アレッティオとのパートナー契約を解消し一人ぼっちになったアイドル開拓者・ドロシー。
新たなパートナー候補を探して開拓者がたむろする拠点を走り回りますが、
はてさて相棒は見つかるのかどうか……。
『フロンティア ゲート』冒険日誌の第4回、抜山蓋世な勢いでいざスタート!

開拓者のみんな、こんにちは。
アイドル開拓者のドロシーです♪
『フロンティア ゲート』発売日まで、あと3日!
体験版で冒険してる人、もう少しの辛抱ですよ☆
今回は、読者サービスの意味も込めて
装備品をちょこっと変えてみました。
アイドルは身嗜みが大事だもんね☆
ポイントは、チラ見せ絶対領域!
どう、かわいすぎてAPが減っちゃいそうでしょ。
さすが、拠点で話題沸騰の新星アイドル☆
あはっ♪
今日は、新パートナー探しに行ってきたよ。
ほら、アレッティオのオタンコナスと
こないだケンカ別れしちゃったから。
早速、拠点内をブラブラ歩いて、
私に見合う人材を探してみたら……。
何よ、何よ!
山ほどいるじゃない、パートナー候補!!

まず最初に出会ったのは
マリアシャルテっていうお嬢様っぽい子。
かわいい見た目のわりに開拓精神が超旺盛。
やたら大きな得物を担いだりして
この子はギャップ萌えでも狙って……はっ!?
もしかして、この子もアイドルを目指してるとか!?
あ、あり得る……。
ああでも、話しかたが上から目線だから
人間関係をうまく築けてないご様子だわ。
そりゃ、そのしゃべりかたじゃあねぇ。
「あなたの働きに期待していますよ」って
アンタも働けよ、って言いたくなるもん。
ともあれ、あのお高くとまった口調は アイドルとしてはアウトね。

それはさて置き、
とりあえず彼女とパートナー契約して
クエストをこなすことに。
何個かクエストクリアーして拠点に戻ったら
マリア(長いから省略)の元相棒の開拓者と
ギルドでバッタリ出くわしたの。
マリアに積もる恨みでもあったのか、
くだらない嫌味を山ほどぶつけてたわ。
ふぅ……うっとおしいヤツ、消えてしまえばいいのに。
とか思ってたら!
そのバカ男の相棒の女性開拓者が
某歌劇団のジェンヌ的なイケメンでビックリ!
何この美しいお方は、ああ、ステキすぎ……♪
この人が相手なら
私は性別を乗り越えてもいいかも!
だけど、そんな私のほのかな恋心は届かず。
オルガって名前のそのイケメン女性は
嫌味男と一緒に立ち去ってしまったの。
そう、私を置き去りにして……。
はぁ……これって失恋?

痛む胸を押さえ、次に訪れたのは武器屋さん。
槌を振るう頑固親父の横に張り付いてた
エミリオって名前の男に声かけてみた。
結果から言うと……コイツはダメ。
パートナーとしてはパスだわ。
「伝説の武器を探してる」って目的は別にいいの、
ただ、話しかたがやたらオタク臭くて。
夜になったら薄暗い明かりの自室に一人で篭って
「ゴーレムランスたん、ハァハァ」
とか言ってそう。
……ぐぬっ、想像して軽く引いちゃったわよ。
あ、でも待って。
こういうヤサ男風な眼鏡男子って
「眼鏡を取ったらじつはイケメンでした」
なんてパターンがよくあるわよね。
もしかして、コイツも――
いや、やっぱやめとくわ。
「ドロシーたんハァハァ」とか言われるの、
本気と書いてマジでイヤだから。

ギルドに戻ったら、
悲壮感漂いまくりな女開拓者が
私宛の違法開拓者討伐の依頼を
横取りするっていうプチ事件が発生。
横取りした女性は、たしかそう、
シグリッドって名前だったと思う。
まったく……
どういう教育受けたのかしら、この人。
「私は"背信の騎士"と呼ばれてる」とか
カッコいい台詞をつぶやいてたけどさ、
騎士云々以前に、人の物を盗むのは
"泥棒"だってこと、まず理解すべきじゃんね?
こういう女はアレよ、
お酒の席で酔っ払って周りの人をブン殴って、
酔いが醒めてから
「ついカッとなってやってしまった」
とか言うタイプに違いないわ。
はぁ、怖い怖い。

そうそう、パートナー探しの途中で
ゼフィラス族(原住民)の巫女に会ったよ。
名前はニケ。
この子がもう、わかりやすいほどに田舎者で!
ギルドも開拓者制度も知らないくせに
「開拓者になりたい」だなんて
笑っちゃうわよ、まったく。
ああでも、パートナー契約はしておいたよ。
ほら、何も知らないいい子ちゃんみたいだから
いろいろ利用できそうじゃない。ふふふ……。
え?
「ゼフィラス族の巫女は
族長の次に地位が高い」?
何よアンタ、じつは偉い人だったのっ!?
カハァッ!!(吐血
か、解消よ、パートナー契約は解消っ!!

はぁ……疲れた。
猫のゆりかご亭で一休みしよっと。
ん? あそこにいるのは
アルドラ教団のシスター、ルーティルね。
こないだギルドで会ったから覚えてる。
にしても、最近のシスター業界では、
ありがたい聖典じゃなくて
巨大な戦盾を持ち歩くのがトレンドなのかしら。
荒れた世の中になったもんね。
それに、あんな剛強な盾でモンスターをぶっ叩いて
「神の愛を……」とか説いたところで
説得力も何もないと思うんだけど。
というか、アルドラ教団って破壊神信仰だっけ?
ふむふむ。
「神の愛を、身をもって
教えて差し上げてるのです」ですって?
いやいや、どんだけドSな神様なのよ、それ。

ああ、そうだ、倭文国(しとりこく)から来た
クロトキってイケメンにも会ったよ。
うんそう、イケメン。しょうゆ顔のね。
ただ……この人はダメ、生理的にダメだわ。
堅物すぎにもほどがあるっての。
「朝ご飯のおかずはたくあんだけで結構」とか
眉間に皺寄せて言いそうじゃない。
うわー、ないわー。
アイドル目指して活動する私と
協定交渉に来て超ド真面目剣士じゃ
タイプ的に180度真逆だもん。
あ、そうだ、
もうひとつマイナスポイントがあったんだ。
彼、ウツギさんってダンディな上官と仲良しなの。
その仲良さがかなりのもので、
なんて言うか、こう……わかる?
ともかく、嫉妬しちゃうぐらいの仲良いのよ。
あれ、私に入り込む隙なんてゼロだもん。
イケメンなのに、いろいろ惜しいなぁ、クロトキ。

そんなこんなでやたらと慌ただしい
パートナー探しだったんだけど。
最後の最後で、"フォルカー"って名前の
死にかけイケメン開拓者を見つけちゃって。
そのままほっとくわけにいかないから
自宅に連れ帰ってケガの手当をしてあげたんだ。
え? イケメンじゃなかったらどうしてたか?
言うまでもないわ、放置よ、放置。
それにしても、このイケメンっぷりは相当なものね。
ちょっと胸がときめくわ、ウフフフフフフフフフフ……。
なんてこと思ってたら、フォルカーが、
「惚れちゃっていい?」
こ、こいつ、いきなり何コクってんの!?
いくら豪胆な私でも、心の準備ってものが……。
「あっはっはっ! ジョーダンジョーダン!」
殺すわよ! このスチャラカ野郎!!
乙女の桜色なときめきを返せ!
「この借りは……そうだな。
いずれゆっくりじっくり――体で返すよ」
だ、だから、拠点で人気の新星アイドルに向かって
そういうこと軽く言っちゃう意味ってのを
アンタはちゃんと理解して……
「なーんてな! 冗談だって!」
やっぱり殺す!!
ファイナリティB(両手剣奥義)で!!
フヌゥ……!
怒りは収まらないけど、もう文字数限界みたい。
じゃあ、また次回会いましょ。
ああ、私の理想のイケメンは何処――。






