コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

新型コロナウィルス禍の辛い時期を乗り越える

vol.87 | 2020/06

はじめに、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対策として、コナミスポーツクラブサッカースクールにおいても3月から5月期間を休講とさせていただきました。
サッカースクールの練習を楽しみにしていた子どもたちには、非常に残念な思いをさせてしまいましたが、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
まだまだ油断ができない状況が続きますので、手洗い、うがいをこまめに行い、マスクをするなど予防対策を万全に体調管理には十分に気をつけるようにしてください。

今月は、新型コロナウイルス禍の辛い時期を乗り越えることについてお話ししたいと思います。

■ 全国中学校サッカー大会、全国高校サッカーインターハイ中止

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密となる環境をつくらないように、学校や習い事などの活動を自粛しているため、子どもたちは、非常にストレスを感じたり残念な思いをしたりしていると思います。少しでも早く、以前のような普通の生活が送れるようになってほしいと願うばかりです。
このような状況において、サッカーでは、全国中学校サッカー大会、全国高校サッカーインターハイの中止が決定しました。
人の命には代えられないため、中止の決断は致し方ないと思いますが、各年代の集大成となるメイン大会の中止は、ここを目標に、日々、頑張ってきた子どもたち、とりわけ、最上学年の子どもたちにとっては、言葉に表せないくらい辛く悔しい思いをしていることと思います。
また、このような中止の決断を下した関係者の方々においても、非常に心苦しく辛く断腸の思いだと察します。
スケジュール的にも非常に難しいとは思いますが、もし、叶うのであれば、皆様の辛い思いを少しでも解消できるような代替えとなる大会の開催ができることを願うばかりです。


■ 日々の努力は必ず活きる

私も小学生からずっとサッカーを真剣にやってきましたが、各年代においてメインとなる大会の中止は経験したことがありませんので、軽々しく言えることではありませんが、非常にショックが大きいことは理解できます。
仲間と一緒に同じ目標に向かって、日々、辛い練習も乗り越えてきたことを思うと本当に言葉に詰まります。
ただ、一つ言えることは、これまで自身の努力によって積み重ねてきたことは、必ず、この先に活きるということです。
今、結果として示すことはできなかったとしても、これまでの練習で努力して身につけた技術や体力、仲間と協力して築き上げた絆など、必ず、この先の人生において素晴らしい経験として活きるはずです。大会の中止で、今日までの努力が無駄になることは絶対にありませんので、自分がやってきたことを誇りに思い、堂々と胸を張って前に進んでほしいと思います。むしろ、このような経験をしたことが、自身にとって次の糧になるように前向きに取り組んでいけたらよいと思います。


■ 前を向いて

現在、子どもたちは、やりたいことも思う存分できなく本当に辛く悔しい思いをしています。
しかし、今まで自分が努力してきたことを思い出し、堂々と胸を張って前に進んでほしいと思います。これで全てが終わったわけではありません。子どもたちには無限な可能性があります。夢や希望に向かってこの辛い時期を乗り越えるように、自分を信じて強い気持ちをもって少しずつ元気に前に進んでほしいと思っています。

コナミスポーツクラブサッカースクールでも、少しでも早いスクール再開を願いながら、子どもたちが元気に目標に向かって努力できる環境をしっかりとつくり、子どもたちの可能性を広げていくことができるように取り組んでいきたいと思います。
本当に辛い時期ですが、自分を信じて仲間を大切にして少しずつ前に進んでいくようにがんばっていきましょう。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。