開発魂
リアルな高校野球
- ぐっち プロデューサー
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なぜ「甲子園」かというと・・・。
- りんこぴん 甲子園スピリッツ担当プログラマー
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「リアルな高校野球」を1つのコンテンツとして作りたい。
その布石になればと提案しました。
- ぐっち
-
・・・布石ですか(笑)
単純にリアル系の高校野球を作ったら・・・って、みんな考えたことあると思うんです。
- TOY 開発魂スーパーバイザー
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最初にこの話を聞いたときは、すごく新鮮な感じがしました。
- KK ディレクター
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パワプロのサクセスでは、たびたび高校野球が題材になりますけど、それとはまた違った・・・どういう雰囲気になるのか、すごく興味をひかれましたね。
- とんかつ 甲子園スピリッツ担当デザイナー
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シミュレーション系じゃなくアクション野球ってところも、期待が膨らみましたね。
1年チャレンジ
- KK
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いろいろな遊び方で選手育成を!という事で用意しました。
そのあたりは、以前のスピリッツモード同様です。
- TOY
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では、まず最初にプレイするであろう「1年チャレンジ」。
シナリオを進めながら主人公を育成する、王道タイプのゲームですね。
夏の甲子園までの1年間ということで、2年生の夏から始まる。
- りんこぴん
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野球部の新チーム発足時、監督にチームメイトとのポジション争いを命じられるところからスタートします。
- ぐっち
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ポジション争い・・・ということは、チームメイトの数は・・・。
- KK
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チームメイトの主要キャラは、9人です。
まず、登場キャラクターの多さに驚きますね。
- TOY
-
1つのシナリオにその人数は、すごく多いですよね。
- シミケン
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チームメイト全員と交友できるっていうのは、なかなか新鮮でした。
それぞれのキャラに、すごく特徴もあって。
- とんかつ
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筋トレ好きとか走力を伸ばしやすいとか「極意」が上がりやすいとか、いろんなキャラがいます。
※極意・・・レベルアップすると、能力アップ時に必要な成長ポイントを節約できるパラメータ。
- りんこぴん
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「リアルな高校野球」がコンセプトなので、できるだけ高校生らしい行動のイベントを考えました。
- ぐっち
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試合の日程も、再現したんですか?
- りんこぴん
-
できるだけリアルな日程を目指しましたが、ゲームのテンポを考慮して調整はしています。
- TOY
-
ということは秋の大会なんかも・・・?
- りんこぴん
-
それは、プレイしてのお楽しみですね。
ちなみに、試合前に他校のライバル選手が勝負を挑んできたりもします。
- とんかつ
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試合中ミッションですね。
「ホームラン勝負」とか、なかなかの歯応えありますよね。
- りんこぴん
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難しい分、クリアすれば結構いいボーナスがもらえます。
- シミケン
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彼女とデートとか定番のイベントはない?
- ずーしま 甲子園スピリッツ担当デザイナー
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・・・少しだけ。
イベントを進めて一定の条件を満たせば、特殊能力の本をもらえます。
- りんこぴん
-
基本的にキャライベントは、どのキャラにもメリットはありますよ。
1年チャレンジ/アクティブと集中力
- りんこぴん
-
順に、主人公が、
「部活で練習をする」
「町の中のいろんな場所に行く」
「体力を回復する」
コマンドで、どのコマンドも、コマンド回数(ターン数)を消費します。
- TOY
-
画面上部の、「アクティブ」「集中力」はどういうパラメータ?
- りんこぴん
-
「アクティブ」はコマンド回数、「集中力」は練習での成長ポイントに関係し、上げるとそれぞれ増えていきます。
この2つを、序盤にいかに効率よく上げるかがプレイの主軸で、「移動」コマンドの使い方がポイントですね。
- ぐっち
-
試合で活躍するには能力アップも大事だから、その2つばかりを上げてると能力が・・・。
- りんこぴん
-
そうですね、特に序盤の試合は、基礎能力が低いと勝ちにくいから、練習もおろそかにせず、バランス良くパラメータが上がるよう、考えてプレイしないとね。
- とんかつ
-
それと、投手でプレイする時は、守備力を上げておいた方がいいですよ。
- シミケン
-
ああ、低いままだと、バント処理が遅い!ってなりますよね。
- KK
-
E程度まで上げれば大丈夫かと。
- TOY
-
夏の全国大会へ進んでからの、コツなどはありますか?
- とんかつ
-
ゲーム後半は練習レベルが上がって、もらえる成長ポイントが増えているので、いかに練習回数を増やせるかが重要ですね。
○○○○○ドリンクを溜めておいて、一気に使う!とか。
- ずーしま
-
○○○○○ドリンクは、「強化合宿」の時に使うのも有効ですよ。
1年チャレンジ/移動
- TOY
-
「移動」で、おすすめのスポットを教えてください。
- TOY
-
場所よりも、人を狙うんですね。
- りんこぴん
-
キャラクターごとに、お得なイベントがあるんです。
イベント○回目だけもらえる経験ポイントが多いとか、そのキャライベントでしかもらえない特殊能力の本があるとか。
- ずーしま
-
でも、イベントは完全に意図通りには発生させられない。
キャラを追いかけるの、結構難しいんですよね。
- ノリーニョ
-
おばさんって・・・見た目めっちゃ若くて可愛いんですけど。
- ずーしま
-
自称「おばさん」なだけで、役者さんは本当に若くて美人ですからね。
僕は、球団スカウトを追いかけることが多いです。
- とんかつ
-
スカウト評価以外にも色々もらえますよね。
図書館もオススメです。アクティブと集中力が手堅くもらえます。
- りんこぴん
-
ドラフト1位で契約金1億、という最高評価を目指す人は、多少はスカウトの追っかけが必要かな。
試合やランダム発生するイベントで、ある程度は勝手に上がりますけど。
- KK
-
なるほど。
1人のスカウトを集中的に追いかける方が良いですか?
- りんこぴん
-
ドラフト1位を狙うなら、そうですね。
ドラフト順位は、最も高い球団のスカウト評価で決まりますから。
初期設定で選んだ球団のスカウト評価が上がりやすいので、追うならその球団がオススメです。
- シミケン
-
もう1つの契約金の方は・・・。
- りんこぴん
-
全球団のスカウト評価の合計値で決まります。
ドラフト順位と全スカウトの評価でもらえるポイントボーナスが多くなるので、まんべんなく追いかける方がトータルでは良い選手を作りやすいかも。
あと、あるマネージャーと仲良くすると、スカウト評価が上がりやすくなりますよ。
1年チャレンジ/チームメイト
- KK
-
チームメイトは、成長するんですか?
- ずーしま
-
9人全員を強くすることって、できます?
- りんこぴん
-
できるけど、主人公の成長がどうかな・・・。
- ぐっち
-
意図した育成が出来なくなる、とか?
- りんこぴん
-
そうですね。
でも、決勝まで行き易くなるので、結果的に成長ポイントも多くゲットできてプラスになると思います。
- シミケン
-
作成したオリジナル選手が新入部員として登場するのが、継承選手ですね。
- りんこぴん
-
強い継承選手はスタメンに入るので、試合でかなり勝ちやすくなります。
どの選手が入部するかは、運ですけど。
- ノリーニョ
-
入部してくる継承選手の能力に、上限はあるんですか?
- りんこぴん
-
☆500までですね。
チート級に強い選手は入らないようにしています。
☆200~500の選手が2人まで入ります。
- シミケン
-
総合評価値の☆は表記が3桁に増えたんですね。
- りんこぴん
-
桁数が増えた分、変化が分かりやすくなりました。
あと、チームメイトを強くするメリットですが、よく言われる「自動試合で勝手に負ける」・・・これが、かなり減ります。
- ノリーニョ
-
あの負け方は腹立ちますもんね。
オレのせいじゃないのに!って(笑)
- とんかつ
-
このモードでは「難易度選択」でイージーを選ぶと、あまり負けないんですけどね・・・。
- ぐっち
-
主人公を育成するゲームなので、うっかり忘れそうになるけど、チームメイトの育成も意外と重要って事ですね。
1年チャレンジ/試合
- シミケン
-
アクション野球の腕は、重要ですか?
- りんこぴん
-
「イージー」なら、上手くなくても気負わず楽しめる。
「ハード」だとかなり重要になってきます。
- とんかつ
-
特に、夏大会からは、負けたら即ゲーム終了ですからね。
負けても選手登録できるとはいえ。
- りんこぴん
-
それは、地方大会決勝まで影響する難易度で、とりあえず甲子園まで行きたいって人は、難易度低めの地区で始めるといいかと。
「難易度選択」の方は、全ての試合に影響します。
- ノリーニョ
-
「難易度選択イージー」&「地区選択・敵チーム難易度F」で始めるのが、一番ラクに進められる。
- りんこぴん
-
とりあえず、自分の出身地でプレイする人が多いと思うので、基本的には「難易度選択」の方の影響度を大きくしています。
どうしても試合で勝てない人は、「難易度イージー」&「難易度低めの地区」でプレイして下さい。
- りんこぴん
-
高い難易度でのプレイと得失点差が大事で、それをベースに自分の活躍に応じた成長ポイントがもらえます。
- シミケン
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となると、やっぱり「全員操作」でプレイするのが有利ですか?
- りんこぴん
-
アクション野球が得意な人は「全員操作」で打ちまくれば、COM任せより多く得点できるでしょうからね。
キャプテンになるメリットはそれが一番大きいし。
ほかには早期ボーナスもあるけど。
- とんかつ
-
レギュラー入りも、出来るだけ早い方がいいですね。
もらえる成長ポイントが多くなりますから。
- りんこぴん
-
「1年チャレンジ」は、一見一本調子のように見えるけど、3つのチャレンジの中では一番計画的、かつ幅広い育成が出来るようになってて、個性的な選手を作りたい人にオススメですね。
大会チャレンジ
- りんこぴん
-
アクション野球の試合と、練習チャレンジの練習をミックスした、いいとこ取りのチャレンジです。
- とんかつ
-
プレイ時間は20分~40分ぐらいですね。
運に左右される面もあるけど、がんばったら結構いい選手が作れますよ。
- りんこぴん
-
1年→大会→練習、の順でいい選手を作り易くなってます。
- ずーしま
-
試合をやりたくてしょうがない!って人向けのチャレンジですね。
練習をサクサク終わらせて試合でガッツリがんばる、みたいな感じで。
- りんこぴん
-
ですね、基本的には「1年チャレンジ」と同じで、試合で得失点差をつけて、ということなんですけど・・・。
実は、大会チャレンジでもチームメイトの能力を上げられるんです。
- TOY
-
ああ、練習で、チームメイトがいるベース位置に止まるんですね。
- りんこぴん
-
そうすれば、成長ポイントボーナスに加えて、チームメイトの能力も上がって試合で活躍してくれます。
- シミケン
-
ということは、ライバルも・・・。
- りんこぴん
-
ライバルの場合は、そのベース位置に止まれば、スカウト評価が上がります。
チームメイトとライバルのイベントを出来るだけ多く出して、決勝で勝利、がベストな遊び方です。
- とんかつ
-
そうやって、ドラフト1位を狙いましょうと。
- KK
-
その辺は、練習チャレンジと同じですね。
- TOY
-
では、次はその「練習チャレンジ」の話に入っていきましょうか。
練習チャレンジ
- とんかつ
-
サクっと、という意味では、かなりサクっとできますよ。この「練習チャレンジ」は。
- ノリーニョ
-
プレイ時間、最短1分ぐらいですか?
- りんこぴん
-
開始後すぐ登録すれば、1分もかかりませんね(笑)
ラストまで行けば、15分ぐらいかな。
- TOY
-
プレイ時間が短い分、出来る選手は能力が低いとか・・・。
- シミケン
-
それが、結構いい選手が出来るんですよ。運が良かったら、ですけど。
- とんかつ
-
僕が練習チャレンジで作ったいい選手は、☆500超えてますよ。
- りんこぴん
-
☆600ぐらいなら、なんとか作れるんじゃないかな。
何回リトライするか、わからないですけど。
とにかく、練習チャレンジは、「ハリキリシステム」をいかに有効活用できるかにかかってます。
※ハリキリシステム・・・練習毎のハリキリポイントで画面左上のメーターを進めて、ベース位置(顔アイコン位置)に止まれば、ボーナスイベントが発生
- ずーしま
-
監督がズラーって並んでたら絶望です。
- りんこぴん
-
キャラの発生は基本的にランダムだけど、マネージャーはレベル3まで行けば出やすくなります。
「マネージャーコンプリート」でもらえるターン数追加ボーナスは、ゲット必須です。
- KK
-
そして、最後のベースに到達すれば、最終キャラ、Mr.○○○○に会えるわけですが・・・。
- ずーしま
-
初めて見た時は、なんだこいつはと・・・。
- りんこぴん
-
Mr.○○○○で、ハイリスクハイリターンなチャレンジをしてもらって、成功したらもうけもんです。成功率は50%。
- とんかつ
-
僕はまだ見た事ないんですけど、大成功ってのもあるんですよね。
- りんこぴん
-
あります、大成功の確率は2.5%です。
- ずーしま
-
Mr.○○○○まで到達できるのが、大体20回に1回程度だから・・・。
- りんこぴん
-
かなりのレアケースですね。
でも、出せばトロフィーも取れますから。
- シミケン
-
幸運を祈りましょう(笑)
短時間でそこそこの選手を量産して、「1年チャレンジ」「大会チャレンジ」に継承させれば、効率化も図れそうです。
- りんこぴん
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ランダム性が高そうに思える「練習チャレンジ」ですけど、ある程度の攻略パターンはあるので、それを踏まえたプレイをすれば、いい選手を大量に作ることが出来ますよ。
フルリニューアル
- TOY
-
最後になりましたが、試合では、サウンドも特徴的ですね。
- ぐっち
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金属バットの打撃音、サイレン、ブラスバンドの応援・・・。
特に全国大会の試合は、球場のにぎやかな感じが良く出てますよね。
- ずーしま
-
僕は、周りが静かな感じの練習試合も、雰囲気があって好きです。
- ノリーニョ
-
試合中の応援曲は「システム」→「応援曲設定」から自作応援曲なども設定することができます。
- TOY
-
主人公のチーム、育星高校には校歌もあるんですよね。
- ノリーニョ
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がんばってプレイすれば、あるシーンで聴けるようになっています。
- KK
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音だけで、高校野球を感じられる、という事ですね。
グラフィックの方も、「ぽさ」を感じられるものがありますよね。
- ずーしま
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新しく作った高校グラウンド、マップ、打者用ヘルメット、審判、校章・・・などなど。
- シミケン
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開発初期には、ここまで凝ったものを作る予定ではなかったんですが(笑)
前のスピリッツと比べても、フルリニューアルですね。
- ぐっち
-
ユーザーのみなさんの反応が楽しみです。
- りんこぴん
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自分で言うのもなんですけど、「チャレンジ」3つとも、バランス良くまとまったと思います。