サウンド編

実況がホームランアタックを盛り上げる！？

RVN ディレクター: 前作のSwitch版のパワプロで搭載されたホームランアタックモードですが、今作では実況がつきましたね。

如っちサウンドディレクター: そうですね。特にホームランバトルはパーティーゲーム的要素もあるので、より一層盛り上げるために実況に一役買っていただきました。

かっすんサウンド担当　プログラマー: パワプロの盛り上げ役と言ったら熱盛アナでしょう！ということで、人選も含めこのあたりはスムーズに決まりました。

いさお実況担当　サウンド: とにかく盛り上げてくれというオーダーでしたから（笑）

マーティデザイン統括: ホームランバトルをプレイしていて、アイテムの助言をしてくれるのがけっこう役に立ちました。

Ma SE担当　サウンド: そうですね、プレイヤーの持っているアイテムを見て、「○○してくるのか」「○○されるとまずい」などを先読みするような実況になっています。

かっすん: 前の打席にどんなアイテムを使われたとかも見てくれていますよ。

いさお: テンポが速いので、投球までの短い間に意味のあるセリフを入れていくのに少し苦労しましたね。

TOY 前夜祭　スーパーバイザー: 表示の情報を上手く補足してくれている感じがします。

マーティ: 4人で対戦していると意外とアイコンを見るのを忘れたりして何を持っているか把握しきれない場合もあって。
そういう時にフォローが入る感じでありがたかったですね。

１９０場内音声担当　サウンド: 使うの忘れたときに「使わなかった！」とツッコミが入ったりしますしね（笑）

RVN: 実況のバリエーションもけっこうありますよね。

Ma: 繰り返しプレイをするモードなので、そのあたりは意識しましたね。

いさお: 熱盛実況をよく聞いていると、ルールや勝負のキーポイントに対するヒントが少しずつ隠されているんです。
なので実況を聴くことも攻略への道の一つになるかもしれませんよ。

マーティ: なるほど、そういう視点で聴くのも面白そうですね。

かっすん: また、1人プレイ用のスコアアタックでも実況が盛り上げてくれますので、ぜひこちらも楽しんでいただければと思います！

応援曲がさらに使いやすく！

TOY: 応援曲の設定に新たな項目が増えましたね。

TNA 応援担当　サウンド: 打席に割り当てる応援が、「通常演奏」と「優先演奏」の２つに分かれました。

マーティ: これにはどんなメリットがあるんですか？

TNA: いままで打席に割り当てた応援曲は、チャンスへの割当てやデフォルトチャンス応援が優先されるために演奏されなくなっていました。
今回は「優先演奏」に割り当てることでどんな時でも優先して演奏してくれます。

RVN: でも現実のプロ野球もチャンス応援が優先されますよね？

TNA: 基本的にはそうなのですが、選手によっては固有チャンステーマのある選手もいるので、そういった選手への対応もこれで可能になりました。

かっすん: 中日のビシエド選手やオリックスのT-岡田選手、ヤクルトの川端選手など、固有のチャンステーマを持っている選手は意外といるんです。

マーティ: 応援曲をたくさん作成して打席で使うので、これはありがたいです。

TNA: その応援曲の作成ですが、こちらも改良を加えています。
小節単位でのコピー＆ペースト機能の追加や、掛け声に女声パターンを追加したりしています。

かっすん: 応援曲の画像データの読み込み・書き出し（※）も一括でできるようになっていますので、今年も応援曲をたくさん活用してほしいです。

※画像データの読み込み・書き出し・・・PS4のみ対応。

サクセスの進化！

RVN: サクセス編でも語ってはいますが、矢部君をはじめ、レギュラーキャラクターたちにもついに声がつきましたね。
https://www.konami.com/pawa/2020/mode/success_chara

如っち: 昔からのファンの方々の意見もある事なので慎重に議論しました。
たくさんの方々に意見を聞いたり、リサーチしたりしましたね。緊張するお仕事でした（笑）

マーティ: 決まるまで色々と議論もあったとは聞きましたが、実際にボイスがつくとやはりキャラが躍動しますよね。
特に大谷育江さん演じる矢部君のおかげでシナリオがずいぶん賑やかになりました！

如っち: ボイスありのキャラが多くなる中、出番の多い矢部君にボイスがないことは演出面として不自然に感じることもあったので、今回はよりキャラたちの会話が楽しいものになっているかと思います！大谷さんの「やんす」は必聴です！

TOY: あとプレイしていて、パワフル農業大学の四季の変化とか、音の臨場感が増した印象があったよね。

Ma: シナリオのコンセプトを活かすポイントの一つが環境音だったと思います。様々な環境音を自然に変化させていく事で、よりその場面に音が馴染むので、シナリオの臨場感にもつながったと思います。

ゆきまる BGM担当　サウンド: BGMも環境音などのSEが活きるように、なるべく音に隙間を与えるようなアレンジをしています。

如っち: このあたりはパワプロアプリのサクセスBGMとは少しアプローチが違うところですよね。

１９０: あと今回カラオケデートはおすすめですよ！

Ma: パワプロのオープニング曲のカラオケバージョンが流れるようになっています。
意外とレア音源かもしれません。
どの曲が流れるかはプレイしてからのお楽しみで！

主題歌「蒼の彼方へ」

マーティ: 今年のオープニングは「パワプロ×ワールド」というコンセプトで制作しました。

１９０: 動画のサムネイル、空を飛んでいるパワプロ君というのは新鮮でした（笑）

RVN: 実際に曲にする際はどのように考えていったのですか？

ゆきまる: 空の旅パートと世界の熱狂パートという感じで「ワールド」感を分けて考えましたね。

如っち: 画コンテが上がってきたときに、パワプロ君が空から降ってくるシーンが印象的で、ここの前後で曲調を変化させようと決めて取り掛かりました。

ゆきまる: 曲の構成としては、前半は空を感じさせるような浮遊感、後半は地に足が付いたドッシリとした感じというのを意識しました。

RVN: 確かに後半からはコーラスとかの厚みが増しますよね。

ゆきまる: そうですね、最後の火が灯るシーンあたりはパワーを出すために、ボーカルのメロディを大人数で一緒に歌ってもらいました。

如っち: 一緒に歌うことで一体感が出るので、いい雰囲気が出たかなと思います。

１９０: そういえば「蒼の彼方へ」というタイトルですが、主題歌としては久々の日本語タイトルですよね。

如っち: 実はパワプロ12以来の日本語タイトルなので、約15年ぶりですね（笑）

TOY: 今年もブラバンバージョンは・・・？

TNA: あります。大阪桐蔭高校吹奏楽部の皆さんに演奏していただきました。
そして今年も譜面を無料配布中ですので、たくさんの方々に演奏してみていただきたいですね！
https://www.konami.com/pawa/braban/

ゆきまる: 全員で歌うパートもあるので、盛り上がっていただけると思います！

早期購入特典とパワフルエディション

RVN: 早期購入特典ですが、歴代オープニング曲全25曲のセットと主題歌「蒼の彼方へ」のブラバンバージョンをダウンロードコンテンツ（※）としてご利用いただけます。

※ダウンロードコンテンツ・・・ゲーム内のみで使用可能の音楽コンテンツ。様々なモードに設定してプレイいただけます。

マーティ: やはりオープニング曲を色々な場所に設定できるのは熱いですね！

TNA: ぜひ試合中に「蒼の彼方へ」のブラバンも設定してプレイしてみてほしいですね。

TOY: パワフルエディションはどうですか？

如っち: 昨年12月に行われた「実況パワフルプロ野球 25周年記念コンサート」の音源の一部が同じくダウンロードコンテンツとして同梱されます。

ゆきまる: 主題歌セレクションとなっています。詳細はコチラから！
https://www.konami.com/pawa/2020/topic/bonus

TOY: パワプロシリーズ初のコンサートでしたね。

かっすん: いやー盛り上がりました。

１９０: ウィンドオーケストラ＋バンドという編成もパワプロ音楽とうまくマッチしている感じでしたよね。

ゆきまる: 主題歌はもちろんですが、試合曲やパワポケメドレーまでとかなりてんこ盛りの内容でした。

如っち: あの熱いコンサートを見逃した方はBlu-rayも発売していますので是非！
https://www.konamistyle.jp/products/detail.php?product_id=109422

TOY: その他のダウンロードコンテンツはどうでしょう？

RVN: 販売を予定しています。
BGMと応援曲の準備を進めていますので、また今後の情報をお待ちいただければと思います。