どんなショットよりもアプローチが大切? スコアメイクを助けるアプローチ方法|初心者ゴルフガイド

2015.10.26.mon
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どんなショットよりもアプローチが大切? スコアメイクを助けるアプローチ方法

ゴルフというスポーツは、どれだけ少ない打数で18ホールを回り終えるかを競うものです。250ヤードを超えるビッグドライブも10cmのパターも、打った距離には関係なく、等しく1打としてカウントされます。そういうわけですから、どんなゴルフ雑誌やゴルフの情報サイトでも、パターの重要性が大きく取り上げられています。

ゴルフというスポーツは、どれだけ少ない打数で18ホールを回り終えるかを競うものです。250ヤードを超えるビッグドライブも10cmのパターも、打った距離には関係なく、等しく1打としてカウントされます。
そういうわけですから、どんなゴルフ雑誌やゴルフの情報サイトでも、パターの重要性が大きく取り上げられています。
さて、今回のテーマであるアプローチとは、グリーン周辺からグリーン上に確実にボールを乗せること、さらには、出来るだけカップに寄せるために打つショット全般のことを指します。アプローチの結果次第で、パターの難易度は大きく変わり、パットの回数が極端に増減します。ある意味、パターと同じくらいに重要であるといえます。
そこで、今回はスコアメイクのためのアプローチを、少しだけ掘り下げてみたいと思います。

カップから約2mの距離に寄せられるように

例えば、直径30mの丸いグリーンがあったとしましょう。その中心にカップが切ってあります。グリーン周辺からのアプローチでミスをしてしまい、かろうじてグリーンエッジギリギリに乗った状態となった場合、約15mのパターが残る計算です。
 10mを超える距離が残ってしまうと、グリーン上では、3パットをしてしまう確率がずいぶんと上がってしまうでしょう。スコアは、2パットでカップインすることを基準としていますので、今回のケースだと、ショットをした回数+3パットがほぼ確定的となってしまいました。つまり、1打ペナルティがあった時と同じスコアになってしまいます。
もし、アプローチが成功して、カップまでの距離2m以内まで寄せられれば1パットでカップインする確率は格段に高くなり、さらに、1m以内まで寄せられれば、ほぼ、1パットでカップインすることが期待出来るでしょう。
そう考えると、アプローチショットでは、カップから概ね2mの距離にボールを止める必要があり、そのための練習が重要といえます。見方を変えて、「カップを中心に直径4mの円の内側にボールを止める」という感じで発想を変えると、普通にカップだけを狙ってアプローチをするより優しく感じるでしょう。

斜面とカップの位置関係を意識しよう

今度は、アナログ時計の文字盤が書かれたグリーンを想像してみてください。12時が斜面の最も高い側で、反対に6時が最も低い側、カップは文字盤の中心にあるとしましょう。
このグリーンで、最も簡単にパターが打てるのが、6時の方向から、上り坂の真っ直ぐなパットです。上り坂なので、多少、強めに打ってしまっても、転がり過ぎる心配が少ないほか、曲がる事もほぼないからです。
また4-5時の方向や7-8時の方向は、傾斜によってパットが曲がる心配があるので多少難易度は上がりますが、上り坂である分、力加減は比較的優しいといえるでしょう。
一方、12時の方向からのパットはどうでしょうか?真っ直ぐなのですが、下り坂なので力加減を間違えると、カップをオーバーして遙か彼方に転がってしまう危険が伴います。
また、パットの力加減は、上り坂の場合とは比較にならないほど優しいタッチで打つ必要があり、ちょっとした曲がりにもシビアに反応しやすいです。
さらに、1-3時、もしくは9-11時方向からのパットは、斜面に対して真横や斜めからボールを転がすことになるので、どのくらいパットが曲がるのか、どこまで転がってしまうのかを見極める必要があり、パットの難易度は跳ね上がります。
前項で、2m以内なら1パットでのカップインの確率が高くなると書きましたが、同じ2mでもカップからの位置によってはその難易度には大きな差が出てしまいます。。
同じアプローチでも カップとグリーンの状況をしっかりと見極めて、なるべくなら斜面の下側にボールを止めるように狙うアプローチが出来るようにしたいですね。

転がしアプローチがお勧めな理由

アプローチと聞くと、プロや上級者のように、ふんわりと打ち上げて、狙ったところでドスンと止まる球を想像しがちですが、あえてここでは転がしアプローチをお勧めとします。その理由としては、ボールが上空を飛んでしまうと、グリーン上の大切な2つのヒントを見ることが出来ないからです。
その2つのヒントとは、「グリーン上をボールが転がる速さ」と「グリーンの斜面の具合(≒芝目の影響)」です。
パッティングの前に、転がしアプローチをすることで、グリーン上でボールの転りをみることができます。、思ったよりも転がりが速いかな? とか、意外と右に切れるかな?とか、グリーンの状態の様々なヒントを得られるのです。しかも、ウエッジでのアプローチで懸念される、ダフリやトップなどのミスも起こりにくくなるので、アプローチの成功率も大幅に向上することでしょう。
転がしアプローチの方法としては、グリーンからボールまで、距離が離れていない場合はパターでもOKですが、フェアウェイやラフ、グリーンエッジの芝の影響を受けたくない場合は7番-9番アイアンをパターのように構えて「これはパターだ」と3回ほど言い聞かせたあとに、パターと全く同じ距離感で打つときっと上手くいくと思います。ぜひ、練習から取り入れていきましょう。

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