○月×日
今日もせっせとVRのタイム出しをしていたら、突然隣の席から「このステージどう?」と挑戦状をたたきつけられた。
早速その挑戦を受けたものの、隣の記録はすさまじくどうしても抜けない。
改めて標的の動きをじっと観察し、ルートを探し出す。
「よしこのルートだ」
1つの確信を持って再びトライ。数十回目にしてようやく記録更新。
「よっしゃやったぜ」
意気揚々と隣を見るとなんとすでに記録が更新されている。
隣を見ると勝ち誇ったような笑みが・・・
「くっそー!!」
再び必死でステージに挑む。
しかし、記録を何度更新しても隣のやつはさらにその上をいってしまう。
「もうこのステージ、記録なんて出ないんじゃないの?」
そんな絶望とともに魂が抜けそうになりながらも、「あきらめたらそこで試合終了だよ」というスラムダンクの安西先生の言葉が頭をよぎり、なんとか踏みとどまっていた。
もう何回目のトライかわからなくなったとき、ふとあるルートが見えた。試しにやってみる。
記録更新!!
隣のやつもこの記録には参ったらしく、どうしても記録を抜けないでいる。
「よかったら僕のルート使ってもいいよ。」
軽く挑発してみる。
隣のやつは悔しそうな表情を浮かばせた。
こんなやりとりを繰り返しながらVR班の熱い夜は更けていくのであった・・・
VRの醍醐味はなんといってもタイムアタックです。
新たなルートを見つけ記録を更新したときの面白みはなんともいえません。
こんな熱い戦いにみなさんも参加してみませんか?
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