくなります。また、降雨時や汗に対しても多少強いという特徴があります。
 欠点としては、素材が硬いので衝撃吸収性が劣るほか、触り心地で好みが分かれる点が挙げられます。また、グリップ自体の重さが重くなる傾向にあるので、交換時にキチンとバランスを整える必要もあります。

新素材系グリップ

さまざまな樹脂素材やラバーに、添加剤などを加えて作られた、新素材系のグリップも注目度が上がっています。最大の特徴としては、メーカーやブランドごとで狙った性能に仕上げられていることです。例えば、濡れている状態でも摩擦力を確保できたり、衝撃吸収性が高まるように柔らかく出来ていたりと、商品ごとに違った性能が楽しめます。
 欠点は、全般的に高価であるほか、狙った性能以外の部分で好みが分かれる点(例えば、グリップ力や衝撃吸収性に優れるものは、極端に柔らかいものが多い、など)が挙げられます。

交換を依頼する前に、試打や質問もお忘れなく!

グリップ素材について大まかに3つの種類をご紹介しましたが、厳密に言うと、ラバーでも天然ゴムと合成ゴムとでは違いがあります。また、コードグリップでもグローブをした手で握る上側だけにコードを配し、素手で握る下側は触り心地に優れるゴムのままという『ハーフコード』というものが存在しています。さらに、新素材系に関しては、あまりにも種類が多すぎて、ここでは説明しきれないほどたくさんのモデルが販売されています。
実際に交換をしようと思っても、種類の多さに、どれが良いグリップなのか、自分の好みや目的に合ったグリップなのかわかりづらいかもしれません。
ショップによっては、クラブフィッターの方がいるところもありますし、店員やゴルフ上級者にグリップの特徴や評価などを聞いてみるなどアドバイスを受けるのも良いと思います。
そして、何よりも多くのグリップに実際に触ってみて、多くの種類の中から自分にぴったりと来るグリップを見つけましょう。
機会があれば、実際にそのグリップを装着しているクラブで試打できると、より、実感を持って感覚が伝わってくるものと思います。
ゴルフ初心者からゴルフ上級者まで、ゴルフクラブとの接点となるグリップを自分好みにすることで、気持ちよくゴルフを楽しめるようになるはずです。

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