幻想水滸伝 II デュナン統一戦争

ストーリー

その強さがあれば、すべてを守れると思った。
戦いのドラマの中で交差する108の想い、祈り、願い、悲しみ、そして、その結末を知る者はいない。

主人公とジョウイの二人はハイランド王国の少年兵部隊ユニコーン隊の一員として、都市同盟との長くて、不毛な戦いに参加していた。
ミューズ市、サウスウィンドゥ市、ティント市、グリンヒル市、トゥーリバー市、マチルダ騎士団、5都市1騎士団によって構成されたジョウストン都市同盟と軍事力では、都市同盟を凌罵するハイランド王国の間には歴史的に国境戦争が絶えなかった。
物語が始まる数カ月前、この二つの勢力の盟主、ハイランド王国、皇王アガレス・ブライトとミューズ市市長アナベルの間で休戦協定が結ばれた。
戦いに疲れていた民衆は、これを歓迎したが新たなる戦いの火はくすぶり続けていた・・・・

主人公の仲間になる108星、ジョウストン都市同盟のメンバー、敵役のハイランド王国をあわせて総勢140人以上のキャラクターが登場し、大河的ストーリーを紡ぎ出す。

プロローグ

ハイランド王国とジョウストン都市同盟の5都市1騎士団が割拠するこの一帯は、常に国境紛争のたえない場所である。
東方、海を背にしたハイランド王国は、親密な関係を持つハルモニア神聖国を北方に持ちながら、常に領土的な危機感を持ち、軍事大国として、都市同盟と対立している。
対する都市同盟は、その中心にデュナン湖が位置することから、各都市同士の移動は、常に湖岸を迂回するか船にたよったものとなり、一致団結して、外敵にあたることがむずかしくなっている。

国境に程近い駐屯地に少年はいた。
瞼をとじると浮かぶのは、いつもの故郷の街だった。
養父ゲンカクは、きびしい父親だった。
そして、多くの教えを少年に残した。
血のつながりがないことなど、関係はなかった。
義理の姉、ナナミ。
ものごころつくころから、いっしょにいた家族。
ナナミはいつだって、ゲンカクと少年のことを考えていた。
そして、親友、幼なじみ、気のおけない仲間、ジョウイ。
多くのものをともに学び、多くのものをともに過ごした。
少年にとって、かけがえのないもの。
それらはいつも、故郷の街の風景にあった。

ふと目をやるとジョウイが笑いかけていた。
「もう着替えたのかい?気が早いな。」
明日はキャロの街にもどれる。
この戦争が、どうやって始まり、そして、どういう理由で休戦協定が結ばれたのか知りようもなかったが、一つの事実が、少年の心をおどらせていた。
故郷へ、多くの人々の想いは、時にやさしく、時に無愛想にすれちがい、願いは、運命の歯車はゆっくりと…しかし確実に回り続ける。

キャラクター

  • Camus
    カミュー
    マチルダ騎士団の赤騎士団長。同僚のマイクロトフとは同じ日に騎士団に入った仲で、入団テストで剣を交えて親友となった。
  • Kinnison
    キニスン
    シロとともに狩りをして生活している青年。ハイランド王国軍によって森が荒らされることに心を痛めている。
  • Klaus
    クラウス
    ハイランド王国軍の名将、キバ将軍の息子。優れた才能を秘めた若き軍師で、父の参謀役として戦場へ従軍している。
  • Culgan
    クルガン
    冷静な判断と明確な頭脳を持つ、ハイランド王国軍屈指の知将。信ずる大義のためならどんな手段でも躊躇わずに実行する。
  • Georg
    ゲオルグ
    「二太刀いらず」「帝国六将軍」「黒き月の剣士」「女王殺し」など数々の異名を持つ伝説の剣士。
  • Sasuke
    サスケ
    ロッカクの里で忍術の修行を積んでいる少年。カスミとは幼馴染なのだが、近頃はなぜか意図的に避けている様子。
  • Seed
    シード
    王国に絶対の忠誠を誓うハイランド王国きっての猛将。烈火の如く怒った彼の剣戟を止めることは容易ではない。
  • Sheena
    シーナ
    父レパントからは剣の腕を、母アイリーンからは魔法の才能を受け継ぎ高い資質を持つが、ろくに修行もせず遊び歩く毎日。
  • Jeane
    ジーン
    神秘的な雰囲気を持つ腕利きの紋章師。自分を語ることはなく、その行動も言動も謎に包まれている美女。
  • Sierra
    シエラ
    見た目は乙女だが邪悪な吸血鬼ネクロードを追って、数百年にも及ぶ追跡の旅を続ける吸血鬼の始祖。
  • Shu
    シュウ
    かつてマッシュに師事していてたが、その類まれなる軍略を出世のために使おうとしたことから破門された。
  • Jillia
    ジル
    ハイランド王国の皇女。兄のルカとは対象的な、穏やかで慈悲深い性格のためか、二人が実の兄妹か疑う噂もあった。
  • Shiro
    シロ
    狼と犬の血をひく狼犬。幼い頃より行動を共にするキニスンとは、お互いにとってかけがえのない家族のような関係。
  • Haiyo
    ハイ・ヨー
    陽気で明るい性格の料理人。シュンミンという恋人がいたが黒竜料理会という組織によって奪われてしまった。
  • Fitcher
    フィッチャー
    無精髭を生やしただらしない風貌をしているが、かつて筆頭外交官を務めるなど交渉や駆け引きに優れた男。
  • Pohl
    ポール
    傭兵隊の砦で、捕虜となった主人公やジョウイに対し、いろいろと面倒をみてくれた心優しく勇敢な少年。
  • Miklotov
    マイクロトフ
    マチルダ騎士団の青騎士団長。剣の腕は一流だが、熱くなりやすい性格で真面目一筋な正義感を持つ青年。
  • Mukumuku
    ムクムク
    キャロに遊びに来ていたむささび。いきなりナナミに抱き抱えられその手触りからムクムクと名付けられた。