コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

目標・憧れの選手を作ることの大切さ

vol.41 | 2016/08

子供たちは夏休みで、充実した毎日を送っているでしょうか?
暑さに負けず体調管理には十分に気を付けて、たくさんの思い出が出来る夏休みにしてください。

今月は、『目標、憧れの選手』を作ることの大切さについてお話をします。
サッカーがうまくなりたいという子供たちは、世界中にたくさんいます。
うまくなるには、サッカーボールをたくさん触り、たくさん練習することが1番重要です。

そして、さらにサッカーがうまくなるためには、もう一つ重要な要素があると私は思っています。
それは、『目標、憧れの選手』を作ることです。目標の選手や憧れの選手を作ることで、その選手に興味を持ち、テレビやスタジアムで試合を見る機会がたくさん増えてくると思います。
サッカーの上手な選手のプレーを見る機会が増えることは、とても大切です。
「見る」というより、「観察する」という言葉の方が良いかもしれません。
自らが感心した、あるいは、感動したプレーをイメージし、それにチャレンジすることで、プレーの幅を確実に拡げることができます。

まずは、純粋な感性を尊重し、上手な選手のプレーを真似してみることです。
もちろん、すぐに、簡単にできるようにはなりませんが、何回もチャレンジを続けていると、不思議なことに試合中や練習中に突然できることがあります。それは、何度も観察して、チャレンジしているうちに、頭の中にそのプレーのイメージが植え付けられているからです。

私も小学生の時期は、毎日サッカーボールに触り、毎日練習をしていましたが、練習以外に、マラドーナ選手(元アルゼンチン代表)のビデオを何回も繰り返し見ていました。
ビデオを見ては、プレーを実際に真似したり、そんな日々を繰り返していました。
勿論、同じようには出来ませんでしたが、似たようなプレーが出来たことはありました。
何回も見てはチャレンジし、チャレンジしては見てを繰り返すことで、知らず知らずのうちに頭の中でイメージされていたのだと思います。

私の小学校の頃とは違い、今はたくさんサッカーを見ることの出来る環境が整っています。
日本のサッカーは勿論、海外のサッカーも簡単にテレビで見ることが出来ますので、たくさんの素晴らしい選手のプレーを見ることが出来ます。

今の子供たちは、サッカーをしていくうえで素晴らしい環境にいると思います。
もちろん、サッカーボールを毎日触り練習することが、うまくなるために1番重要です。引き続き自分で努力をしてほしいと思います。
さらに、『目標・憧れの選手』を作って、その選手の良いプレーを数多く見る機会を増やしてほしいと思います。
私は、うまくなるためには、「練習する」・「観察する」といった2つの要素が必要だと思っています。練習は、日々、少年団・クラブチームで行っていると思いますので、さらに観察することも、今後は意識してもらえたらと思います。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。