- 最初は紺野先輩はメガネをかけていない設定でしたね。でもメガネキャラクターがほかにいなかったので、メガネをかけさせたんです(笑)
あと、隠しキャラクターの平くんは、特徴がないというコンセプトで作ったので、デザインするのが大変でしたね。
格好良くしたらダメ、みたいなところがあって。
- キャラが立っちゃうと、平くんっぽくないからね。
- 普段は特徴を付けるように書くんですけど、平くんについてはそれをやっちゃうとコンセプトから外れちゃうので難しかったですね。
キャラデザインと思ってデザインしないように心がけました。汎用キャラクターをちょっと整えるみたいなイメージですね。
でもそれが意外と楽しかったです。
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そうですね。基本的にほかのキャラクターは、特定のタイプが好きな方向けに作ることが多いんですが、平くんの場合は誰にでも愛されるっていうスタンスで作ったんです。なので、全然目立った線とかなくて、輪郭も体型もまったく特徴がありません(笑)
- あれは似せて書くのが難しいだろうね。
- そうなんですよ!(笑)
- 琥一くんのリーゼントは、細かくチェック受けましたね。
- オールバックでは面白くないし、リーゼントでは笑ってしまいそうだし(笑)。
微妙に出っ張っている感じにしたかったんだよね。
- オールバック系のキャラクターはいろいろと調べました。理事長(「1st Love」のキャラクター・天之橋)のオールバックとは違うんだなとか(笑)。
ちょっとワイルドにしてみました。
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みよちゃんについては、どうしても目をまん丸く描いてかわいくしちゃいがちなんですけど、そうすると個性がなくなっちゃうんですよね。
だから、目じりを「上げすぎでしょ」っていうくらいまで上げて、そこで個性を出しました。
メインキャラにならないように、きちんとサブキャラクターとして個性がでるように心がけましたね。
- こうすればかわいいのに、っていう直前で止める感じですよね。
- 「わかってないなー」って言わせたいっていうか(笑)
- そう言わせちゃったら勝ちみたいなところはあります(笑)
- カレンさんは「歌劇団」ってイメージですね(笑)。でも、少女漫画のように「素敵な先輩」みたくしてしまうと、地に足がついていないような感じになっちゃうんで、そこは注意しました。
「こういう感じの女の子だろうと思って、実際に会ったらオッサンぽかったりするよね(笑)」みたいなことを、事前に話していましたね。
それで、背が高くてパッと見は素敵で女の子にも人気があるんだけど、実際はオッサンぽい、みたいな人にしようとなったんですよ。
- ボイスが入るとまた良い感じで。「チャオ!」とか「いいよいいよ!」とか。ファッションチェックのときに呼んでもらうのがクセになりました。
- あと、カレンさんでいうと髪型に少しこだわりましたね。劇団の男役を意識して、ボリューム感のある短髪にしたかったんです。
- 前髪のチェックは厳しかったですね(笑)
- いかに、“ひさし”を厚くするか、みたいなところが劇団の男役のイメージなので、そこを出したかったんです。
- 今回はライバルじゃない、ってのも大きかったかもしれないですね。ライバルになるってわかっていると、初めから好きになれないですから。
- そうですね。ライバルになるっていうと少し構えちゃうんだよね。
- でも、最初は女の子と誰かをくっつけられちゃうシステムをやりましょうか、っていう話もありましたよね。
- 内田Pに言われましたね。
- けっこうアリだと思うんですよね。勝手にくっついちゃうのは嫌ですけど、自分が応援することで、くっつけることができたら面白いんじゃないかな。
- 私もアリじゃないかな、って思います。
- 私は絶対に嫌です!応援しないです(笑)
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そうかー(笑)。やりたいって思っている方もいると思うんだけどな。
- 私は、バレンタインの時とかに自分の恋愛のことをぼかして言ってくれる、あの程度のほうが安心しますね。ずっとバンビのことを好きでいて、ほかに行かないでほしいんですよ(笑)
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なんか話が生々しいね(笑)
- 枕投げの琉夏くんについては必殺技がいろいろと出ましたね。
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ホットケーキの粉は笑いましたね(笑)
- ホットケーキの粉をバラまいて相手キャラを咳き込ませて妨害するセコイ技とか、ホットケーキを投げつける技とか、ですね。
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必殺技で、結局ヒーローを出しましたけど、最初は少しためらいました。想い出のレッドなのに、こんなことに使っていいのか、と(笑)。
結局使っちゃいましたけどね。
- あとチームで話題になったのは、主人公が帰宅部のときの「それじゃあお先に♥ドロン!」って技ですね。このセンスは昭和じゃないか、って(笑)
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コレ考えたの私ですけどね(笑)
- インパクトがあったので、しばらくチーム内で流行ってました。