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2021年選手データ

ＴＯＹ開発魂スーパーバイザー（元ロッテ担当）: では、2021年の選手データの見どころですが。

※この開発魂は5月中旬に収録が行われました

ＳＯＧ阪神担当兼選手データリーダー: まぁルーキー強いよ(笑)？

ＫＫディレクター（元阪神・巨人担当）: 一年目はすごい活躍してますね。

ＴＡＮＩオリックス担当兼選手データアナリスト: そうですね、佐藤選手も牧選手もいいですね。

ＫＫ: 結構ピッチャーでも何人か・・・。

ＴＡＮＩ: 早川投手？

たらこ巨人担当兼試合プログラマー: 阪神の伊藤投手もですね。

ＴＡＮＩ: そうですね、結構強い能力ついてますね。

シミケンディレクター（元日本ハム担当）: 普通新人って結構低めに設定されがちなのですが。
今年の新人に関しては全然そうではないと？

ＳＯＧ: ある程度攻めたけど、それより活躍してる。

ＴＯＹ: 佐藤選手とかすごいですね。

※パフォーマンスは今後のアップデートで配信予定

ＳＯＧ: 最初はよっしゃよっしゃとは思ってたんですけどね。
4月の中盤くらいから「ん、おやおや？」と。

※搭載データは開幕時点のもの

ＴＯＹ: 攻めた能力値を上回ってきた。

シミケン: じゃあ、ひょっとしたら今後のアップデートでさらにみたいなことも？

ＳＯＧ: まぁ、覚醒データも含めて変わんないといけないなというレベルに来ている。

ＴＡＮＩ: 実はアップデートで、若干佐藤選手も強くなってますねぇ。

ＳＯＧ: サードの守備も思ったよりうまいよね。

ＫＫ: 牧選手は最近ちょっと苦しくなってきた？

ＳＯＧ: 疲れが出てきたのかな。
下降し出したのはセカンドやってからだよね。

ＴＡＮＩ: そうですね。ただ想定よりホームランは出たのでパワーはちょっと上げました。

ＴＯＹ: で、ピッチャーで言うと、そうだ広島の・・・。

ＴＡＮＩ: 栗林投手、がんばってますね。

ＫＫ: まだ無失点ですもんね。

シミケン: むしろどこまで評価したらいいのか・・・っていうぐらいの成績としてはすごいですね。

ＴＡＮＩ: ちょっとアップデートでも強化はしてるんです。
うーんまあ、指標的にはもうちょっと強くてもいいんですけど、まだ序盤なので・・・。

ＳＯＧ: はいはいはい。

ＴＡＮＩ: 一旦待ってるという感じですね。

ＴＯＹ: もともと強めにはなってた？

ＴＡＮＩ: そうですね。
社会人の時はナックルカーブのイメージが強かったんですけど、プロではスプリットがだいぶ効いてるので、そっちの強化をしてますね。

シミケン: あとはルーキーじゃないですけど、オリックスの宮城投手とかですかね。

ＴＡＮＩ: そうですね。
宮城投手もだいぶ強くしましたね、はい。

ＴＯＹ: パ・リーグで言うと、さきほども名前の挙がった楽天の早川投手。

ＴＡＮＩ: そうですね。
早川投手は想像以上に活躍してますよね。

シミケン: おお。

ＴＡＮＩ: 学生の頃はチェンジアップがバットに当てられていたんですけど。
なんかプロに入ったらだいぶ効いてるので・・・あれ？って(笑)

たらこ: あと、日本ハムの伊藤投手ですかね。

ＴＡＮＩ: 伊藤投手は三振をバンバン取ってますねぇ。

ＴＯＹ: 連続イニング奪三振の記録もあったし。

ＴＡＮＩ: あとはロッテの鈴木昭汰投手もかなり活躍してますね。

ＴＯＹ: じゃあ、あとは外国人とか。

ＴＡＮＩ: 結構日本に来れなかった選手たちがいますね。

ＳＯＧ: それを言えば、来日できたけど調整不足だったりも。

ＴＯＹ: あまりうれしくない記録を更新してしまったり。

ＳＯＧ: 去年の助っ人の記録もあっさり越えてきましたから・・・。

ＴＡＮＩ: そうなんですよねぇ。

ＳＯＧ: テームズ選手とスモーク選手はいいバッターですね。
ただ、1人はまさかの・・・。

ＴＡＮＩ: テームズ選手はもったいなかったですね。

※デビュー戦でアキレス腱断裂の重傷を負い離脱

ＳＯＧ: ですね。

ＴＡＮＩ: 2軍ですごかったんで、ちょっと能力上げようかな、の矢先にアレだったので・・・。

ＫＫ: まあ代わりにウィーラー選手が大活躍しだしたんで。

たらこ: ウィーラー選手、すごい活躍ですからね。

ＳＯＧ: やばいですね。

ＴＯＹ: パ・リーグはどうですか？

ＴＡＮＩ: 最近、王柏融選手にようやく気配が。

シミケン: あ、確かに！
何か目覚めた？

ＴＡＮＩ: BABIP（※）が.450とかあるので下がってくるかもしれませんが。

※BABIP・・・運に恵まれている度合いを示す指標、として利用されることがある

ＴＯＹ: それ以外だと・・・。

シミケン: 来日が遅れたりの影響もあって目立った外国人は意外と少ないですね。

プロスピ査定会議

ＴＯＹ: じゃあ、外国人以外だと？

シミケン: 一番注目はマー君ですか、やっぱり。

ＴＡＮＩ: コントロールはやっぱり良いなって感じはしますけど。
ちょっと技巧派にスタイルチェンジしてる感じがありますね。

ＳＯＧ: うまいピッチャーになってる。

ＴＡＮＩ: ピンポイントで大事なところで打たれてるので、
ちょっともったいないですね。

ＳＯＧ: ギアチェンジつけたんですけどね。

ＴＡＮＩ: 先日の査定会議でも紹介してもらいました。

ＴＯＹ: あ、そうだった。
プロスピ査定会議の話もあるんだった。
https://www.youtube.com/embed/LdgI4rNqne4/?rel=0

ＳＯＧ: あのとき、ストレートのコントロールをAに、っていう提言をもらったり。

ＴＯＹ: アップデートで反映されるよね。

ＴＡＮＩ: はい。

シミケン: 今作のアップデートはいつにも増していろんな能力が、より最新になるって感じですか。

ＴＡＮＩ: そうですね。

ＴＯＹ: 今年は意見をもらう機会がいろいろあって。
さっきの査定会議もだし、あとプレイ動画で選手から能力のコメントをもらったり。

ぐっちプロデューサー（元横浜担当）: 選手からダイレクトに言われる機会ってあんまりないと思うので。
あれって、基本的には採用したって感じなんだっけ？

ＫＫ: 採用したものと、見送ったものもあったような・・・。

ＴＡＮＩ: 7割くらい採用ですかね。

ＴＯＹ: 選手からは守備系の意見が多かったよね。

ぐっち: 守備系は反映させやすいと思うので。

ＴＡＮＩ: そうですね。
やっぱりこっちでわかりにくいところでもあるので。
ご意見はありがたいです。

シミケン: 今後もこういった機会を増やせると、こちらとしてもうれしいですね。

ＴＡＮＩ: できれば全選手からもらえるとありがたいですね。

ＴＯＹ: で、まぁ今回は７割ぐらい反映、と。

ＴＡＮＩ: それを反映したことで、他の選手もバランスをとったりしてるので。
結局130選手以上更新がありますね。

ＴＯＹ: じゃあ今後のアップデートをお楽しみに！
ということで。

シミケン: それと、また2022年も無料アップデートを予定してますので。

試合編

ぐっち: そろそろマルチプレイの話をしましょうか？

ＴＯＹ: そうですね。
マルチプレイ自体はパワプロ2020の仕組みをベースにした感じではありますけど。

ＫＫ: パワプロスタイルとプロスピスタイルがありますね。

ＴＯＹ: パワプロスタイルは4人でコンピュータ相手に試合することもできるし、2人対2人とか1人対3人とか、組み合わせは好きにできるようになってます。
プロスピスタイルは2人で協力です。

シミケン: 過去のプロスピに搭載されてた仕様ですね。

ＴＯＹ: プロスピスタイルは打順が交互なのはパワプロと一緒で、守備を交互に担当する感じですね。

シミケン: ボールを受けるたびにプレイヤーが変わるので、
つねに２人ともプレイにからむ感じで遊べるようになってるんですよね。

ＴＯＹ: パワプロスタイルは担当するポジションを決めておく感じですね。

シミケン: ＣＯＭにも任せられますし。

ＴＯＹ: あとバッターのときも、もうひとりはランナー操作を担当します。
バッターランナーとそれ以外のランナーに分かれて操作するのがプロスピスタイルですね。
まあ昔からそれでやってくれてる人にはたぶん馴染みのある方式だと思います。

シミケン: ちなみにマルチプレイで遊べるのは・・・。
対戦モードだけじゃなくて東京2020オリンピックモードと、アップデートでペナントレースモードでも。

ＴＯＹ: 今後のアップデートで対応しますと。

シミケン: まあでもプロスピで4人でワイワイというのはちょっと最初イメージができなかったのですが。
やってみると楽しめますね。

ぐっち: まあそれはこのあいだのニコニコネット超会議2021で実際にプレイしてもらって盛り上がりましたけど、ああいう雰囲気になるのかなっていう印象ですね。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv331497113

ＴＯＹ: 皆さんでマルチプレイを楽しんでもらえればと思います。

シミケン: Nintendo Switch™ならでは、な感じではあるので。

ベストピッチフラッシュ

ＴＯＹ: じゃあ、投球関係変わったところで言うと。

ＳＯＧ: まず、ベストピッチフラッシュですね。

ＴＯＹ: 点滅してシームが見えなくなるやつ。

ＳＯＧ: フラッシュがあると、ベストピッチの気持ちよさもあるんですけど。
バッター側はシームを見て打つことができなくて難易度は上がってしまう、っていう観点から変更しました。

ＴＡＮＩ: フラッシュなしに。

ＳＯＧ: したんですけど、やはりベストピッチフラッシュはプロスピのアイデンティティでは？という声も一部からありまして・・・。

ＴＯＹ: まあオプション化しとくか、という。

ＳＯＧ: 旧仕様に戻せるようにはなってます。

シミケン: ただまあ、今回は球速レベルの体感速度も調整したり、まあいわゆるAIも調整したりというところで・・・。
フラッシュなしでシームが見える状態でやってバランスがよくなってるのではないかと。

ＳＯＧ: ここに至った経緯はいろいろとあるんですけど、一番の理由はわれわれが当初想定していたより、プレイヤーの皆さんのベストピッチ率が高くなってきたからで。

ＴＯＹ: 確かにそれはあるな。

ＳＯＧ: 最初のプロスピを作っていたころはうまい人でも30%とかだったんですよね。

ＴＯＹ: そうそう。

シミケン: まあ投球システムの改善もあって、よりベストピッチできる状態に。

ＳＯＧ: あとテレビの遅延とかも当時に比べて軽減したり。
いろいろ環境が良くなったことにより、コントロール関係なく7割ぐらい出してきちゃったり。

シミケン: 逆にベストピッチしないとダメ、というふうな強迫観念みたいな、しんどさもあるので。
まあそれよりかはちゃんと投球の組み立てで遊べるような。

ＳＯＧ: それでも、ベストピッチをしてくれれば、ボールもちっちゃくなりますし。

ＴＯＹ: 球威も上がるし。

ＳＯＧ: ノビとかキレとか・・・。
まあ言えばすべてのボールの性能が上がるようなものなんで。

シミケン: うん。

ＳＯＧ: ベストピッチの絶対的な優位性っていうのは失われてないと思います。

ＫＫ: 逆にあれですもんね。
打つほうに、より技術を求められるようになってるという。

ＳＯＧ: ちゃんとボールの変化をみて打ちましょうっていう感じです。

プロスピＡ風

シミケン: で、それに加えて2度押し？

ＴＯＹ: 正確に言うと3度押し（※）ですかね・・・。
プロスピAに近い操作系というか。

※3度押し・・・ゲーム内の設定名は「2度押し（Ａスタイル）」

たらこ: 球種を決めると、投球開始しながらコースを選んでたのが、ワンステップ入るようになったので。

シミケン: 球種のあとコース決定してから、投球開始するようになって。
そのあとリリースを決定する。

ＫＫ: なんかより野球らしい思考のしかたになったという印象がありますね。

シミケン: 難易度的にちょっとどうかな、とは思ったんですが、実際やってみたらコースをしっかり決めることができるので、なんというか自分の操作による納得のいかなさみたいなものが消えて納得感もより出たかなと思いますね。

たらこ: あとリリースに集中できるようになったんで、
さっきのベストピッチの出やすさも、体感で上がった気がします。

ＴＯＹ: 落ち着いてコースを決められるようになりましたね。

ＫＫ: やっぱりピッチングって初めてやる人にとってすごく難しかったところもあったんで、
そこらへんが一気に解消されたかなっていう印象です。

シミケン: これも実はその、プロ野球選手プレイ動画の撮影のときに、なかなか失投が多かったのを見て、改めて見直してみたという感じでしたが。
結果的には、より広く遊びやすくなったのかなという感じです。

ＴＯＹ: オンライン対戦とかもこれになってますよね？

シミケン: はい、なってます。

たらこ: デフォルトは全部これですよね。

シミケン: まあここもオンライン対戦で、本人の意図とは違う失投的な投げミスもこれで減って、
より投球がやりやすくなったんじゃないかなと。

失投

ＳＯＧ: 今回から失投がより失投らしくなりましたからね。

ＴＯＹ: 何か変えたっけ？

ＳＯＧ: 以前は失投という名の魔球、とも言われていたり。

ＴＯＹ: あーそれね。

ＳＯＧ: 前まで元球種にちょっと影響された軌道とかになってたのでそれをやめて、ほんとにホームラン競争でくるような棒球がスーッと入ってくるように。

シミケン: で、見直したときにちゃんとカッコで元がなんの球だったのかも一応見れるので、まあそこも納得感があるように。

ＳＯＧ: なので本当に、そこに2度押しがこうなったことによって失敗したときの責任もちゃんと分かりやすくしましたよと。
とくに対人のときにいい感じに打たれてくれるんじゃないですかね。

打撃

ＴＯＹ: バッティングもいろいろ調整が入ったんですよね。

ＳＯＧ: おおむね強化した感じになってます。

ＴＯＹ: 打ちやすく？

ＳＯＧ: そうですね。
まず、ミートカーソルをど真ん中から外に動かすと、かなり小さくなるようになってたのをほんのり調整しました。

ＴＯＹ: ゾーンの端のほうに投球されるだけで不利になってた件ですね。

ＳＯＧ: あとシーム表示のサイズを拡大してます。

ＴＯＹ: さっき投球のところで話してた、フラッシュを無くしただけじゃなくて、シーム表示（※）自体も大きく。

※シーム表示・・・正確な設定名は投球予測点

ＳＯＧ: それと芯で捉えたときの打球角度も調整してます。

ＴＯＹ: それは強振？

ＳＯＧ: どちらも調整してます。
ミート打ちのときはいい感じのヒット性のあたりになって、強振のときも打ちやすくポップフライになりにくくなってると思います。

ＴＯＹ: 逆に弱体化もある？

ＳＯＧ: 広角打法は弱体化してますね。

ＴＯＹ: そんなに強かったっけ？

ＳＯＧ: フェアエリアに飛びやすくなる効果と、パワーが強くなりすぎるケースがあったので。

ＴＯＹ: そこを軽減したと。

ＳＯＧ: そうです。

守備シフト

ＴＯＹ: 守備シフト追加されたよね。

ＳＯＧ: 足してますね

ＴＯＹ: えっと・・・センター返し警戒？

シミケン: あ～はいはい！

ＴＯＹ: あと、全体的な後退守備とか。

シミケン: なんかあの、犠牲フライの失点防ぐやつとかもありますよね。

ＴＯＹ: そうだ、犠飛生還警戒。

シミケン: もう外野がめっちゃ前に出る。

ＴＯＹ: サヨナラの場面とかの。

ＳＯＧ: 使うところがめちゃくちゃ限定される。
頭を越えたらしょうがないみたいな。

シミケン: はいはい、あれは思い切ってていいですよね。

最後に

シミケン: 携帯機でプロスピが遊べるのはお手軽でいいですね。

ＴＯＹ: そうですね。投球操作とかもプレイしやすいです。

シミケン: テレビに映してもなかなかいいですし。

ＴＯＹ: ここもNintendo Switch™ならではですね。

ぐっち: TVモードと携帯モードのどちらでも楽しんでいただければと。