初心者はなぜ7番アイアンから練習すべきなの?|初心者ゴルフガイド

2015.10.26.mon
icon_cat ゴルフ上達のコツ

初心者はなぜ7番アイアンから練習すべきなの?

ゴルフでは、初心者が最初に練習するべきクラブは「7番アイアン」とよく言われます。ゴルフクラブには、ドライバーからウェッジまで多くの種類がある中で、なぜ、7番アイアンなのでしょうか。今回は、スイングの基礎を固めるうえで7番アイアンが重要である理由を解説します。

ゴルフでは、初心者が最初に練習するべきクラブは「7番アイアン」とよく言われます。ゴルフクラブには、ドライバーからウェッジまで多くの種類がある中で、なぜ、7番アイアンなのでしょうか。今回は、スイングの基礎を固めるうえで7番アイアンが重要である理由を解説します。

14本のなかで最も中間的なクラブ

ゴルフクラブを大まかに分けると、ドライバー(1W)、フェアウェイウッド(3W、5W……)、ユーティリティ(UT)、アイアン(5I、6I……)、ウェッジ(PW、AW、SW)、パター(PT)の6つの種類に分けルことが出来ます。これらを組み合わせて、最大14本のクラブをバッグに入れることができます。よくあるゴルフクラブの組み合わせのひとつが、『1W・3W・5W・7W・UT・5I・6I・7I・8I・9I・PW・AW・SW・PT』というようなセッティング。基本的に、先に示したクラブほどシャフトが長く、クラブが軽く、フェースのロフト角(=ボールに当たる部分の角度)が立っています。長くて軽いことで、ヘッドを速く振ることができ、かつ、ロフト角が立っている分、ボールは上よりも前に進む力が大きくなり、より遠くに飛んでいきます。そして、この14本のちょうど真ん中にあるのが、6Iと7I。
昔は7WやUTの代わりに3Iや4Iといったロングアイアンが使われていたため、6Iがアイアンの真ん中というイメージもありましたが、いまは、7Iがアイアンの中心であり、かつ、ゴルフクラブ全体の中心でもあります。つまり、長さも、重さも、ロフト角も、すべてが中間値となるクラブということで、これが、7番アイアンを最初に練習すべき理由のひとつです。

ゴルフ特有の動きを身につける

初心者はどうしても、打っていて気持ちのいいドライバーをたくさん練習したがりますが、ゴルフのスイングを正しく覚えるいう面ではあまりオススメしません。クラブをすべてバッグに入れてみると分かると思いますが、ドライバーというのは14本のなかでも飛び抜けて長く、ヘッドサイズの大きなクラブです。
そして唯一ティーアップして打つことからも、ある意味特殊なクラブといえます。ゴルフのスイングは、腰から上を前傾させて、その前傾角度をキープしたまま打つことが重要になりますが、ドライバーはクラブが長く、ティーアップできる分、前傾をあまり深くする必要がなく、あえて良いスイングでなくてもある程度ボールに当たってしまいます。つまり、スイングを正しく覚えるという面では、あまりふさわしくないクラブといえます。前傾をキープしたまま振るゴルフ特有の動きをカラダに染み込ませるには、7番アイアンや、さらに短い9番アイアンで練習したほうが良いのです。

7番アイアン5割、ドライバーは2割で十分

もちろん、「特殊なクラブ」である分、ドライバーも練習したほうが良いことは間違いありません。ただ、やはり、まだまだ、スイングの基礎が身についていない初心者にとって、正しいスイングの基礎を固めるためには、7番アイアンを重点的に練習するのが良いでしょう。割合としては、ドライバー2割、7番アイアン5割、その他の番手を3割ぐらいで良いかもしれません。7番アイアンで正しくスイングできるように練習を繰り返したら、いろいろ番手を変えて練習してみましょう。そして、再び7番アイアンに戻ってスイングの確認をするといった感じでルーティンを組んで練習し、正しいスイングの基礎を手に入れましょう。

このように、ゴルフの初心者にとって、7番アイアンからのスイング練習がなぜ良いのかということはお分かりいただけたかと思います。しかし、ここで気をつけたいのは、7番アイアンでスイングの基礎を固めるといっても、そのスイングの基礎が正しいものでなくては意味がないということです。正しいスイングの基礎を身につけるためには、出来れば、自己流よりもゴルフスクールのゴルフレッスンを活用し、信頼のおけるインストラクターから適切な指導を受けて、正しいスイングの形をしっかりと理解することが大切です。正しいスイングを理解したら、打ちっぱなしなどの練習場で正しいスイングの動きを確認しながら、7番アイアンで繰り返し練習をしてカラダを慣れさせていく。そうすることで、正しいスイングの基礎を身につけましょう。

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