アプローチショットのトレーニング気をつけたい3つのポイント|初心者ゴルフガイド

2015.11.02.mon
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アプローチショットのトレーニング気をつけたい3つのポイント

グリーン周辺から確実にグリーンに乗せ、さらにはカップにより近づけるための重要なアプローチショットですが、皆さんは狙い通りに上手くアプローチできていますか? 今回は、アプローチの練習や実戦でどういったクラブを選択したらいいのか?アプローチで注意したいポイントなど3つご紹介します。

グリーン周辺から確実にグリーンに乗せ、さらにはカップにより近づけるための重要なアプローチショットですが、皆さんは狙い通りに上手くアプローチできていますか? 今回は、アプローチの練習や実戦でどういったクラブを選択したらいいのか?アプローチで注意したいポイントなど3つご紹介します。

クラブの選択でサンドウエッジは封印!?

プロゴルファーや上級者を見ていると、アプローチで使用するクラブは、56度や58度といったロフト角のSW(サンドウエッジ)であることが多いのですが、これは、アプローチでグリーン上の狙った場所にピタリと止めたいという意図があるからです。また、クラブを自在に使いこなせるだけのテクニックもあるので、SWを使っての転がしアプローチも難なく出来てしまいます。

しかし、初心者の場合はアプローチでSWを使うと、極端にロフト角が寝過ぎているせいで、ショットごとに距離がバラバラになったり、ダフリやトップが起きやすくなったりと、ミスの確率が高まってしまいます。
そこで、初心者の方にお勧めするアプローチ用クラブは、PW(ピッチングウエッジ)、AW(アプローチウエッジ)、PS(ピッチングサンド)等と呼ばれるロフト角が45〜52度程度のウエッジです。普段の練習から『これ』と決めたウエッジを使用して、10ヤード、30ヤード、50ヤードの3段階程度の打ち分けを意識していると、実戦でのアプローチで好結果が期待できるでしょう。

アプローチショット時は、左足に体重を乗せたままで

つづいて、アプローチショット時の具体的な注意点です。 まずは、「左足に体重を乗せたまま」というポイント。通常のショットとは異なり、方向性も距離感も重要になるので、ショットの軸がブレてしまうことを防がなければなりません。その最も簡単な方法が、体重移動を一切しないことです。左足に体重を乗せたままにすることで、体の軸がブレにくくなるので、ダフリやトップといったミスが軽減できるほか、クラブのロフト角なりのボールが飛びやすくなります。
左足体重の状態を覚えるコツとしては次のとおりです
1)左足一本で立ち、通常のアドレス時と同じくらいだけ膝を曲げます。
2)右足の膝を曲げたまま、左足の膝にくっつけます。
3)右膝が内股になるくらいの角度のまま右膝を伸ばしていき、最終的に右足つま先を接地させます。
このようにすると、ほぼ左足体重になっていて、多少、フラフラする姿勢を右足のつま先で支えている状態になっているハズです。この姿勢のままアプローチをしてみてください。通常のアドレス時よりも、ダフリやトップが起きにくくなるでしょう。

アドレスする手の位置はハンドファーストになるように

次に、「アドレス時の手の位置」です。右利きスイングの場合で説明すると、体の真正面にボールがあるとして、手の位置はへそ(真正面)よりも左、腸骨(腰の前側の骨)の前あたりに構えるのが正しい位置「ハンドファースト」になります。
この、正しい「ハンドファースト」の状態でアプローチが出来ると、ショットの方向性が良くなるほか、ダフリやトップのミスも起きにくくなります。反対に、手とクラブヘッドの位置が体の真正面、もしくは手の位置がへそよりも右で構えてしまうと、打ち出されたボールが極端に左に引っかかってしまったり、ロフト角以上に打ち上がった球になったりと、ダフリやトップのミスが大幅に増え、非常に不安定なショットになりやすいです。
アプローチショットは、一見、地味なショットですが、ウエッジの選択と正しいアドレスによるスイングによって、狙い通りの位置にピタッとボールを寄せることが出来たときの喜びは、思わずガッツポーズが出てしまいそうになることも。ただし、そのためには、こつこつと繰り返しの練習が大切です。狙い通りのショットを手に入れるために、距離や方向をいろいろ変えながらアプローチの練習をしましょう。

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