稚内市から西へ約60kmの日本海に浮かぶ、日本の最北に位置する離島。太古の昔、大陸から切り離された島には、奇蹟的な自然が現在も残されている。春から夏にかけては約300種の高山植物が咲き乱れ「花の浮島」ともよばれる。澄海岬やスコトン岬など、絶景ポイントも多く、シーズンには多くの観光客が訪れ、ハイキングや花の鑑賞を楽しむ。海産物が豊富で、新鮮なウニやホッケ、ホタテが特産品。
(文:JTBパブリッシング)
- 礼文礼文
- 稚内稚内
稚内は北海道の最北端に位置するまち。江戸時代から交易や北方警備の要所だった。美しい自然と豊かな海産物が有名で、とくに新鮮なカニやホタテは必食の味。市民が愛するソウルフードのチャーメンも味わってみたい。宗谷海峡に突き出したノシャップ岬は、利尻と礼文の島影、サハリンまでも一望できる絶景の地。古代ギリシア建築のような半アーチ型の防波堤・稚内港北防波堤ドームは、北海道遺産に指定されている。
(文:JTBパブリッシング) - 宗谷宗谷
広大な宗谷丘陵が広がる北海道最北の地域。57基の巨大風車が林立する「ユーラス宗谷岬ウインドファーム」などの風力発電施設が点在する。ホタテの貝殻を敷き詰めた「白い道」も、インスタ映えスポットとして人気上昇中。北側の宗谷岬は日本最北端に位置する岬。宗谷海峡を隔て、わずか43キロ先にサハリン(樺太)を遠望できる。岬には「日本最北端の地」碑や探検家・間宮林蔵の立像が立つ。
(文:JTBパブリッシング) - 利尻利尻
日本百名山にも数えられ、島の中央にそびえる利尻山(利尻富士)がシンボル。島内には姫沼や夕日ヶ丘展望台など、大自然を満喫できる絶景スポットが数多いことから観光客に人気。とくに6~10月は、高山植物や登山が楽しめるベストシーズンだ。コンブの中でも最高級品といわれる利尻昆布漁が盛んで、ウニ採りやカニ釣りなども楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 猿払猿払
オホーツク海に面した日本最北の村。北海道で一番広い面積をもつ村で、天然ホタテ貝の水揚量は日本一を誇る。全長約16kmにおよぶエサヌカ線は、周囲に電柱やガードレールがなく、ひたすら牧草地の中を走る一本道の直線道路。地平線を楽しむことができ、ライダーの聖地といわれる絶景ロードだ。天然ホタテはもちろん、ホタテカレーや「さるふつ牛乳」などのグルメもおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 浜頓別浜頓別
クッチャロ湖は周囲27kmの海跡湖。湿地帯とそこに生息する動植物の保全を促進するラムサール条約の保護区に指定されている。渡り鳥の中継地としても知られ、日本最大のコハクチョウの飛来地だ。斜内漁港・頓別漁港の2つの漁港をもち、豊かなオホーツク海から水揚げされるホタテ貝・毛ガニで有名。ウソタンナイ砂金採掘公園では、本格的な砂金掘りが体験できる。
(文:JTBパブリッシング) - 幌延幌延
町名はアイヌ語の「ホロ」「ヌプ」が転化したもので「大平原」のこと。原野と山林がどこまでも続いており、中でもサロベツ原野は広大な湿原地帯。幌延は利尻礼文サロベツ国立公園の入口に位置している。海岸沿いには高さ100mの風車が3.1kmに渡って連なるオトンルイ風力発電所がある。トナカイと遊べるトナカイ観光牧場には、幻の花「青いケシ」を栽培する「北方圏の花園」もある。
(文:JTBパブリッシング) - 枝幸枝幸
オホーツク海に面した枝幸は、面積の約8割が森林という大自然に囲まれた町。漁業と酪農が盛んで、漁獲量日本一を誇る毛ガニをはじめ、ホタテ、秋サケなどの海産物が絶品だ。絶景を楽しめる三笠山展望閣やウスタイベ千畳岩が見どころ。例年、1月下旬から2月には、海岸に流氷が接岸し「流氷フェスタ」などのイベントも行われる。
(文:JTBパブリッシング) - 天塩天塩
日本で4番目に長い天塩川の下流部にある町。天塩川流域は天然記念物のオジロワシや日本最大の淡水魚・イトウが生息する豊かな生態系が魅力。天塩川本流や鏡沼で採れる大ぶりなヤマトシジミの産地としても有名だ。特産品のシジミを使ったラーメンやパスタは、全国有数の知名度を誇る。人より牛の方が多い天塩町では、年間5万トンもの牛乳を生産している。
(文:JTBパブリッシング) - 中頓別中頓別
ピンネシリ岳を中心とした山岳地帯にあり、四方を山々に囲まれた手付かずの自然が魅力。日本海側とオホーツク海側の分水嶺にある知駒峠や中頓別鍾乳洞、ハイジの丘などでは、雄大な自然を体感できる。中頓別は明治中頃のゴールドラッシュ時代の集落から発展した町。町の中心を流れるペーチャン川では、現在でも砂金が採取でき、砂金掘体験場がある。
(文:JTBパブリッシング) - 音威子府音威子府
旭川と稚内の中間の丘陵地帯に位置する。人口およそ600人ほどの北海道で一番小さい村。音威子府はそばの生産が盛んで、咲来地区で収穫される「咲来そば」は人気のみやげ品。北海道の名付け親とよばれる、幕末の探検家・松浦武四郎が天塩川流域を調査した際に、アイヌの古老から名前のヒントを得た場所とされ、天塩川河川敷に「北海道命名之地」の木碑が立つ。
(文:JTBパブリッシング) - 美深美深
西に天塩山地、東に函岳を主峰とする北見山地を望む盆地に開けた町。内陸性気候で寒暖の差が激しく、冬は日本屈指の極寒地帯だ。非公式だが日本最低気温のマイナス41.5度を記録している。山頂まで車で行ける函岳や松山湿原などでは、気軽に雄大な自然を満喫できる。美幸線の廃線を利用したトロッコ運転が楽しめる「トロッコ王国美深」が人気。
(文:JTBパブリッシング) - 興部興部
興部は酪農と漁業が町の基幹産業。中でも自然に近い飼育方法から生産される、牛乳ソフトやチーズなどの乳製品が名産品。広大な牧場をはじめ、大手乳製品メーカーの工場や乳製品工房が建ち並んでいる。別名モーモー城とよばれる「オホーツク農業科学研究センター」と隣に立つ風車は町のシンボル的存在だ。町の南側にある沙留漁港では、ホタテやサケ、毛ガニなどの海産物が豊富に水揚げされる。
(文:JTBパブリッシング) - 紋別紋別
「流氷のまち」として知られる紋別は、冬に接岸するオホーツク海の流氷が有名。流氷を砕きながら進む「流氷観光船ガリンコ号」は迫力満点だ。海岸から約1km沖に立つ氷海展望塔「オホーツクタワー」からも流氷原を楽しめる。夏はコムケ原生花園やオホーツクラベンダー畑などの自然が魅力。ホタテの養殖や毛ガニの水揚げが盛んで、北海道でも有名な水産都市となっている。
(文:JTBパブリッシング) - 名寄名寄
天塩川と名寄川が豊かな恵みをもたらす名寄は、アスパラ、もち米の生産量が全国トップクラス。もち米の作付面積では全国第1位を誇る農業の町だ。星空コンサートや大型望遠鏡での観測体験ができる「星と音楽」をキャッチフレーズとする公開天文台「天文台きたすばる」がある。8月になると開花を迎えるヒマワリ畑には、多くの観光客が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 士別士別
明治時代に屯田兵が開拓した最北のまち。駅周辺には歴史あるレンガ造りの農業倉庫が点在し、現在も使用されている。ヒツジの町として知られ、サフォーク種というヒツジで町おこしを行っており、「サフォークランド士別」の愛称をもつ。郊外の「羊と雲の丘」では、ヒツジたちの放牧風景も見られる。「満天の星の丘」は、北海道随一の星空観賞スポット。天の川や北斗七星など、いくつもの星が肉眼で堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 湧別湧別
「オホーツク海とサロマ湖を望むチューリップのまち」がキャッチフレーズ。200種約70万本のチューリップが咲き誇る「かみゆうべつチューリップ公園」は必見のスポット。オホーツク・リラ街道、サギ沼原生花園など、町中に花があふれている。豊かな湧別原野に育つタマネギをはじめとする農産物、ホタテやカキの海産物など、山海の幸に恵まれたグルメも楽しみだ。
(文:JTBパブリッシング) - 幌加内幌加内
農業と酪農が中心の町。中でもそばの産地として知られ、そば畑の面積・収穫量ともに日本一の「そばの里」。7月中旬~8月中旬の開花時期には見渡す限り白い花の風景が広がり「夏の雪景色」と称される。雨竜ダムによって堰き止められた朱鞠内湖は、東京ドーム約507個分の面積をもつ。こちらも人造湖としては日本一の広さを誇る。幻の魚・イトウが生息する神秘の湖だ。
(文:JTBパブリッシング) - 和寒和寒
名寄盆地の最南端に位置するため、季節の寒暖差が激しく、夏と冬では実に60度を超える驚異の温度差がある。和寒町は作付け面積が全国第1位のカボチャ畑や、雪の下に保存することで甘みを増す越冬キャベツの生産地。カヌーやキャンプができる南丘森林公園や三笠山自然公園子どもの国など、自然を満喫できるアウトドア施設も人気。全日本玉入れ選手権など珍しいイベントも行われている。
(文:JTBパブリッシング) - 遠軽遠軽
面積の8割以上を森林が占める、木々と清流に抱かれた町。遠軽町は日本最大級の黒曜石の産出地。旧石器時代の遺跡が残り、遠軽町埋蔵文化財センターでは、日本最古の国宝に指定された「白滝遺跡群出土品」を展示する。かつて木材の運搬に活躍した「森林鉄道蒸気機関車 雨宮21号」も体験できる。グリーンアスパラや白滝じゃがは、ふるさと納税返礼品としても人気の名産品。
(文:JTBパブリッシング) - 知床知床
知床はアイヌ語で「地の果て」を意味する「シリエトク」がなまったもの。開発の手が届かない、原始の姿が今も残される半島だ。世界自然遺産に登録されており、そこには野生の動物たちが生息する。半島を巡る道路も無いため、船上からのヒグマウォッチングやホェールウォッチングの観光船ツアーが人気。知床岬や温泉が流れ落ちるカムイワッカ湯の滝などでは、自然の偉大さを体感できる。
(文:JTBパブリッシング) - 上川上川
原始の面影を残す大雪山国立公園の麓に広がる自然豊かな町。肥沃な大地に育まれた大雪高原牛やニジマスが特産品。ラーメンのおいしい町としても有名だ。大雪山を遠望する丘に立つエスポワールの鐘は町のシンボル。断崖絶壁が約24kmも続く峡谷にある層雲峡温泉は、全国トップクラスの絶景温泉として人気が高い。ここから黒岳へ上る黒岳ロープウェイもある。
(文:JTBパブリッシング) - 常呂常呂
北部はオホーツク海に面し、西側にはサロマ湖、南側になだらかな丘陵地帯が広がるエリア。北海道最大の湖・サロマ湖の夕陽は感動の美しさだ。ホタテ養殖発祥の地でもあり、ホタテやカキをはじめ、新鮮なオホーツクの海産物を味わえる。常呂町は日本初の屋内カーリング施設が誕生した「カーリングの聖地」。町出身の有名選手も数多い。
(文:JTBパブリッシング) - 女満別女満別
網走川が流れ込む網走湖南岸に位置する地域。北海道景観100選にも選ばれる女満別湖畔では、感動的な景観を満喫できる。シジミやシラウオ、ワカサギなどが名物で、チーズなどの乳製品も人気のある特産品。世界遺産・知床へ向かう空の玄関口として注目される女満別空港がある。広大なヒマワリ畑が有名な朝日ヶ丘公園からは、網走湖や知床連山を一望できる。
(文:JTBパブリッシング) - 網走網走
網走はオホーツク海に面した港町。毛ガニやウニ、ホタテなどの水揚げが盛んだ。夏はクジラやイルカを見るネイチャークルーズが人気。海が純白の世界に変わる冬の流氷シーズンは、網走流氷観光砕氷船や網走湖のワカサギ釣りも楽しみ。有名な「博物館 網走監獄」は、明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を保存公開している野外歴史博物館。
(文:JTBパブリッシング) - 羅臼羅臼
世界自然遺産・知床に位置する町。手つかずの自然に囲まれ、エゾヒグマ、オオワシ、キタキツネなど、多くの野生動物が生息する世界でも類を見ないエリアだ。古くから漁業が盛んで、ホッケ、サケ、ウニ、タラ、羅臼昆布など、オホーツクのおいしい海産物が一年中食べられる。花の百名山に数えられる羅臼岳や羅臼湖、クジラの見える公園など、絶景ポイントも数多い。
(文:JTBパブリッシング) - 留萌留萌
北海道の北西部に位置するハート型をした留萌市は「ハートのあるマチるもい」がキャッチフレーズ。かつてはニシン漁で栄えた漁港で、現在もエビ、ホタテ、タコ、ウニなどの水産資源に恵まれている。「日本一の落陽」といわれるほど夕陽が美しい黄金岬は必見の場所。市のゆるキャラKAZUMOちゃんにもなっているカズノコは、国内シェアの50%を占める。
(文:JTBパブリッシング) - 旭川旭川
北海道のほぼ中央部にある旭川は、古くから道北エリア交通の要衝として発展。札幌に次ぐ北海道第2の人口を有する都市だ。全国に知られる旭川ラーメンはしょう油味が定番。3つの蔵元があり「北の灘」とよばれたほど酒造りが盛ん。おみやげとしても人気がある。日本最北の動物園である旭山動物園は、北海道を代表する人気の観光スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 当麻当麻
当麻町は「北海道の屋根」とよばれる大雪山の北麓、旭川の北東に位置する。肥沃な大地で育まれる農林業が主要産業。有機栽培の「とっとき米」やトマト、キュウリなどの野菜が特産品。中でも真っ黒で、見た目のインパクト抜群の「でんすけすいか」は、極上の味わいをもつスイカの王様。「くるみなの森」や当麻鍾乳洞で当麻の自然を満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 北見北見
北見市はオホーツク圏最大の都市。大雪山国立公園の石北峠からオホーツク海に至る、北海道で一番広い面積をもつ。そのため海と山の幸が豊富に集まるオホーツクの台所ともいわれる。タマネギの生産が全国第1位。白花豆やハッカ、ハーブの生産地としても有名だ。市民ひとり当たりの焼肉店が北海道で一番多く、北見焼肉は必食。地元食材を使った北見塩焼きそばもご当地グルメの代表格。
(文:JTBパブリッシング) - 美幌美幌
道東における交通の要衝として栄えた町。ジャガイモやトウモロコシ、アスパラなどの農業が盛んな地域だ。展望台から日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖を望む美幌峠は、絶景スポットやアクティビティで人気の観光名所。知床連山や大雪の峰々も見渡せる雄大な景色を堪能できる。美幌の自然と歴史を紹介する美幌博物館も訪れてみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 小清水小清水
小清水町には網走国定公園の「小清水原生花園」、阿寒国立公園の「藻琴山」、ラムサール条約に登録される湿地「濤沸湖」など、豊かな自然があふれている。「オホーツク海を望む、花と野鳥のまち」の愛称をもち、自然の中にたたずむ花や野鳥たちに出会える町でもある。ジャガイモや小麦の一大産地としても知られ、バードウォッチング、カヤックなどのアクティビティも人気。
(文:JTBパブリッシング) - 斜里斜里
オホーツク海に面し、南側の羅臼町と知床半島を二分する町。周辺は北半球で最も流氷が南下する海域で、流氷がもたらす特異な生態系と多様な動物の生息が評価。世界自然遺産に登録された。水産資源に恵まれサケ、マスの水揚げは日本一。ジャガイモや小麦、てんさい(ビート)などの農業も盛んだ。ハマナスが咲き誇る「以久科原生花園」や約28kmも続く直線道路の「天に続く道」がおすすめ観光ポイント。
(文:JTBパブリッシング) - ウトロウトロ
知床半島の北側にある知床観光の拠点。ウトロ港からは半島を巡る観光船が就航。知床世界遺産センターもある。原生林の中にたたずむ知床五湖やオシンコシンの滝、プユニ岬などの知床八景では、自然の素晴らしさに感動。ウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路の頂上・知床峠からは、北方領土の国後島も望むことができる。カニ、サケ、ホタテ、ウニなど知床ならではの海産物も手軽に味わえる。
(文:JTBパブリッシング) - 増毛増毛
江戸時代に漁場が開かれて以来、漁業を中心に栄えてきた道北の古都。駅前には明治から昭和初期にかけての建物が今も残り、それら歴史建造物群が北海道遺産に選定されている。かつてはニシン漁で栄えた漁場で、現在は甘エビやタコ、サケなどが有名。みやげにはカズノコや鮭トバなど伝統の水産加工品も人気だ。暑寒別岳の伏流水を使った日本最北の酒蔵「国稀酒造」の酒もおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 深川深川
石狩平野の北端に位置する深川市。石狩川と雨竜川がもたらす肥沃な大地と、恵まれた気候条件に支えられた農業が盛んな地域だ。北海道屈指の米の産地であり、リンゴやサクランボなどの果物、そばも道内有数の生産量を誇る。深川産の長イモやそば、深川ポークが人気の特産品。初夏から秋にかけてはフルーツ狩りが楽しめる農園が多く、果樹王国・深川とよばれる。
(文:JTBパブリッシング) - 標津標津
北海道東部の知床半島の付け根にある町。海岸から海を望むと、根室海峡の向こうに北方領土・国後島が浮かんでいる。この漁場で豊富に獲れるサケとともに歩んできたエリアで、その歴史は「鮭の聖地」として日本遺産に登録されている。豊富な水産物だけではなく酪農も盛んで牛肉や乳製品も有名。ポー川史跡自然公園や野鳥の宝庫である野付半島など、美しい自然環境に恵まれている。
(文:JTBパブリッシング) - 新十津川新十津川
暑寒別岳とピンネシリを望む、空知地方の中部に位置する町。奈良県の十津川村の人々が入植したことから新十津川の名前がある。北海道有数の米産地で、移住者が伝えた「めはりずし」など、奈良の食文化が根付いている。道内産の豚肉、和牛を使用したハム・ソーセージや百年以上の歴史をもつ地酒がおみやげに人気。噴水広場のある「ふるさと公園」など、アウトドアを楽しむ施設も充実。
(文:JTBパブリッシング) - 滝川滝川
札幌と旭川の中間、石狩川と空知川に挟まれたエリアにある中空知地域の中核都市。自慢は日本有数の面積を誇る菜の花畑。開花時には黄色のじゅうたんが一面に広がり、同時期に行われる「たきかわ菜の花まつり」は、市内最大のイベント。スカイスポーツが盛んなまちで、石狩川河川敷にある「たきかわスカイパーク」は、全国トップクラスの設備を備え、日本中からグライダー愛好者が集まる。
(文:JTBパブリッシング) - 芦別芦別
空知川流域を中心に広がる、広大な市域の約89%が森林という自然豊かなまち。日本の成長を支えた炭鉱町の歴史をもち、随所にその遺構が残る。近年は農業、林業も盛んで、富良野や美瑛の丘のような、北海道らしい牧歌的な風景を見つけられる。「星の降る里」の愛称があり、空気が澄んで街灯が少ない芦別の夜空は、まさに満天の星空を体験できる。芦別メロンやユリ根、カボチャなどが特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 陸別陸別
内陸部にあるため、冬は連日マイナス20度を下回るという「日本一寒い町」。毎年2月には厳しい寒さに耐える「しばれフェスティバル」が行われる。寒冷で晴天が多い事から星空観測にも最適で、オーロラの観測で有名な「銀河の森天文台」がある。旧ふるさと銀河線を動態保存した「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」では、運転体験やトロッコも楽しめる。バギーカーのオフロードレース全国大会が開催される「陸別サーキット」もある。
(文:JTBパブリッシング) - 阿寒阿寒
針葉樹の原生林が広がる、阿寒摩周国立公園を構成する自然豊かな地域。雌阿寒岳・雄阿寒岳の山に囲まれた阿寒湖は、南岸の湖畔に温泉が湧き出し、大型のマリモが群生する湖。特別天然記念物である阿寒湖のマリモは、様々なグッズ化が成される名物となっている。四季折々の風景も魅力で、カヌーやトレッキングなどのアクティビティで、あふれる大自然を満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 弟子屈弟子屈
弟子屈町は阿寒摩周国立公園の雄大な自然が広がる町。国内最大のカルデラ湖である屈斜路湖をはじめ、今なお噴煙を上げる硫黄山、その麓に点在する川湯温泉など見どころも数多い。夏は釧路川源流カヌーツアーや屈斜路湖の雲海、紅葉が美しい秋は、湖畔散策や摩周岳登山など、アクティブな楽しみも盛りだくさん。温泉の地下熱はマンゴーやイチゴ栽培などの農業にも利用されている。
(文:JTBパブリッシング) - 摩周摩周
日本一の透明度を誇る摩周湖は、アイヌ語で「カムイトー(神の湖)」とよばれる神秘の湖。カルデラ外輪山の上に何カ所かの展望台があり、「摩周ブルー」とよばれる深い青色の姿を堪能できる。湖の周囲は急峻な崖で、湖畔に下りることはできず、周囲は国立公園の特別保護区。霧の摩周湖ともよばれ、夏は霧が発生することが多く、湖を埋め尽くす雲海が見られることもある。
(文:JTBパブリッシング) - 砂川砂川
札幌と旭川の間に広がる空知平野の中央に位置し、「お菓子のまち」として有名だ。市街地中心部を南北に走る国道12号線沿いを、5キロメートルにわたり老舗のお店から新進気鋭なスイーツなど20店舗の軒を連ねている「すながわスイートロード」は、スイーツ好きなら一度は訪れてみたい憧れの場所。旧石狩川の跡地を利用して造られた砂川オアシスパークは、ヨットやカヌー、自然散策ができる住民憩いの場だ。
(文:JTBパブリッシング) - 美瑛美瑛
なだらかな丘陵が広がる美瑛は、北海道を代表する観光地。「四季彩の丘」や「新栄の丘展望公園」、神秘的な青色が美しい「白金青い池」などは、北海道を感じさせる風景として知名度も高い。小麦やジャガイモ、トウモロコシなど、様々な農作物が育成されており、美しい丘の風景は、盛んな農業がもたらした、もうひとつの産物だ。十勝岳を望む展望台や「ケンとメリーの木」など、多数の見どころがある。
(文:JTBパブリッシング) - 中標津中標津
北海道東部にある中標津は、酪農と共に発展してきた地域。「人より牛が多い町」として知られ、宴会などで牛乳を使用する「牛乳で乾杯条例」も制定されている。チーズ、アイスクリーム、乳飲料などの乳製品がおみやげに人気。開陽台は、果てしなく続く大牧草地帯を一望できる展望ポイント。地球が丸いことを実感できる場所だ。どこまでも続く直線道路の「ミルクロード」や養老牛温泉も人気。
(文:JTBパブリッシング) - 別海別海
別海は北海道の東端、オホーツク海に面した町。酪農が盛んで、生乳生産量は日本一を誇る。町内には人口の7倍以上にあたる約11万頭の乳牛が飼育されている。野付半島は大自然が造った、長さ26kmにおよぶ日本最大の砂嘴。野付産の天然ホタテや北海シマエビは一級品として重宝される。尾岱沼や風連湖で採れる大粒のアサリや江戸幕府にも献上された西別鮭(シロザケ)も町の名産品。
(文:JTBパブリッシング) - 神威神威
神威(カムイ)とはアイヌ語で「神」を意味する言葉。日本海に突き出した積丹半島の突端部で、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属している。「しゃこたんブルー」とよばれる美しい海に囲まれ、石狩湾の向こうに暑寒別岳を望むことができる。周辺は希少な動植物の宝庫であり、夏には黄色のエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)が咲き乱れ、冬にはオオワシやオジロワシの姿も見られる。
(文:JTBパブリッシング) - 積丹積丹
積丹半島の玄関口にあたるのがニシン漁で栄えた美国漁港。新鮮な海の幸、雄大な自然、歴史散策と積丹の魅力が集まった歴史ある漁港。海に突き出た黄金岬の先には宝島が浮かぶ。ニシン景気に湧いた時代、富をもたらしたニシンの大群が押し寄せたことから付いた名だ。断崖が連続する積丹岬は、海の青さを実感できる絶景ポイント。「日本の渚百選」に選ばれる島武意海岸もある。
(文:JTBパブリッシング) - 石狩石狩
札幌の北側、石狩川が海に流れ込む河口を中心に広がる地域。北海道の郷土料理としてお馴染みの「石狩鍋」発祥の地だ。石狩湾に面し、南北約80kmに渡る長い市域をもち、暑寒別天売焼尻国定公園の自然景観や豊かな農水産物など多彩な魅力をもつ。ハマナスをはじめ180種類の海浜植物が咲く「はまなすの丘公園」や北海道第1号の恋人の聖地「厚田公園展望台」など、訪れてみたい観光スポットが点在する。
(文:JTBパブリッシング) - ロイズロイズ
北海道当別町の田園地帯にあるロイズタウン駅は、チョコレートメーカー「ロイズ」の工場のために造られた駅。駅から徒歩7分ほどの工場には「ロイズ カカオ&チョコレートタウン」が併設。南米・コロンビアの農場を再現した「カカオファームゾーン」やカカオ豆の加工工場を見学できる「工場体験ゾーン」「ロイズミュージアム」などがある。ロイズタウン直売店もあり外国からも観光客が訪れる人気スポットとなっている。
(文:JTBパブリッシング) - 富良野富良野
北海道のほぼ中央に位置する市。TVドラマ『北の国から』が反響をよび、多くの観光客が訪れるようになった。なだらかな丘陵に広がるラベンダー畑は、まさに絶景で、北海道を代表する風景。長い歴史をもつスキー場は世界大会も開催され、雪質も抜群と評判だ。上質な「ふらのワイン」をはじめ、富良野の特産品を使ったチーズやスイーツなども人気が高い。
(文:JTBパブリッシング) - 士幌士幌
十勝平野の北部に位置する士幌は、ジャガイモや小麦、トウモロコシなどを栽培する農業と酪農の町。東洋一の馬鈴薯コンビナート施設をもつ「生産取扱高が日本一のジャガイモの町」でもある。国産若牛の飼育頭数日本一を誇る「しほろ牛」は、赤身の美味しさに定評がある。標高600mにある士幌高原ヌプカの里からは、十勝平野を一望する圧巻の景色を堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 花咲町花咲町
日本で最も東に位置し、朝日にいちばん近いまちと言われる根室市にある漁港のまち。流氷の影響が比較的少ない貴重な港で、花咲ガニの水揚げで知られる。花咲ガニは根室と釧路でしか水揚げされない特別なカニ。漁の期間が短く、なかなか食すことができない希少な一品だ。花咲港は秋のサンマ漁でも、日本一の水揚げ量を誇っている。
(文:JTBパブリッシング) - 根室根室
北海道の最東端にある「朝日にいちばん近い街」。オホーツク海と太平洋に突き出した根室半島に位置し、半島の先端にある納沙布岬は本土最東端の岬。すぐ目の前に歯舞群島の貝殻島や水晶島を望むことができる。風連湖や温根沼、春国岱などがおすすめの見どころ。根室では何よりも新鮮で美味な海の幸を味わいたい。中でもカニは絶品と評判。本場ならではの味を満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 神恵内神恵内
積丹半島の西側に位置する神恵内は、「札幌から一番近い秘境」といわれる自然に囲まれた村。ホタテやウニの養殖が盛んで、新鮮な海の幸をたっぷり味わえる。龍神伝説が残る「当丸沼」がある「神恵内2000年の森公園」や竜神岬、中の滝、窓岩、西の河原など、秘境の醍醐味を楽しめるスポットも随所に点在。珊内ぬくもり温泉では、日本海に沈む夕陽を眺めながらの温泉を楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 余市余市
ウイスキーの蒸留所があることで有名な町。道内でも比較的温暖な気候の地域で、北海道随一を誇るリンゴをはじめ、ナシ、ブドウなど果物の生産地でもある。近年はワイン用ブドウの栽培が盛んで、近隣にワイナリーも続々オープン。ワインの産地としても注目を集めている。古くはニシン漁で栄えた町で、今でもシャケ、タラ、ウニ、カニなど豊富な漁獲に恵まれている。
(文:JTBパブリッシング) - 小樽小樽
小樽は日本海側に開いた玄関口であり、古くから石炭の積出しや国内外の交易の中心地として栄えたまち。随所に残る明治・大正時代の建物や石造倉庫が建ち並ぶ小樽運河など、レトロな雰囲気の街並みが観光客の人気を呼んでいる。ガラス工房やオルゴールを取り扱う店も数多く、おみやげにおすすめ。市内に100軒以上の寿司店があるという、寿司のまちとしても知られる。
(文:JTBパブリッシング) - 岩見沢岩見沢
石狩平野の東部に位置する、古くから交通の要衝として栄えた空知地方の中心都市。美しい田園風景が広がる道内有数の食料供給地域であり、米とハクサイの収穫量は道内1位を誇る。利根別原生林や「いわみざわ公園」付近のポプラ並木でも、絶景の自然を満喫できる。岩見沢レールセンターは、赤レンガが印象的な道内唯一の鉄道レール工場。鉄道交通の要衝として栄えた栄華を記憶する産業遺産だ。
(文:JTBパブリッシング) - 足寄足寄
十勝地方の北東部にある足寄は、日本でも有数の広さを誇るまち。東部は阿寒摩周国立公園に属し、天候や見る角度によって水面の色が変わる湖「オンネトー」や雌阿寒岳など、自然豊かな景色を見ることができる。市街地には十勝最大級のすべり台を備えた「里見が丘公園」や「足寄動物化石博物館」がある。広大な乳牛牧場が広がる町でもあり、チーズなどの乳製品も人気の特産品だ。
(文:JTBパブリッシング) - 標茶標茶
南部は釧路湿原国立公園、北部が阿寒摩周国立公園に接する美しい湿原と酪農のまち。釧路湿原最大の湖・塘路湖や白鳥が訪れる水鳥の楽園・シラルトロ湖などでは、手付かずの自然を満喫できる。上質な肉質で知られる「星空の黒牛」やラム肉の「標茶サフォーク」、「しべちゃ牛乳」などの乳製品が自慢の特産品。釧路湿原を走る「SL冬の湿原号」も体験したい。
(文:JTBパブリッシング) - 仁木仁木
積丹半島の付け根にあり、北側を余市に接する内陸部の小さなまち。サクランボやリンゴ、ブドウといった果樹栽培、野菜や米の生産などの農業が盛んなのどかな農村地域だ。仁木は北海道一のサクランボの生産地であり、果物狩りを楽しめる観光農園が数多くある。南北に流れる余市川でのアユ釣りやキャンプなどのアウトドアも楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 真駒内真駒内
札幌市の南側に位置する地域。陸上自衛隊の駐屯地がある。明治初期に開拓使によって真駒内牧牛場が開かれ、北海道の畜産と農業の発展に大きく寄与した場所だ。札幌オリンピックではメイン会場となり、真駒内セキスイハウスアイスアリーナや選手村などの建物が随所に残されている。豊平川と真駒内川の合流地点に、真駒内公園、真駒内五輪記念公園などが点在する緑豊かなエリア。
(文:JTBパブリッシング) - 札幌札幌
札幌は北海道の政治、経済、文化の中心。大通公園を中心に南北に市街が広がり、北海道庁旧本庁舎、札幌市時計台、北海道大学など、歴史を物語る建物が今も残る。郊外には緑も多く、都市と自然が調和する街でもある。道内各地から新鮮食材が集まることから、観光客を魅了する豊かな食文化が魅力。札幌ラーメンやジンギスカン、寿司・海鮮、スープカレーをはじめ、ビールも有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 苗穂苗穂
札幌市内東区に位置するエリア。明治時代から産業のまちとして栄え、現在も福山醸造をはじめ工場や倉庫など、歴史を感じる建物が残る。ビール工場の建物を利用した重厚な「サッポロビール博物館」「サッポロビール園」やミルク工場にある「酪農と乳の歴史館」、「北海道鉄道技術館」、「千歳鶴酒ミュージアム」など、北海道の産業史を知る貴重な博物館・記念館が集まっている。
(文:JTBパブリッシング) - 江別江別
札幌の東側に隣接、石狩平野のほぼ中央に位置するまち。日本3大河川のひとつ石狩川が流れ、南側には世界有数の平地原生林である「野幌森林公園」が広がっている。屯田兵が入植し開拓された場所で、屯田資料館や旧町村農場などの歴史施設が残る。国内屈指のレンガの生産地でもあり、江別のれんがは北海道遺産にも登録。農業、畜産業も盛んで「えぞ但馬牛」は、江別育ちの黒毛和牛として人気が高い。
(文:JTBパブリッシング) - 夕張夕張
炭鉱のまちとして栄えた夕張には「夕張市石炭博物館」や「ズリ山」など、数多くの産業遺産が残される。ダム湖のシューパロ湖をはじめ、紅葉が美しい「滝の上公園」、名作のラストを再現した「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」などを巡る観光がメイン。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」などのイベントも注目だ。山間地の気候を生かして栽培される「夕張メロン」は全国区の知名度を誇る特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 本別本別
十勝平野の北東部にある緑豊かなエリア。広大な自然に囲まれ、集落の中心から車で5分も走ればエゾシカ、エゾリス、キタキツネなどの野生動物に出会える。「日本一の豆のまち」といわれ日本有数の生産量を誇る。本別を一望する神居山登山道展望台や本別公園が見どころ。自慢の豆を使用した味噌・醤油、納豆、甘納豆などの加工食品が特産品だ。2トンもの豆をまくイベント「ほんべつ豆まかナイト」も必見。
(文:JTBパブリッシング) - 浜中浜中
岬と湿原に囲まれた自然あふれる地域。霧多布岬、琵琶瀬展望台、アゼチの岬、涙岬など、息を呑むような絶景スポットが随所に点在。湯沸岬灯台は北海道で唯一「恋する灯台」に認定されている。岬や湿原をフィールドとするトレッキングやバードウォッチング、カヌーなどのアウトドア体験も人気。人口の倍以上の乳牛をかかえる酪農のまちで、著名なアイスクリーム大手企業が日本進出する際に選んだのが浜中の生乳だ。
(文:JTBパブリッシング) - 蘭越蘭越
周囲をニセコ連峰などの山々に囲まれた盆地のまち。中央を尻別川が流れ、その流域に広がる肥沃な大地から生産される「蘭越米」は良質美味で全国的に評価されている。白い蒸気が立ち上る「大湯沼」や「紅葉の滝」、高山植物に囲まれた神秘の沼「神仙沼」など、北海道の自然を感じられるポイントも随所にある。冬は積雪量が多い地域で、ウインタースポーツも人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 岩内岩内
北海道の西側、積丹半島の付け根に位置するまち。南西部の海岸は国定公園に指定される景勝地で、義経伝説に登場する「弁慶の刀掛岩」がある。主要産業は農業と漁業。日本で初めてアスパラガスが栽培された発祥の地でもある。北海道でビール製造が行われるきっかけとなった野生のホップが見つかったのもこの地域だ。エリア内にはアスパラの缶詰工場やクラフトビールの醸造所がある。
(文:JTBパブリッシング) - 定山渓定山渓
札幌の中心部から車で1時間弱。支笏洞爺国立公園内に位置する、札幌の奥座敷とよばれる渓谷の温泉地だ。開湯は幕末の頃で、北海道では歴史ある温泉のひとつ。渓谷美が堪能できる「二見吊橋」や眺望が素晴らしい「さっぽろ湖」など、四季折々の自然を満喫できる場所が随所に点在。カヌーやSUP、乗馬などのアクティビティも体験できる。周囲には散策路も整備され自然を楽しんで温泉三昧できる。
(文:JTBパブリッシング) - 羊ヶ丘羊ヶ丘
大都市札幌の市内にありながら、北海道らしい雄大な風景が残る羊ヶ丘は、明治時代に牧場として開拓されたエリア。長年、牛や豚、ヒツジの畜産研究施設だったため、現在も牧歌的な風景が残される。レストハウスやラベンダー畑のある展望台には「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」の言葉で知られるクラーク博士像が立っている。敷地の北側には札幌ドーム(大和ハウスプレミストドーム)がある。
(文:JTBパブリッシング) - ススキノススキノ
東京・新宿の歌舞伎町、福岡の中洲と並ぶ「日本3大歓楽街」のひとつに数えられる繁華街。市電が走る「すすきの交差点」を中心に数多くの飲食店やバー、ホテルなどが集まっている。「眠らない街、ススキノ」の夜の人口は約8万人といわれ、ジンギスカンやカニなどの海鮮、ラーメンといった北海道の味覚を堪能できるエリアだ。近年は近隣に宿泊施設も増加、国内外から観光客が訪れる観光地となっている。
(文:JTBパブリッシング) - 新札幌新札幌
札幌の東部に位置する厚別の中心であり、地下鉄東西線の東側の終点に広がるエリア。戦前は陸軍の弾薬庫があった地域だが、過密する札幌市の副都心に位置付けられて以後、急速に発展。周辺には巨大ショッピングセンターや科学館、水族館などの施設が点在する。エリアの東側には原始の森が残される野幌森林公園が広がり、北海道開拓の村や北海道博物館がある。
(文:JTBパブリッシング) - 北広島北広島
北広島は石狩平野の南部に位置するなだらかな丘陵地帯。明治初期に広島県からの入植者が開拓したことが名前の由来だ。自然が豊かで市街を一歩離れると、まさに北海道といえる風景が広がる。まちの中には自転車歩行者専用道が走り、サイクリングが楽しいまち。野球観戦の常識を超えた、遊べる球場の「エスコンフィールドHOKKAIDO」がある。ブランド野菜として有名な「まるひろ大根」やイチゴなどが特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 新得新得
日本百名山にも選定される大雪山系のトムラウシ山と日高山脈に抱かれたまち。総面積の9割が森林で林業が盛んで、南側の十勝川流域に田園が広がっている。温泉に加え十勝サホロリゾートなどの大きなリゾート施設が点在し、大自然を活かしたアクティビティも豊富。そばの町としても知られ、手打ちそばの名店が多いほか、チーズや鹿肉、焼酎など、自慢の特産品も数多くある。
(文:JTBパブリッシング) - 音更音更
広大で肥沃な十勝平野のほぼ中央にあり、農業と酪農が基幹産業。道内でも屈指の穀倉地帯で、小麦やジャガイモ、豆類が生産されている。平野の中央を流れる十勝川沿いの十勝川温泉は、世界でも珍しいモール(植物性)温泉で、北海道遺産にも指定。シラカバ並木で有名な十勝牧場、直径18mの巨大花時計「ハナック」がある十勝が丘展望台など、観光スポットも多彩だ。
(文:JTBパブリッシング) - 池田池田
十勝平野の東側に位置する池田は、自然豊かな北海道らしい風景が広がる地域で、農業・畜産業が盛ん。畑ではジャガイモ、インゲン、タマネギの作付けが多いほか、ブドウ栽培が有名だ。何よりもワインの町として知られ、町営のワイン工場で醸造する「十勝ワイン」は、北海道を代表するブランド。醸造所である池田町ブドウ・ブドウ酒研究所は「ワイン城」とよばれ、有名観光スポットとなっている。
(文:JTBパブリッシング) - ニセコニセコ
東に羊蹄山、北にニセコアンヌプリの高い山々に囲まれた地域で、冬場は2mもの積雪を観測する。世界的に有名なスキーリゾート地として知られ、海外からも多くの観光客が訪れる。豊かな自然に恵まれ、夏は登山やトレッキング、カヌー、ラフティング、乗馬など、様々なアクティビティが楽しめる。周辺には良質な温泉も点在し、日帰り入浴できる施設も数多い。
(文:JTBパブリッシング) - 真狩村真狩村
ニセコの東側、「えぞ富士」とよばれる羊蹄山の南麓に広がる地域。ジャガイモ、ニンジン、ダイコン、豆類などを栽培する農業が中心。食用ユリ根は全国一の生産量を誇る。雄大な自然に囲まれたエリアで、真狩川河川公園や羊蹄山自然公園、まっかり温泉などで、真狩村の魅力を堪能できる。何十年もの歳月をかけて湧き出す「羊蹄山の湧き水」は、道内屈指の名水として人気。
(文:JTBパブリッシング) - 新千歳空港新千歳空港
旅の楽しみでもあるショッピングやグルメから、温泉施設などのリラクゼーションスペース、シアターまで多彩なスポットが一同に集結。国際線ターミナルビルは、さまざまな施設やサービスが利用でき、観光施設としても楽しめる。新千歳空港を存分に遊び尽くし、北海道の魅力を再発見してみよう。
(文:JTBパブリッシング) - 千歳千歳
北海道の空の玄関・新千歳空港を有するまち。石狩平野の南端にあり、東西に細長い形をしている。東部は田園風景が広がる農村地帯で、西部には全国1位の透明度を誇る支笏湖がある。周囲約40km、最大深度約360mのカルデラ湖で遊覧船やキャンプ、カヌー、温泉など、各種のアクティビティを体験できる。市街地エリアには、博物館や水族館をはじめ、工場見学ができるビールやお菓子の工場が点在する。
(文:JTBパブリッシング) - 芽室芽室
十勝平野の西側にあり、外国を思わせる広大な畑作地帯が広がる地域。日本でも有数の晴天率を誇るエリアで、畑では小麦、ジャガイモ、小豆などを栽培。中でもスイートコーンは日本一の収穫量だ。十勝平野を一望する「新嵐山展望台」からの風景、9km以上も続く日本一の長さを誇る「10線防風林」、「花菖蒲園」など、芽室遺産に選定される自慢の見どころも随所にある。
(文:JTBパブリッシング) - 帯広帯広
十勝平野のほぼ中央に位置する十勝地方の中心地。帯広は年間を通して晴天が多く「とかち晴れ」という言葉があるほどだ。肥沃な大地と合わせて、豊かな農産物を産出する北海道の食糧供給基地でもある。「十勝千年の森」や「十勝ヒルズ」、「八千代公共育牧場」などでは、雄大な北海道の自然を感じられる。帯広を代表する味覚のひとつ「豚丼」やジンギスカンも味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 釧路釧路
釧路は外国の領事館などが置かれる道東の政治・経済の中心地。エリア内に釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園を有する自然あふれるまちでもある。おいしい海産物も釧路の魅力のひとつ。釧路沖には豊かな漁場があり、釧路港は日本有数の漁業基地だ。「和商市場」にはカニやサンマ、シシャモなど、北海道を代表する鮮魚が並び観光客で賑わっている。幣舞橋の夕景は、絶景の夕陽スポットとして有名。
(文:JTBパブリッシング) - 厚岸厚岸
厚岸湖を中心としたエリアが、国内で最も新しい厚岸霧多布昆布国定公園に指定。荒々しい断崖が続く海岸線や国内有数の規模を誇る湿原など、感動の景色に出合える。原生花園あやめヶ原や別寒辺牛湿原、あっけし望洋台、愛冠岬などが見どころポイント。また、厚岸といえばカキ。厚岸産のカキは濃厚で身が引き締まっていると評判だ。サンマや毛ガニ、アサリも美味。
(文:JTBパブリッシング) - 寿都町寿都町
北海道南西部に位置する寿都町は、かつてニシン漁で栄えた地域。現在も寿都湾の豊富な水産資源の恩恵を受ける漁業のまちだ。春はカキとコウナゴ、夏はウニ、秋はホッケとシャケ、冬はタラと四季を通して海の恵みが堪能できる。「生炊きしらすの佃煮」や干物などの水産加工品が自慢の特産品。寿都湾を一望する弁慶岬や、全国の自治体で初めて風力発電を導入した風太風力発電所などが見どころポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 昆布昆布
スキーと温泉リゾートとして知られるニセコの西側、昆布岳の麓に広がるエリア。積丹半島の岩内とニセコを結ぶ「ニセコパノラマライン」のほぼ中間点、昆布温泉郷入口にある昆布温泉公園は人気の森林浴スポット。昆布駅前には美人の湯として名高い温泉施設があるほか、羊蹄山やニセコの山々を見渡す畑の中に秘境感たっぷりの黄金温泉がある。
(文:JTBパブリッシング) - 留寿都留寿都
留寿都は北側に秀峰・羊蹄山や尻別岳を望む高原に広がるエリア。美しい自然に囲まれ、四季を通じて登山やサイクリング、キャンプ、パラグライダーなどさまざまなアクティビティが楽しめる。夏は遊園地やゴルフ、ラフティングで遊べるルスツリゾートは、全道一の滑走面積を誇る巨大スキーリゾートだ。留寿都産の新鮮な農産物を扱う「道の駅230ルスツ」の直売所が観光客に大人気。
(文:JTBパブリッシング) - 愛国愛国
札内川流域の平坦な畑作地帯の中に「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで、全国的に有名になった旧国鉄広尾線の愛国駅が残る。駅名の由来は、この地域を開拓した「愛国青年団」によるもの。かつての駅舎は「愛国交通記念館」として保存されており、当時使用していた切符などがパネル展示。屋外にはSLも置かれている。駅前にある「幸福ゆき」の切符をかたどったモニュメントは絶好の撮影ポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 洞爺湖洞爺湖
北に羊蹄山、南に活火山の有珠山と昭和新山、湖畔には温泉街が広がる周囲約43kmのカルデラ湖。周辺は支笏洞爺国立公園で、ユネスコ世界ジオパークにも登録される自然あふれるエリアだ。洞爺湖を一望するサイロ展望台や壮瞥公園などのビューポイントをはじめ、遊覧船やカヌー、キャンプなど、様々なレジャー施設も点在。4月下旬から10月末まで、毎日打ち上げられる洞爺湖ロングラン花火大会は必見。
(文:JTBパブリッシング) - 苫小牧苫小牧
仙台、大洗、敦賀など全国各地とフェリー航路が結ばれる北海道の海の玄関口。古くから製紙業が盛んで、新千歳空港にも近接している利便性から、北海道を代表する工業都市・港湾都市となっている。漁業も盛んで、ホッキ貝の漁獲量は日本一。周辺部には野鳥の楽園とよばれるウトナイ湖や樽前山などの自然もたっぷり。ホッキ貝やカレーラーメンなどのご当地グルメも楽しみだ。
(文:JTBパブリッシング) - 幸福幸福
TV番組の「新日本紀行」で紹介されたのをきっかけに「愛国から幸福へ」の切符が一大ブームを巻き起こした「幸福駅」のあるエリア。愛国駅と幸福駅を結んでいた広尾線は、廃線となったが、かつて運行していたディーゼルカーやプラットホーム、駅舎が保存。「幸福交通公園」として整備されている。広大な畑の中にポツンとある場所だが、現在も幸福を願う人々が全国から訪れる人気のスポットだ。
(文:JTBパブリッシング) - 長万部長万部
噴火湾(内浦湾)に面した地域で、昭和の時代から札幌と函館を結ぶ交通の要衝として栄えたエリア。写万部山の軽登山や噴火湾沿岸での釣りなどが人気のアクティビティだ。鳴き砂で知られる静狩海岸や絶景が広がる小幌海岸、静狩湿原など見どころも多い。駅弁でも有名な「かにめし」は長万部を代表する特産品。まちの各所で個性豊かな「かにめし」を味わえる。
(文:JTBパブリッシング) - 登別登別
江戸時代から知られる北海道を代表する温泉地。エリア内の至るところから温泉が湧き出し、一つの温泉で多彩な泉質をもつという珍しい場所だ。噴煙を上げる登別地獄谷や大湯沼、泉源公園の間欠泉などを巡って、大地の鼓動を体験したい。日帰り入浴ができる宿泊施設や日帰り入浴施設も数多くあるので、多彩な泉質の温泉をたっぷり堪能したい。地獄の谷の鬼花火、登別温泉湯まつりなどのイベントも有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 白老白老
苫小牧と登別の間に位置する、太平洋に面したのどかなエリア。国内有数の透明度を誇るクッタラ湖や縄文時代の遺跡が多いアヨロ海岸、カヌーやワカサギ釣りが楽しめるポロト湖・ポロトの森などの景勝地がある。ポロト湖畔には国立アイヌ民族博物館などを併設するウポポイ(民族共生象徴空間)がオープンした。豊かな自然が生んだ「白老牛」と「虎杖浜たらこ」が自慢の特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 日高日高
雄大な日高山脈の麓に広がる地域。山岳地域と沙流川上流一帯は日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されている。豊かな自然に恵まれキャンプや登山、釣り、ラフティングなど様々なアクティビティが楽しめる。秋にしか漁ができないシシャモが有名で「ししゃも寿司」はこの時期だけの味覚。牧歌的風景が広がる「サラブレッドのまち」でもあり、門別競馬場では毎年ホッカイドウ競馬が開催。
(文:JTBパブリッシング) - 中札内中札内
中札内は十勝平野の南西部に位置し、日高山脈の裾野に広がる農村地帯。防風林に守られた農耕地では、ジャガイモ、小麦、豆類の栽培や酪農、養鶏、養豚などが行われている。「花と緑とアートを感じるまち」を目指して、桜六花公園や六花の森、花畑牧場などを整備。美しい自然とアウトドアを満喫できる。札内川園地のピョウタンの滝や一本山展望タワーは、雄大な自然を求める観光客に人気のスポットだ。
(文:JTBパブリッシング) - 伊達伊達
道央地方の南部にあり、明治初期に仙台藩の亘理伊達氏がこの地を開拓したことが地名の由来だ。噴火湾(内浦湾)に面した自然豊かな地域で、気候が温暖なことから「北の湘南」ともよばれる。縄文時代の遺跡や温泉もあり、古くから人々が暮らしていた場所だ。北黄金貝塚公園は世界遺産にも登録されている。野菜作り、キノコ栽培のほか、ホタテの養殖や秋シャケ漁などの水産業も盛んだ。
(文:JTBパブリッシング) - 静内静内
日高山脈から太平洋に流れ込む静内川河口に、市街地が広がる。エリア内には有名競走馬を輩出した多数の牧場が点在。サラブレッドの年間生産頭数は全国一を誇っている。馬との触れ合いが楽しめる乗馬施設もある。日本一といわれる「静内二十間道路桜並木」は、7km以上も続く桜が咲き誇る直線道路。周囲を一望できる「真歌公園」展望台や「蓬莱山公園」も静内の自然を満喫できる場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 八雲八雲
渡島半島のほぼ中央に位置し、日本国内で唯一、太平洋と日本海の二つの海に面するまち。豊富な海産物をはじめ、酪農、農業などの一次産業が盛んな地域で、ホタテやシャケ、アワビなどの宝庫としても知られている。噴火湾(内浦湾)を見渡す町営育成牧場や噴火湾パノラマパークでは、北海道らしい爽快な風景に出合える。北海道みやげの代表・木彫りの熊は、この八雲が発祥の地。
(文:JTBパブリッシング) - 室蘭室蘭
天然の良港から石炭の積出し港・製鉄業のまちとして栄え、現在も世界的な工業都市として知られるエリア。工場夜景や白鳥大橋、測量山などが注目を集めているが、周辺には火山が生み出した豊かな自然があふれている。地球岬、マスイチ浜、トッカリショの奇勝など、多数の絶景ポイントがある。豚肉を使用する「室蘭やきとり」や「室蘭カレーラーメン」が地元民が愛する室蘭の2大グルメ。
(文:JTBパブリッシング) - 浦河浦河
北海道南部、日高山脈の麓に位置する地域。海流の影響から冬も温暖で雪が少ないため「北海道の湘南」と称される穏やかな気候が魅力。シャケ、スルメイカ、アスパラなど、太平洋からの海の幸、山麓で採れる山の幸が存分に味わえる。サラブレッドの主産地として知られ、エリア内には約300の牧場があり、競走馬の調教拠点・日高育成牧場や日本最大級の乗馬リゾート・うらかわ優駿ビレッジAERUがある。
(文:JTBパブリッシング) - 様似様似
エリアの中心にそびえるアポイ岳は、世界ジオパークに指定される、豊かな自然があふれる場所。付近一帯は穏やかな海洋性気候で、水産業が主要な産業。シャケやスケトウダラ、イカなどのほか、「日高昆布」は江戸時代から有名な様似の重要な産物だ。奇岩、断崖が続く海岸線にはビューポイントも多く、とくに「親子岩」などは、夕陽の絶景ポイントとして知られている。
(文:JTBパブリッシング) - 大樹町大樹町
北海道の南東部、十勝地方の南側に位置するまち。西側に日高山脈、東側が太平洋に面した自然があふれる地域で、酪農を主体に農業・漁業が基幹産業だ。「宇宙のまちづくり」がキャッチフレーズで、JAXA(宇宙航空研究開発機構)をはじめ、ロケット開発に取り組む民間企業や大学などの各種実験施設がある。海岸線にはハマナスが咲く晩成原生花園や晩成温泉、宇宙交流センターSORAなどの見どころが点在。
(文:JTBパブリッシング) - 奥尻奥尻
江差港からフェリーで約2時間。北海道・渡島半島の西方海上に浮かぶのが奥尻だ。主要な産業はウニ、アワビ、スルメイカなどの漁業と観光。奥尻のシンボルでもある鍋釣岩をはじめ、カブト岩、モッ立岩など、海岸線には自然が造り出した奇岩が随所に点在する。幌内海岸や神威脇など「奥尻ブルー」とよばれる海の美しさも自慢。奥尻を一望する球島山展望台も訪れたいポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 広尾広尾
十勝地方の最南端に位置する、北海道の中では温暖な気候のエリア。日本有数のシシャモ水揚げ量を誇り、秋の漁期にしか食べられない「シシャモ寿司」やシシャモのコロッケ「しゃロッケ」など、定番の干物以外の味覚も楽しめる。サンタクロースの故郷ノルウェーが国外で初めて認めた「サンタランド」でもあり、大丸山森林公園には「サンタの家」や「サンタの部屋」がある。
(文:JTBパブリッシング) - 森森
穏やかな海が広がる噴火湾(内浦湾)を望む、秀峰・駒ヶ岳の麓に広がるエリア。漁業、農業が盛んで、積雪も少なく北海道では温暖な地域だ。ホタテをはじめスケトウダラ、ボタンエビ、毛ガニなどの新鮮な海産物が自慢で、これを目当てのファンも多い。駅弁で有名な「イカ飯」もここの名物。桜の名所「オニウシ公園」や「青葉ヶ丘公園」、鳥崎渓谷も見どころポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 襟裳襟裳
北海道の南東端に位置する、雄大な自然景観が広がる地域。「風極の地」とよばれ、風速10m以上の日が年間260日以上ある、日本屈指の強風地帯でもある。昆布、シャケ、ウニなど魚介類の水揚げが豊富で、漁業が地域の主力産業。断崖絶壁が連続する「黄金道路」や全国的に有名な「襟裳岬」など、景勝地が多く毎年多数の観光客が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 大沼大沼
その昔、駒ヶ岳の噴火によって河川が堰き止められ大小の湖沼が形成されたエリア。大沼国定公園に指定されている。湖の向こうに駒ケ岳を望む風景は、北海道を代表する景観のひとつ。大沼周辺には多数のビューポイントが点在する。夏はサイクリングやカヌー、釣り、冬はスキーにワカサギ釣りなど、アクティブに自然を楽しめる場所でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 江差江差
江戸時代にはニシン漁と北前船による海上交易で栄えた地域。歴史あるまちで、往時の繁栄を今に伝える貴重な建造物や有形無形の文化財が多数残される。横山家や旧中村家住宅、江差町会所会館、江差沖で沈没した幕府の軍艦を復元した開陽丸記念館などが人気の観光スポット。江差ならではのニシン蕎麦も味わってみたいご当地グルメだ。
(文:JTBパブリッシング) - 五稜郭五稜郭
幕末に築城された五芒星型をした洋式城郭・五稜郭があるエリア。戊辰戦争では旧幕府軍が本営を置いて、明治維新における戦いの最後の舞台となった場所だ。現在は五稜郭公園として開放され、桜の名所として知られている。園内には当時の箱館奉行所の建物が復元。公園のそばには高さ107mの五稜郭タワーがあり、展望台からは星型をした城郭の眺望をはじめ、函館山や津軽海峡まで見渡すことができる。
(文:JTBパブリッシング) - 函館函館
天然の良港に恵まれ江戸時代から賑わいを見せた港町。かつては青森と函館を結ぶ青函連絡船の港で、北海道の玄関口として繁栄した場所だ。100万ドルの夜景が素晴らしい函館山や港へ続く坂道、ハリストス正教会、金森赤レンガ倉庫群、旧函館区公会堂など、異国情緒漂う風景が観光客の人気を集めている。活〆のマグロやイカソーメン、ウニなど新鮮な海産物も絶品。函館の朝市などの市場巡りも楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 恵山恵山
渡島半島の南東端、太平洋に突き出した位置にある標高618mの活火山・恵山を中心としたエリア。一帯は道立自然公園に指定されており、山裾にはツツジをはじめ、60種類以上の高山植物が群生する。火口付近まで車で上ることができ、山頂からは北海道の山々や下北半島まで、360度見渡すことができる大パノラマを満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 木古内木古内
木古内は函館と江差、松前を結ぶルートの分岐点に位置する交通の要衝。北海道新幹線の開通により、新たな北海道の玄関口にもなっている。眼前の津軽海峡は豊かな漁場で水産業が盛ん。地引網体験やカキ養殖漁船の乗船体験、トロッコ鉄道乗車体験など、さまざまな体験も楽しめる。新幹線を眺める「北海道新幹線ビュースポット」や「サラキ岬」が人気ポイント。冬に行われる寒中みそぎ祭りも見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 松前松前
渡島半島の南西部に位置する松前藩の城下町。北海道で唯一の城下町で、松前藩屋敷など当時の面影を感じる史跡が随所にあり「北の小京都」とも称される風情が残る。桜の名所としても名高く、松前公園では約1万本の桜が咲き誇る。海の幸が豊富で、松前産の海産物がふんだんに使用された郷土料理も魅力だ。スルメと昆布を細切りにして漬け込んだ松前漬けや津軽海峡で獲れる本マグロはぜひ味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 福島町福島町
北海道渡島半島の南西部に位置し、南は津軽海峡、北側は大千軒岳の山岳地帯という自然に囲まれたエリア。手付かずの自然が残る岩部海岸は、道南の知床ともよばれ、グラスボートで秘境を巡るクルーズが人気だ。世界に誇る海底トンネルを記録した北海道側の「青函トンネル記念館」も訪れたいポイント。函館と松前を結ぶ道は、かつて蝦夷地の幹線道路で、その一部の古道が「殿様街道」とよばれるウォーキングルートになっている。
(文:JTBパブリッシング) - 大間大間
下北半島の北西端に位置するエリア。大間崎は本州最北端の岬で、天候の良い日には函館の五稜郭タワーまで見渡せる。ここで水揚げされる黒いダイヤとよばれる最高級品の「大間まぐろ」は全国的に知られるブランドだ。夕陽が美しい赤石海岸やニッコウキスゲの群生で知られる津鼻崎も人気。道教の神様である天妃様への信仰と日本の稲荷神社の神楽や神輿が融合した、7月に開催される世界にここだけの神事「天妃様行列」も注目だ。
(文:JTBパブリッシング) - 恐山恐山
恐山とはカルデラ湖である宇曽利山湖を囲む外輪山と、釜臥山など下北半島中央部の山々を総称した名前。湖周辺は現在も活動する活火山で、至る所から水蒸気やガスが吹き出す異様な景観は、現世とあの世をつなぐ霊場とされてきた。恐山菩提寺は、日本三代霊場のひとつに数えられ、恐山大祭で行われる死者の御霊を呼び口寄せをするイタコがいる霊場として有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 竜飛竜飛
津軽半島の最北端に位置する、津軽海峡に突き出した岬のエリア。三方を海に囲まれ、常に海風が吹き付けることから「風の岬」の異名をもつ。岬の突端の港を見下ろす高台には、白亜の龍飛埼灯台が立つ。海峡を望む「碑の丘」には「津軽海峡・冬景色」の歌謡碑があり、ボタンを押すとあの名曲が流れる。港から灯台へ上る道は日本で唯一、車の通行ができない「階段国道」として知られている。
(文:JTBパブリッシング) - むつむつ
下北半島の中央部に位置する地域。青森県で一番広く、周囲を海に囲まれ、豊かな自然が魅力のまち。多種多様な農産物、畜産物、水産物を産する食の宝庫でもある。マダラや海峡サーモン、ホタテ、スルメイカなどは絶品と評判。下北の気候を生かした「夏秋イチゴ」も人気がある。馬が放牧される尻屋崎の草原台地や尻屋崎灯台、断崖が続く仏ケ浦などが見どころだ。
(文:JTBパブリッシング) - 十三湖十三湖
津軽半島北西部にある青森県で3番目に大きな十三湖を中心としたエリア。海水と淡水が混合した汽水湖で、ヤマトシジミの名産地として知られる。シジミは宍道湖と日本一を競うほどの漁獲量を誇る。中の島ブリッジパークではシジミ採りが楽しめる。鎌倉時代から交易港の十三湊があった場所で、ハクチョウの飛来地としても知られている。特産のシジミを使ったしじみラーメンやしじみカレーも美味。
(文:JTBパブリッシング) - 外ヶ浜外ヶ浜
津軽半島の北東部、陸奥湾に面したエリア。平館の海岸線に続く松並木の道は松前街道とよばれ、松前藩が参勤交代に利用した道。全国的に珍しい国道沿いに立つ平館灯台もある。津軽線の終着駅である三厩周辺には、源義経伝説が残り義経寺や義経が兜を置いて無事を祈った甲岩がある。本マグロに三厩サーモン、イカ、タコなど新鮮な海の幸も豊富で、寿司が旨いことでも知られる。
(文:JTBパブリッシング) - 蟹田蟹田
陸奥湾に面した外ヶ浜の中心エリアが蟹田。蟹田港からは下北半島の脇野沢港を結ぶ「むつ湾フェリー」が発着する。港にある風のまち交流プラザ「トップマスト」は、地上30mの展望タワー。陸奥湾を望む圧巻の眺望が楽しめ、町の特産品なども販売している。蟹田の春の風物詩となっているのが、蟹田川のシロウオ漁。4~5月には季節限定の味を求めて多くの観光客が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 菜の花菜の花
なだらかな平原に、日本でもトップクラスの作付け面積を誇る菜の花畑が広がるエリア。その広さは東京ドーム約30個分。5月中旬のシーズンには「菜の花ロード」沿いが黄色の花で埋め尽くされる。同時期に菜の花フェスティバルも開催され、菜の花の大迷路やステージショーが行われる。菜の花ソフト、菜の花ドーナツなど、菜の花を利用したご当地グルメも人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 金木金木
作家・太宰治の出身地として知られ、津軽三味線の発祥の地でもある。レンガ塀で囲まれた重厚な太宰の生家は、太宰治記念館「斜陽館」として公開。近隣には津軽三味線会館もあり、多目的ホールで生演奏も聞ける。馬肉や山菜、長芋などを使った料理が郷土の味。海に囲まれた津軽半島では、魚介類も豊富で冬場の「鱈のじゃっぱ汁」や「貝焼き味噌」が名物だ。
(文:JTBパブリッシング) - 木造木造
1万年以上も続いた縄文時代の暮らしを伝える文化遺産が残される地域。エリア内にある遮光器土偶で有名な亀ヶ岡石器時代遺跡と田小屋野貝塚は、世界文化遺産に登録されている。遺跡からの出土品を展示する「縄文住居展示資料館 カルコ」もある。五能線の木造駅には「しゃこちゃん」の愛称でよばれる巨大な遮光器土偶が屹立。目が光り、列車の接近を知らせてくれる。
(文:JTBパブリッシング) - 五所川原五所川原
岩木山を仰ぎ見る、津軽平野のほぼ中心に位置する豊かな自然環境に恵まれたエリア。古くから多彩な人材や文化をはぐくんできた地域で、個性的な伝統文化や芸能が伝えられている。中でも高さ20mを超える「五所川原立佞武多」は圧巻の迫力。夏の祭りで運行する大型立佞武多が「立佞武多の館」で常設展示されている。青森ならではのリンゴや干し餅などが特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 陸奥横浜陸奥横浜
下北半島の首の部分に位置する、陸奥湾に面した地域。エリア内から縄文土器などの遺物が多数発掘され、先史の頃より人々の生活が営まれていた場所だ。ホタテやナマコの水産物、ジャガイモ、長芋が特産物で、春には一面に菜の花が咲き乱れる美しい自然も魅力。陸奥湾からの風を利用した風力発電施設があり、大きな風車が建ち並ぶ風景もビューポイントのひとつ。
(文:JTBパブリッシング) - 鰺ヶ沢鰺ヶ沢
世界自然遺産「白神山地」の北側に広がるエリア。白神山地を源流とする赤石渓流、落差85mの「くろくまの滝」などで、美しい自然を体験できる。鰺ヶ沢は津軽藩の御用港として栄えた港町。北前船の寄港地として大いに賑わった名残りの船主集落が残る。マダイやヒラメ、イカなどの海産物が豊富で「鰺ヶ沢ヒラメのヅケ丼」は人気のグルメ。メロンやスイカも自慢の特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 鶴田鶴田
津軽富士とよばれる岩木山を望む津軽平野にあるまち。津軽富士見湖は江戸時代に造成された県内最大の貯水湖。冬には多くの渡り鳥が越冬する湖として知られる。湖に架かる鶴の舞橋は、日本一長い木造三連太鼓橋で、ここからの岩木山の眺めも絶景。丹頂鶴自然公園には、つがいのツルが飼育され、縁結びのパワースポットとしても知られている。周辺はリンゴの栽培が盛んで、近年はブドウも注目を集めている。
(文:JTBパブリッシング) - 平内平内
陸奥湾に突き出した夏泊半島を中心とする地域。半島先端の椿山海岸・大島エリアは海水浴やキャンプ、釣りなどが楽しめる。ハクチョウが飛来する浅所海岸や夜越山森林公園も自然を満喫できるスポット。養殖ホタテは日本有数の水揚げ量を誇り、ホタテのすべてが揃う「森と川と海『ほたて広場』」で、獲れたてのホタテを堪能できる。帆立ラーメンや磯ぞうすいなど味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 野辺地野辺地
下北半島の付け根に位置する、陸奥湾に面した地域。盛岡藩が管轄する港町として発展し、古くから北前船などの交通の要衝として栄えたエリア。「旧野村家住宅離れ」や「浜町の常夜燈」「のへじ祇園まつり」など、随所に当時の繁栄を感じさせる遺構や文化が残る。活きホタテやトゲクリガニ、葉付きこかぶが自慢の特産品。寄せ豆腐、茶がゆなど、上方文化が移入された郷土料理も楽しみだ。
(文:JTBパブリッシング) - 深浦深浦
津軽地方の西側、日本海に面した地域で、古くは北前船の風待ち港として栄えた場所。京都・大阪からの文化が導入された玄関口でもあり、円覚寺など多くの文化財が残されている。世界自然遺産・白神山地と日本海に囲まれ、夕陽が美しい海岸線などの豊かな自然も魅力。青森県で一番の水揚げ量を誇る本マグロが有名で、新鮮魚介類と大自然、温泉を堪能できるリゾート施設も充実している。
(文:JTBパブリッシング) - 板柳板柳
岩木山を目の前に望む、津軽平野のほぼ真ん中に位置するエリア。林野は少なく、中央を流れる岩木川と十川流域に広大なリンゴ園と水田が広がっている。青森を代表するリンゴの里で、散策路が整備されたアップルモール沿いにリンゴ資料室や加工場を備えた「板柳町ふるさとセンター」があるほか、リンゴを素材にした創作工房の工芸館などがある。5月中旬のリンゴの花が咲き誇る季節がおすすめのシーズン。
(文:JTBパブリッシング) - 新青森新青森
東北新幹線の新青森駅を中心としたエリア。新幹線はここから先が北海道新幹線となる。市街地の西側に位置し、青森駅までは電車で5分ほどの距離。南側には巨大な掘立柱建物跡をはじめ2000点を超える土偶などが出土し、世界遺産にも登録される三内丸山遺跡がある。また遺跡に隣接する青森県立美術館も見逃せないポイント。現代美術家・奈良美智の高さ約8.5mある「あおもり犬」で知られる美術館だ。
(文:JTBパブリッシング) - 青森青森
穏やかな陸奥湾に面した開港400年を迎える港町。函館と結ぶ青函連絡船が発着した交通の要衝で、青森港にはかつての連絡船・八甲田丸がメモリアルシップとして係留されている。周辺には観光物産館のアスパム、ねぶたの家ワ・ラッセなど、見どころも点在。新鮮魚介類が豊富で海鮮グルメも魅力。青森魚菜センターで味わえる「のっけ丼」がおすすめ。熱気に包まれる8月の「青森ねぶた祭」は必見のイベント。
(文:JTBパブリッシング) - 浅虫温泉浅虫温泉
1200年以上の歴史をもち「東北の熱海」や「青森の奥座敷」ともよばれる温泉地。夏泊半島の根元に位置する、浅虫夏泊県立自然公園の自然に恵まれたエリアだ。道の駅「浅虫温泉」ゆーさ浅虫では、手軽に浅虫の湯を楽しめる。温泉だけではなく、海水浴やカヤック、SUP、海釣りなどのアクティビティも体験できるのが魅力。もちろん新鮮な海鮮料理を味わえるご当地グルメも堪能したい。
(文:JTBパブリッシング) - 十二湖十二湖
屋久島と並んで、日本で初めて世界自然遺産に登録された白神山地西部に位置する湖沼。原始のブナ林に囲まれた30以上の湖沼群を総称した名称だ。中でもコバルトブルーに輝く「青池」が、神秘的な雰囲気を漂わせる湖として有名。青色の湖水が美しい「沸壷の池」の湧水は環境省選定の「平成の名水100選」にも選ばれている。湖を巡るトレッキング前には、森の物産館キョロロやビジターセンターに立ち寄ると便利。
(文:JTBパブリッシング) - 岩木山岩木山
津軽地方の西側にそびえる青森県の最高峰。なだらかに裾野を広げる姿から津軽富士ともよばれている。津軽岩木スカイラインが通じており、8合目まで車で上ることが可能。終点から9合目までリフトが運行する。さらに山頂までは40分ほどだ。独立峰のため360度の眺望が楽しめる。山麓には嶽温泉、湯段温泉、百沢温泉などの温泉郷が点在。トウモロコシの「嶽きみ」や岩木山中腹で育ったリンゴが特産品だ。
(文:JTBパブリッシング) - 黒石黒石
八甲田山の山裾に広がるリンゴ畑が美しいエリア。江戸時代からの城下町で、歴史を感じる町並みが今も残されている。厳しい吹雪から人々を守るために造られたアーケード状に続く道「こみせ」は、日本の道百選にも選ばれている。造り酒屋、蔵などが並ぶ通りは重要伝統的建造物群保存地区にも指定。特産品のリンゴのほか「黒石焼きそば」や「黒石つゆやきそば」などのご当地グルメも味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 大釈迦大釈迦
青森県のほぼ中央に位置する自然豊かな地域。古くから信仰の山とされる梵珠山があり、周辺には仏教に関する地名も多い。山の八合目付近には「釈迦の墓」の伝説があり、旧暦の7月9日頃に不思議な光が目撃されるという。地元では「お釈迦様の墓に高僧の霊が帰ってくるときの後光」と伝わり、夜間登山イベント「火の玉探検」が毎年開催される。山の麓には青森県立自然ふれあいセンターがあり、ブナ林や動植物の学習体験が可能。
(文:JTBパブリッシング) - 八甲田八甲田
青森市の南側にそびえる、大岳を中心とした複数の山々が連なる山岳森林地帯。周辺は十和田八幡平国立公園に指定される手付かずの自然に囲まれている。渓流や滝も見られ、火山の名残りの温泉も数多く点在する。田茂萢岳・山頂付近に広がる湿原は、高山植物の宝庫として有名。八甲田ロープウェーを利用すれば、誰もが気軽に八甲田山の自然を満喫するトレッキングを体験できる。
(文:JTBパブリッシング) - おいらせおいらせ
青森県と秋田県にまたがる十和田湖から流れ出る奥入瀬川。その渓流沿い、湖畔から約10数キロに渡って清流が流れる渓谷一帯を「奥入瀬渓流」とよぶ。国の特別名勝、天然記念物として保護される自然は感動的。渓流沿いには遊歩道が整備。滝や美しい清流を眺めながら散策を楽しめる。新緑や紅葉の名所としても知られ、シーズンには多くの観光客が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 三沢三沢
青森県の東部、太平洋と広い小川原湖に挟まれた地域。中央に三沢空港と在日米軍基地、航空自衛隊基地があり、まちの中心部にはアメリカを感じる建物やグルメが集まる独特な雰囲気が特徴。三沢航空科学館や秋に開催される三沢基地航空祭などがあり、航空ファンにとってはたまらない場所。寺山修司記念館などの文化的なスポットや馬産地ならではの乗馬体験、イカやホッキ貝などの新鮮魚介も人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 弘前弘前
弘前藩の城下町として栄えたエリア。津軽地方の中心都市として古い歴史を誇り、旧弘前市図書館や藤田記念庭園洋館、弘前学院外人宣教師館など古い建造物が随所に残る。全国でも有数のリンゴの生産地としても知られ、アップルパイなどのスイーツも評判。弘前公園で行われる「弘前さくらまつり」や弘前城も全国的に有名だ。夏に開催される「弘前ねぷたまつり」は国の重要無形民俗文化財。
(文:JTBパブリッシング) - 田舎館田舎館
青森県のほぼ真ん中、津軽平野に位置する地域。水田をキャンバスに見立てて、色の異なる稲を絵具代わりに巨大な絵を描く「田んぼアート」で知られる。2カ所の会場があり、城郭などを模した展望台からアートを堪能できる。ここで発掘された弥生時代の垂柳遺跡は、東北北部での弥生文化受容の可能性を示す重要な遺跡。埋蔵文化センター、田舎館村博物館で遺跡を見学できる。
(文:JTBパブリッシング) - 十和田湖十和田湖
十和田八幡平国立公園内に位置する、青森を代表する観光ポイント。周囲を外輪山で囲まれたカルデラ湖で、奥入瀬渓流の源でもある。周辺にはブナの自然林が広がり、新緑や紅葉の時期には多くの観光客が訪れる。遊覧船やカヌーが体験できるほか、釣りやキャンプなどのレジャーも楽しめる。湖畔には高村光太郎の最後の作品である「乙女の像」が立つ。ヒメマスやワカサギ料理が名物グルメだ。
(文:JTBパブリッシング) - 八戸八戸
青森県の東端にある、太平洋に臨んだ地域。八戸港は工業港、フェリー港を兼ねた大きな港で、新鮮な魚介類が多く水揚げされる水産都市でもある。「八食センター」や「中央卸売市場」「屋台村みろく横丁」などでは、鮮度抜群の磯料理や郷土料理が味わえる。周辺には天然芝生が広がる種差海岸やウミネコの繁殖地・蕪島があり、こちらも訪れたいポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 田子田子
青森県の最南部にあり、岩手県と秋田県に接する山間のエリア。エリアの約80%が山林で、豊かな自然にあふれ「日本で最も美しい村」連合にも加盟している地域だ。人工の灯りが少ないことから、星空が美しいことでも有名。雄大な自然の中でのびのび育った田子牛と国内最高級と評されるニンニクの産地でもある。6月下旬に開催される「にんにく収穫祭」では、生のニンニクを購入できる。
(文:JTBパブリッシング) - 三戸三戸
青森県の南側、岩手県に接する所に位置する、山々に囲まれた盆地。戦国時代には南部氏の城下町で、かつて三戸城があった城山公園は桜の名所として名高く、県南随一の花見スポット。リンゴをはじめ、サクランボやモモなどの栽培が盛んな地域で、各種加工品がおみやげに人気。麦やそばなどの「粉もの」の食文化も発達し「せんべい汁」や「ひっつみ」とよばれる「すいとん」などがご当地グルメだ。
(文:JTBパブリッシング) - 南部南部
エリアの南側に名久井岳があり、地域の中央部を東西に馬淵川が流れる丘陵地帯。南部藩発祥の地であり、エリア内には聖寿寺館跡、南部利康霊屋などの史跡や文化財が随所に点在する。また、フルーツ王国としても知られ、サクランボをはじめリンゴ、洋ナシ、ブルーベリー、モモなどの果物狩りを体験できるほか、名川チェリリン村では農業体験も楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 八森八森
秋田県の北部、日本海に面した地域。南部の砂浜、北部の岩浜など、夕陽が美しいサンセットビーチが数多くある。白神山地を訪れる際の南側の観光拠点でもあり、豊かな自然も自慢。チゴキ岬や鹿の浦展望所などが人気の絶景ポイント。秋田名物のハタハタや石川そばがおすすめのご当地グルメ。八森沖で獲れた新鮮魚介などが並ぶ「はちもり観光市」には、その場で焼いて食べられる炉端焼きコーナーがある。
(文:JTBパブリッシング) - 大鰐大鰐
津軽地方の南端に位置する、豊かな自然と温泉で知られる津軽の奥座敷。大正時代にスキー場が造られた競技スキーの聖地である阿闍羅山を擁し、大鰐温泉スキー場は全国規模の大会が開催される。ツツジで有名な茶臼山公園や大円寺、地域交流センター 鰐comeが人気の観光スポット。みやげはワニのキャラクター型たい焼きの「大鰐焼き」や「茶臼餅」「あじゃら餅」がおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 小坂小坂
十和田湖の西側、青森県との県境に位置するエリア。80%以上が森林地帯で、江戸時代から金・銀・銅などを採掘する鉱山として栄えた場所だ。かつての繁栄を伝える「小坂鉱山事務所」や芝居小屋「康楽館」が国の重要文化財に登録され、十和田湖の自然と共に観光拠点となっている。歴史的建造物が建ち並ぶ「明治百年通り」は、アカシアが香る「かおり風景100選」に選ばれている。
(文:JTBパブリッシング) - 侍浜侍浜
久慈市の北方、宮城・岩手・青森の三県各地に創設された三陸復興国立公園(旧陸中海岸国立公園)で、岩手県内の最北にあたる海岸に面した地域。南北10kmに渡って豪快な100mを越す高さの断崖が連なり、赤松林の中に遊歩道が造られた風光明媚なエリアだ。海の幸、山の幸、里の幸が豊富な北三陸の侍浜は、ウニ、アワビの魚介をはじめ、そば、地酒など、おいしいグルメが盛りだくさん。郷土料理の「まめぶ」も味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 能代能代
米代川の河口のまちとして発展、秋田杉の木材加工で栄え「東洋一の木都」と称された地域。材木界の迎賓館とよばれる旧料亭「金勇」など、栄華を今に伝える歴史的建造物が残る。恋文神社がある「きみまち阪県立自然公園」や能代バスケミュージアムが人気のスポット。ご当地グルメでは、白神エリアの食材がのった「かましメシ」がおすすめ。JAXAのロケット実験場がある宇宙の町でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 大館大館
秋田県北部の山間地にある地域。大館盆地を中心にまちが広がる。秋田スギなどの天然資源を活かした製材業や木工品・家具製造が盛ん。中でも木工品の「大館曲げわっぱ」は国指定の伝統工芸品。忠犬ハチ公の生誕地としても知られ、秋田犬とゆかりの深い土地。「大館市観光交流施設 秋田犬の里」や「扇田神明社」がおすすめスポット。「比内地鶏」の産地としても有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 鹿角鹿角
十和田湖の南側、北東北のほぼ中央に位置する。周辺は古くから人々が暮らした地域で、縄文時代の大湯環状列石が残るほか、神々の舞いとして知られる「大日堂舞楽」が伝わる。千年以上の歴史ある尾去沢鉱山の麓に位置することから、鉱山のまちとしての一面もある。武家屋敷通りなど伝統的な建物が残り、歴史散策も楽しめる。きりたんぽ発祥の地でもあり、11月には「きりたんぽ発祥まつり」が開催される。
(文:JTBパブリッシング) - 久慈久慈
岩手県の北東部に位置し、太平洋に面した海岸沿いには、三陸復興国立公園に指定されるダイナミックな自然が広がる。国内最北端の海で漁をする「北限の海女」のまちとして知られ、小袖海女センターでは海女漁の実演が見られる。また、世界でも有数の琥珀の採掘産地であり、久慈琥珀博物館では琥珀の採掘体験ができる。日本一といわれるシラカバ林が広がる平庭高原には、東北で唯一の平庭闘牛場もある。
(文:JTBパブリッシング) - 野田野田
北上山地の東麓に広がる、野田湾に面した地域。長くゆるやかな海岸線が続く「十府ヶ浦」は、代表的な景勝地だ。荒れた外海の海流にもまれた野田湾育ちの「荒海ホタテ」やワカメなどの三陸の海の幸が特産品。国内最大級の収穫量を誇る山ぶどうもジュースやワイン、ジャムなどに加工されて販売している。また、古くから製塩が盛んな地域で、海水を数日間煮詰めて作る「のだ塩」も人気のみやげ品。
(文:JTBパブリッシング) - 男鹿男鹿
秋田県の北西部、日本海に突き出た男鹿半島のほとんどを占める地域。男鹿といえば「ナマハゲ」が有名。国の重要無形民俗文化財に指定される伝統行事で、なまはげ館や男鹿真山伝承館など関連する施設や行事が数多くある。三方を海に囲まれた男鹿半島は、豊かな自然も魅力。草原が広がる寒風山や入道崎、ゴジラ岩などが人気の景勝地。ハタハタやタラの鍋料理や豪快な漁師料理の「石焼料理」も味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 岩泉岩泉
盛岡の東、岩手県中央部の東側に位置する地域。本州で最も面積の広いまちといわれ、各所に湧き水があり、おいしい水に恵まれたエリアでもある。日本三大鍾乳洞に数えられる龍泉洞は、ドラゴンブルーと称される、世界有数の透明度を誇る地底湖が見どころ。海岸沿いの「みちのく潮風トレイル」や岩泉のシンボル宇霊羅山を歩くルートは初心者におすすめ。櫃取湿原のミズバショウや早坂高原のツツジも見事だ。
(文:JTBパブリッシング) - 秋田秋田
江戸時代から久保田藩の城下町として賑わいを見せた秋田県の中心。土崎港は北前船の寄港地として栄えた港だ。久保田城跡である千秋公園をはじめ、旧城下町の面影を残す建物や旧跡が随所に点在する。きりたんぽや稲庭うどん、比内地鶏など、秋田ならではのグルメも豊富。東北三大まつりの一つに数えられる「秋田竿燈まつり」は必見のイベント。国の重要無形民俗文化財に指定される夏の風物詩だ。
(文:JTBパブリッシング) - 田沢湖田沢湖
日本百景にも選ばれる景勝地。日本で一番深い湖で、コバルトブルーの湖面は息を呑むほどに美しい。湖畔に立つ「たつこ姫伝説」に由来する黄金色のブロンズ像が湖のシンボル。キャンプやサイクリングなどのレジャースポットも充実しており、約40分かけて湖を一周する遊覧船もおすすめ。赤い鳥居と湖面のコントラストが美しい「御座石神社」や「かたまえ山森林公園」の展望台から、湖の絶景が楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 雫石雫石
岩手県の中部、秋田県との県境にある山々に囲まれた盆地のエリア。盛岡の西側に位置している。岩手山を望む緑の大自然に抱かれた小岩井農場をはじめ、御所湖ファミリーランド、雫石スキー場、鶯宿温泉など、多くの見どころが点在。高品質の牛乳を使って作られるバターやチーズ、アイスクリームなどの小岩井農場限定製品や雫石牛、南部鋳造アクセサリーが人気の特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 盛岡盛岡
北上盆地のほぼ中央部に位置する、南部氏が築いた盛岡城(不来方城)の城下町として発展した地域。往時を物語る盛岡城跡公園や岩手銀行(旧盛岡銀行)の赤レンガ館などの歴史的建造物が残る街並みを辿る歴史散策も楽しい。伝統ある南部鉄器や漆器、ガラス製品など多彩な伝統工芸品も魅力だ。「わんこそば」や「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」といった盛岡ならではの味も堪能したい。
(文:JTBパブリッシング) - 宮古宮古
三陸海岸に面した本州最東端にあたるエリア。三陸を代表する景勝地・浄土ヶ浜や最東端の地に立つ魹ヶ埼灯台など、雄大な自然景観を満喫できる。水揚げ量日本一の真ダラや毛ガニなどの海の幸を活かしたグルメも盛りだくさん。牛乳ビンに詰め込んだ、宮古の旬の食材をご飯にかけて食べる「瓶ドン」が人気。青の洞窟を巡る「さっぱ遊覧船」やホタテ養殖漁師が案内する漁船クルーズツアーなどの体験も楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 浄土ヶ浜浄土ヶ浜
三陸復興国立公園にある三陸を代表する景勝地。今から5200万年前に形成されたといわれ、火山岩の白い岩が林立する入り江で、極楽浄土のような美しい景観から、この名がある。鍬ヶ崎、賽の河原、千畳敷、エボシ岩、屏風岩など、多数の見どころが点在。浄土ヶ浜マリンハウスでは、モーターボートによる島巡りやさっぱ船(小型の磯船)での観光、貸しボートを受付けている。
(文:JTBパブリッシング) - 岩城岩城
秋田市の南側に隣接する、日本海に面した美しい自然環境に囲まれた地域。内陸部にはかつて城下町だった名残りの亀田城跡と史跡伝承保存の里・天鷺村などの観光スポットがある。日本海に沈む夕陽が美しい海岸沿いの道の駅岩城 アキタウミヨコは、海遊び、キャンプ、温泉、さらに海の幸・山の幸が楽しめる秋田の魅力が凝縮した人気の施設。日本海洋上花火大会の会場としても知られている。
(文:JTBパブリッシング) - 角館角館
江戸時代の初めから城下町として栄えた地域。玉川と桧木内川に沿って市街地が広がり、三方を山々に囲まれた落ち着いた風情の中に、歴史ある武家屋敷が立ち並ぶ、まさに「みちのくの小京都」とよばれるのにふさわしいエリア。江戸時代の町並みがそのまま残る「武家屋敷通り」は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。また、桧木内川堤の桜も有名でシーズンには2kmにおよぶ桜のトンネルになる。
(文:JTBパブリッシング) - 本荘本荘
出羽富士と称される鳥海山を望む平野に広がるエリア。交通の要衝として栄え、北前船の拠点として賑わった港でもある。関西との文化交流が盛んだったため、歴史を感じさせる建造物も数多く残る。鳥海山からの雪解け水がミネラル豊富な土壌を作り、米どころとしても名高い。コシのある「本荘うどん」や黒毛和牛の「秋田由利牛」が人気のご当地グルメ。「本荘刺し子」「本荘こけし」などの伝統工芸も盛んだ。
(文:JTBパブリッシング) - 大槌大槌
陸中海岸の中央部、大槌湾へそそぐ大槌川と小槌川沿いに集落が広がる。地域の9割は林野で、河口周辺の扇状地は湧き水が多く「湧水のまち」として知られる。湧水は豆腐作りや酒造、サケ・マスの孵化場などで利用されている。鯨山の登山やひょうたん島とよばれる蓬莱島、浪板海岸、崎山展望台などが観光スポット。大槌城跡の城山公園や巨大風車が建ち並ぶ新山高原でも雄大な自然の眺めを楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - にかほにかほ
秋田県と山形県の県境に位置し、鳥海山の麓に広がるエリア。鳥海山からの水源を利用した稲作と漁業が盛ん。生ガキや寒ダラの鍋料理やタラ汁、ハタハタ寿司などが郷土の味覚。豊富な水源を利用した酒造りも古い歴史をもつ。神秘的な空間が広がる中島台・獅子ヶ鼻湿原、日本海を一望できる仁賀保高原、1日約5万トンにもおよぶ水が湧き出す元滝伏流水などで、素晴らしい自然を体感できる。
(文:JTBパブリッシング) - 大曲大曲
秋田県の南東部に位置する横手盆地の北側、日本有数の穀倉地帯・仙北平野に広がるエリア。毎年8月下旬に行われる全国花火競技大会「大曲の花火」の開催地であり、花火のまちとしてその名が知られている。雄物川河川敷で行われる花火では、全国の一流花火師たちが技を競い合う。国内で最も権威ある花火大会のひとつだ。周辺では、大正時代の洋館が残る旧池田氏庭園や古四王神社が見どころ。
(文:JTBパブリッシング) - 花巻花巻
北上平野の中央部に位置し、西に奥羽山脈、東に北上高地と山々に囲まれた地域。宮沢賢治や高村光太郎ゆかりの地として知られ、宮沢賢治記念館、羅須地人協会、イギリス海岸、高村光太郎記念館など多数の関連施設が点在する。西側の山間には南部藩のお抱え温泉でもあった花巻温泉郷がある。自然の中に泉質の異なる12の温泉があり、湯めぐりを楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 遠野遠野
岩手県の内陸部にあり、太平洋側の釜石と西側の花巻に挟まれた地域。柳田國男の『遠野物語』の舞台となった場所で、カッパやザシキワラシなどが登場する民話が伝わる。「永遠の日本のふるさと」をテーマに掲げており、初めてなのに懐かしい日本の原風景に出合えるのが魅力。幻想的な荒神神社や雄大な荒川高原、『遠野物語』の舞台でもある「土淵山口集落」などで故郷を満喫したい。
(文:JTBパブリッシング) - 釜石釜石
幕末に洋式高炉が建設されて以来、産業近代化の担い手となった近代製鉄発祥の地。世界遺産に登録される橋野鉄鉱山や旧釜石鉱山事務所、栗橋分工場跡など、多くの史跡や施設が残される。また、漁業も盛んで、三陸の鮮魚を使用した海鮮丼は釜石の味の定番。かつて「北の鉄人」とよばれ、日本選手権大会で7連覇を成し遂げた「新日鐵釜石ラグビー部(現日本製鉄釜石シーウェイブス)」があるラグビーのまちとしても知られている。
(文:JTBパブリッシング) - 横手横手
横手盆地の中央部に広がる水田地帯にある、稲作をはじめ、果樹や野菜の生産が盛んなエリア。中でもリンゴやブドウ、サクランボが有名だ。豪雪地帯ならではの伝統行事「かまくら」や日本三大焼きそばの「横手やきそば」で知られている。横手市ふれあいセンターかまくら館や秋田ふるさと村、横手公園展望台などが人気の観光スポット。里芋の郷土料理「いものこ汁」や「いぶりがっこ」など、本場の味を堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 北上北上
民俗芸能の「鬼剣舞」と「みちのく三大桜名所」に数えられる北上展勝地で有名な地域。北上川河畔の2kmに渡る桜並木と、展勝地公園内に咲き誇る約1万本の桜風景は、一度は見ておきたい眺め。ここは縄文の昔から人々が暮らしを営んだエリアで、樺山遺跡ではストーンサークルが発見されている。周辺部には大自然が広がり、キャンプ場やアウトドア施設なども充実。夏油高原スキー場や夏油高原温泉郷も人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 象潟象潟
松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅で、最北の目的地として訪れた歌枕の地。九十九島とよばれ、潟湖(入江の湖)に島々が浮かぶ風景は、仙台の松島と並ぶ景勝地だった。江戸後期の大地震で海底が隆起し陸地となったが、周囲の水田に水が張られる春には、かつての風景が再現される。黄金色に稲穂が色づく時期も、美しい景色が広がり、道の駅象潟「ねむの丘」の展望室や蚶満寺から、その景色を堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 遊佐遊佐
庄内平野の北端、秋田県との県境に位置するエリア。北側に出羽富士とよばれる鳥海山がそびえ、中央を横切るように月光川が流れるのどかな場所だ。秋にはサケの遡上が見られる川で、町の中心部には鳥海山を起源とする湧水や自噴井戸が随所にある。夏は鳥海山登山や美しい浜辺での海水浴が人気のアクティビティ。豊かな自然に育まれた米や野菜の農産物、岩ガキやサケも自慢の特産物。
(文:JTBパブリッシング) - 秋田湯沢秋田湯沢
まちは横手盆地の南端にあり、その南側を広い山地が占めている。秋田県の南端に位置し、古くから秋田の南の玄関口として交通の要衝であった地域。小野小町の生誕地という伝説が残る落ち着いた町並みや伝統の祭りが訪れる人を魅了する。名前が示すように小安峡温泉、秋の宮温泉郷などの温泉地が点在する「いで湯の宝庫」でもあり、全国的に名高い稲庭うどん、伝統ある川連漆器、地酒などが有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 平泉平泉
平安時代後期に奥州藤原氏の本拠地が置かれた場所。およそ100年に渡って続いた平泉文化の中心で、当時は京の都に次ぐ賑わいだったと伝わる。中尊寺や毛越寺、無量光院跡など古寺や遺跡が残り、これらを中心とした周辺一帯は世界文化遺産に登録。中でも中尊寺は12世紀から残る唯一の建造物で、金色堂をはじめ国宝や重要文化財の宝庫だ。散策やサイクリングで奥州藤原氏が築いた理想郷を巡ってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 陸前高田陸前高田
岩手県の南東端、宮城県との県境に位置する三陸海岸の南の玄関口。唐桑半島と広田半島に囲まれた、広田湾の奥に中心部のまちが広がる。風光明媚なリアス海岸の地域で、豊富な海産物も魅力のひとつ。カキ、アワビなどの貝類や海藻類がおいしいと評判だ。海に流れ込む気仙川ではアユやヤマメなども獲れる。アバッセたかた、陸前高田発酵パーク CAMOCY、 気仙大工左官伝承館などが人気の観光ポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 大船渡大船渡
海に面した一帯は典型的なリアス海岸で、風光明媚な三陸復興国立公園のほぼ中央に位置する。主要産業のひとつが水産業で「大船渡さかなグルメフェア」などのイベントが人気。ご当地グルメの「大船渡さんまら~めん」も味わいたい。三陸ジオパークの碁石海岸は大船渡随一の景勝地。太平洋を一望する首崎灯台や車で上ることができる夏虫山からも絶景が堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 酒田酒田
羽州屈指の港町として栄え、日本一の地主だった本間家などの豪商が活躍したまち。米どころ酒田の歴史を今に伝える山居倉庫や木造六角灯台が立つ日和山公園、老舗料亭だった山王くらぶ、本間家旧本邸など、見どころが数多く点在する。日本海有数の漁獲量を誇る海の幸や酒田の食材を使用した「酒田フレンチ」、魚介系スープが特徴の酒田ラーメンなど、グルメの楽しみも豊富。
(文:JTBパブリッシング) - 真室川真室川
山形県内陸部の最北端に位置し、秋田県と接する。大部分が緑の山林地帯で、古くから林業が盛んなエリアだ。小さなまちだが戦後に流行した「真室川音頭」で全国的な知名度をもつ。自然が溢れる土地柄だけに、加無山県立自然公園、滝の沢の一本杉などで巨木や森を巡る散策がおすすめ。真室川には土偶や秘仏などの文化財も多くあり、歴史・史跡巡りも楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 一関一関
岩手県の最南端にあり、東北地方のほぼ中心に位置している地域。国の名勝に指定される猊鼻渓や奇岩・深淵が連続する厳美渓、ブナの森林が広がる栗駒山など、変化にとんだ風景が楽しめる。ファミリーで遊んで・食べて・体験できる「岩手サファリパーク」や「Ark館ヶ森」などの施設も人気が高い。太平洋まで一望できる室根山頂上は満天の星空が輝くスターウォッチングの名所。きらら室根山天文台での天体観測も面白い。
(文:JTBパブリッシング) - 気仙沼気仙沼
宮城県の北端に位置する気仙沼は、世界でも有数の漁場である三陸沖に面した活気ある港町。気仙沼港にはカツオやサンマ、近海マグロなどさまざまな魚が水揚げされ、年中、旬の魚介を味わえる。国立公園の唐桑半島や東北最大級の有人島・気仙沼大島などの自然も魅力。典型的なリアス海岸の眺めはまさに絶景だ。港町の歴史や文化が感じられる町なかでは、刺身や寿司、海鮮丼など旬のグルメも楽しみ。
(文:JTBパブリッシング) - 余目余目
米どころの庄内平野の中央部にある余目は、最上川の舟運などで栄えた商人のまち。築80年の巨大な米倉庫を改装した観光施設「クラッセ」をはじめ、江戸時代からの歴史を誇る醤油屋や酒蔵など、風情あふれる町並みが幾多の歴史建造物とともに残されている。船着き場だった小出沼農村公園、余目八幡神社なども、訪れてみたい。郷土料理や地酒のほか、数多くのラーメン店が集まる地域としても有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 新庄新庄
最上川中流域の新庄盆地に位置する、新庄藩の城下町として繁栄した地域。最上地方の中心であり、エリア内には新庄城跡など多くの史跡や松尾芭蕉ゆかりの地などが残される。絢爛豪華な20台の山車行列が行われる「新庄まつり」は、ユネスコの無形文化遺産に登録。良質の水に恵まれた新庄は、そば処としても有名。「とりもつラーメン」や「納豆汁」などの郷土料理も味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 鳴子鳴子
栗駒国定公園内にある温泉郷。福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉とともに奥州の三名湯に数えられる。中心の鳴子温泉には近代的な宿泊施設や食事処が並び、2カ所の共同浴場がある。古くからの湯治場だった東鳴子温泉は、仙台藩伊達家専用の御殿湯があった場所。こじんまりとした温泉街は歴史を感じさせる風情が残る。全国的に有名な鳴子こけしや350年の歴史をもつ鳴子漆器は鳴子が誇る伝統工芸品。
(文:JTBパブリッシング) - 岩出山岩出山
米沢から移封された伊達政宗が、仙台城に移るまで本拠を置いていた地域。岩出山城址の城山公園はソメイヨシノを中心とした桜の名所。美しい日本庭園がある伊達家の学問所だった旧有備館などの史跡も点在する。視覚・聴覚・嗅覚・味覚といった感覚をテーマとする「感覚ミュージアム」も人気のスポット。全国でも有数の売上高を誇る巨大な道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」には、北海道の有名チョコメーカー「ロイズ」の直営店がある。
(文:JTBパブリッシング) - 登米登米
宮城県の北部、岩手県との県境に位置する地域。広大な田園地帯が広がるエリアで、古くから米の名産地として知られる。化学肥料などを極力使用しない環境保全米は、登米の自慢の特産品。また肉牛生産者も多く「仙台牛」の生産地としても有名だ。かつての城下町だった登米町(とよままち)エリアには、明治時代の小学校や県庁などの洋風建築が残り「みやぎの明治村」とよばれている。
(文:JTBパブリッシング) - 鶴岡鶴岡
日本海に面した鶴岡は、庄内地方の南部にあり、日本でも有数の稲作地帯。伝統的な食文化が世界的に評価されており、庄内平野の米と新鮮野菜、庄内浜から揚がる地魚を使った寿司や海鮮丼など、グルメも楽しみなエリアだ。鶴岡名物の細打ちうどん「麦切り」などの麺類も人気メニュー。旧城下町地区の歴史的建造物巡りや羽黒山・月山・湯殿山の出羽三山参拝も鶴岡の旅の楽しみ。
(文:JTBパブリッシング) - 尾花沢尾花沢
東に奥羽山地、西に最上川が流れる尾花沢盆地に位置し、“ヤッショマカショ”の掛け声で知られる「花笠踊り」の発祥の地。自然が豊富で、徳良湖や花笠高原、御所山など、大自然の中でレジャーを楽しめるフィールドがあふれている。雪降り和牛の名をもつ「尾花沢牛」や生産量日本一を誇る「尾花沢すいか」「尾花沢そば」は自慢の特産品。スイカ果汁をタップリ使用したスイカサイダーやすいかカレーも人気。
(文:JTBパブリッシング) - 銀山温泉銀山温泉
銀山川の両岸に、三層、四層の木造旅館が軒を連ねる温泉街は、大正ロマンの風情が漂い、一度は訪れたい温泉の代表格。足湯の和楽足湯や共同浴場・しろがね湯などもあり、温泉街をそぞろ歩くのも楽しい。新緑や紅葉の時期はもちろん、雪景色の温泉街も心に残る風景だ。温泉街の奥には400年前に賑わった銀鉱山跡の銀坑洞や白銀の滝、洗心峡、河鹿橋などもあり、自然の中での散策も楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 南三陸南三陸
宮城県北東部に位置する、太平洋に面した地域。沿岸部はリアス海岸特有の変化にとんだ景観を有し、三陸復興国立公園の一角を成している。南三陸屈指の景勝地・神割崎や、ツツジが美しい田束山などがおすすめ。志津川湾を一望する「うみべの広場」にはイースター島(チリ共和国)から贈呈された本物のモアイ像が立つ。ご当地グルメのキラキラ丼が食べられる南三陸さんさん商店街や南三陸ハマーレ歌津で、地元の特産品を購入できる。
(文:JTBパブリッシング) - 河北河北
山形県のほぼ中央部にある小さなまち。かつては最上川舟運の紅花の集散地として栄えたエリア。紅花を上方に運んだ船は、帰り荷として雛人形や上方文化をもたらし、それが現在も受け継がれている。「雛とべに花の里」がキャッチフレーズで、紅花で繫栄した文化は紅花資料館、豪農の屋形・安部権内家などで見ることができる。現在はサクランボの栽培も盛んで、「冷たい肉そば」も人気のご当地グルメ。
(文:JTBパブリッシング) - 村山村山
山形県の中央部にあり、東西に長い形をした地域。中央を最上川が流れ、流域には肥沃な大地が開けている。環境省の「かおり風景100選」に認定される東沢バラ公園やアップテンポなお囃子と力強い踊りが特徴の「むらやま徳内まつり」が良く知られている。そば処としても名高く、有名店が並ぶ「そば街道」で本場の味を堪能できる。アグリランドむらやまをはじめ、地域内には農業体験や産直市場が多数点在する。
(文:JTBパブリッシング) - 古川古川
古川は歴史ある岩出山地区や、古くからの湯治場・鳴子温泉郷がある大崎市の中心に位置する地域。周辺部は「大崎耕土」とよばれる肥沃な大地に囲まれる、おいしいコメの生産地。『ササニシキ』『ひとめぼれ』などの米品種を誕生させた古川農業試験場がある。ブランド米の「ささ結」は「道の駅おおさき」などで購入できる。古川神社や彼岸花の群生地として有名な羽黒山公園が人気の観光スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 温海温海
温海は鶴岡の南側、山形県南端部を流れ日本海にそそぐ温海川沿いに湧出する温泉地。開湯1200年以上の歴史ある温泉で、朝市や足湯カフェ、桜並木などがあり、温泉街散策も楽しい。誰もが利用できる3カ所の共同浴場や足湯、飲泉所もある。春の桜をはじめ、6月から10月まで次々と咲き誇る「あつみ温泉ばら園」、秋の「あつみ温泉お湯輿まつり」などのイベントも楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 東根東根
山形県の中央東部にある東根は、サクランボの王様「佐藤錦」の発祥の地。生産量日本一を誇る地域だ。また、モモやブドウ、リンゴ、イチゴなどの栽培も盛んなフルーツ王国でもある。果物がふんだんに使われたスイーツに出合えるほか、フルーツ狩りを楽しめる観光果樹園が多数ある。食材が豊富な土地柄で、山形の郷土料理やそば、麩懐石、ラーメンといった独自の食文化も魅力。
(文:JTBパブリッシング) - 寒河江寒河江
出羽三山の月山や朝日連峰、奥羽山脈などの山々に囲まれた自然豊かなエリア。山形県の母なる川・最上川と寒河江川が流れ、その肥沃な大地から多くの農産物が生産される。中でもサクランボが有名で、シーズンには多くの観光客が訪れる。ツツジが美しい寒河江公園やさくらんぼ会館、古澤酒造資料館、本山慈恩寺などが人気の観光スポット。東北屈指の神輿の祭典「寒河江まつり」などのイベントも楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 天童天童
天童といえば「将棋」。江戸時代から続く将棋駒の生産は全国の9割以上を占める。日本で唯一の天童将棋資料館があるほか、地域の随所に将棋のオブジェが設置されている。天童桜まつりに行われる「人間将棋」は、甲冑に身を包んだ武者が駒となり、特大将棋盤の上で対局する天童の一大イベントだ。将棋以外にもジューシーな味わいの天童牛をはじめ、そば、フルーツ、地酒などの特産品もおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 作並作並
歴代仙台藩主の隠し湯ともいわれる温泉地。仙台市街から車で40分ほどの場所にあるため、仙台の奥座敷ともよばれる。肌にやさしい泉質は美人づくりの湯と称され、古くから文人墨客が訪れ、ゆかりの史跡や宿が残される。温泉周辺を散策して作並の美しい自然を堪能したい。少し足を伸ばした、渓谷美が広がる宮城峡のウイスキー蒸留所も外せないポイント。ヨーロッパの山村のような佇まいを見せる赤レンガの蒸留所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 塩釜塩釜
仙台と松島の中間にある塩釜は、天然の良港に恵まれた港町、そして鹽竈神社の門前町として栄えた地域。湾の入口に位置する浦戸諸島は、数多くの絶景ポイントを有する景勝地。陸奥国一之宮である鹽竈神社は、古代より信仰されてきた陸奥国の守護神だ。漁業基地としても名高く、日本有数の生鮮マグロの水揚げ港。鮮度抜群の魚介類を活かした独特の食文化が息づいており、エリア内には数多くの寿司店がある。
(文:JTBパブリッシング) - 松島松島
日本三景の松島は、松島湾に浮かぶ260余島の島々。古くからの景勝地で、松島四大観とよばれる大高森・富山・多聞山・扇谷の4カ所が松島を一望できる絶景ポイント。とくに日の出や日没時には筆舌しがたい景色が広がる。伊達政宗の菩提寺・瑞巌寺や五大堂などの歴史スポットも見ごたえがある。カキやアナゴ、アサリなどの海産物も美味で、湾内クルーズや美術館・資料館巡りもおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 石巻石巻
仙台市に次ぎ宮城県第2位の人口を擁する地域。北上川流域の肥沃な大地と世界有数の漁場・金華山沖を抱える食の宝庫でもある。支倉常長ら慶長遣欧使節をのせた復元船を展示する「サン・ファン館」や東奥三霊場の金華山、マンガミュージアムの「石ノ森萬画館」など、見どころも盛りだくさん。四季折々に新鮮魚介が味わえる「金華寿司」や旬の食材をのせた「金華丼」、ご当地グルメの「石巻焼きそば」など食も楽しみなエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - 女川女川
牡鹿半島の基部に位置し、三陸復興国立公園に属する沿岸部は風光明媚なリアス海岸で、天然の良港を形成している。カキやホタテの養殖が盛んで、親潮と黒潮がぶつかる金華山沖漁場が近いことから、魚市場には数多くの魚種が並ぶ。新鮮魚介を提供する飲食店も多く、おいしい「女川グルメ」を味わえる。中でもサンマはトップクラスの水揚げ高を誇り、塩焼きをはじめ様々なサンマ料理を堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 山形山形
江戸城にも匹敵する広さを誇る山形城の城下町として発展したエリア。城跡は二の丸の堀、石垣などが残る霞城公園となっている。城下町の面影を残す町には専称寺、光禅寺などの由緒ある神社仏閣が数多くあり、山形市郷土館や文翔館、教育資料館などの古い建築物巡りも楽しい。周辺には松尾芭蕉ゆかりの山寺立石寺があり、登山口から奥の院、五大堂まで1050段ある石段にチャレンジしてみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 国分町国分町
仙台城の城下町エリアで、江戸時代には奥州街道沿いに広がる町人町として栄えた場所。明治以降も商業の中心であり、現在はレストラン、バー、居酒屋といった飲食店など、約2700軒あまりの店が集まる東北地方最大の歓楽街となっている。この国分町発祥といわれるグルメが「仙台牛たん焼き」と「炉端焼き」。本場の名物グルメをぜひ味わってみたい。「SENDAI光のページェント」など、冬のイルミネーションも人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 仙台仙台
伊達政宗が築城した仙台城(青葉城)の城下町。粋な伊達文化が時代を重ね息づくまちで、大崎八幡宮や瑞鳳殿など、豪華絢爛な史跡が残される。広瀬川や青葉山などの自然が残り、中心部にも街路樹などの緑が豊富なことから「杜の都」ともよばれる。全国的に知られる仙台グルメの定番といえば、牛たん焼きと笹かまぼこ。仙台づけ丼や冷やし中華、ずんだ餅なども仙台生まれの美味いものだ。
(文:JTBパブリッシング) - 多賀城多賀城
奈良時代に陸奥国を統治するための国府が置かれ、東北の政治・軍事の拠点であった地域。多賀城跡をはじめ、復元された多賀城南門、多賀城碑などの史跡が点在する。エリアの4分の1が遺跡という歴史のまちで、東北歴史博物館や多賀城史遊館などで詳細を学べる。仙台と塩釜の中間に位置しており、新鮮な魚介類も豊富で海鮮グルメが充実。古代米を使った「しろのむらさき」ブランドのグルメ商品が特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 上山上山
江戸時代は上山藩の城下町であり、羽州街道の宿場町として栄えた地域。近年は上山温泉も名高く、一つのエリアに城下町と宿場町、温泉街の魅力を備えている。再建された上山城や武家屋敷、脇本陣が残る楢下宿など、歴史を感じる町並みが見どころ。共同浴場も4カ所あるので、まち歩きと温泉が楽しめる。サクランボなどの観光果樹園も多く、果物狩りもおすすめ。かみのやまワインも自慢で、おみやげに人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 蔵王蔵王
宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰の山岳観光が魅力のエリア。周辺は蔵王国定公園で、エメラルドグリーンに輝く火口湖の「御釜」が蔵王のシンボル。豊富な湯量を誇る蔵王温泉には共同浴場もあり、湯めぐりが楽しめる。東北最大級の蔵王温泉スキー場があり、冬の蔵王もおすすめ。スノーモンスターとよばれる「蔵王の樹氷」も必見だ。蔵王ロープウェイを利用すれば、手軽に樹氷を鑑賞できる。
(文:JTBパブリッシング) - 名取名取
仙台市の南側に位置する、東北初の国際空港・仙台空港があるまち。全国で初めて民営化された空港で、全面ガラス張りの出発ロビーが特徴。名取川河口にある閖上港には、近海で獲れた新鮮魚介類が水揚げされる。赤貝やシラス、ヒラメなどが主要な水産物。生産量日本一を誇るセリを使ったセリ鍋や閖上赤貝を味わってみたい。また、カーネーションも東北一の生産量を誇り、施設園芸に力を入れている。
(文:JTBパブリッシング) - 小国小国
山形県南西部の山間に位置する地域。飯豊連峰と朝日連峰に挟まれ、広いブナの森に囲まれた森のまちだ。全国でも有数の豪雪地帯で、中心部でも2mは下らず、山間集落では5mにおよぶ積雪がある。春から秋にかけては広葉樹の森の散策がおすすめ。飯豊朝日展望台や樽口峠展望台からのパノラマは感動的。山里ならではの山菜やキノコ、そば、岩魚の甘露煮などを味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 岩沼岩沼
宮城県南部の太平洋に面した地域。西側は丘陵地だが、地域の大部分が仙台平野に属する。千年の昔から「東北を旅する人は必ず岩沼を通る」といわれ、旧街道の宿場町・日本三大稲荷の竹駒神社の門前町・岩沼藩の城下町として栄えた場所。商売繁盛の金蛇水神社や松尾芭蕉ゆかりの史跡公園などの歴史スポットも点在。ラーメン激戦区でもあり、串たこ焼き、牛タン焼きなど地元のソウルフードも旨い。
(文:JTBパブリッシング) - 村上村上
村上は新潟県最北の城下町。臥牛山に築かれた村上城跡をはじめ、武家屋敷や町屋が残る旧城下町には、武家・町人文化が現在も色濃く残る。北前船の寄港地として栄えた港町であり、三面川を遡上する鮭によって繫栄した、独自の鮭文化が培われた地域でもある。鮭の博物館「イヨボヤ会館」でその歴史と文化を学べる。地元ならではの多彩な鮭料理や村上牛、「〆張鶴」「大洋盛」などの地酒も見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 米沢米沢
山形県の南端部、最上川の源である吾妻連峰の麓に広がる米沢盆地に位置するエリア。江戸時代を通して上杉氏の城下町として知られ、米沢城跡周辺には上杉神社、上杉家廟所、伝国の杜(上杉博物館)などの史跡が残る。古い町並みも趣があり「酒造資料館 東光の酒蔵」なども見どころ。ブランド牛の米沢牛をはじめ多くの名物料理があり、米沢ラーメン、舘山りんご、米沢鯉も人気のグルメだ。
(文:JTBパブリッシング) - 白石白石
白石は宮城県南部、蔵王連峰の麓に広がる地域。古くから交通の要であり、白石城の城下町であった街中には、掘割と水路、商家の蔵が点在し、かつての面影を残している。周辺部には鎌先温泉と小原温泉、白石湯沢温泉などの温泉地や蔵王山麓の自然があふれ、多彩な楽しみが体験できる。代表する郷土の味「白石温麺(しろいしうーめん)」は400年以上愛される伝統食だ。
(文:JTBパブリッシング) - 相馬相馬
東北地方の南にある福島県の沿岸部。浜通りとよばれる太平洋沿岸の北側に位置する地域。潟湖の松川浦は松島に似ていることから「小松島」ともよばれる風光明媚な場所。長い間、相馬氏が統治した地域で国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」が全国的に有名だ。城下町の名残りも感じられ、民謡や盆踊り、神楽など郷土の文化も残る。新鮮な魚介類も魅力で、イチゴやナシなどの果物も自慢の特産物。
(文:JTBパブリッシング) - 福島福島
福島県の中央部・中通りの北部に位置するエリア。福島県の県庁所在地で、古くは養蚕と阿武隈川の舟運で栄えた城下町だ。「福島に桃源郷あり」として名高い「花見山公園」をはじめ、季節を彩る花の名所が数多くある。福島を一望する烏ヶ崎展望デッキや磐梯吾妻スカイラインの壮大な景観も素晴らしい。周辺には土湯温泉、高湯温泉などのいで湯もあり、豊かな自然が自慢だ。
(文:JTBパブリッシング) - 飯舘飯舘
福島県・浜通りに位置する地域。阿武隈高地北部の山間に開けた自然に恵まれる美しい場所だ。高冷地の気候を活かした高原野菜、凍み餅、どぶろくなどが特産。また畜産に力を入れ、黒毛和牛の「飯舘牛」はブランド牛として高い評価をもつ。そんな特産品がズラリと並ぶ道の駅「までい館」が人気の観光ポイント。養蚕農家夫婦が植樹した「三千本の復興桜」も訪れたい。
(文:JTBパブリッシング) - 佐渡佐渡
新潟沖に浮かぶ周囲約280㎞、面積は東京23区よりも広い本州最大の島。暖流に包まれるため気候は温暖で、豊かな四季に恵まれ日本の原風景が残る地域だ。日本海を望む絶景が楽しめるトレッキングやキャンプ、サイクリングが人気。もちろん海水浴など、様々なマリンレジャーも満喫できる。世界遺産に登録された佐渡金山の史跡も見どころ。佐渡大膳神社能舞台や佐渡の人形芝居、鬼太鼓などの伝統芸能も見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 喜多方喜多方
会津地方の北部に位置する地域で、蔵とラーメンのまちとして知られる。表通りはもちろん、路地裏まで蔵が並び、その数は4000棟以上とか。町を散策すれば、神社仏閣などの史跡や祭りといった伝統文化とともに、喜多方の魅力に触れることができる。大正時代に屋台売りから始まったという喜多方ラーメンは、文化庁の「近代の100年フード」にも認定されている。
(文:JTBパブリッシング) - 二本松二本松
福島県・中通りの北側に位置する。高村光太郎の『智恵子抄』に詠われた安達太良山と阿武隈川で知られるエリアだ。江戸時代には二本松藩の城下町で、城は日本100名城にも選定。城跡(霞ヶ城公園)には多くの史跡が残る。また、菊の城下町とも称され、城跡を舞台に開催される「二本松の菊人形」は日本最大級の菊人形展。秋の「二本松の提灯祭り」も日本三大提灯祭りのひとつとして数えられるイベント。
(文:JTBパブリッシング) - 浪江浪江
福島県・浜通り北側にあるエリア。太平洋に面した請戸漁港は、福島県の最東端にあたり、特産品のシラスで知られる。300年の伝統を誇る伝統工芸品の大堀相馬焼やご当地グルメの浪江焼きそば、地酒も人気の特産品だ。豊かな自然に恵まれた浪江には、四季折々の花々や雄大な太平洋の眺めなど、絶景スポットが盛りだくさん。桜が美しい請戸川リバーラインや立野地区のひまわり畑で美しい自然を満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 新発田新発田
越後平野の北側に位置し、飯豊連峰の山並みを望む平野部に広がるエリアで、良質なコメの産地としても有名。江戸時代は10万石の城下町で、新発田城や大名庭園を代表とする歴史的建造物が随所に残る。周辺部には全国的に知られる月岡温泉や豊かな自然など、緑を満喫できる観光資源も充実。アスパラガスやイチゴ、枝豆、地酒などが名高い食の宝庫でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 胎内胎内
新潟から北へ約40㎞の新潟県東北部に位置する地域。東に飯豊連峰、西に日本海が広がり、飯豊連峰を源とする胎内川を中心にまちを形成している。四季折々の自然を満喫できる観光スポットも多く、樽ケ橋遊園、胎内フラワーパーク、胎内平などが人気のスポット。胎内は原油が湧き出る地で、シンクルトン記念公園などに石油井戸が残る。良質な水に恵まれた場所だけにワインやビールなども自慢の特産品だ。
(文:JTBパブリッシング) - 猪苗代猪苗代
福島県のほぼ中央に位置する猪苗代湖は、日本で4番目の広さを誇る湖。北に磐梯山を望む美しい景観の場所で、湖水浴・観光船をはじめカヤックやSUPなどの水上スポーツ、キャンプ、釣りなどが楽しめる。冬は白鳥の飛来地としても知られ、毎年約3000羽の白鳥が訪れる。周辺部には沼尻温泉、中ノ沢温泉などがあり、温泉も楽しめる。野口英世の生家が残る、湖畔の野口英世記念館も訪れたいスポットだ。
(文:JTBパブリッシング) - 郡山郡山
西側を猪苗代湖南岸に接し、東部は阿武隈山地に及ぶ広い地域。東北有数の商工業都市で、新幹線や東北・磐越自動車道などが交錯する交通の要衝だ。歴史ある神社仏閣のほか、安積歴史博物館、郡山市開成館、安積艮斎記念館なども人気の観光スポット。300年の歴史をもつ張り子人形も郡山の伝統民芸。高柴デコ屋敷では工芸品の制作体験もできる。厚切りのパンにミルク風味のクリームを塗ったスイーツ、クリームボックスが有名。
(文:JTBパブリッシング) - 三春三春
郡山の北東に隣接する、阿武隈山系の裾野に広がる丘陵地域。樹齢1000年以上といわれ、日本を代表する桜の巨木「三春滝桜」が最大の見どころ。国の天然記念物に指定される名木だ。三春城跡の城山公園や三春郷土人形館などが主な観光スポット。三春の里田園生活館では、特産品の買い物や食事を楽しめる。また、自然の中で各種アクティビティが体験できる「アウトドアヴィレッジ三春」も人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 黒埼黒埼
新潟市の北西部、信濃川とその支流である中ノ口川が合流する地点の西側に位置するエリア。縄文時代~古墳時代の遺跡も残され、古くから人々の営みがあった地域でもある。枝豆の仲間の「くろさき茶豆」の産地として知られ、かつては中ノ口川の舟運で栄えた場所だ。道の駅ふるさと村のそばには、新潟を水上観光する信濃川ウォーターシャトルの乗り場がある。
(文:JTBパブリッシング) - 新潟新潟
新潟県の県庁所在地で、本州の日本海側にある唯一の政令指定都市。国際空港、国際会議場など重要施設が揃う。信濃川の河口は古くからの港で、幕末の日米修好通商条約で開港した五港のひとつであった。広大な越後平野にあり、米のほか野菜、果物、畜産物など、農畜産物の一大産地。水辺と里山の自然に恵まれ、ラムサール条約登録湿地の佐潟には、毎年白鳥がやってくる。
(文:JTBパブリッシング) - 柳津柳津
奥会津の入口に位置し、圓藏寺の門前町として発展してきた地域。開創約1200年の歴史ある寺院で、福を運ぶ「赤べこ伝説」発祥の地といわれる。毎年1月に行われる「七日堂裸まいり」も有名な行事。柳津発のオリジナル赤べこは、人気の郷土玩具だ。久保田三十三観音や斎藤美術館などの見どころも多い。地元の特産品を使った柳津ソースカツ丼や会津地鶏の親子丼、柳津手打ちそばなどのご当地グルメも満喫したい。
(文:JTBパブリッシング) - 会津若松会津若松
猪苗代湖の西にある会津地方の中心地。江戸時代には会津藩23万石の城下町として栄えたエリアだ。鶴ヶ城や飯盛山など、周辺には多数の歴史ポイントが点在する。不思議な二重構造のらせん階段をもつ「さざえ堂」や会津武家屋敷、白虎隊記念館なども巡りたい。会津馬肉やわっぱ飯、みそ田楽、ソースカツ丼など、多彩な郷土料理が味わえる店も数多い。歴史と伝統に培われた酒蔵も多く、料理と一緒に地酒も味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 須賀川須賀川
福島県・中通りにあり、郡山市の南側に位置する地域。隣接する玉川村との境界に、福島の空の玄関口である福島空港がある。江戸時代から知られるボタンの名所で、国の名勝の須賀川牡丹園をはじめ、吉美根ふじ園、大桑原つつじ園など花の名所が随所にある。特撮の巨匠・円谷英二監督の出身地で、市街の松明通りには、ウルトラマンや怪獣のモニュメントが立つ。巨大松明を燃やす「松明あかし」は必見の行事。
(文:JTBパブリッシング) - 新津新津
新潟市の南側に位置し、街道が分岐する交通の要衝として発展した地域。明治になり鉄道が開通すると、多くの路線が集まる鉄道の拠点となり「鉄道のまち」として親しまれてきた。新潟市新津鉄道資料館があるほか、駅前の「にいつ鉄道商店街」では、鉄道にちなんだグルメやみやげに出合える。また、ここは花農家が多い花のまちであり、かつては日本一の産油量を誇った新津油田があった場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 大内宿大内宿
大内宿は会津から日光を経由して、浅草まで続く「会津西街道」の宿場町として栄えた地域。茅葺き屋根の民家が街道沿いに建ち並び、江戸時代の面影を今に伝えている。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、宿場の奥にある大内宿見晴台から、その全景を眺望できる。本陣跡に復元された大内宿町並み展示館やネギそば、しんごろうなどの郷土料理を味わえる食堂もある。
(文:JTBパブリッシング) - いわきいわき
太平洋に面した浜通りの南部に位置する地域。常磐炭鉱と隣接する日立鉱山とともに、日本の近代化に貢献したエリアで、現在も重要な工業地域。炭鉱の閉山後に開業したスパリゾート・ハワイアンズをはじめ、アクアマリンふくしま、いわき湯本温泉など多彩な観光施設を有するエリアでもある。塩屋埼灯台や波立海岸などの景勝地も多く、海の幸と大地に恵まれたグルメも魅力のエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - 出雲崎出雲崎
新潟県のほぼ中央、日本海に面した小さなまちだが、江戸時代は幕府の天領地で、佐渡島からの金銀荷揚げ港、北前船の寄港地として大いに栄えた地域。当時は越後一といわれるほどの人口密度だったとか。現在も残る長屋建築の町並みが当時の面影を伝えており、関連する史跡も数多い。また、新鮮な地魚料理も自慢で「さざえの炊き込みご飯」は、国際ご当地グルメグランプリを獲得している。
(文:JTBパブリッシング) - 寺泊寺泊
寺泊は日本海に面した美しい海岸線をもつ港町。魚のアメ横とよばれる「寺泊魚の市場通り」や海に浮かぶ「寺泊水族博物館」など、海の町ならではの人気スポットが点在する。北陸街道の宿場町でもあり、多くの寺院や史跡が残ることから「日本海の鎌倉」ともいわれている。海に沈む夕陽が美しいことでも知られ、汐見台やみなと公園、中央海浜公園、日本海夕日ラインなど、夕陽の絶景スポットが数多くある。
(文:JTBパブリッシング) - 弥彦弥彦
弥彦山の麓に鎮座する、越後国一宮・彌彦神社の門前町として栄えた地域。緑に囲まれた弥彦公園や彌彦神社、弥彦山ロープウェイからの眺望など、随所であふれる自然と歴史を堪能できる。春の「湯かけまつり」、夏の「弥彦燈籠まつり」も弥彦の魅力を満喫できるイベント。湯量豊かな「やひこ桜井郷温泉」「弥彦湯神社温泉」の2つの源泉をもつ弥彦温泉郷もあるので、ゆったり歴史と自然を楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 五泉五泉
越後平野のほぼ中央、新潟市の南東に位置する地域。清らかな川の流れと肥沃な大地に恵まれ、ミズバショウ、チューリップ、桜、ボタンなど様々な花が咲き誇る「花のまち」として知られている。豊かな自然を活かしたボタン栽培は、苗木、切り花ともに全国有数の生産地だ。また、古くから絹織物も盛んな地域で、現在は全国有数のニット生産地でもある。イチゴ、メロン、キウイの果物や里芋が人気の特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 白河白河
栃木県と隣接する福島県の南部にあり、古代に白河関が置かれて以来、東北の玄関口とされる地域。小峰城がある城下町エリアには、南湖神社など多くの歴史史跡や文化遺産が残り、ノスタルジックな町歩きが楽しめる。昔からの味を継承する団子やだるま最中、白河ラーメン、割子そばなどの地元の味を食べ歩くグルメ旅もおすすめ。白河だるまは江戸時代からの伝統工芸品。2月に行われる白河だるま市が知られている。
(文:JTBパブリッシング) - 棚倉棚倉
福島県の南に位置する棚倉藩の城下町だった地域。三方を山に囲まれ、中央に久慈川が流れる風情が京都に似ていることから「東北の小京都」ともよばれている。棚倉城跡や山本不動尊、馬場都々古別神社、八槻都々古別神社など、城跡を中心として歴史ある神社仏閣や史跡が数多く残る。古くから米作りが盛んな地域で、棚倉産のコシヒカリは美味と評判。ブルーベリーやイチゴなどのフルーツもみやげに最適だ。
(文:JTBパブリッシング) - 大子大子
福島県・栃木県と県境を接する、奥久慈エリアの中心となる地域。八溝山を源とする久慈川沿いに民家が並び、周辺には奥久慈憩いの森、大子ふれあい牧場など大自然を満喫できる施設が点在する。月待の滝などの見どころもあり、エリア全体が緑のテーマパークと言える場所だ。奥久慈しゃも、奥久慈りんご、コンニャクなど、奥久慈ならではの味覚も楽しみのひとつ。
(文:JTBパブリッシング) - 珠洲珠洲
日本海に突き出した能登半島の先端部分、三方を海に囲まれ、約400年続く揚げ浜式製塩が受け継がれる地域だ。主要都市からの交通は不便だが、それゆえに残される豊かな自然景観が自慢。海岸線一帯は国定公園に指定され、能登のシンボル・見付島やホタテ岩などの奇岩・奇勝が点在する。板壁の家が並ぶ、日本の原風景を感じさせる景色に出合えるのも魅力で、各所で行われる伝統行事も見どころだ。
(文:JTBパブリッシング) - 上越上越
上杉謙信、松平忠輝など、歴代領主の元で発展した地域。戦国時代に上杉謙信が本拠とした春日山城跡などの史跡が残る。江戸時代は高田城の城下町として栄えた。上越市立歴史博物館がある高田城址公園は、日本三大夜桜のひとつに数えられる桜の名所だ。海に近いことから食材も豊富で、一夜干しのスルメを天ぷらにした「するてん」や「めぎす料理」「謙信公の勝ちどき飯」などが人気のご当地グルメ。
(文:JTBパブリッシング) - 頸城頸城
奈良時代の古文書にも地名が記載されるという歴史と伝統が残る地域。高田平野の北東部に位置しており、東側は丘陵地帯で西側に広々と田園地帯が広がる。豪農の邸宅を公開する集義園瀧本邸や酒の博物館「坂口記念館」、大池いこいの森などが、おすすめの観光スポット。頚城みやげには、自家製餡にこだわった丸田屋の「麩まんじゅう」や「パイ饅頭」が人気。
(文:JTBパブリッシング) - 柏崎柏崎
日本海に面した新潟県のほぼ中央、米山、黒姫山などの山々に囲まれた苅羽平野に広がる地域。稲作が盛んで、市街地を外れると広い田園地帯が続いている。遠浅の海岸線をもち鯨波海水浴場、東の輪海水浴場などでの海遊びが人気。こども自然王国や柏崎・夢の森公園では豊かな自然を堪能できる。一風変わったコレクション館が3館ならぶ、柏崎コレクションビレッジも注目だ。
(文:JTBパブリッシング) - 長岡長岡
新潟県の中越地方の中心都市。江戸時代は長岡藩の城下町として栄えた地域だ。信濃川の両岸を観客席として開催される日本屈指の花火大会が有名。直径約650mもの大輪の華が開く「正三尺玉」は感動的。幕末の河井継之助や山本五十六など多くの偉人を輩出した土地柄で、ゆかりの施設が点在する。「へぎそば」や「洋風カツ丼」などのご当地グルメも味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 燕三条燕三条
江戸の昔から鍛冶が盛んな地域で、現在も刃物や洋食器の製造が盛んなモノづくりの町。長年培われたプロの技を直接見られる工場見学が人気だ。刃物や洋食器などメイドイン燕三条の商品が並ぶ道の駅「燕三条地場産センター」やアウトレットの「ストックバスターズ」での買い物もおすすめ。燕三条はラーメン店の数が全国でもトップクラスのラーメンの町。駅周辺では多彩なラーメンを味わえる。
(文:JTBパブリッシング) - 只見只見
福島県の最西端で、南会津に属する地域。エリアを流れる只見川には田子倉ダム、只見ダムなど複数のダムが建設され、水力発電の基地となっている。標高1,000m級の山々と、広大なブナの原生林に囲まれた自然環境の中に巨大なダム湖が点在する景観を楽しみに多くの観光客が訪れる。「森林の分校ふざわ」や「いわなの里」「癒しの森」などでの自然体験が人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 袋田袋田
袋田観光のメインは、高さ120mの大岩壁を4段に分かれて流れ落ちる袋田の滝。日本三名爆に数えられる国の名勝で、大迫力な流れは四季折々に神秘的な風情が感じられる。秋から冬にかけてはライトアップも行われる。渓流沿いには散策コースも整備されており、滝と渓流を眺めながらのハイキングもおすすめ。周辺には袋田温泉、大子温泉、月居温泉といった温泉もあり、のんびりできる。
(文:JTBパブリッシング) - 北茨城北茨城
太平洋に面した、茨城県の最北端に位置するエリア。高度経済成長期まで炭鉱町として発展したが、現在は工業地帯となり、漁業が主要な産業。野口雨情の出身地であり、岡倉天心が愛した五浦海岸を抱えた風光明媚な場所でもある。海岸を眺める地には天心が設計した六角堂が建つ。花園渓谷や花園神社など自然や歴史ポイントも豊富。海鮮丼やあんこう鍋など、ピチピチの海鮮グルメも魅力のエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - 黒磯黒磯
かつては那須野が原とよばれる広大な原野だったが、那須疏水の開削により開拓が進んだ地域。国営事業として行われた那須疏水の施設や旧青木家那須別邸は、全国的レベルの観光スポット。沼ッ原湿原、乙女の滝、もみじ谷大吊橋などの豊かな自然の中でのリフレッシュがおすすめ。那須連山の西端には、綱の湯(立ち湯)で知られる板室温泉、三斗小屋温泉など歴史ある温泉もある。
(文:JTBパブリッシング) - 那須那須
栃木県の最北端に位置する地域。今も噴煙を上げる那須連山の主峰・茶臼岳を望むエリアで、中腹には古い歴史をもつ那須温泉郷がある。裾野に広がる高原地帯は、軽井沢、日光と並ぶ古くからの避暑地。皇室が静養する御用邸もあるロイヤルリゾートだ。南ヶ丘牧場や那須動物王国などのテーマパークや遊園地が点在し、美術館や博物館など見どころも盛りだくさん。爽やかな自然の中でタップリ遊べる。
(文:JTBパブリッシング) - 輪島輪島
能登半島の北西部に位置する輪島は、豊かな緑と海に囲まれた奥能登の中核となる地域。日本三大朝市に数えられる輪島朝市と室町時代からの伝統をもつ輪島塗で有名だ。日本海に面した海岸線は能登半島国定公園に指定されており、夫婦岩、トトロ岩などの奇岩・奇勝に出合える。日本で初めての世界農業遺産となる「能登の里山里海」を代表する景観のひとつ「白米千枚田」も見逃せない。港町だけに新鮮魚介類の美味しさは保証付きだ。
(文:JTBパブリッシング) - 直江津直江津
上越市の北側、関川の河口に広がる地域。古代から越後国府・国分寺が置かれた港町で、今も世界に開けた港として外国船の出入りが絶えない。明治期に新潟県で最初に鉄道が敷かれた場所でもあり、多くの路線が集まる。かつての車両基地に「直江津D51レールパーク」がある。水族博物館「うみがたり」や夕陽のスポットなど、海辺の町ならではの見どころも多い。上越最大の祇園祭は、神輿が高田城下へ出張する珍しい祭りだ。
(文:JTBパブリッシング) - 小千谷小千谷
新潟県のほぼ中央にあり、日本一の大河・信濃川が流れる美しい山河に恵まれたエリア。錦鯉養殖の発祥の地で、麻織物の小千谷縮が名高い特産品。越後三山を遠望する山本山高原、沢山ポケットパークの花畑などの景勝地がおすすめのスポットだ。国指定重要無形民俗文化財の「牛の角突き」は小千谷闘牛場で開催。そば粉のつなぎに布海苔(ふのり)が使われる小千谷そばが代表的なご当地グルメ。
(文:JTBパブリッシング) - 魚沼魚沼
新潟県の中越地方に位置する、周囲を山々に挟まれた盆地で、冬は3mを越す積雪がある豪雪地帯。全国に誇るブランド米・魚沼産コシヒカリの産地として名高いが、山、川、田畑など豊かな日本の原風景が各所に点在する里山エリアでもある。山菜・キノコ・旬の野菜などの「山の幸」、豚のホルモンを焼いた「モツ焼き」など、ここでしか味わえない地元グルメを堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 奥久慈奥久慈
久慈川の上流域一帯が奥久慈エリア。「21世紀に残したい日本の自然100選」に指定される奥久慈渓谷のハイキングが人気。体力があるなら、八溝山や男体山・湯沢峡を目指す登山もおすすめ。周囲を一望するパノラマを堪能できる。渓流沿いにはキャンプ場が点在するので、釣りや川遊びが楽しめる。久慈川のアユは味も姿も日本一と評されるほどで、ぜひ塩焼きで味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 高萩高萩
茨城県北部に位置するエリア。東側は太平洋に面し、西は阿武隈山地(多賀山地)が連なり、その間を花貫川、関根川が流れ渓谷を作っている。花貫渓谷、土岳、高戸小浜海岸、有明海岸など、海と山の自然に恵まれた地域だ。海岸に沿って遊歩道が続く「万葉の道」も人気のスポット。創業120年の老舗が造る高戸味噌や宝来納豆、八千代おこしなどが代表的な特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 塩原塩原
かつては那須野が原とよばれる原野だったエリア。明治以降の開拓で本州有数の酪農地帯、田園地帯となった。西側の塩原温泉郷は1200年以上の歴史ある温泉。箒川の渓谷沿いに連なる11の温泉地の総称だ。多様な泉質の湯が湧き、湯巡りが楽しい。「スープ入り焼きそば」や新感覚スイーツの「とて焼き」などのご当地グルメが人気。国内最長クラスの「もみじ谷大吊橋」は恋人の聖地に認定された観光スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 能登能登
奥能登の能登半島に包み込まれた内海に面するまち。どこか懐かしい、今は失われた日本の原風景が残される地域で、古い伝統文化や生活習慣が今も息づいている。恋路海岸や九十九湾、縄文時代の真脇遺跡などの景観も素晴らしく、遊覧船やダイビング、カヤックなどのレジャーも楽しめる。新鮮な寿司や海鮮料理は絶品だ。発酵文化が発達しており、魚醤の「いしり」や「べん漬け」「べんこうこ」など味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 糸魚川糸魚川
新潟県の最西端に位置し、長野県・富山県と接するエリア。南側は中部山岳国立公園と妙高戸隠連山国立公園の山岳地帯で、北側が日本海に面しており景勝地の「親不知・子不知」が有名だ。日本を東西に分ける糸魚川-静岡構造線(フォッサマグナ)が通る地域で、世界最古のヒスイの産地でもある。海岸、山岳、渓谷、温泉など変化にとんだ自然に恵まれ、エリア全域が糸魚川ユネスコ世界ジオパークに認定されている。
(文:JTBパブリッシング) - 能生能生
糸魚川市の東側に位置する日本海に面した地域。能生川沿いに耕作地が広がり、ほかは山林に囲まれた山里だ。海岸沿いには能生・百川・藤崎海水浴場などマリンレジャーを楽しめるスポットが点在。3つある漁港に水揚げされる魚介類も新鮮で美味い。7軒のカニ専門店が並ぶ「かにや横丁」があり、豊かな海の幸を楽しめるマリンドーム能生が人気を集める。能生川上流には柵口温泉もある。
(文:JTBパブリッシング) - 日立日立
茨城県北東部の太平洋に面した地域。日立鉱山から発展した工業地帯で、日本有数の電機メーカー・日立製作所の創業の地。日立のシンボル・大煙突や日鉱記念館などの関連スポットが点在する。まちの至るところから太平洋を眺望でき、かみね公園、奥日立きららの里、十王パノラマ公園などの自然も魅力。海を望む全面ガラス張りの日立駅や新市庁舎、日立シビックセンターなどの有名建築も見どころ。
(文:JTBパブリッシング) - 湯西川湯西川
鬼怒川温泉から、さらに奥に入った山奥の温泉地。平家の落人が隠れ住んだという落人伝説が残る。豊富な湯量が自慢の温泉で大きな露天風呂をもつ宿も多い。川魚や山の幸、野鳥・シカ・クマ・山椒魚の珍味が地元の名物。囲炉裏を囲んで楽しむ落人料理も自慢の料理だ。茅葺きの民家も随所に残り、かつての里を復元した平家の里では、伝統芸能や食事を楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 越後湯沢越後湯沢
川端康成の小説『雪国』の舞台として有名な温泉のまち。ここは全国でも有数の豪雪地帯で、エリア内に10カ所以上のスキー場をもつ一大スキーリゾートでもある。山間にホテルやリゾートマンションが林立する景観は不思議な雰囲気。夏場はこれらのフィールドが絶好の遊び場となり苗場ドラゴンドラや田代ロープウェイ、湯沢高原パノラマパークを利用して、絶景とアクティビティを満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 谷川谷川
雄大な谷川岳を源とする谷川の清流に沿って広がる温泉地。景観条例によって建物の屋根や壁の色まで配慮され、美しい自然を守り続けている地域だ。渓流のせせらぎやカジカの鳴き声など、自然を肌で感じられる静かな佇まいが魅力。太宰治や若山牧水らの文人にも愛され、谷川岳を望むビューポイントに石碑が立つ。建築家・吉村順三が設計した和風建築の天一美術館がある。
(文:JTBパブリッシング) - 魚津魚津
富山県の東部に位置するエリア。富山湾に面した漁業の盛んな地域で、南側は北アルプスに連なる山地となっている。港は北洋漁業の根拠地であり、沿岸部で水揚げされるホタルイカが有名。富山湾の2大不思議の蜃気楼と埋没林を紹介する魚津埋没林博物館、遊園地のミラージュランド、魚津水族館が人気のスポット。近頃、パワースポットとして注目の東山円筒分水槽は国の登録有形文化財に登録されている。
(文:JTBパブリッシング) - 黒部黒部
富山県の東部、日本海に面したエリアで、黒部川下流の扇状地に広がるまち。北アルプスからの豊かな水に恵まれ、市内には多くの湧水があって「名水の里」としても知られている。北アルプスからの大地の栄養が流れ込む富山湾は「天然の生け簀」ともよばれ、多様な魚種が水揚げされる。旬の素材を活かした海鮮料理は絶品だ。黒部海岸は夕陽の名所でもあり、日本海に沈む美しい夕景を随所で楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 野沢温泉野沢温泉
北信濃の山々に囲まれた小さな村。古来から名高い温泉地で、ブナの森に広がるパウダースノーのスキー場は百年の歴史を誇り、日本のスキー文化を牽引してきた場所。温泉の中心には共同浴場・大湯や村の台所・麻釜があり、13カ所ある外湯巡りも楽しいエリアだ。名物の野沢菜と温泉饅頭は必食。周囲には自然があふれ、ハイキングやキャンプ、北竜湖でのSUPなど、多彩なアクティビティも揃っている。
(文:JTBパブリッシング) - 四万四万
中之条町から四万川を遡った渓流沿いの温泉地。鎌倉時代から知られる名湯で「四万の病を癒す霊泉」が名前の由来だ。緑に囲まれた山間ながら、小ぢんまりした温泉街がある。温泉街には共同浴場や足湯、飲泉所、スマートボールが遊べる遊技場もあるので、温泉街散策も楽しめる。温泉の上流にある奥四万湖、摩耶の滝、小倉の滝などへ足を延ばせば、さらに自然を満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 天下野天下野
茨城県阿武隈山地の自然に囲まれた農村地域。地名は水戸光圀公が地元の獅子舞を「天下一」と称したことに由来すると伝えられる。竜神大吊橋は奥久慈県立自然公園内の竜神峡に架かる全長375mの歩行者専用吊橋で、湖面からの高さは約100m。春には桜や約1,000匹の鯉のぼりが空を泳ぐ「竜神峡鯉のぼりまつり」、秋には紅葉と新そばが楽しめる「紅葉まつり」などが開催され、四季折々の絶景が広がる。
(文:JTBパブリッシング) - 鬼怒川鬼怒川
鬼怒川上流域の渓谷沿いにある温泉地。江戸時代に発見され、当時は日光詣での僧侶や大名が利用したという由緒正しき温泉だ。都心からのアクセスが便利なことから、高度経済成長期にブームとなり、大型旅館やホテルが建ち並ぶ関東有数の温泉となっている。周囲には豊かな自然があふれ、四季折々の渓谷美も素晴らしい。また、東武ワールドスクエアや江戸ワンダーランドなどのテーマパークもあり、温泉以外の楽しみも豊富だ。
(文:JTBパブリッシング) - 大田原大田原
栃木県の東北部に位置し、福島県、茨城県と東の境界を接する地域。中央を流れる那珂川は日本屈指の天然アユ漁獲高を誇る。こだわりのアユ焼きを味わえる「観光ヤナ」は夏の風物詩だ。源平屋島の戦いで活躍した那須与一は幼少時代を大田原で過ごしたといわれ、ゆかりの史跡や資料館が各所に点在する。大田原市ふれあいの丘や那須スポーツパークなど、自然を満喫できるレジャースポットも多い。
(文:JTBパブリッシング) - 和倉温泉和倉温泉
能登半島の七尾湾に突き出した半島にある温泉地。海に湧き出る温泉(涌浦)から和倉の名が付いた。開湯1200年の歴史があり、高温で豊富な湯量が自慢。地元の能登野菜と日本海で獲れる豊富な魚介類を使った料理も楽しみなエリアで、寿司や海鮮丼は感動的な味。冬のズワイガニも絶品だ。春・夏の花火大会をはじめ、近隣の「能登島向田の火祭」や「七尾祇園祭」などのイベントも見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 氷見氷見
氷見は富山県の北西部、能登半島の基部にあたる富山湾に面した地域。立山連峰から流れ込む豊かな養分が絶好の漁場を形成し、鮮度抜群の魚介が水揚げされる。中でも寒ブリとイワシは全国一との太鼓判付き。キトキト(富山弁で新鮮な)の魚目当てに多くの観光客が訪れる。海越しに望む立山連峰や冬の蜃気楼など、絶景も楽しめ、湊川リバーウォークや「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」などの町歩きもおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 岩瀬浜岩瀬浜
富山市の北側、神通川の河口に開けた港町エリア。日本海を往来した北前船の港町として栄えた地域で、廻船問屋や土蔵が建ち並ぶ大通りや海を眺める風景は散策におすすめ。明治期に建てられた建物も多く、ノスタルジーが感じられる町並みだ。土蔵を改装したギャラリーやレストラン、バーなど注目の店も多数ある。岩瀬浜はシロエビ漁の本場でもあり、富山の名物シロエビ料理を味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 滑川滑川
富山市の東側、富山湾に面した早月川の扇状地にある田園地域。北陸街道の宿場として栄えた場所で、江戸時代から富山の薬売りの拠点の一つでもあった。沖合は世界的に有名なホタルイカの生息地で、幻想的な光の帯が見られる群遊海面は、国の特別天然記念物。「海の銀河」を紹介する「ほたるいかミュージアム」がある。東福寺野自然公園や天然温泉が評判の「みのわテニス村」が人気スポット。ネブタ流しなどの行事も見どころだ。
(文:JTBパブリッシング) - 宇奈月宇奈月
日本一深いV字峡である黒部峡谷の玄関口にある温泉地。黒部川の渓谷沿いに旅館が建ち並び富山県随一の規模をもつ。上流の黒薙温泉からの引湯で1日3000トンという豊富な湯量が自慢。温泉街には3カ所の足湯と宇奈月温泉総湯がある。息を呑む自然美に囲まれた峡谷を走るトロッコ電車の出発点でもあり、終点の欅平までは1時間20分。さらに先には秘湯として知られる名剣温泉、祖母谷温泉がある。
(文:JTBパブリッシング) - 白馬白馬
北アルプスの白馬岳、唐松岳の山麓に広がる山間のむら。長野オリンピックの会場となった白馬八方尾根スキー場をはじめ、多くのスキー場が点在する。夏季にはゴンドラ・リフトを利用して手軽に登山が楽しめ、かつては登山家しか味わえなかった感動を体験できる。姫川源流自然探勝園をはじめとした自然も多く、様々なアクティビティが楽しめるフィールドが揃っている。
(文:JTBパブリッシング) - 大町大町
西側に3000m級の北アルプスがそびえる登山者のベースとなる山岳都市。北側にある青木湖・木崎湖などの仁科三湖、大町山岳博物館、大町エネルギー博物館などが主要な観光ポイント。立山黒部アルペンルートの玄関口としても知られ、近年は多くのインバウンドも訪れる。日本海からの塩を運ぶ「千国街道」の宿場でもあり、古い面影を辿るのも楽しい。源泉かけ流しの秘湯・葛温泉、大町温泉郷など温泉も魅力のエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - 飯山飯山
長野県の北東部にある飯山盆地を中心に広がるエリア。日本海と山国信州を結ぶ交通の要衝として栄え、市街地に20余りの寺社が建ち並ぶ「雪国の小京都」とよばれる町並みが残る。周辺には緑の自然があふれ、日本の原風景を感じさせるまちとしても知られている。春には見渡す限りが菜の花で覆われる「菜の花公園」は、眼下に千曲川を望む絶景スポット。夏にはヒマワリ畑に大変身する。
(文:JTBパブリッシング) - さくらさくら
栃木県の中部、関東平野の最北端に位置するエリア。鬼怒川、荒川が流れ、ほぼ平坦な水田地帯が広がる。「氏家ゆうゆうパーク」の桜づつみや早乙女の桜並木など、その名の通りに桜の名所が多く、春には賑わいを見せる。かつては奥州街道の宿場町・城下町として栄えた場所で、勝山城跡、瀧澤家住宅などの史跡が残り、歴史と文化が息づく地域でもある。また日本三大美肌の湯として知られる喜連川温泉もある。
(文:JTBパブリッシング) - 上毛高原上毛高原
群馬県みなかみ町の月夜野にあり、東京と新潟のほぼ中間に位置する上越新幹線の上毛高原駅を中心とするエリア。利根川沿いの山間に家屋が点在するのどかな山村風景が広がる地域だ。水が美しく空気もキレイで、付近には「月夜野ホタルの里」などの観光ポイントがある。猿ヶ京温泉や水上温泉へ向かう分岐点にあり、周辺では多彩な温泉が楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 水上温泉水上温泉
急峻な谷川岳南麓に広がる水上温泉郷の中心となるエリア。利根川上流の渓谷沿いに数多くの旅館が建ち並んでいる。諏訪峡や水上峡などの美しい自然景観地があり新緑、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わう。トレッキングやキャンプなどを楽しめるフィールドも多く、近年は利根川の急流を下るラフティング、キャニオニングなどのアクティビティも盛んだ。上流には秘湯の宝川温泉や渓流が美しい照葉峡がある。
(文:JTBパブリッシング) - 七尾七尾
七尾は能登半島の中央部、富山湾と七尾湾に面したエリア。戦国時代に築かれた日本最大規模の山城・七尾城が地名の由来。能登の中心ともいえる地域で、能登島、のとじま水族館、七尾美術館、七尾城跡など数多くの観光スポットがある。おみやげの購入や新鮮魚介が味わえる能登食祭市場(七尾フィッシャーマンズワーフ)が注目の場所。能登の美味を食せる「グルメ館」や購入した魚介をBBQできる浜焼きコーナーがある。
(文:JTBパブリッシング) - 高岡高岡
富山県の北西部にある、加賀藩2代目藩主・前田利長が築いた高岡城の城下町。土蔵造りの町屋やレンガ建築の建物が残る「山町筋」、高岡古城公園など、風情ある町歩きが楽しい街だ。高岡鋳物発祥の地である金屋町や高岡大仏も見どころポイント。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「高岡御車山祭」などの行事も見逃せない。また、立山連峰を遠望する富山県随一の絶景を眺められる雨晴海岸も代表的な観光地だ。
(文:JTBパブリッシング) - 射水射水
富山県のほぼ中央部に位置する地域。射水の地名は万葉集にも登場するという歴史ある土地柄だ。海王丸パークや内川沿いの街並み、新湊マリーナなど、ウォーターフロントを中心に観光ポイントや飲食店が集まっている。富山湾に面した射水はカニやシロエビなどの海の幸が豊富。富山湾鮨や黒スープのラーメン・富山ブラック、うどん出汁の中華麺・かけ中、白エビバーガーなどの名物グルメも見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 富山富山
北側には魚介類が豊富な富山湾、東は雄大な立山連峰、南にはのどかな田園や丘陵が広がる広い地域。北陸道の要衝として古くから栄えた場所で「富山の薬売り」により全国的に知られる。富山は薬とガラスのまちで、富山市ガラス美術館や池田屋安兵衛商店、薬種商の館 金岡邸などがおすすめスポット。ほかにも多彩な観光スポットがあり、路面電車を使って寿司や富山ブラックなどのグルメも食べ歩きたい。
(文:JTBパブリッシング) - 小布施小布施
栗の町として知られる小布施は、長野県で最も面積の小さなまち。葛飾北斎や小林一茶など、この地を訪れた画人・文人が多くの作品を残している。これらの歴史的遺産を活かした町づくりを行っており、コンパクトなエリアに見どころがギュッと詰め込まれた北信濃有数の観光地として認知度も高い。迫力ある北斎の絵画に出合える北斎館や岩松院、土蔵が並ぶ小径を歩けば小布施の歴史が感じられる。
(文:JTBパブリッシング) - 中禅寺湖中禅寺湖
奥日光の入口にある中禅寺湖は、男体山の噴火で渓谷が堰き止められてできた湖。いろは坂を上った標高1269mの高原に位置し、かつては女人禁制の地であった。明治になり外国人の避暑地として賑わい、湖岸の英国大使館別荘、イタリア大使館別荘などが公開されている。新緑や紅葉の時期はとくに見事で、華厳の滝や竜頭の滝、湯滝などの滝めぐりや戦場ヶ原のハイキングがおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 日光日光
日本を代表する世界遺産である、徳川家康を祀る日光東照宮の門前町として栄えたエリア。参道となる日光街道沿いには多くの飲食店・みやげ物店が軒を連ねる。ゆば料理やそばが古くから知られる日光グルメ。大正天皇が静養した日光田母沢御用邸記念公園や日光金谷ホテル、JR日光駅などの歴史ある建築物も見どころのひとつ。周辺は国立公園に指定される手付かずの自然があふれ、様々なレジャーが楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 今市今市
日光街道の宿場町で、日光例幣使街道・会津西街道が分岐する交通の要衝として栄えた地域。平成の町村合併で、現在は日光市の一部となっている。日光東照宮の参道として植樹された日光杉並木は、ギネス認定もされた世界一長い並木道。天にそびえ立つ大木の並木は、散策に最適だ。また、古い街道の風情が残る町並みで、歴史ある酒蔵や味噌・たまり漬け、日光ゆばの店が点在している。
(文:JTBパブリッシング) - 烏山烏山
栃木県の東側に位置する、烏山城の城下町として栄えた歴史ある地域。那珂川・荒川・江川の清流が流れ、農村地帯と里山が広がるのどかな自然が魅力だ。マイナスイオンがたっぷりの龍門の滝や烏山城跡、戦車製造のために建造された地下工場を利用した「どうくつ酒蔵」などが主要な観光スポット。那珂川のヤナ漁や全国でも類を見ない移動式野外歌舞伎が行われる「山あげ祭」も体験したい。
(文:JTBパブリッシング) - 嬬恋嬬恋
浅間山北麓の北軽井沢から四阿山、本白根山に囲まれた高原エリア。万座温泉、鹿沢温泉などの温泉やスキー場、キャンプ場、ゴルフ場、遊園地などのレジャー施設が数多く点在。高原ライフを楽しめる自然にあふれた場所だ。冷涼な気候を活かした高原野菜の栽培が盛んで、遠くまで続くキャベツ畑は圧巻の風景。鬼押出しや愛妻の丘、高原キャベツ畑を巡るドライブもおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 草津草津
草津は日本を代表する温泉地。白濁した硫黄泉は古くから薬湯として知られており、恋の病以外はすべてに効くと言われる。もうもうと湯煙を上げる湯畑を中心に温泉街を形成。みやげ屋を巡りながらの温泉街散策も楽しい。大滝乃湯や西の河原露天風呂のほか共同浴場も随所に点在し気軽に草津の湯を満喫できる。草津白根アルペンルートを利用して白根山まで足を延ばせば、絶景の高原ドライブも楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 中之条中之条
群馬県の北西部、吾妻郡に位置しており、新潟県、長野県に接する県境のまち。森林が8割以上の山間で、神秘的な野反湖や四万湖、高山植物の宝庫である芳ヶ平などの自然にあふれた地域だ。農業・林業が主な産業で、周辺部には中之条ガーデンズなど花の名所が点在。小ぢんまりとした温泉街をもつ沢渡温泉なども注目だ。歴史と民俗の博物館「ミュゼ」は明治時代の擬洋風学校建築として全国的にも数少ない建造物。
(文:JTBパブリッシング) - 常陸太田常陸太田
茨城県の県北地域、日立市の西側に位置するエリア。古墳や遺跡が残り縄文時代から栄えていた場所だ。平安時代から460年に渡り佐竹氏が本拠とした地域で、ゆかりの史跡が点在する。水戸光圀が晩年を過ごした西山荘と日本最大級・高さ100mの竜神大吊橋が2大観光スポット。ここからの竜神バンジーにチャレンジしてみたい。竜神ふるさと村やプラトーさとみでは大自然の中でレジャーが楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 羽咋羽咋
能登半島の付け根に位置するエリア。西側は日本海に面し、千里浜とよばれる砂浜が南北に連なる。約8kmに渡る砂浜を走る観光道路・千里浜なぎさドライブウェイが有名。北陸随一の五重塔をもつ妙成寺や能登国一宮・気多大社などの古刹や古社はぜひ訪れたい観光ポイント。アポロ宇宙船を展示する宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」も人気だ。棚田が広がる神子原地区では里山の風景を堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 砺波砺波
庄川流域に開けた扇状地・砺波平野に広がる地域。田園地帯に屋敷林に囲まれた農家(散居村)が点在する美しい風景が自慢。春に開催される「となみチューリップフェア」がまちの一大イベントだ。散居村展望台や砺波チューリップ公園、チューリップ四季彩館、庄川峡などが人気の観光スポット。庄川の伏流水を利用した米どころとしても知られ、チューリップの切花や球根、雪の下で冬を越す「雪たまねぎ」などが特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 長野長野
長野県の北部にある県庁所在地で、北信地方の中心都市。飯縄山、戸隠山、黒姫山などの北信五岳を背景にする広いエリアで、市内の中央を千曲川、犀川の大きな川が流れている。善光寺の門前町として発展してきたまちで、駅前から続く表参道に歴史ある店舗が並ぶ。北側の飯綱高原には登山やキャンプなど様々なアクティビティ楽しめる場所が点在。霊山・戸隠山の麓には二千余年の歴史を刻む戸隠神社が鎮座する。
(文:JTBパブリッシング) - 須坂須坂
明治から昭和にかけては製糸業で栄えたエリアで、田中本家博物館をはじめとする土蔵や大壁造りの商家が残り、蔵の町としても知られている。塩屋醸造、旧越家住宅、須坂クラシック美術館などを巡る町歩きが楽しい。日本の滝100選にも選ばれる米子大瀑布や臥竜公園の夜桜も見逃せない観光スポット。「信州そば」や「おやき」などの伝統食のほか、須坂グルメの「みそすき丼」が人気の味だ。
(文:JTBパブリッシング) - 沼田沼田
群馬県北部に位置し、赤城山、武尊山の山々に四方を囲まれた地域。戦国時代に真田氏の居城だった沼田城の城下町で、城跡が沼田公園として残る。周辺部には恵まれた自然と豊富な温泉群・スキー場・果樹園が点在し、遊びどころが盛りだくさんの観光地だ。東洋のナイアガラと称される吹割の滝、ラベンダー畑が人気のたんばらスキーパーク、天狗の霊峰・迦葉山などが人気の観光ポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 大谷大谷
宇都宮市の北西部に位置する、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきた大谷石の採掘地。大谷景観公園や大谷寺・大谷観音などの見どころの他、みやげ物店やアートギャラリー、飲食店が点在する。中でも石材の地下採掘場跡を利用した大谷資料館は、必見のスポット。深さ30mにもおよぶ巨大な地下神殿とも呼べる空間は圧倒的なスケール感だ。
(文:JTBパブリッシング) - 宇都宮宇都宮
ライトライン(路面電車)が開通して注目を集める栃木の県庁所在地。宇都宮二荒山神社、宇都宮城址公園が主要な歴史ポイントだ。宇都宮といえば餃子が有名。餃子通りという聖地もあり、市内には宇都宮餃子を提供する店が300店以上も並ぶ。ご当地グルメの宇都宮焼きそばやレモン牛乳などもおすすめ。郊外には農地が広がり、観光農園や直売所も点在。フルーツや野菜を食べ歩ける「ベジフル街道」もある。
(文:JTBパブリッシング) - かほくかほく
石川県の中央にある西に風光明媚な日本海を望む地域。能登と加賀地方を結ぶ街道に位置し、江戸時代には宿場町として賑わった場所。広い砂丘を利用したブドウやスイカ、長芋の栽培が盛んで特産品となっている。海と渚の博物館やうみっこらんど七塚、旧白尾灯台などが人気のスポット。旧能登街道の町並みや賀茂神社といった歴史的スポットも楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 小矢部小矢部
富山県の西端、石川県と接する地域で、北陸街道の宿場として栄えたエリア。県境にある倶利伽羅峠は、源平合戦の舞台として有名だ。史跡巡りや古戦場へ続くハイキングが人気。立山連峰まで一望できるクロスランドタワーや清流が流れる宮島峡、稲葉山では、感動の絶景を堪能できる。ヨーロッパの城や宮殿をモチーフにした通称「メルヘン建築」の公共施設が34棟もあり、カメラ片手に訪れたいスポットも満載だ。
(文:JTBパブリッシング) - 安曇野安曇野
長野県の中央部、松本盆地の北側に広がるエリア。梓川、中房川、穂高川などの清流が流れる田園地帯で、豊富な湧水を利用したワサビ栽培が有名。日本最大のわさび園・大王わさび農場がおすすめ。日本アルプスの総鎮守・穂高神社や碌山美術館、安曇野スイス村、国営アルプスあづみの公園などが人気の観光スポットだ。信州そばや郷土料理のおいしい店も多く、北アルプスを眺めながら地元の味を堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 千曲千曲
千曲川中流域に位置するのどかな田園地域。古墳時代から人々の暮らしが営まれた場所で、長野県最大級の森将軍塚古墳などの古墳群が残る。善光寺街道の最大の宿場町であり、エリア内には北信濃最大の商都として栄えた稲荷山宿もある。あんずの里として知られる森地区や棚田に月が映る「田毎の月」で有名な姨捨が必見スポット。千曲川沿いの戸倉上山田温泉は100年余の歴史をもつ名湯の地だ。
(文:JTBパブリッシング) - 伊香保伊香保
草津温泉と並ぶ群馬を代表する温泉地。シンボルである伊香保温泉石段街の両側には旅館やみやげ物店、射的場などが軒を連ねている。共同浴場や伊香保神社、伊香保温泉飲泉所などもあり温泉街散策が楽しい。古くは避暑地としても人気で竹久夢二など多くの文化人・政治家が訪れた。ゆかりの場所が点在し、ハワイ王国公使別邸なども残る。温泉街の周辺には榛名山、水澤観世音、伊香保グリーン牧場など多くの観光ポイントがある。
(文:JTBパブリッシング) - 渋川渋川
群馬県の中央に位置する地域。三国街道の宿場町で、草津・伊香保温泉方面と沼田・水上方面への分岐点にあり、交通の要衝として賑わったまちだ。赤城自然園や赤城山を望む行幸田そば畑、伊香保森林公園、棚下不動の滝など、あふれる自然が魅力。小野上地区の棚田や小野子山からの眺めも素晴らしい。家族連れには渋川スカイランドパーク、愛宕山ふるさと公園などが人気。味覚狩りが楽しめる観光果樹園も多い。
(文:JTBパブリッシング) - 鹿沼鹿沼
栃木県の中央部、宇都宮市の西側に位置する豊かな森林資源と伝統文化に彩られた地域。エリアの7割が森林で、古くから林業と木工で栄えた土地柄だ。木工関連の伝統技術が受け継がれ、中でも祭りの彫刻屋台は自慢の芸術品。また、イチゴ王国ともいわれイチゴの生産が盛ん。その品質は日本一との定評があり「いちご市(し)」を宣言するほど。園芸に欠かせない鹿沼土の産地でもあり、園芸も盛んだ。
(文:JTBパブリッシング) - 内灘内灘
金沢市に隣接する海に面した砂丘のまち。防砂林のアカシアが咲く季節には、地域全体が甘い香りに包まれる。通年、マリンスポーツが楽しめる内灘海岸一帯は「恋人の聖地」に認定されており、サンセットポイントとしても有名だ。由緒ある前田利家ゆかりの「小濱神社」や巨大恐竜のオブジェが目を引く「ハマナス恐竜公園」、「ミルク王国ウチナダ」などが主要な観光スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 八尾八尾
約300年の歴史ある伝統行事「おわら風の盆」で全国的に知られる地域。中心部を走る石畳の町並みは、江戸時代の風情を残す佇まい。無電柱化の整備が行われ、日本の道100選にも選ばれている。揃いの浴衣や法被をまとい、編笠をかぶった踊り手が、哀愁漂う「おわら節」の音色に合わせて練り歩く。毎年9月1日から3日にかけて行われる行事に、一度は訪れたいもの。
(文:JTBパブリッシング) - 松本松本
長野県の中央部にあり、江戸時代は松本藩の城下町だった地域。明治以降は製糸業を中心とする産業が勃興し、長野の経済の中心地となった。中心には国宝の城・松本城があり、旧開智学校などの古い建物や白壁と土蔵が建ち並ぶ中町通り、縄手通りなどの風情ある町並みが今も残される。すべての願いが叶うという四柱神社や民衆工芸を展示する松本民芸館、北アルプスを望む松本市アルプス公園など、数多くの見どころがある。
(文:JTBパブリッシング) - 上田上田
上田は戦国時代に真田氏が築いた上田城の城下町。真田3代発祥の地で、真田氏館跡、眞田神社など、ゆかりの場所が点在する。上田城は徳川の大軍を2度も撃退した名城。現在は公園として開放され、桜の名所として知られる。城下町の面影を残す市内では、郷土の味も楽しめる。上田のご当地フード・美味だれ焼き鳥はクセになる味。信州そばや伝統的な「つけば漁」で捕獲したハヤも美味だ。
(文:JTBパブリッシング) - 小諸小諸
長野県東部に位置し、北に浅間山を望み、南に千曲川が流れる自然豊かな地域。北国街道の商都として栄えたまちで、小諸城の城下町でもある。かつての繁栄を伝える町並みには、古い酒蔵や味噌醸造所、そば処などが点在し、それらを辿る町歩きも楽しい。桜や紅葉の名所として有名な小諸城は、城下町よりも低い所に造られた珍しい城。千曲川を一望する展望台や野面積みの高い石垣が見どころだ。
(文:JTBパブリッシング) - 軽井沢軽井沢
標高約1000mの浅間山麓に広がる軽井沢は、日本を代表する避暑地。雲場池や白糸の滝などの自然の中に、旧三笠ホテル、聖パウロカトリック教会、ヴォーリズ建築の別荘といった歴史建築が調和している。有名レストランやカフェが点在し、旧軽井沢銀座通りは東京の原宿を思わせる混雑ぶりだが、一歩喧騒を離れるだけで豊富な自然に包まれるのが軽井沢の魅力。古くから政財界人・文化人が別荘を構えるのも納得のエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - みどりみどり
群馬県の東部に位置する地域。北部には足尾山地が連なり、その山塊を水源とする渡良瀬川がエリアを南北に縦断している。渓谷美で知られる流れに沿って走る「わたらせ渓谷鐵道」では、眺めを楽しむトロッコ列車も運行する。高津戸峡や不動滝、小中大滝などの自然も魅力だ。富弘美術館、童謡ふるさと館などが渓谷沿いの見どころ。市場町として栄えた大間々には、歴史ある酒蔵や醤油蔵が残る。
(文:JTBパブリッシング) - 金沢金沢
加賀百万石の城下町として全国的に有名なまちで、北陸地方の文化・経済の中心地。大戦中に空襲を受けなかったことから、古い城下町の風情が残っており、かつての加賀藩の武家文化を思わせる気品ある雰囲気を味わえる。加賀友禅や九谷焼の伝統工芸をはじめ、海の幸・山の幸を活かした加賀料理、地元の加賀野菜のグルメなどが訪れる人を魅了する。シンボルの金沢城公園や日本三大名園のひとつ兼六園は必見。
(文:JTBパブリッシング) - 香林坊香林坊
城下が形成された頃より交通の要衝だった地域で、金沢で一番の繁華街。比叡山の僧・向田香林坊が、還俗して居を構えたことから、この名がある。老舗の百貨店「香林坊大和」やホテル、ファッションビルなどが立ち並ぶショッピング街として賑わっている。冬になると道路上のケヤキにイルミネーションが点灯する「香林坊地区ツリーファンタジー」が開催される。
(文:JTBパブリッシング) - 茶屋街茶屋街
金沢には江戸時代から続く「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町茶屋街」の3つの茶屋街がある。それぞれに趣が異なり、人気の観光スポットとなっている。重要伝統的建造物保存地区として町並み保存がされる「ひがし茶屋街」は「木虫籠」と呼ばれる虫かごのような建築が特徴的。江戸時代にタイムスリップしたような町並みだ。少し小ぢんまりした「にし茶屋街」は観光客も少ないので、のんびり散策が楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 城端城端
砺波平野の南側、山田川と池川に挟まれた段丘上に広がる地域。室町末期に移転・建立された城端別院 善徳寺の門前町として、絹織物で繁栄した町だ。「越中の小京都」とも称される町並みは、坂が多いのが特徴的。白壁に石垣の町屋が並び、往時の面影が色濃く残されている。城端別院善徳寺は創建以来、一度も大火にあっていない寺院で、歴史の宝庫でもある。城端曳山会館の隣にある土蔵群「蔵回廊」もぜひ訪れたい。
(文:JTBパブリッシング) - 塩尻塩尻
長野県の中部、松本盆地の南端に位置する地域。長野・松本方面と木曽、伊那・飯田方面への分岐点にあり、太平洋側と日本海側のルートが交差する交通の要衝だ。北アルプス、南アルプス、高ボッチ高原の山々を背景にのどかな田園地帯が広がっている。特産のブドウが生み出す塩尻ワインは、100年以上の歴史があり15社のワイナリーがある。ブドウ畑が広がる桔梗ヶ原にある平出遺跡は国の史跡。
(文:JTBパブリッシング) - 別所別所
上田市の南西、塩田平に位置する地域。古来から聖地とされ、多くの神社仏閣が建てられたことから「信州の鎌倉」とも言われる。大地をご神体とする生島足島神社、三重塔がある前山寺、安楽寺、「愛染かつら」の大樹がある北向観音などがあり、日本遺産にも選ばれるエリアだ。山の麓に湧く別所温泉は、信州最古の温泉ともいわれる歴史の湯処。大師湯ほか3つの共同浴場があり湯巡りも楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 桐生桐生
群馬県南東部に位置する桐生は、奈良時代から絹織物の産地として知られた地域。現在でも織物関係の土蔵や町屋、ノコギリ屋根工場など歴史的な建造物が見られる。約400年前に天満宮を基点として形成された桐生新町は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。渡良瀬川と桐生川が流れる市内は自然も豊かで、桐生が岡遊園地や桐生が岡動物園はファミリーに人気の観光スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 安中榛名安中榛名
北陸新幹線の安中榛名駅開業に伴い、新たに開発されたエリア。駅南側には外国を思わせるラウンドアバウトの道路や並木道が続き、整然と住宅街が並んでいる。丘の上にある天空の丘は、周囲の山々を遠望する絶景スポット。空が茜色に染まる夕景がおすすめだ。少し足を延ばせば群馬三大梅林のひとつ秋間梅林や群馬フラワーハイランドなどの花の名所がある。
(文:JTBパブリッシング) - 葛生葛生
栃木県の南西部にある佐野市内の東側に位置する地域。周辺は石灰岩の産地で、石灰岩質の土壌では動物の骨が長期間保存されることから、古い時代の骨がよく見つかっていた。戦後すぐ、ここから葛生原人の骨が発見されたとして、一躍有名になった場所だ。後に正式鑑定で否定されたが、現在も町おこしで「くずう原人まつり」が行われている。周辺には葛生化石館、葛生伝承館などの観光スポットもある。
(文:JTBパブリッシング) - 壬生壬生
宇都宮市の南側に位置する地域で、日光西街道の宿場町、壬生城の城下町として賑わいを見せた歴史あるまち。全国でも類を見ない「おもちゃのまち」というユニークな地名があり、玩具製造の企業や工場が集まっている。「壬生町おもちゃ博物館」や「バンダイミュージアム」など家族で遊べる観光スポットが人気。「とちぎわんぱく公園」や「壬生総合公園」では、自然の中で楽しめるアクティビティが充実している。
(文:JTBパブリッシング) - 茂木茂木
栃木県の南東部に位置し、茨城県と県境を接するエリア。エリアのほとんどが緑あふれる丘陵地帯で、地元を流れる那珂川は、サケが遡上することでも知られている。モビリティリゾートもてぎ、道の駅もてぎ、大瀬観光やな、など自然の中でアウトドアを楽しめるレジャースポットが盛りだくさんだ。茂木駅はSLが走る真岡鐵道の終着駅でもあり、随所でその雄姿を眺めることができる。
(文:JTBパブリッシング) - 岡谷岡谷
長野県の真ん中、諏訪湖のほとりに位置する地域。湖と山との間にコンパクトな町が形成されている。諏訪湖の背景に八ヶ岳・富士山・南アルプスなどの日本を代表する山々を望むことができる風光明媚な場所。古くから製糸工業が盛んで旧片倉組本部事務所、旧山一林組製糸事務所、岡谷蚕糸博物館など15件の産業遺産が残る。小中学校の給食にもウナギが出るというウナギの町で、岡谷のウナギを満喫したい。
(文:JTBパブリッシング) - 佐久佐久
小諸市の南側、千曲川流域の佐久盆地に位置する地域。北陸新幹線駅の開業以来、急激に発展しているが、古くは中山道・佐久甲州街道の宿場町として栄えたエリア。岩村田宿、小田井宿、望月宿などに宿場の面影が残る。旧中込学校や佐久平ハイウェイオアシスが人気の観光スポット。星の町として知られる臼田には臼田宇宙空間観測所と星型をした五稜郭の龍岡城がある。
(文:JTBパブリッシング) - 横川横川
北陸新幹線の開通により、信越本線の群馬県側の終着駅となった横川駅周辺の地域。「峠の釜めし」で全国的な知名度をもつ。江戸時代は中山道の坂本宿と関所があった場所で、明治期にはアプト式機関車が軽井沢と横川を結んでいた。その路線跡は現在ハイキングコースとなっており旧丸山変電所やめがね橋などの歴史スポットが残る。かつて機関車の連結基地であった場所には、鉄道ファンに人気の碓氷峠鉄道文化むらがある。
(文:JTBパブリッシング) - 安中安中
群馬県の南西部に位置し、江戸時代には中山道の宿場町として栄えた地域。安中藩の城下町でもあり、随所にその面影が残されている。日照時間が長く、自然災害が少ないことでも知られるのどかさが漂うエリアだ。秘湯・霧積温泉と霧積湖、磯部温泉と磯部ヤナなど自然と温泉を楽しめるスポットも多い。ここは明治・大正には財界人の避暑地として興隆を極めた温泉だ。
(文:JTBパブリッシング) - 高崎高崎
中山道、三国街道の分岐点にあり、古くから交通の要衝であった地域。現在も高速道路、新幹線の分岐点となっており、県内一のターミナルである。高崎藩の城下町で、物資の集散地として大いに賑わったまちだ。古くから農家の副業としてダルマ製造が行われ、市の特産品になっている。高崎城址、箕輪城跡などの城跡のほか、3つの前方後円墳が集まる保渡田古墳群も訪れてみたいスポットだ。
(文:JTBパブリッシング) - 前橋前橋
群馬県のほぼ中央、なだらかに裾野を広げる赤城山の麓に位置する県都。32階に展望台をもつ日本一高い県庁舎が自慢。緑道が整備される広瀬川沿いには前橋文学館、岡本太郎の太陽の鐘、市立美術館のアーツ前橋などがあり、文学と芸術に触れる散策が楽しめる。アートな建築も見どころで、前橋ガレリアや老舗旅館を未来的にリノベーションした白井屋ホテルも必見。大改修された前橋東照宮も訪れたい。
(文:JTBパブリッシング) - 伊勢崎伊勢崎
群馬県の南部に位置する伊勢崎は、南に利根川が流れる豊かな自然に恵まれたエリア。江戸時代から織物の町として発展した地域で、近年は製造業も盛んな場所だ。昔から賑わった地域だけに、世界遺産の構成資産である田島弥平旧宅、旧時報鐘楼、いせさき明治館などの古い建物が残る。観覧車のある華蔵寺公園をはじめ、地域内には260以上の公園があり、桜、ツツジ、アジサイなど四季折々に美しい花を楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 足利足利
栃木県南西部に位置するエリアで、室町幕府を興した足利氏発祥の地として知られる。周辺には日本最古の学校・足利学校をはじめ、足利織姫神社など数多くの歴史・文化遺産が点在。北側を山に囲まれたゆたかな自然環境と合わせて「東の小京都」ともよばれる風情が漂う。見事なフジ棚で有名なあしかがフラワーパークと栗田美術館が主要な観光スポット。「関東の高野山」と呼ばれている浄因寺や名草巨石群も見どころ。
(文:JTBパブリッシング) - 佐野佐野
関東平野の北端、栃木県の南西部に位置するエリア。高速道路がクロスする交通の便利な場所で、アウトレットなどの大型商業施設があり、週末には関東一円から多くの人が訪れる。日本名水百選に選ばれた「出流原弁天池湧水」やカタクリの花が群生する「三毳山」、国指定史跡の「唐沢山城跡」、佐野厄除け大師など見どころも多い。佐野ラーメン、耳うどん、佐野黒から揚げといったご当地グルメも注目。
(文:JTBパブリッシング) - 栃木栃木
かつては中心部を流れる巴波川を利用した舟運と日光例幣使街道の宿場町として栄えた商都。戦災を逃れたため、川沿いに「蔵の街」とよばれる風情ある町並みが残る。「関東の倉敷」などの別名もあり、観光地としての人気も高い地域だ。重厚な見世蔵や白壁の土蔵群が続く街並み散策や巴波川を巡る遊覧船も楽しい。水鳥や動植物が暮らす自然の楽園・渡良瀬遊水地や太平山など、周辺には自然も豊富。
(文:JTBパブリッシング) - 真岡真岡
栃木県の南部、益子の西側に位置する地域。東に八溝山地、西側には鬼怒川が流れる自然豊かなエリアだ。古くから真岡木綿の産地として全国的な知名度があり、現在も自慢の特産品。イチゴ王国栃木の首都ともいえる真岡は、日本有数の生産量を誇り、イチゴのスイーツを提供する店が数多くある。レトロな町並みが残る門前町は散策するのもおすすめ。SLが走るまちだけあり、SLの形を模した真岡駅も必見。
(文:JTBパブリッシング) - 益子益子
江戸時代末期から益子焼の生産が始まり、陶芸の町として海外にもその名が知られる地域。春と秋に開催される「益子陶器市」には、全国から多くの観光客が訪れる。意外にオシャレなカフェやパン屋、そば屋が多いのがこのエリアの魅力。イチゴに代表される果物が特産品で、ナシ、ブドウ、リンゴなど年間を通して楽しめる。西明寺三重塔や中世の城跡など、多くの文化財も残されている。
(文:JTBパブリッシング) - 虎塚虎塚
太平洋に面した、茨城県ひたちなか市に位置する、東日本を代表する装飾古墳が発掘されたエリア。虎塚古墳は7世紀初めに造られた長さ56.5mの前方後円墳。古墳周辺は史跡公園になっており、周囲を散策しながら見学できる。不思議な模様が描かれた石室壁画は、隣接する埋蔵文化財調査センターで実物大レプリカを展示。周辺には十五朗穴横穴墓群など多数の遺跡もある。
(文:JTBパブリッシング) - 小松小松
石川県南部、加賀平野の中央にある、日本海にも面する地域。世界有数の建設機器メーカー・コマツの創業地であり、北陸の産業都市だ。駅に隣接する「こまつの杜」は、その歴史や建設機械の仕組みを学べる体験型複合施設。「サイエンスヒルズこまつ」などの科学館も人気。歌舞伎の『勧進帳』の舞台でもあり「歌舞伎のまち」として観光アピール。曳山子供歌舞伎は250年も続いている伝統行事。
(文:JTBパブリッシング) - 白川郷白川郷
白川郷は岐阜県北部の白川村一帯の集落で、合掌造りで知られる。合掌造りは急勾配の茅葺き屋根が特徴で、豪雪地帯に適した伝統的な建築様式だ。荻町集落には茅葺建物114棟(うち59棟は合掌造り主屋)が残り、日本の原風景に出会える。新緑、紅葉、雪景色と、季節ごとに異なる表情を見せる。平成7年(1995)には富山県五箇山とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界文化遺産に登録された。
(文:JTBパブリッシング) - 諏訪諏訪
長野県のほぼ中央にある諏訪湖畔に広がるエリアで、古くは中山道と甲州街道の2つが交差する宿場町、高島城の城下町として賑わった地域。諏訪大社の上社・下社や宿場町を巡る歴史散策が楽しい。湖畔には温泉も湧き、自由に利用できる湖畔公園足湯や片倉財閥が建設した千人風呂で有名な片倉館などがある。北澤美術館、ハーモ美術館など多数の美術館・博物館も点在する観光スポットが満載のエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - 茅野茅野
諏訪湖の東側、八ヶ岳の麓に広がるエリア。茅野を含む諏訪地方は、古事記にも地名が登場するほど古くから知られた場所。国宝の「縄文のビーナス」を展示する尖石縄文考古館や八ヶ岳総合博物館は、周辺を楽しむ際にぜひ訪れておきたいスポットだ。武田信玄が造った軍用道路「信玄の棒道」などの史跡も残る。信玄の隠し湯とよばれる温泉も多く、周辺には夏は登山や避暑、冬はウィンタースポーツが楽しめる自然が広がっている。
(文:JTBパブリッシング) - 白樺湖白樺湖
茅野市から美ヶ原高原までを結ぶ、ビーナスラインのほぼ中間に位置する湖。周辺の標高は約1400m、周囲約4kmの小さな湖だが、ビーナスラインのルート上で、もっとも賑わいを見せるエリア。湖畔には遊園地や動物園、美術館、ホテルなどが建ち並び、テニスやサイクリング、乗馬なども楽しめる長野を代表するレイクリゾートだ。温泉もあり、冬は周辺スキー場のベースとして人気。
(文:JTBパブリッシング) - 蓼科蓼科
茅野市の北部に位置する蓼科は、標高約1000mに広がる高原地帯。1年を通して冷涼な環境が人気で、軽井沢と並ぶ日本を代表する避暑地だ。中心となる蓼科湖の畔にはリゾートホテルや別荘、美術館が集まり、湖でボート遊びも楽しめる。大正・昭和の時代には高浜虚子や東山魁夷、映画監督の小津安二郎など、多くの文人・芸術家たちに愛された。蓼科のプール平に小津の別荘・無藝荘が移築・公開されている。
(文:JTBパブリッシング) - 下仁田下仁田
群馬県の南西部、佐久へと抜ける下仁田街道沿いに広がる地域。下仁田ネギとコンニャクの産地として名高く、街道沿いには地元の農産物を販売する店が並んでいる。妙義荒船佐久高原国定公園のエリアで、奇岩・奇勝が連なる妙義山や荒船山がある。妙義山の南面山麓に広がる「さくらの里」は、シーズンには大勢の観光客が押し寄せる桜の名所。日本最初の様式牧場である神津牧場が長野県との県境にある。
(文:JTBパブリッシング) - 富岡富岡
関東平野の北西端に位置するまちで、西側に奇岩が林立する不思議な景観の妙義山がある。老杉に囲まれた中腹に鎮座する妙義神社は、1500年近い歴史をもつ古社。また、日本近代化の礎となった、世界遺産に登録される富岡製糸場があることでも知られる。木骨レンガ造りの建物群は見応えも充分。周辺には関連する絹産業遺産群も点在する。妙義神社と同様に歴史がある、上野国一之宮の貫前神社も訪れたい。
(文:JTBパブリッシング) - 本庄本庄
埼玉県の北西、利根川を挟んで群馬県と接する県境にある地域。多くの古墳があり、埴輪をモチーフにした「はにぽん」がまちのキャラクターだ。江戸時代には宿場が置かれ、中山道最大の宿場町として賑わった。日本武尊が創建したと伝わる金鑚神社は、パワースポットとして注目。秋の祭りは山車10台が繰り出され、北関東随一の伝統を誇る。1日250万本ものアイスを製造する赤城乳業の工場見学が人気の体験スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 深谷深谷
埼玉県北部の利根川と荒川に挟まれた平野部に広がるまち。中山道の宿場町で、最盛期には約80軒の旅籠が並ぶ賑わいだった。深谷ネギとレンガのまちとして知られ、東京駅のレンガ駅舎を模した深谷駅をはじめ、旧街道沿いにはレンガ造りの建物が残る。新1万円札の顔である渋沢栄一の生誕地でもあり、生家や関連の史跡が点在する。また、園芸農場の多い土地でもあり、花と緑の人気スポットが随所にある。
(文:JTBパブリッシング) - 熊谷熊谷
中山道の熊谷宿が置かれたエリアで、現在は埼玉県北部の経済拠点。ラグビータウンとしても名高く、3万人収容の熊谷ラグビー場があるほか、駅前にはラグビーボールのモニュメントが立つ。国宝の妻沼聖天山が主要な観光ポイントで、名物のロングサイズのいなり寿司はぜひ食したい。豪華絢爛な山車と屋台が通りを練り歩く「熊谷うちわ祭」は、70万人以上の観光客が集まる大イベントだ。
(文:JTBパブリッシング) - 太田太田
群馬県南部に位置する、江戸時代には大光院の門前町、日光例幣使街道の宿場町として賑わった地域。大正期以降はSUBARU(旧富士重工)が工場を置き飛躍的に発展。関東でも有数の工業地域になっている。関東では珍しい石垣造りの城跡が残る、金山城跡が一番のおすすめスポット。冠稲荷神社や世良田東照宮、旧中島家住宅も訪ねたい。家族連れには、ぐんまこどもの国、三日月村が人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 館林館林
群馬県の南東部にあり、関東地方のほぼ中央に位置する。北側には渡良瀬川、南には利根川が流れ、城沼、多々良沼、茂林寺沼など多くの池沼が点在。水資源と自然環境に恵まれたエリアだ。「館林つつじまつり」で知られる「つつじが岡公園」や分福茶釜で有名な茂林寺、多々良沼公園などが人気の観光スポット。沼が多い館林は、沼周辺で暮らす「里沼文化」が育まれた地域。これらの生活や文化は、日本遺産に認定されている。
(文:JTBパブリッシング) - 板倉板倉
関東平野のほぼ中央、群馬県の東端に位置する地域。埼玉県と栃木県に囲まれた県境のまちだ。北に渡良瀬川、南に利根川が流れる豊富な水と緑に恵まれた県内有数の穀倉地帯。東京ドームの700倍という広大な渡良瀬湧水地は、多様な動植物の生息地となっている。関東の総本宮として広く信仰を集める雷電神社、菅原道真を祀る高鳥天満宮が人気の歴史スポット。ナマズの天ぷらなど昔からの川魚料理も食したい。
(文:JTBパブリッシング) - 小山小山
栃木県南側の平野部に広がる小山は、多くの鉄道が集まる交通至便なエリア。かつては製糸・製菓業が盛んで、戦後に工業団地が造成され宇都宮に次ぐ工業都市となった。1年を通して多くのイベントが開催され、大神輿が渡御する「小山祇園祭」や関東一の「おやまの花火」「渡良瀬遊水地 ヨシ焼き」など、特徴ある行事が多い。関ヶ原の戦いに際し、徳川家康が諸将を集めて軍議した「小山評定」の地で、歴史的な評定跡の史跡も残る。
(文:JTBパブリッシング) - 結城結城
茨城県の西側にあるエリアで、鎌倉時代から長くこの地を治めた結城氏の城下町。江戸時代には幕府の直轄地となり、鬼怒川水運の要衝地として栄えた地域だ。高級絹織物・結城紬のふるさとであり、古い時代の町割がそのまま残る歴史のまち。結城氏ゆかりの史跡も多く、寺院の多い所としても知られている。かつての繁栄を伝える、格子戸の町屋や蔵造りの古い家が建ち並ぶレトロなまち巡りも楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 桜川桜川
茨城県の中西部にあり、中心部を南北に流れる桜川が地名の由来。古来より「西の吉野、東の桜川」と並び称されるほど、桜の名所が数多くある。自然にあふれ、地域で産出される御影石を利用した石材業が発展。古くから山岳信仰の対象となった山々があり、富谷観音、雨引山楽法寺、加波山神社などの有名な寺社が鎮座する。城下町として栄えた真壁地区には重厚な見世蔵や土蔵などのレトロな街並みが残る。
(文:JTBパブリッシング) - 笠間笠間
茨城県の中央部にある地域で、日本三大稲荷のひとつに数えられる笠間稲荷神社の門前町。金運・仕事運を導く県内屈指のパワースポットだ。また、益子と並ぶ関東を代表する焼き物の産地。毎年、春に開催される笠間芸術の森公園でのイベントには、全国から多くの観光客が来訪する。昔から参拝客に人気があったいなり寿司とクリが名物。近年、クリを使ったスイーツが女性の注目を集めている。
(文:JTBパブリッシング) - 水戸水戸
江戸時代は水戸徳川家の城下町であった茨城県の県都。日本三名園のひとつに数えられる偕楽園や日本最大規模の藩校・弘道館が日本遺産に認定される歴史のまちだ。梅の名所の偕楽園では好文亭、常磐神社が人気スポット。多くの人が訪れる梅まつりは春を告げる風物詩。隣の千波公園は千波湖畔にカフェや美術館が点在するおすすめの散策エリア。また、納豆のまちでもあり、水戸納豆は代表的なみやげ品。
(文:JTBパブリッシング) - ひたちなかひたちなか
ひたちなかは太平洋に面した茨城県の県央地域にあるまち。気候は温暖で、平磯海水浴場や姥の懐マリンプール、サーファーが集まる阿字ヶ浦海水浴場がよく知られる。一番の人気は春のネモフィラ、夏のヒマワリ畑で有名な国営ひたち海浜公園。BBQ広場や大観覧車のある遊園地も隣接している。平安時代創建の酒列磯前神社や欲しいものはすべて手に入る「ほしいも神社」、那珂湊おさかな市場も人気の場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 東尋坊東尋坊
坂井市の北部にある、日本海に面した断崖絶壁のエリア。垂直に切り立った険しい崖が約1㎞にわたって続いている。地質学的にも貴重な場所で、国の天然記念物・名勝に指定。夕陽の名所としても知られ「日本の夕陽百選」にも選定されている。付近には越前岬や白山まで見渡せる東尋坊タワーがあり、絶景のパノラマを楽しめる。海から東尋坊を探勝する東尋坊観光遊覧船も人気。
(文:JTBパブリッシング) - 三国三国
坂井市の西部に位置する三国湊は、かつて北前船交易で興隆を極めたエリア。千年以上も前の文献に、三国という地名が残る歴史あるまちでもある。周辺には豪商の邸宅をはじめ、町屋、商家、土蔵など、歴史的建造物が軒を連ね、のんびり町歩きが楽しい場所。三国といえば越前ガニをはじめとする海産物も有名。辛味大根をそばつゆに使用した「三国辛味そば」も必食のグルメ。
(文:JTBパブリッシング) - あわらあわら
福井県の最北端に位置し、福井平野から加越台地にかけて広がるエリア。福井県の北の玄関口であり、芦原温泉駅がある金津地区は舟運の川港・宿場町として賑わった場所だ。中心となる「あわら温泉」は田園の中に湧き出す温泉で、豊富な湯量とのどかな風景が魅力。海にも近いことから越前ガニをはじめとする海鮮料理も人気で、関西の奥座敷ともよばれている。無料の足湯や日帰り入浴施設もあり気軽に北陸の名湯を楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 加賀加賀
石川県の最南端、金沢と福井のほぼ中間に位置している地域。加賀温泉郷とよばれる山代、山中、片山津の3つの温泉地が全国的に名高い。かつて10万石として栄えた大聖寺藩の城下町や日本一の富豪村とよばれた加賀橋立の船主集落、紅葉が美しい鶴仙渓など、豊かな自然と歴史がエリアの各所に息づいている。九谷焼や山中漆器といった伝統工芸の発信地でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 藤岡藤岡
群馬県の南西部に位置し、埼玉県と県境を接するエリア。鮎川や神流川、三波川などが流れる緑と清流に恵まれた山紫水明の地。伊勢塚古墳など古墳時代の遺跡が多く残り、古くから人々の生活が営まれた地域でもある。世界遺産の構成資産である養蚕研究所の高山社跡、冬桜で知られる桜山公園、工芸体験やBBQが楽しめる「土と火の里公園」が主要な観光スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 行田行田
9基の大型古墳が群集する埼玉古墳群は、埼玉の県名発祥の地でもある。桜名所のさきたま古墳公園には、出土した国宝の「金錯銘鉄剣」を展示する「県立さきたま史跡の博物館」や「行田市はにわの館」がある。「のぼうの城」で有名になった「浮き城」の別名をもつ忍城や古代蓮の里などが人気の観光スポット。米の産地・行田の秋の風物詩「世界最大の田んぼアート」も見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 加須加須
関東平野のど真ん中、見渡す限りの平野が続く利根地域の中心エリア。県内一の生産量を誇る米をはじめナシ、イチゴなどの農産物生産が盛ん。玉敷公園のフジや浮野の里のハナショウブ、加須未来館のラベンダーなど、花の名所が数多く点在する。自慢の2大名物が「こいのぼり」と市民のソウルフード「加須うどん」。5月の加須市民平和祭には、利根川河川敷緑地公園で全長100mのジャンボこいのぼりが遊泳する。
(文:JTBパブリッシング) - 大洗大洗
太平洋岸のまちで、海洋性の温暖な気候が魅力の地域。長い海岸線の中央に大洗港があり、北海道・苫小牧を結ぶフェリーが就航している。周辺には古墳などの遺跡も多く、古い歴史をもつ土地柄だ。大洗磯前神社を創建した神が降臨したとされる「神磯の鳥居」は大洗を代表する風景。アクアワールド大洗や大洗シーサイドステーションなどの観光施設、北関東最大級の海水浴場・大洗サンビーチに多くの観光客が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 坂井坂井
福井県の北部に位置し、九頭竜川水系の流域に広がる地域。中央に福井県随一の穀倉地帯・坂井平野があり、農産業も盛んな場所。柴田勝家の甥・柴田勝豊が築いた現存する12天守のひとつ「丸岡城」や県内最古の茅葺き民家「千古の家」などの歴史スポットも数多い。何よりグルメの魅力が一番で、毎年皇室に献上されることで有名な「越前がに」や「甘えび」「若狭牛」は絶品。丸岡産おろしそばや竹田の油あげも味わってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 飛騨飛騨
岐阜県の最北部に位置する山間のエリア。山々に囲まれた土地で「天生の森」や「安峰山」で体験できる圧倒的な自然が魅力。気多若宮神社の例祭「古川祭」や飛騨三大祭のひとつ「飛騨神岡祭」、キツネの嫁入り行列が再現される「きつね火まつり」などの伝統行事も注目だ。飛騨グルメの最高峰といえる飛騨牛はステーキでも、すき焼きでも絶品。牛ホルモンを使ったご当地名物「とんちゃん」や「漬け物ステーキ」もおすすめの味。
(文:JTBパブリッシング) - 長瀞長瀞
荒川の中流域に位置する景勝地。天然記念物の長瀞岩畳を中心に、自然の中で舟下りラフティングなど、様々な体験型レジャーが楽しめる。桜の名所としても有名で、北桜通りの桜並木は一見の価値あり。宝登山の麓にある宝登山神社は、日本武尊によって創建されたと伝わる由緒ある古社。豪華絢爛な権現造りの社殿が森の中に鎮座している。ここから山頂まではロープウェイが運行。頂上には宝登山ロウバイ園がある。
(文:JTBパブリッシング) - 寄居寄居
荒川の中流域にあり、戦国時代は鉢形城の城下町、秩父往還の宿場町として栄えた地域。岩畳の河原が広がる玉淀や鉢形城跡、七代目松本幸四郎別邸跡の雀宮公園などが主要な観光ポイント。自然の中で散策が楽しめる円良田湖もおすすめ。ぼんぼりや提灯で美しく飾り付けられた舟山車が川面に並ぶ「寄居玉淀水天宮祭」や戦国時代の戦いを再現した「寄居北條まつり」などの伝統行事も有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 東松山東松山
埼玉県のほぼ真ん中、比企丘陵の豊かな自然に囲まれたエリア。約1300年前に創建された箭弓稲荷神社をはじめ、多くの寺社が点在する。源頼朝を支援した比企一族ゆかりの地でもあり、随所に史跡が残る歴史と文化が息づく町だ。国営武蔵丘陵森林公園や農林公園、こども動物自然公園などは、家族連れにおすすめの場所。豚のカシラ肉を使った東松山名物「やきとり」は、味噌ダレが秘伝の味。
(文:JTBパブリッシング) - 桶川桶川
埼玉県の県央部に位置する桶川は、江戸時代に農産物の集散地・中山道の宿場町として賑わった地域。紅花栽培が盛んで、全国有数の生産量を誇り「紅花宿」ともよばれていた。紅花商人の繁栄を今に伝える町屋や蔵などが残る旧街道沿いの町歩きがおすすめ。コシの強いうどんが桶川の名物グルメで、数多くの名店が軒を連ねている。また荒川河川敷にあるホンダエアポートでは、遊覧飛行やスカイダイビングが体験できる。
(文:JTBパブリッシング) - 上尾上尾
埼玉県中央部から少し東寄りに位置する地域。中山道の上尾宿が置かれた場所で、鉄道が開通して以降は、工業が盛んなエリアとなった。地理的条件の良さから住宅都市として発展しているが、市街地を外れると田園地帯が広がり上尾丸山公園、戸崎公園、自然学習館などの公園や文化施設が数多く点在する。あげお花火大会や上尾夏まつりなど、季節ごとに楽しめるイベントが多いのも魅力だ。
(文:JTBパブリッシング) - 古河古河
茨城県の西端に位置するエリア。古河公方が治めた時代を経て、江戸時代には城下町・宿場町として栄えたことから、今なお歴史を感じさせる街並みが広がる。ノスタルジー漂う町中には古河歴史博物館、古河文学館、永井路子旧宅などの建物が点在。古河公方公園や渡良瀬遊水地では、美しい自然や貴重な文化財に出合える。農産物の生産も盛んで、中でも「みやこかぼちゃ」は古河を代表する特産品。
(文:JTBパブリッシング) - 下妻下妻
下妻は茨城県の県西地域に広がる田園地帯。県内でも有数の米どころで、秋の味覚を代表するナシやメロンも下妻自慢の特産品だ。茨城県は古くから養豚業が盛んな地域で、中でも下妻は名産地として知られている。しょうが焼き、トンカツなどでブランド豚「ローズポーク」を味わってみたい。自然を堪能するなら小貝川ふれあい公園や砂沼広域公園が人気スポット。鬼怒川河川敷のポピーもおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - 小美玉小美玉
茨城県中南部、南側を霞ヶ浦に接するエリア。東部に航空自衛隊百里基地と併設される茨城空港がある。鶏卵の出荷量が全国トップを誇り、広々とした自然があふれることから酪農業も盛ん。茨城空港があるため、インバウンドも多く訪れ、地元特産品を販売する「空のえき そ・ら・ら」などが注目を集めている。希望ヶ丘公園や霞ヶ浦の堤防沿いが散策におすすめのスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 福井福井
柴田勝家が築いた北ノ庄城時代からの城下町。江戸期には石高68万石を数える福井藩の大城下町で、その本丸跡に県庁が建つ。藩主の別邸が残る養浩館庭園や北ノ庄城址の柴田公園、福井城址、足羽川沿いの桜並木を歩く歴史散策が人気。豊かな自然に囲まれ、市街を一望できる足羽山の足羽公園や足羽神社、左内公園などを巡るのもおすすめ。山頂の茶屋で名物の木の芽田楽や団子を頬張りたい。
(文:JTBパブリッシング) - 永平寺永平寺
福井県北部にある曹洞宗大本山・永平寺の門前町として知られる地域。九頭竜川に沿って町が広がり、鬱蒼とした杉林の中に永平寺が建つ。門前にはみやげ店や宿坊が立ち並び、精進料理や永平寺そばなどの食べ歩きも楽しみ。参拝だけではなく、坐禅や写経の修行体験を通して禅の心を学びたい。旧永平寺線跡地に造られた約6㎞の遊歩道「永平寺参ロード」には、自動運転車両も運行している。
(文:JTBパブリッシング) - 勝山勝山
霊峰・白山を望む勝山は、福井県北東部に位置し、加越の山並みや九頭竜川の流れなど、豊富な自然に囲まれた地域。日本有数の豪雪地帯でもある。日本最大の恐竜化石発掘地を有し「恐竜のまち」としても知られている。かつやま恐竜の森や福井県立恐竜博物館、かつやまディノパークが人気の観光スポット。平泉寺白山神社や越前大仏、大矢谷白山神社などの歴史ポイントも見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 高山高山
飛騨地方に位置する山岳都市。江戸時代の面影を残す古い町並みは、重要伝統的建造物群保存地区に選定される飛騨高山の定番スポット。飛騨牛や高山ラーメンなど地元グルメを堪能できる飲食店などがズラリと並び、外国人観光客も大勢訪れる。春と秋に開催される高山祭は、豪華な屋台とからくり人形が呼び物。宮川沿いと陣屋前で行われる朝市も地元の人と触れ合える活気ある市場だ。
(文:JTBパブリッシング) - 秩父秩父
埼玉県の西部、秩父山地に囲まれた盆地に広がる山間の地域。背後にある武甲山は石灰岩の産出地として知られる。日本武尊が創建したと伝わる三峯神社や徳川家ゆかりの秩父神社、秩父札所巡りなど、貴重な歴史・文化遺産が多数残る。豪快な日本三大曳山祭りの秩父夜祭、農民ロケット龍勢祭りなどの有名な祭りも見どころだ。ハイキングや川遊び、ホタル観賞など、四季折々の遊びのスポットも随所にある。
(文:JTBパブリッシング) - 日高日高
関東平野の西端に位置する地域。その西部には緑豊かな丘陵が連なっている。奈良時代に設置された高麗郷の地で、高句麗からの渡来人が住み着いたと伝わる。高麗神社や高麗家住宅などの史跡が残る。日和田山、巾着田周辺はハイキングコースが整備されて、多くの人が訪れている。平沢富士山や新宿まで眺望できる白銀平展望台も人気がある。巾着田曼殊沙華公園の曼殊沙華は日本一のスケール。
(文:JTBパブリッシング) - 川越川越
東京の北西に位置する川越は、かつて小江戸とよばれる賑わいを見せた川越城の城下町。本丸御殿や喜多院、三芳野神社、川越氷川神社などの歴史スポットが残されている。メインは時の鐘や蔵造りの町並みが残る一番街。重要伝統的建造物群保存地区に選定され、多くの観光客で賑わう場所だ。昔からこの地域で栽培されるサツマイモが代表的な特産品。近年は「河越抹茶」も有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - さいたまさいたま
古くは中山道の宿場町という歴史をもち、現在はJR各線や私鉄線が交錯する大規模ターミナル。埼玉県唯一の100万都市で、ほぼ副都心の賑わいを見せるエリアだ。武蔵国一之宮である氷川神社、鳥居の無い神社として有名な調神社、開山1200年の慈恩寺などの歴史スポットがある。大宮公園、別所沼公園、与野公園などの緑も多く、家族連れには鉄道博物館や青少年宇宙科学館が人気。
(文:JTBパブリッシング) - 久喜久喜
久喜は埼玉県東部に位置し、茨城県と隣接するエリア。豊かな自然環境に囲まれながら、都心へのアクセスが良いため住み良いまちとして人気がある。市内を灌漑用水が縦横に走り、稲作をはじめナシやイチゴの栽培が盛んだ。200年以上続く夏の「提燈祭り」は、関東一といわれる盛大な祭り。酉の市で有名な鷲宮神社や久喜菖蒲公園、菖蒲城趾あやめ園も人気のスポットだ。
(文:JTBパブリッシング) - 野田野田
千葉県北部に位置する、利根川と江戸川に挟まれた地域。江戸川水運で栄えた醤油造りの名産地だ。宮内庁に納める醤油の醸造所として建設された「御用蔵」や醤油醸造家の邸宅を利用した「野田市市民会館」、キッコーマン国際食文化研究センターなど、醤油関連の施設が多数点在。関宿地区には関宿城博物館、鈴木貫太郎記念館などがある。春から初夏にかけて約100種・2万株のツツジが咲く清水公園も必見。
(文:JTBパブリッシング) - 坂東坂東
茨城県の西側に位置し、利根川を挟んで千葉県野田市と接するエリア。中心部は猿島台地とよばれる平坦な土地で、田畑や林が広がる田園地帯。ハクチョウが飛来することで有名な菅生沼などの自然が残る。平将門ゆかりの地であり、本拠地だったと伝わる石井営所跡、國王神社などの史跡が点在する。桜が美しい八坂公園やミュージアムパーク茨城県自然博物館が家族連れに人気。逆井城跡公園もおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - つくばつくば
茨城県の県南地域に位置するエリア。かつては農村が広がる地域だったが、筑波研究学園都市としての開発が進み、国内最大級の研究・教育機関の集積地帯となっている。都心と直結する路線も開通してアクセスも便利。科学万博記念公園をはじめ、常設展示施設を含む約50の見学可能な研究施設がある。北側には関東を代表する名峰・筑波山があり、ケーブルカー、ロープウェイを利用して初心者でも山頂を目指すことができる。
(文:JTBパブリッシング) - 土浦土浦
土浦は、つくば市の東側、霞ケ浦の西岸にあるまち。交通の要衝でもあり、古くから県南地域一番の商都として発展した。霞ヶ浦ではワカサギなど淡水魚の漁が盛んで、佃煮などの加工品が名産品。全国一の生産量を誇るレンコンも有名だ。夏の風物詩・観光帆引き船や遊覧船も人気がある。秋に開催される日本三大花火大会のひとつ「土浦全国花火競技大会」は、毎年約80万人の観光客が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - かすみがうらかすみがうら
北に筑波山系の山々、南側を霞ヶ浦に接する山と湖の自然に囲まれた田園都市。温暖な気候に恵まれ、ナシやイチゴ、ブドウなどのフルーツ栽培が盛んで、観光農園に多くの人々が訪れる。湖岸ではレンコン栽培、シラウオやワカサギ漁も行われる。霞ヶ浦のシンボルでもある帆引き船は、ここが発祥地。迫力を体験できる観光船も操業している。北部の雪入山や浅間山では絶景のハイキングが楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 鉾田鉾田
東に遠浅の海岸線が続く太平洋、南に北浦、北側に涸沼と水資源が豊富な地域。ほぼ平坦な土地が広がり、温暖な気候で育まれた野菜や果物が特産品。「日本で一番野菜をつくるまち」といわれ、多数の観光農園がある。鹿島灘海浜公園や大竹海岸は、サーフィンなど海のアクティビティが楽しめる海岸。ラムサール条約湿地に登録される涸沼は、朝焼けや夕陽のスポットしても人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 鯖江鯖江
福井県のほぼ中央に位置する鯖江は、誠照寺の門前町として発展した地域。古くから繊維王国・福井の中核を担ってきた繊維産業と、1500年の歴史をもつ漆器産業、メガネ産業が3大地場産業。中でもメガネは、国内生産量の9割以上を占めるというメガネの聖地。王山古墳、兜山古墳など、古墳が多い古代ロマンのまちでもある。駅周辺の「さばえまちなか」には昔ながらの街並みが残り、散策には絶好のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 一乗谷一乗谷
戦国大名・朝倉氏が5代約100年間にわたって本拠とした地域。福井市の南東、一乗谷川に沿った谷あいにある。一乗谷城と山麓の城下町跡などの遺跡が残る。国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受ける有数の観光スポットだ。史跡に指定される範囲は278ヘクタールという広大なもので、朝倉館跡や諏訪舘跡庭園、復原町並などがある。周辺には一乗谷朝倉氏遺跡博物館や道の駅、飲食店も点在する。
(文:JTBパブリッシング) - 越前大野越前大野
福井県の東側、石川県と岐阜県に接する県境にある。福井で最も面積が広く、その約9割が山林という緑豊かな地域だ。豪雪地帯でもあることから地下水に恵まれ、湧水が随所に湧く。雲海の中に浮かぶ「天空の城」として有名な越前大野城の城下町。市街地はかつての面影を強く残し「越前の小京都」ともよばれる。名水を活かした越前そばや日本酒が名産。地元の農産物が並ぶ七間朝市は大勢の観光客で賑わう。
(文:JTBパブリッシング) - 九頭竜九頭竜
福井県大野市の東側、九頭竜川上流に位置するエリア。最奥には広大な九頭竜湖があり、四季折々の自然が楽しめる。湖に架かる夢のかけはし(箱ヶ瀬橋)は全長266mの橋で、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋のプロトタイプとして建設されたもの。変化にとんだ景観が続く九頭竜峡は、新緑や紅葉時期に感動の景色を体験できる。春に桃源郷のような風景が広がる九頭竜花桃回廊も人気のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 飯能飯能
埼玉県の南西部に位置する飯能は、都心からのアクセスが良好ながら、緑と清流に恵まれた地域。奥武蔵の山々と豊かな自然が広がり、飯能河原でのBBQをはじめキャンプ、ハイキングなど多くのアウトドア体験スポットがある。近年は宮沢湖畔のムーミンバレーパークや温泉施設が人気。平安時代から続く医王山薬寿院八王寺(竹寺)や、東郷平八郎ゆかりの東郷公園など、歴史スポットも見逃せない。
(文:JTBパブリッシング) - 狭山狭山
埼玉県南部に位置する狭山は、狭山茶の主産地として知られる地域。現在も狭山茶が特産品だ。南北に貫流する入間川は、まちのシンボル的存在でもあり、武蔵野の面影を残す智光山公園とともに自然に親しめる場所。観光農園の狭山ベリーランドやこども動物園、農産物直売所の「あぐれっしゅげんき村」が人気の観光スポット。入間基地で開催される入間航空祭や狭山市入間川七夕まつりなどのイベントも注目。
(文:JTBパブリッシング) - 浦和浦和
さいたま市の南に位置する浦和は、中山道の宿場町として賑わったエリア。周辺の沼地で獲れたウナギが名物で、現在も伝統の味が受け継がれている。5月に開催されるうなぎ祭りは大人気のイベント。大正以降、芸術家や文化人が移り住んだことから文教のまちでもあり「うらわ美術館」「青少年宇宙科学館」などの文化施設が多いのが特徴。また、明治時代からの歴史をもつサッカーのまちで、浦和レッズのホームタウンだ。
(文:JTBパブリッシング) - 柏柏
かつては水戸街道沿いの小さな集落だったが鉄道の開通以降、急速に発展し、戦後は東京のベッドタウンとして開発が進んだ。現在は大型商業施設、飲食店が集まる周辺エリア随一の商業拠点。北部を流れる利根川沿いや手賀沼には豊かな自然が残り、農業資源にも恵まれている。生産量全国一を誇るカブやホウレンソウが自慢の特産品。「柏の葉公園」や「あけぼの山農業公園」「手賀の丘公園」が花と自然を楽しめる人気スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 我孫子我孫子
千葉県の北西部に位置する我孫子は、北に流れる利根川と南の手賀沼に挟まれた細長い形をしたエリア。カモの越冬地として知られる手賀沼は春の桜、夏の花火大会と四季を通して豊かな自然と触れ合える場所。手賀沼親水広場・水の館や鳥の博物館、手賀沼遊歩道などが人気スポット。また大正時代から柳宗悦や志賀直哉、武者小路実篤ら白樺派の文人が暮らした土地で、白樺文学館、志賀直哉邸跡などが残る。
(文:JTBパブリッシング) - 取手取手
茨城県の県南地域に位置し、南側を千葉県我孫子市に接する県境のまち。利根川と小貝川が流れる自然に恵まれたエリアで、古くは水戸街道の取手宿が置かれていた。利根川水運の物資集積所でもあり、旧取手宿本陣や酒蔵などの古い建物が点在する。平将門伝説も残り、ゆかりの史跡を巡る散策も人気。小貝川フラワーカナルや野鳥観察の森、ゆめみ野公園など、自然を楽しめるレジャースポットも数多くある。
(文:JTBパブリッシング) - 鹿嶋鹿嶋
茨城県の南東部にある鹿嶋は、常陸国一之宮である鹿島神宮の門前町。太平洋と北浦に挟まれた立地から水運が盛んだったが、鹿島港が建設されて以降、工業都市の顔ももつ。良質な漁場の鹿島灘は海水浴シーズン以外にも、多くのサーファーが集う。北浦は夕陽の名所としても有名だ。鹿島アントラーズのホームがあるサッカーの街で、花火大会やスタジアムイベントなど年間100以上のイベントがある「祭りの街」でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 越前越前
福井県のほぼ中央に位置し、かつては大陸からの最先端技術と文化が真っ先に入ってきた地域。越前和紙、越前打刃物、越前箪笥など伝統的工芸品の生産地として知られる。平安時代は越国の国府が置かれ、北陸の政治・経済の中心地。源氏物語の作者・紫式部が少女時代を過ごした場所でもある。紙の神様を祀る岡太神社・大瀧神社、紫式部公園、縁結びの寺・御誕生寺などの史跡巡りが人気。
(文:JTBパブリッシング) - 奥多摩奥多摩
多摩地域の北西部、東京都は思えない自然に囲まれたエリア。最奥に位置する雲取山は東京都の最高峰。鷹ノ巣山、御前山とともに登山者に人気のポイントだ。小河内ダムによって造られた奥多摩湖は、湖畔の散策がおすすめ。湖を渡るドラム缶橋もある。鳩ノ巣渓谷や氷川渓谷はキャンプや川遊びの人気スポット。約10万年の時間をかけて形成された日原鍾乳洞も訪れてみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 青梅青梅
青梅は東京都多摩地区の西部に位置する地域。多摩川が武蔵野台地に流れ出た場所にでできた集落で、青梅街道の宿場町として発展。旧街道沿いの商店街には昭和初期の映画看板が掲げられ、レトロな雰囲気の町歩きが楽しめる。西側は秩父多摩甲斐国立公園の玄関口で、梅の里として名高いのどかな里山が広がる。周辺には吉川英治記念館や老舗の菓子店などが点在。川遊びが楽しい御岳渓谷には玉堂美術館がある。
(文:JTBパブリッシング) - 入間入間
埼玉県南西部に位置する入間は、加治丘陵と狭山丘陵に挟まれた緑豊かな場所。狭山茶の産地として知られ、地域の10分の1が茶畑という、広大な茶畑の景観が魅力的。茶どころ通りをドライブすれば、見渡す限りの茶畑風景が広がる。狭山市と接する東部には航空自衛隊の入間基地がある。市街地には彩の森入間公園やアウトレット、かつて米軍将校の住宅街だったジョンソンタウンがあり、埼玉でアメリカを楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 川口川口
埼玉県の南東端、荒川を渡れば東京都北区という県境に位置するまち。江戸時代から鋳物や植木などの産業が盛んだった。最初の東京オリンピック聖火台は、川口で製作された鋳物だ。同型のレプリカが青木町公園に展示されている。現在も鋳物製品や盆栽、釣り竿などが川口の特産品。川口グリーンセンターや川口自然公園が家族連れに人気のスポット。旧国鉄貨物線跡地を再開発した「キュポ・ラ」が新たなランドマークとして注目。
(文:JTBパブリッシング) - 松戸松戸
千葉県の北西部、江戸川を挟んで東京都葛飾区に接する地域。都心とのアクセスが良く、太平洋戦争後は急速に宅地化が進んだ。かつては水戸街道の松戸宿として栄え、徳川家ゆかりの地という歴史をもつ。最後の水戸藩主・徳川昭武が維新後に暮らした戸定邸、徳川光圀ゆかりの松戸神社などが残る。江戸川の水運も盛んで農産物の集散地として賑わった場所。全国的に名を馳せた「矢切の渡し」で柴又と結んでいる。
(文:JTBパブリッシング) - 牛久牛久
茨城県の県南部にあり、世界最大・高さ120mの牛久大仏で有名なエリア。大仏は胎内を拝観でき、地上85mの胸の位置にある展望台まで上ることができる。もう一つの見どころはカッパ伝説が残る牛久沼。初夏を彩る観光アヤメ園がある自然あふれる場所で、湖畔にはこの地を愛した文人・芸術家の旧居が点在する。明治時代に開設された本格的ワイン醸造所・牛久シャトーも人気のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 稲敷稲敷
霞ヶ浦の南に位置する地域。常陸国と下総国の境にあるため、古くから文化の交流点だった場所。国指定重要文化財の平井家住宅、横利根閘門などの史跡が残る。稲作やレンコン、イチゴなどの農産業も盛んで、利根川と霞ヶ浦に囲まれた豊かな水辺環境が自慢。釣りやウォータースポーツなども楽しめる。和田公園のチューリップまつり、小野川岸辺の花火大会といったイベントも人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 行方行方
茨城県の鹿行地域にあり、東に北浦、西に霞ヶ浦という2つの大きな湖に囲まれた地域。湖で漁獲されるシラウオやワカサギが有名で、周辺の台地にはサツマイモ畑や蓮田が広がり、地域を代表する特産品となっている。古墳やいにしえの文化財も多く、自然の中を散策する遺跡巡りも楽しめる。大宮神社例大祭や夏の山田祇園祭り、どぶろく祭りなど、ユニークな祭りやイベントが数多い。
(文:JTBパブリッシング) - 潮来潮来
霞ヶ浦や北浦、北利根川などの水辺に囲まれた自然豊かな場所。江戸時代には利根川水運の港町として栄え、稲作を中心とした農業が盛んな地域だ。水郷潮来あやめ園、水郷トンボ公園などの花の名所や、川を巡る十二橋巡り、ろ舟遊覧といった水郷特有の観光が人気。春の「あやめまつり」に行われる「嫁入り舟」は注目のイベントだ。潮来は魚の宝庫でもあり、絶好の釣りスポットが随所にある。
(文:JTBパブリッシング) - 北濃北濃
山間にある郡上八幡から、さらに長良川を遡った上流部に位置する地域。美濃地方の北部に位置することが、この地名の由来だ。長良川鉄道の終着駅があり、北濃駅構内にはかつて蒸気機関車が運行していた時代の転車台が残されている。駅には「終着北濃駅」という名の食堂も併設されている。白山信仰の美濃地方の拠点でもあり、白山文化博物館でその歴史を知ることができる。
(文:JTBパブリッシング) - 小淵沢小淵沢
小淵沢は山梨県の北西部、八ヶ岳連峰の裾野に広がる高原エリア。八ヶ岳高原の山梨県側の表玄関口であり、JR中央本線から山麓を走る小海線に分岐する小淵沢駅がある。「馬のまち」として知られ、数多くの乗馬クラブが点在。近年は温泉施設や高級ホテルがあるリゾートとしても人気だ。編笠山の南側、標高1560mに位置する観音平は絶景の展望台。富士山や南アルプスを一望できる。
(文:JTBパブリッシング) - 清里清里
清里は八ヶ岳の南麓、標高1200mに広がる高原地帯。緑の牧場が広がる美しいエリアだが、長い年月をかけて開墾された荒れ地だった地域。開拓の中心であったキープ協会の清泉寮がシンボルだ。名物のソフトクリームが有名。オルゴール博物館のある萌木の村、森の音楽堂がある清里の森、まきば公園などが人気のスポット。高原を見渡す眺望が素晴らしい美し森や天女山もおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - あきる野あきる野
多摩地域の西部に位置するあきる野は、東京都ながら里山の自然が残される地域。五日市盆地に中心部が広がり、その西側の山間部に緑あふれる秋川渓谷が続いている。大岳鍾乳洞や大滝・小滝まで足を延ばすと迫力の景観に出合える。気軽なハイキングで登れる金比羅公園からの眺望も素晴らしい。日本最大級の流れるプールが有名な東京サマーランドや秋川国際マス釣場が家族連れに人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 福生福生
多摩地域の西部、武蔵野台地の西端に位置するエリア。米軍の横田基地があることで知られるまちだ。横田基地沿いの国道16号には、アメリカンテイストのショップを中心に異国情緒を味わえる町並みが見られる。フレンドシップパークではフリーマーケットも開催。基地のまち福生を象徴する「福生アメリカンハウス」は絶好の撮影スポットだ。また、豊かな自然も残り「ほたる公園」は都内でも数少ないホタルの鑑賞ポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 所沢所沢
埼玉県の南西部に位置する所沢は、狭山丘陵に源を発する柳瀬川を境に東京都と隣接する地域。日本初の飛行場が開設された場所でもあり「日本の航空発祥の地」として知られている。所沢航空記念公園周辺には所沢航空発祥記念館、市役所、私立図書館などの施設が集中している。西側の狭山丘陵には狭山湖や西武園ゆうえんち、トトロの森などのレジャースポットが数多くある。
(文:JTBパブリッシング) - 池袋池袋
池袋は新宿、渋谷と並ぶ東京屈指の繁華街。JR線をはじめ西武池袋線、東武東上線、東京メトロなど8つの路線が乗り入れる一大ターミナルだ。駅周辺にはサンシャイン60、豊島区役所、ハレザ池袋などの高層ビルが建ち並ぶ。戦後は闇市が並んでいた西口地区も超高層ビルを中心とした再開発が進行中。西口側には池袋西口公園や東京芸術劇場、立教大学、自由学園明日館などがある。
(文:JTBパブリッシング) - 北千住北千住
埼玉県側から荒川を渡った地点、かつては日光街道の千住宿だった地域。JR線、つくばエクスプレス、東武スカイツリーライン、東京メトロが乗り入れ、都心へのアクセスも便利な場所だ。駅前には宿場町時代の賑わいを伝える商店街があり、古い建物も残されている。南側の隅田川そばにある足立市場から、新鮮魚介が手に入るため、美味い飲食店や酒場も数多い。爽やかな風が抜ける荒川土手は散策におすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 竜ヶ崎竜ヶ崎
茨城県の県南にある龍ケ崎は、牛久沼や小貝川、南部に広がる稲作地帯と、豊かな自然に恵まれた地域。夕景が美しい牛久沼の畔にある牛久沼水辺公園は「うな丼」の発祥地とも伝わる。野鳥が多くバード・ウォッチングにも人気の場所だ。小型機専用の竜ケ崎飛行場では遊覧飛行も楽しめる。晴れた日には筑波山から東京スカイツリーまで見渡せる「たつのこやま」もおすすめスポット。名物の龍ケ崎コロッケも味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 佐原佐原
佐原は「北総の小江戸」とよばれる水郷のまち。利根川の水運により「江戸優り(まさり)」といわれるほど栄えていた場所だ。古くから香取神宮の門前町として賑わっており、小野川沿いには土蔵や商家など、当時の面影を伝える建物が軒を連ねている。日本で初めて実測日本地図を完成させた伊能忠敬が約30年を過ごした土地であり、旧宅や伊能忠敬記念館がある。江戸情緒が残るまちを巡る、舟めぐりがおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 香取香取
利根川と北利根川、外浪逆浦に囲まれた広大な水郷地帯が広がる地域。水郷筑波国定公園に指定されている。全国に400社ある香取神社の総本社である香取神宮の門前町で、豪華な本殿は国の重要文化財。800年以上前に築城された小見川城跡の小見川城山公園は、桜とツツジの名所ととして有名。水郷の真ん中に位置する「あやめパーク」では、5月下旬から6月の花菖蒲が見事だ。夏には300種のハスが咲き誇る。
(文:JTBパブリッシング) - 神栖神栖
茨城県の最南部、銚子の北側に位置する太平洋に面した地域。鹿島港を中心に重化学コンビナートが形成される工業のまちだが、農業や漁業も盛ん。ピーマンの生産量は日本一で、波崎漁港を拠点としたイワシ・サバ漁は日本有数の漁獲高。これらを加工した缶詰が特産品だ。息栖神社や神之池緑地、平成物産パーク港公園 などが人気のスポット。鹿島コンビナートを一周する遊覧船・鹿島港内一周見学船もおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - 銚子銚子
太平洋に突き出した関東最東端に位置するエリア。犬吠埼は「日本一早い初日の出」が見られる場所だ。明治初期に建てられた犬吠埼灯台は国の重要文化財。愛宕山の頂上にある地球の丸く見える丘展望館や利根川河口の銚子ポートタワー、犬吠テラステラスなどが人気の観光スポット。江戸時代に幕府から「最上しょう油」の称号を与えられた老舗の醤油蔵見学もおすすめ。ローカル鉄道の銚子電鉄にも乗車してみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 奈良井奈良井
中山道の奈良井宿は、江戸から数えて34番目。ちょうど真ん中に位置する宿場町。木曽11宿の中では最も標高が高く、難所の鳥居峠を控えて、多くの旅人で賑わった場所。「奈良井千軒」といわれた往時の面影が、今もそのまま残るエリアだ。上問屋資料館、元櫛問屋の中村邸など重要文化財に指定される建物が公開されている。途中には中山道の杉並木が残り、旧街道を歩いて巡るのも楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 気比気比
敦賀市の北側、飛鳥時代に建立されたと伝わる氣比神宮が鎮座する地域。北陸の総鎮守・越前国一之宮である氣比神宮は、高さ11mの木造大鳥居で知られる古社。近年、1300年以上も湧き出す「長命水」がパワースポットとして人気を集めている。日本海に面した「気比の松原」は、長さ1kmに渡って続く美しい松原。三保の松原、虹の松原と並ぶ日本三大松原のひとつに数えられることも。
(文:JTBパブリッシング) - 下呂下呂
岐阜県の中部、飛騨川の流れに沿った平坦地に市街が広がる。草津、有馬と並び日本三名泉に数えられる下呂温泉が湧出する地域。周辺には天然炭酸温泉の湯屋温泉や濁河温泉など、7カ所の温泉が湧く。エリアの9割が山林という自然あふれる場所で、飛騨川上流の飛騨小坂は滝の多いまちとして有名。200を超える滝があり、紅葉シーズンには絶景が堪能できる。
(文:JTBパブリッシング) - 上井草上井草
西武新宿線が環状8号を越えた所に位置するエリア。かつてアニメ制作会社の本社があったことから「アニメのまち」として町を活性化中。上井草駅前にはガンダムのモニュメントが立つ。南側には温水プールをもつ上井草スポーツセンター。駅の北側には、いわさきちひろの自宅跡に建てられた「ちひろ美術館・東京」がある。井草川を暗渠化した遊歩道は散策におすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - 鷺宮鷺宮
中野区の北側に位置する、西武新宿線の鷺ノ宮駅を中心に広がる地域。駅南側の妙正寺川を渡ったところに、平安時代に源頼義が建立した鷺宮八幡神社が建つ。この神社の境内に多くのサギが棲んでいたことから、鷺宮大明神とよばれたことが地名の由来だ。妙正寺川では染物の生産が盛んで、昭和初期まで染色工場が多く並んでいたとか。現在は遊歩道が整備され、格好の散策場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 高田馬場高田馬場
早稲田大学や学習院女子大学がある高田馬場は、多くの大学生や予備校生が利用する学生街。高田馬場にある科学省で誕生したという設定から「鉄腕アトム」の主題歌が駅の発車メロディになっている。駅から大学までの早稲田通り沿いは、古書店や学生相手の飲食店が軒を連ねる。早稲田通りと明治通りの交差点を中心としたエリアは、東京でも有数のラーメン店の激戦区として有名だ。
(文:JTBパブリッシング) - 上野上野
かつては北へ向かう路線の発着駅で、東京の北の玄関口として賑わった駅。南側の上野広小路は江戸時代からの繁華街で、古くからの飲食店などが並ぶ。高架下のアメ横商店街は400店舗以上が軒を連ねるショッピングエリアで、近年は外国人も多く訪れる。駅の西側にある上野恩賜公園は、かつて寛永寺の境内だった場所。東京国立博物館、国立西洋美術館、上野動物園などの文化施設がある。桜の名所としても有名な所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 浅草浅草
浅草は浅草寺の門前町。江戸時代に芝居小屋や遊郭がこの地に移転して、一大繁華街に変貌した。明治以降も演芸場などが建ち並ぶ文化の発信地であり、昭和には映画産業が活況を呈して大いに賑わった。仲見世通りや雷門を中心に、昔ながらの佇まいを色濃く残す浅草は、東京を代表する観光地。多くの外国人観光客が訪れる東京名所だ。三社祭、隅田川花火大会、浅草サンバカーニバルなどのイベントも人気。
(文:JTBパブリッシング) - 押上押上
タワーとしては世界一位の高さ(634メートル)を誇る「東京スカイツリー」の最寄り駅「押上駅」があるエリア。来訪者の最大の目的はスカイツリーからの眺め。地上350メートルに「天望デッキ」、450メートルに「天望回廊」があって関東一円、そして富士山や200キロ近く離れた新潟の山も見える。この周辺の複合商業施設「スカイツリータウン」には多くのショップが集まるほか、水族館などもある。
(文:JTBパブリッシング) - 成田空港成田空港
「成田空港」で親しまれる「成田国際空港」は、年間の航空旅客数は令和6年(2024)で約4000万人と、アジア有数の国際拠点空港として存在感を示してきた日本の空の表玄関。第1・第2・第3の3つの旅客ターミナルがあり、ファッションブランドから雑貨、みやげ物、飲食店など300店を超える店舗が営業している。国内空港で最大級を誇るという第3ターミナルのフードコートは多くの日本の味を楽しめると好評だ。
(文:JTBパブリッシング) - 旭旭
千葉県の北東部、銚子市の西側に位置する地域。九十九里浜に面し、北部には「干潟八万石」とよばれる穀倉地帯が広がる。温暖な気候に恵まれることから農業、水産業が盛んで、全国トップクラスの生産量を誇る「丸干しいわし」や、甘くて肉厚な「飯岡メロン」が、旭市自慢の逸品。断崖絶壁が続く屛風ヶ浦は、東洋のドーバーとも称される景勝地。高台に建つ飯岡刑部岬展望館からは九十九里浜を一望できる。
(文:JTBパブリッシング) - 小浜小浜
若狭湾に面し、古くから日本海側の要港として栄えた港町。律令時代からの歴史をもつ地域で、江戸時代は小浜藩の城下町だったことから、風情ある古い町並みが残り「若狭の小京都」ともよばれる。魚介類など食が豊かで、朝廷に食材を納めることを許された「御食国」であり、伝統の味を提供するグルメも小浜の自慢だ。名勝蘇洞門を有するリアス海岸が美しい海岸線は、若狭湾国定公園に指定されている。
(文:JTBパブリッシング) - 三方三方
三方湖、水月湖、日向湖など、5つの湖を総称した三方五湖を中心とするエリア。5つの湖は淡水・汽水・海水とそれぞれ水質が異なるため、梅丈岳山頂の三方五湖レインボーライン展望台から見る景色は、湖が濃さの異なる青色に見え「五色の湖」とよばれる。湖の周辺には鳥浜貝塚をはじめとする縄文時代の遺跡も点在。水鳥の生息地としても知られ、毎年1万羽以上の水鳥がここで越冬する。
(文:JTBパブリッシング) - 美浜美浜
若狭地方の東端に位置する日本海に面した美浜は、その名の通り美しい海が自慢の地域。海水浴場が7カ所もあり、美しい浜辺を存分に楽しめる。中でも水晶浜海水浴場は、絶景ビーチとして全国に名高い場所。海の幸が自慢で、身が引き締まったトラフグや日向で水揚げされる寒ブリ、冬の越前ガニなどは感動の味わいだ。シジミ漁体験や海の釣り堀など、手軽に体験できるレジャーもおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 敦賀敦賀
三方を山々に囲まれた敦賀湾に面したエリアで、福井県のほぼ中央に位置する。古代から天然の良港として知られ、大陸と日本を結ぶ交通の要衝であった港町だ。敦賀博物館通りなど、往時の面影を今に伝える街並みが残される。伝統的な産業では海産物の加工業が盛んで、おぼろ昆布やかまぼこが有名。もちろん海の幸も自慢で「敦賀フグ」や「越前ガニ」が名高い。「恋の宮」とよばれる金崎宮も人気の歴史スポット。
(文:JTBパブリッシング) - 木曽木曽
西に御嶽山、東に木曽駒ケ岳があり、南北を貫くように木曽川が流れる渓谷のエリア。この木曽谷に沿って旧中山道の木曽11宿が連なっていた。福島関所があった福島宿には、福島関所資料館、山村代官屋敷、島崎藤村ゆかりの高瀬家などがあり、木曽の歴史に触れることができる。周辺の奈良井宿や上松宿、妻籠宿などにも往時の賑わいを感じさせる町並みが残されている。
(文:JTBパブリッシング) - 北杜北杜
山梨県の北西部に位置し、八ヶ岳山麓から南アルプスの山麓までを占める広いエリア。日本を代表する美しい山岳景観に恵まれた地域で、牧場や野菜畑、高原リゾートが点在する。明野のヒマワリ畑や桜並木が美しい清春芸術村、日本最古といわれる山高神代桜など花の名所も数多く、多くの人を感動させる自然に囲まれている。日本一の名水の里ともいわれ「八ヶ岳南麓高原湧水群」「白州・尾白川」など多くの湧水が見られる。
(文:JTBパブリッシング) - 東村山東村山
東京都多摩地域に位置する地域。東村山市内には9つの駅があり、都心へのアクセスも良好。公園も多く、八国山緑地は、映画『となりのトトロ』の舞台のモデルとされる緑豊かな丘陵地で、散策に人気。北山公園では初夏に花菖蒲が咲き誇り、季節の彩りを楽しめる。また、秋津ちろりん村では農業体験や直売所で地元野菜が味わえる、などのスポットが点在。地元グルメ「黒焼きそば」も名物で、イカとキャベツ入りの濃厚な味が特徴。
(文:JTBパブリッシング) - 大久保大久保
中央線の大久保駅と山手線の新大久保駅がある一帯の地域。戦前までは華族や実業家の邸宅街として知られ、小泉八雲や国木田独歩なども居を構える文士村でもあった。空襲でほとんど焼失したが河田町の小笠原邸はレストランとして残っている。現在、駅周辺は百人町と合わせて日本最大級のコリアン・タウンとよばれ韓国料理店、雑貨店などがズラリと並び、連日大勢の若者が集まって来る。
(文:JTBパブリッシング) - 韮崎韮崎
甲府盆地の北西部に位置し、古くは甲州街道の宿場町として栄えた地域。エリア内の各所から四季折々の富士を眺められるのが魅力のまち。戦国時代に名を馳せた甲斐武田家発祥の地でもある。武田家の氏神様・武田八幡宮や武田勝頼が築いた新府城跡、願成寺など、ゆかりの史跡が残る。樹齢330年の「わに塚のサクラ」や中央本線を望む銀河鉄道展望公園などが人気の観光ポイントだ。
(文:JTBパブリッシング) - 甲府甲府
甲府盆地の中央北側に位置する、山梨県の県庁所在地。戦国時代は躑躅ヶ崎館に居を置く武田氏の本拠地であり、江戸時代は甲州街道の宿場町・幕府の直轄地として「小江戸」とよばれるほどの繁栄を見せた。甲府城跡の舞鶴城公園、藤村記念館、昔の街並みを再現した甲州夢小路などが人気のスポット。少し足を延ばして武田神社や甲斐善光寺、酒折宮、山梨県立美術館なども訪ねたい。
(文:JTBパブリッシング) - 石和石和
石和は温泉が豊富な山梨県でも最大規模を誇る温泉郷。甲府盆地の東にある笛吹市の北部に位置する。ブドウ園の中から高温の温泉が湧き出し、付近の川に流れて誕生した河原の青空温泉が始まりだ。湯量が豊富で露天風呂をもつ宿が多く、日帰り入浴施設や足湯などで、気軽に石和の湯を堪能できる。周辺にはブドウをはじめ、イチゴやモモなどフルーツ狩りのできる果樹園が数多くある。
(文:JTBパブリッシング) - 勝沼勝沼
江戸時代からブドウ栽培が行われていた地域で、日本におけるブドウ栽培とワイン醸造の発祥地。勝沼ぶどう郷駅を中心としたエリア内には、遠くまでブドウ畑が広がり、大小数多くのワイナリーがある。ぶどう畑に囲まれた小高い丘にある「勝沼ぶどうの丘」や個性的なワイナリーが集まる「勝沼ワイン村」、JR線のトンネル跡を利用した「勝沼トンネルワインカーヴ」など数多くの人気スポットがある。
(文:JTBパブリッシング) - 立川立川
東京都の中央西寄りに位置する立川は、JR線や西武線、多摩モノレールが集まるターミナル。駅前にはファーレ立川などの商業施設が建ち並び、多摩地区随一の賑わいを見せている。戦前は立川飛行場がある軍事都市で、戦後に米軍基地が置かれていた。現在は陸上自衛隊が使用し、跡地の一部が広大な昭和記念公園となっている。北側の玉川上水も散策におすすめ。オーロラシアターがある「南極・北極科学館」も人気のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 国分寺国分寺
東京都のほぼ中心にあるのが国分寺。JR線や西武線の鉄道が縦横に走る交通便利な場所ながら、武蔵野の面影を残す自然にあふれた地域だ。奈良時代に全国でも最大級の国分寺が置かれたことが地名の由来。駅南側に武蔵国分寺公園があり、資料館などが建つ。新幹線の試験車両を活用した新幹線資料館、殿ヶ谷戸庭園、日本宇宙開発発祥の地など、訪れてみたい場所が数多い。
(文:JTBパブリッシング) - 吉祥寺吉祥寺
武蔵野市の東部に位置する吉祥寺は、新宿、渋谷に電車1本でアクセスできる便利な地域。駅に隣接して緑豊かな井の頭公園があり、北側は百貨店をはじめ大型商業施設、アーケード街が集まるショッピングエリアとなっている。郊外には高級住宅街が広がり「東京の住んでみたい街」の上位に常にランクされる人気のまちだ。井の頭自然文化園や三鷹の森ジブリ美術館が人気のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 荻窪荻窪
杉並区の中央部、JR中央線と環八通りが交差する辺りに広がる荻窪は、大正から昭和初期に東京近郊の別荘地として発展。今も駅の南北に閑静な住宅街が広がる。近衛文麿が別邸・荻外荘を構えたほか、角川書店の創始者・角川源義や井伏鱒二、太宰治といった政治家・文化人がこの地に暮らした。彼らの別荘跡は荻外荘公園、大田黒公園、角川庭園として公開されている。また荻窪ではラーメンも外せない人気のグルメ。
(文:JTBパブリッシング) - 中野中野
東京23区の西部に位置し、新宿にも近いことから住宅街・商店街として発展した地域。駅北側にある中野サンモールに続く商店街・中野ブロードウェイは、コミックやアニメ、ゲームなどサブカルチャーの聖地。全国的に注目を集める場所だ。駅近くには緑豊かな中野区立中野四季の森公園があり、隣接する複合施設の中野セントラルパークにはオフィスや飲食店が集まり、地域の憩いの場として親しまれている。
(文:JTBパブリッシング) - 新宿新宿
新宿はJR線をはじめ、小田急、京王、西武、地下鉄が乗り入れ、1日の乗降者が300万人を超える巨大ターミナル。東口には歌舞伎町を含めて広い繁華街が広がり、東京都庁の建つ西口は超高層ビルが林立する副都心となっている。近年は高速バスターミナルのバスタ新宿ができて南口も開発が進む。西口は再開発が進行中で、将来超高層の駅ビルが完成する予定。芝生が広がる新宿御苑も見逃せない場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 千駄ヶ谷千駄ヶ谷
国立競技場や東京体育館、神宮外苑アイススケート場にも近く、新宿御苑に隣接する千駄ヶ谷は、都会にありながら緑を感じられる場所。江戸時代は茅の茂る野原だったという。現在も少し歩けば、スポーツ施設と絵画館、イチョウ並木で知られる神宮外苑の緑が広がっている。また、駅のそばには伝統ある能楽を上演する国立能楽堂が建つ。境内に富士山を模した富士塚がある鳩森八幡神社も立ち寄ってみたい。
(文:JTBパブリッシング) - 四谷四谷
山手線のほぼ中央に位置する四谷は、江戸時代に甲州街道へと続く四谷見附が置かれていた場所。四ツ谷駅そばには門跡の石垣も残る。周辺は上智大学や双葉学園がある文教地区。外堀沿いにある外濠公園は桜の名所として知られている。外堀通りを南へ下ると迎賓館赤坂離宮もすぐそばだ。駅の西側はかつて寺町だったエリアで、服部半蔵の墓がある西念寺や四谷怪談で有名な於岩稲荷が残っている。
(文:JTBパブリッシング) - 後楽園後楽園
JR水道橋駅前に広がる後楽園のエリアは、かつて水戸徳川家の上屋敷が置かれていた場所。現在、屋敷跡は東京ドームをはじめ、遊園地・温泉・ホテルをもつ東京ドームシティになっており、庭園が小石川後楽園として保存されている。神田上水を屋敷の中に引き込んで造成された池泉回遊式庭園は、江戸の大名庭園として最古のもの。周辺には神田上水が外堀を渡っていた水道橋跡や文京区役所がある。
(文:JTBパブリッシング) - 秋葉原秋葉原
JR山手線と総武線が交差する秋葉原は、地下鉄線やつくばエクスプレスも発着するアクセス便利な場所。戦後の闇市から、高度成長期には電子機器などを取り扱う日本一の電気街へと発展。その後、パソコンやアニメを好むマニアが集中し、メイド喫茶やAKB48劇場などがある「オタクの街」へと変貌した。近年はサブカルチャーの発信地として、外国人客も訪れる世界的な観光地になっている。
(文:JTBパブリッシング) - 両国両国
隅田川に架かる両国橋は、下総国と武蔵国の両方の国を結ぶことが名前の由来。橋西詰めの両国広小路は、芝居小屋や茶屋が集まる江戸でも有数の繁華街。東には相撲興行が行われた回向院もあり大いに賑わった場所だ。この縁でJR両国駅前には両国国技館がある。周辺には忠臣蔵で有名な吉良邸跡や江戸東京博物館、旧安田庭園などの見どころが点在。本所は葛飾北斎の生誕地であり、すみだ北斎美術館も人気のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 深川深川
永代橋で隅田川を渡った、地下鉄・門前仲町駅のある辺りが深川エリア。富岡八幡宮の門前町として賑わった地域で、今も江戸の下町情緒が残っている。ここには松尾芭蕉や平賀源内、伊能忠敬なども住居を構えており、芭蕉庵史跡展望庭園など、ゆかりの地も残る。紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と伝えられる清澄庭園、深川江戸資料館、深川不動尊などが人気のスポット。木場公園のそばには東京都現代美術館もある。
(文:JTBパブリッシング) - 亀戸亀戸
江東区の北部に位置し、学問の神様・菅原道真を祀る「亀戸天神社」がある。江戸時代から梅やフジの名所として知られ、歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれている場所だ。周辺には飛鳥時代に創建されたと伝わる「亀戸香取神社」や室町時代創建の「亀戸浅間神社」などの歴史スポットも点在。亀戸駅の周りには商店街が多く、餃子やホルモンなど下町グルメの店が並ぶ。亀戸梅屋敷では亀戸の名産品を販売している。
(文:JTBパブリッシング) - 船橋船橋
千葉県の北西部に位置する船橋は、古くから「千葉の商都」とよばれるまち。都心へのアクセスも良く、駅前には大型商業施設が建ち並ぶ。港湾エリアでは、ららぽーとTOKYO-BAYやIKEA Tokyo-Bayなどが人気スポット。また、中山競馬場と船橋競馬場の2つの競馬場がある。家族連れには、ふなっしーパークやふなばしアンデルセン牧場、ふなばし三番瀬海浜公園などがおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 幕張幕張
千葉市美浜区、花見川区に広がるエリア。かつては荒涼とした埋め立て地帯だったが、幕張副都心として開発。日本最大級のコンベンション施設・幕張メッセがオープン以来、急速に発展した。現在では、ホテルやアウトレット、学校などが集合する地域に変貌。幕張海浜公園などの憩いの施設もある。海側には千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムや幕張の浜などの人口海浜もあり多くの人が訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 千葉千葉
千葉県のほぼ中央に位置する県庁所在地で、東京湾に面した県内最大のまち。日本三大貿易港のひとつ千葉港を有する港湾都市で、京浜工業地帯の中核を成す工業都市でもある。東京湾越しに富士山や東京スカイツリーを望める海浜エリアがおすすめポイント。ヨットハーバーがある稲毛海浜公園や千葉ポートタワー、千葉県立美術館などが人気だ。太平洋を望む展望台がある昭和の森や泉自然公園では豊かな自然も楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 佐倉佐倉
佐倉は千葉県の北部、印旛沼の南に広がる台地に位置する地域。日本百名城にも選定された佐倉城の城下町として栄え、旧堀田邸や武家屋敷群など、日本遺産に認定された町並みが現存する。佐倉城址公園には国立歴史民俗博物館も建つ。自然を楽しめる印旛沼周辺では、佐倉ふるさと広場や印旛沼サンセットヒルズ、佐倉草ぶえの丘が人気スポット。沼を周遊する印旛沼観光船も楽しい。
(文:JTBパブリッシング) - 匝瑳匝瑳
千葉県北東部の太平洋に面した匝瑳は、暖流の黒潮が流れる海洋性気候で温暖なことから、植木・苗木の生産が盛んな地域。日本最大の栽培面積を誇る。総武線・八日市場駅から続く旧街道沿いには、八重垣神社や古い町並みが残され、のんびり散策がおすすめだ。九十九里浜ではサーフィンなどのマリンスポーツが楽しめるほか、九十九里ビーチライン沿いに並ぶ店で海鮮グルメを味わえる。
(文:JTBパブリッシング) - 郡上郡上
岐阜県のほぼ中央部に位置する郡上は、清流と名水の城下町。郡上八幡の城下町や郡上おどり、白山信仰の地として知られる地域だ。有名な郡上おどりは、30夜に渡って開催されるロングランの盆踊り。クライマックスのお盆には、夜明けまで踊る「徹夜おどり」が行われる。風致地区に指定される職人町や鍛冶屋町、柳町には、町人町や武家屋敷が昔のままに残される。城下を見渡せる郡上八幡城も訪れたい。
(文:JTBパブリッシング) - 大月大月
山梨県東部に位置する渓谷沿いのエリア。古くは甲州街道の宿場町として栄えた場所で、現在も鉄道、高速自動車道など幹線交通網が通う交通の要衝。富士山方面へ向かう富士急行もここから通じている。2000m級の山々を感じる地域だが、特急利用で新宿まで約1時間というアクセスの良さも魅力。お伊勢山など富士山を望むビュースポットが多いのも特徴で「富士の眺めが日本一美しいまち」としても売り出している。
(文:JTBパブリッシング) - 上野原上野原
山梨県の最東端に位置し、東京都、神奈川県と県境を接する地域。1000m級の山々に囲まれた山間のエリアで、ハイキングやキャンプ、釣りなど、自然と触れ合うアクティビティが楽しめる場所。八重山や要害山、坪山などの登山も人気がある。まちの中央を流れる桂川や大野貯水池などの水辺の風景もおすすめで、見晴台からの眺望は四季折々に多彩な表情が楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 八王子八王子
八王子は多摩地域の南部に位置する、地域の中核都市。江戸を守るための軍事拠点の城下町であり、甲州街道の八王子宿として賑わった場所だ。かつては養蚕業・絹織物産業が盛んで「桑都(そうと)」ともよばれた。明治以降、群馬、山梨から集められた生糸や絹織物が、横浜に運ばれ世界中に輸出された。駅前は大型商業施設が集まる繁華街だが、都心から多くの大学が移転して全国有数の大学都市となっている。
(文:JTBパブリッシング) - 日野日野
多摩地区の南部、東京都の中央に位置する地域。多摩川と浅川の清流に恵まれた、緑豊かな丘陵地帯だ。甲州街道の日野宿が置かれた場所で、周辺は「多摩の米蔵」とよばれる農村が広がるエリアだった。昭和以降、大企業の進出で、工業都市・住宅都市の顔をもつようになったが、自然が溢れる環境は変わらない。日野は新選組の故郷でもあり、副長・土方歳三の出身地。活動を支えた名主の屋敷(日野宿本陣)が残されている。
(文:JTBパブリッシング) - 神田神田
日本橋の北側、東京のほぼ中央に位置する神田は、JR神田駅から御茶ノ水にかけてのエリア。江戸時代、駅の東側は町人町で、西側に武家屋敷が広がっていた。明治大、日本大のある駿河台は、古くからの学生街。靖国通り沿いに古本屋や老舗の飲食店、スポーツ用品店が軒を連ね、神保町まで続いている。ニコライ堂や聖橋が人気のスポット。神田川を挟んで湯島聖堂があり、その北側に神田明神が鎮座する。
(文:JTBパブリッシング) - 浦安浦安
千葉県の北西部に位置し、旧江戸川で東京都江戸川区と接する浦安は、東京ディズニーリゾートのある街として知られる。このため舞浜駅周辺をはじめ市内には、リゾートホテルなどの宿泊施設が多数立地する。かつては遠浅の海が広がる地域で、市域の70%以上が埋立地だ。中央公園や高洲海浜公園、浦安市総合公園など海を望む憩いの場が多いのが魅力。人工渚や葛西臨海水族園のある葛西臨海公園も隣接している。
(文:JTBパブリッシング) - 八街八街
千葉県中央部、千葉市東側の内陸エリアにある八街は、生産量日本一を誇る落花生で有名な地域。落花生を乾燥させるために作る円筒状の「ボッチ」が並ぶ野積み風景は秋の風物詩だ。観光農園も多く落花生の収穫体験もできる。気候も温暖なことからスイカやトウモロコシなどの野菜作りも盛んで、直売所で購入したい。徳川家康が鷹狩りに通ったという御成街道が残り、一里塚やびんだらいの池などの史跡もある。
(文:JTBパブリッシング) - 伊那伊那
中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷北部に位置する地域で、天竜川沿いに市街地が形成。高速バスが首都圏と直結しておりアクセスも便利なまちだ。春日公園、伊那公園など桜の名所が多く、春には地域全体が桜色に染まる。信州そば発祥の地で、美味いそば店も数多い。秋葉街道にある分杭峠は、かつて高遠藩の境界だった場所。峠から100mほど下った地点に「氣場」とよばれる注目のパワースポットがある。
(文:JTBパブリッシング) - 高遠高遠
江戸時代、高遠藩の城下町だった地域。高遠城は戦国時代の織田軍との戦いで有名だ。三峰川と藤沢川が合流する河岸段丘上にある高遠城址公園は、眺望も美しい場所で「天下第一の桜」と称される桜の名所。シーズンには大勢の観光客が訪れる。周辺にある絵島囲み屋敷は、大奥最大のスキャンダル「絵島生島事件」の筆頭女中・絵島が幽閉された屋敷を復元したもの。信州高遠美術館や高遠ダムの展望台も訪れたいポイント。
(文:JTBパブリッシング) - 南アルプス南アルプス
山梨県の西側、南アルプスの北岳山麓に広がる地域。北岳は富士山に次ぐ、全国2位の標高を誇る高峰で、エリアの西側には3000m級の山々が連なる雄大な景観が眺められる。江戸時代の豪農の屋敷・安藤家住宅や南アルプス市立美術館、ふるさと文化伝承館などが人気のスポット。周辺ではサクランボやモモ、ブドウなどフルーツ栽培が盛んで、果物狩りが楽しみでもある。
(文:JTBパブリッシング) - 日本橋日本橋
江戸時代から町人文化の中心地だったエリア。シンボルである日本橋が五街道の起点と定められ、全国から人と物資が集まって大いに賑わった。三井越後屋、白木屋などの大店が軒を連ねていた通りには、現在も日本銀行本店や三井本館、日本橋三越本店など、重要文化財に指定される建築が数多く残る。また、当時から続く飲食店や菓子店、海苔店など老舗も健在。日本橋魚河岸跡などの史跡も多く残る。
(文:JTBパブリッシング) - 駒ヶ根駒ヶ根
伊那谷のほぼ中央に位置する駒ヶ根は、中央アルプス、南アルプスの3000m級の山々を望むことができるまち。駒ヶ岳ロープウェイがある中央アルプスへの玄関口でもある。ロープウェイの千畳敷駅を降りると、高山植物が咲き乱れる千畳敷カールが目の前に望める。麓の駒ケ根高原は、大沼湖などの湖沼が点在する美しい景観の場所。光前寺や大御食神社などの歴史スポットも点在する。
(文:JTBパブリッシング) - 本巣本巣
岐阜県の南西部、岐阜市の西側に位置する地域。南北に細長い形をもち、北部は福井県に接する。市域の8割以上が森林で、南の濃尾平野に広がるエリアでは、古くから富有柿が名産品だ。樹齢1500年以上という日本三大桜の「根尾谷淡墨ザクラ」で有名な根尾谷が人気のスポット。明治の地震で出現した断層を保存・展示する地震断層観察館もある。根尾川沿いには樽見鉄道が走り、のどかなローカル線の旅もおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - 河口湖河口湖
富士山北麓にある富士五湖の中で、最も賑わっているのが河口湖。湖畔にはホテル、美術館、博物館、公園など、多くの施設が点在。ニジマスやブラックバスの釣りやボートなどの水上スポーツも楽しめる。近年は温泉施設も増え、富士山を眺めながらの入浴を体験できるのが魅力。各種の絶叫コースターが評判の遊園地もおすすめだ。世界遺産の構成資産のひとつでもあり、周辺に河口浅間神社などの史跡も残る。
(文:JTBパブリッシング) - 忍野村忍野村
富士山の麓にある忍野村は、四季折々の富士の眺めが自慢のエリア。豊かな自然に恵まれ、日本の原風景ともいえるのどかな農村風景が広がる場所だ。標高900mを超える高原地帯のため、トウモロコシや白菜などの高原野菜が栽培されている。世界文化遺産・富士山の構成資産である忍野八海は、富士山の伏流水が絶えることなく湧き続ける名水の里。ここは優良なそばの産地でもあり、名水で打ったそばは絶品だ。
(文:JTBパブリッシング) - 原宿原宿
原宿は若者が集まる竹下通りなどがあるファッションのまち。かつては尖塔をもつ木造駅舎がシンボルだったが、現在はガラス張りのモダンな建物だ。駅の北側には皇室専用のホームをもつ。神宮橋を渡った西側には、鬱蒼とした明治神宮の森が広がる。この境内の森は、全国からの献木と勤労奉仕によって造園されたものだ。広大な芝生広場と国立代々木競技場などのスポーツ施設がある代々木公園が隣接している。
(文:JTBパブリッシング) - 表参道表参道
JR原宿駅から青山通りへと続く、ケヤキ並木の大通りが表参道。表参道ヒルズをはじめ、国内外の高級ブランドの店が建ち並ぶファッション・文化の発信地だ。東急プラザ、ラフォーレ原宿のある明治通りとの交差点を中心に、常に若者たちで賑わっている。裏通りの旧渋谷川遊歩道沿いは、アパレル関連の店が点在するサブカルチャー系文化の発信地。
(文:JTBパブリッシング) - 赤坂赤坂
赤坂見附から溜池にかけてのエリア。江戸時代は武家屋敷の並んでいた地域で、勝海舟の旧居跡などが残る。政治家が集まる永田町と近いこともあり、高級料亭が多く建ち並ぶ。一ツ木通りや赤坂みすじ通り周辺が、多くの飲食店や酒場が並ぶ繁華街。再開発され高層ビルが集まる赤坂サカス周辺は、新たな人気スポットとなっている。赤坂サカス前の赤坂通りを西に進むと、乃木神社のある乃木坂だ。
(文:JTBパブリッシング) - 東京東京
総面積18万2000平方mを誇る東京駅は日本最大級のターミナル駅。営業開始は大正3年(1914)。国指定重要文化財の赤レンガ造りの丸の内駅舎は、平成24年(2012)に保存・復原工事が完成し、東京ステーションホテルや東京ステーションギャラリーなどを併設。改札内外にはグランスタ東京をはじめとする多彩な商業施設が展開され、八重洲口や日本橋口の高層ビル群とともに、駅そのものが街へと進化している。
(文:JTBパブリッシング) - 千原台千原台
千葉市の南側から、市原市の北側にかけての地域。隣接するおゆみ野と共に開発された巨大なニュータウンだ。千葉市と市原市の両市にまたがっていることから「千原台」と名付けられた。千葉中央駅から続く京成電鉄線の終着駅「ちはら台」周辺は、ゴルフ場や田園地帯に囲まれた緑の多いエリア。草刈古墳群がある「ちはら台公園」やショッピングセンターも近い。
(文:JTBパブリッシング) - 山武山武
千葉県東部に位置する、九十九里浜に面した地域。西側は山武杉の産地として知られる丘陵地帯で、キャンプやイモ掘りなどの農業体験が楽しめる。また、東側の平野部ではイチゴ栽培が盛ん。イチゴ狩りができる観光農園も数多く点在する。九十九里浜の中央部に位置するため遠浅の海水浴場が5カ所もあり、夏季は終日観光客で賑わう。波のプールなどがある蓮沼ウォーターガーデンも人気の施設だ。
(文:JTBパブリッシング) - 身延身延
山梨県の南部にある身延は、エリアの中央を南北に富士川の急流が貫く渓谷のまち。川を挟んで東西に急峻な山岳地帯が連なっており、緑の自然が間近に迫っている。南側の身延山にある、日蓮宗の総本山・久遠寺が最も有名なスポット。ロープウェイを利用して奥の院まで登れば、相模湾から伊豆半島までの絶景を堪能できる。北部にある道の駅「にしじま和紙の里 かみすきパーク」や武田信玄の隠し湯と伝えられる下部温泉も人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 富士吉田富士吉田
富士急行線の富士山駅がある、富士山北麓エリアの中心地。市域の北側に市街地が広がり、南側の山麓は自衛隊の北富士演習場だ。富士山信仰が盛んだった江戸~明治時代、登山案内や宿泊を提供した「御師」とよばれる人々のまちでもあり、伝統的な御師の家も現存する。世界遺産の構成資産のひとつ北口本宮冨士浅間神社も必見のスポット。うどんがこの地域の名物グルメで、うどん店が多く点在している。
(文:JTBパブリッシング) - 山中湖山中湖
富士五湖の中で最も富士山に近く、湖越しの眺望が魅力のエリア。標高約1000mの高原にあり、東京、横浜からのアクセスも良いことから、ホテルや別荘が多い人気のリゾートだ。ボートやカヌー、湖畔を周遊するサイクリング、キャンプなどアクティブに遊べるスポットも満載。明神山パノラマ台や花の都公園など、富士を望むビューポイントも随所にある。お洒落なカフェやレストランも数多くあり、地元グルメを満喫できる。
(文:JTBパブリッシング) - 銀座銀座
大通り沿いに百貨店や高級ブランドショップ、老舗の店舗・飲食店が立ち並ぶ日本を代表する繁華街。江戸時代に銀貨を鋳造する「銀座」が置かれたことが地名の由来。2丁目に銀座発祥の地碑が立つ。三愛ビルは解体されたが、時計塔がある和光は、4丁目交差点のシンボルとして健在だ。古くからの繁華街であるだけに歴史スポットも多く、裏通り散策も楽しい。東銀座の歌舞伎座も訪れたい場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 中津川中津川
岐阜県の東端にあり、中央を木曽川が流れる自然豊かなエリア。南側に眺望できる恵那山が地域のシンボルだ。かつて東濃地方随一の賑わいを誇った中津川宿が置かれていた場所で、往時の面影を伝える町並みが今も残されている。岩山の上に築かれた苗木城や石畳の古道が残る落合宿、奇岩が連なる恵那峡などが人気の観光スポット。明治時代に造られた「かしも明治座」も訪れてみたい場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 飯田飯田
長野県の南端に位置する飯田は、飯田藩の城下町として栄えた南信地方の中心都市。大通りに沿って植林された、リンゴ並木がまちのシンボルだ。市域を南北に天竜川が流れ、断崖絶壁の景観を楽しめる名勝が多くある。紅葉シーズンには絶景が楽しめる天竜峡の舟下りもおすすめ。アルプスの展望台とよばれる眺望が自慢の「しらびそ高原」や天空の隠れ里として有名な「下栗の里」も人気のスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 相模原相模原
神奈川県北部にある相模原は、6つの鉄道路線が通る交通アクセスが便利な地域。西側には丹沢山地が広がり、相模原北公園、相模原麻溝公園などの大規模公園も多い自然豊かな場所だ。眺望抜群でハイキングにおすすめの陣馬山やボートなどの遊びが充実している相模湖、津久井湖、鳥居原園地などが定番の人気スポット。キャンプや釣りなど、アウトドアのレジャーを楽しめる施設も豊富にある。
(文:JTBパブリッシング) - 海老名海老名
神奈川県のほぼ中央に位置し、西の相模川を隔てて厚木市に接する地域。ビナウォークやマルイなどの大型商業施設が集まる繁華街がある一方で、周囲には田園地帯も広がるのどかなまちだ。高速道路のサービスエリアとしては有数の規模を誇るEXPASA海老名 があることでも知られる。SAの施設は一般道からの利用も可能。また奈良時代に相模国の国分寺が置かれた歴史があり、日本初のシネコンが開業した発祥の地でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 町田町田
多摩南部に位置する町田は、神奈川県エリアに半島のように突き出した東京都。川崎市、横浜市、相模原市に周りを囲まれている。主要路線のターミナルである駅周辺は賑やかな繁華街だが、芹ヶ谷公園や北部の丘陵に、町田薬師池公園、小山田緑地などの自然が広がる。農村風景が残る小野路の里山歩きもおすすめだ。また、実業家・白洲次郎が暮らした旧白洲邸武相荘や旧永井家住宅、町田リス園なども巡りたい。
(文:JTBパブリッシング) - 渋谷渋谷
渋谷はハチ公広場前のスクランブル交差点で有名な若者文化の発信地。かつては道玄坂と宮益坂が繁華街だったが、渋谷パルコや109がオープンしてから、センター街などが賑わう若者の街となった。渋谷ヒカリエの開業以降は、渋谷スクランブルスクエアをはじめとする高層ビルが次々建設され、駅周辺は大変貌。外国人も多く訪れる、展望デッキの渋谷スカイが注目のスポット。駅周辺は100年に一度の大規模開発が進行中だ。
(文:JTBパブリッシング) - 六本木六本木
六本木周辺は各国の大使館が多く、古くから外国人向けの飲食店やバーが集まるエリアだった。高度経済成長期にテレビ朝日が開局して以降、芸能人などが集まる繁華街に発展。地下鉄路線が増え、六本木ヒルズや防衛庁跡に建設された東京ミッドタウンができてからは、外国からも観光客が訪れる人気スポットになっている。大名庭園だった檜町公園や毛利庭園、国立新美術館、サントリー美術館など、多数の見どころが点在する。
(文:JTBパブリッシング) - 品川品川
日本橋を出て最初の品川宿が置かれた地域。かつては街道のギリギリまでが海岸線だった。明治以降は華族や財界人の邸宅地だったが、現在は品川プリンスホテルなどの高層ホテルが建ち並ぶ。東京マリオットホテルのある御殿山は、江戸時代に桜の名所として知られた場所。旧品川宿の入口にある八ツ山橋は、初代の映画「ゴジラ」でゴジラが上陸した場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 高輪ゲートウェイ高輪ゲートウェイ
江戸時代に高輪大木戸があり、江戸の玄関口だったエリア。ここにJR山手線の新駅である高輪ゲートウェイ駅が開業。かつて車両基地があった場所に、5棟の高層ビルからなる大規模なゲートウェイシティが整備され、段階的に開業が進められている。建設中に新橋と横浜を結んでいた最初の鉄道跡が発見され、現地を「高輪築堤」として保存・公開する予定だ。赤穂義士の墓がある泉岳寺や高輪大木戸跡の史跡が残る。
(文:JTBパブリッシング) - 新橋新橋
新橋から内幸町、虎ノ門にかけてのエリアは、ビルが立ち並ぶビジネス街。「サラリーマンの街」として有名で、新橋駅西口周辺は飲食店や飲み屋が集まる繁華街だ。蒸気機関車のD51が置かれたSL広場は、TVのインタビューが行われる定番ポイント。東口にはお台場に続く、ゆりかもめの発着駅がある。少し足を延ばせば、虎ノ門ヒルズや東京23区内の最高峰である愛宕山がある。
(文:JTBパブリッシング) - 汐留汐留
横浜との間に日本初の鉄道が開通した際に、新橋駅が造られた場所。開業時の建物を復元した旧新橋停車場鉄道歴史展示室がある。周辺一帯は広大な貨物ターミナルのあったエリア。跡地は日本テレビ本社がある日本テレビタワーなど、13棟の超高層ビルが建ち並ぶ汐留シオサイトとなっている。東京湾から海水を取り入れた庭園の浜離宮恩賜庭園や紀州徳川家の芝屋敷だった旧芝離宮恩賜庭園が隣接する。
(文:JTBパブリッシング) - お台場お台場
東京湾を埋め立てた人工島で、幕末に外国船の脅威から江戸を守るための砲台が造られた場所。第三台場と第六台場が現存し、第三台場は台場公園として公開されている。シンボルのレインボーブリッジは歩いて渡ることもOK。大型の商業施設をはじめホテル、フジテレビ本社、日本科学未来館などの施設が並ぶ人気の観光エリアだ。夜景が美しいお台場海浜公園や潮風公園は、絶好のデートスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 市原市原
千葉県の中央、房総半島の西に位置する地域。北部の臨海部に国内最大の石油コンビナート群を有し、工場夜景が評判の観光資源となっている。間近に見られる養老川臨海公園がおすすめのスポット。市域を縦貫する養老川流域には、水と緑豊かな里山風景が広がる。南部の養老渓谷は、関東一遅い紅葉が見られる場所として有名で、周辺には温泉も点在。家族連れには千葉こどもの国や市原ぞうの国が人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 美濃美濃
岐阜県の中央にある美濃市は、長良川が流れる豊かな自然と1300年の伝統を誇る「美濃和紙」で知られる地域。市内には江戸時代から明治・大正時代にかけての歴史建造物が数多く残る。防火のために築かれた「“うだつ”の上がる町並み」は、多くの観光客を魅了する。重文に指定される大矢田神社や美濃和紙の里会館がおすすめのスポット。長良川の鮎釣りや急流を下るラフティングなども体験したい。
(文:JTBパブリッシング) - 秦野秦野
神奈川県中央部の西寄りに位置する秦野は、北と西側を丹沢山地、南側を渋沢丘陵、東側を弘法山公園に囲まれた盆地にあるまち。周囲の山々からの伏流水が湧出する名水の地で「秦野盆地湧水群」は名水百選にも選ばれている。神奈川の屋根と称される丹沢では、トレッキングから本格的な登山まで楽しめる。弘法山や秦野戸川公園、田原ふるさと公園など、のどかな自然を満喫できるハイキングも人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 厚木厚木
神奈川県の中央に位置する厚木は、周辺エリアの中核都市。中心の本厚木駅は、多くのオフィスビルや商業施設が集まる県央地域随一の繁華街だ。一方で市街を少し離れると、東には鮎釣りで知られる相模川が流れ、西には緑豊かな丹沢山麓が広がる。都会と自然が共存するまちだ。七沢森林公園や飯山白山森林公園などが、自然と親しめる人気スポット。美肌の湯として知られる七沢温泉、飯山温泉もある。
(文:JTBパブリッシング) - 恵比寿恵比寿
渋谷の南側に位置するエリア。近隣を代官山や中目黒、広尾などのお洒落な街に囲まれ、トレンドな店やレストランが多いことから、流行に敏感な人々に支持される街だ。代官山や広尾なども徒歩圏内。リーズナブルな飲食店やカフェも点在するので、大人の街を巡り歩くのも楽しい。地名の由来となったビール工場跡に造られた、恵比寿ガーデンプレイスが一番の人気スポット。高級ホテルや美術館、レストランがある複合施設だ。
(文:JTBパブリッシング) - 目黒目黒
目黒といえば閑静な住宅街のイメージだが、駅周辺には高層ビルが建ち並び、江戸・明治の面影を伝える場所も随所に残る。駅から行人坂を下った大圓寺や目黒不動尊、大鳥神社などの歴史スポットが点在。寄生虫を専門に扱う研究博物館「目黒寄生虫館」も注目の場所だ。都会の中で自然を感じられる林試の森公園も人気のスポット。また、春になると目黒川沿いは桜の名所として多くの人でにぎわう。
(文:JTBパブリッシング) - 大網白里大網白里
東金市の南に隣接する地域。大網駅のある西側が丘陵地帯で、東は九十九里浜に面した、海も里山もあるまちだ。遠くまで続く白里海岸が自慢のスポット。美しい砂浜は映画のロケに使われるほどで、マリンスポーツはもちろん、海岸線を走るドライブも爽快だ。沿道には新鮮な海の幸を提供する店も並ぶ。毎週日曜日には市役所で朝市も開催。ローラー滑り台がある小中池公園は、子供たちに大人気の場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 東金東金
山武杉に囲まれた緑豊かな東金は、江戸時代に幕府の直轄領だった地域。将軍が鷹狩りに来遊するための御成街道が造られ、九十九里の海産物が集まる物流の集散地として発展した。徳川家康も参拝したという古社で、樹齢350年の杉並木がある日吉神社や徳川家ゆかりの八鶴湖、東金城址などが歴史巡りの人気スポット。ラーメン街道とよばれる国道126号沿いは、有名店が並ぶ激戦区だ。
(文:JTBパブリッシング) - 関関
岐阜県中南部に位置する関は、V字型の特異な市域をもつ山林に囲まれた地域。ドイツのゾーリンゲンなどと並び、世界三大刃物産地のひとつに数えられる刃物のまちだ。古来の刀剣づくりの技術が、現代まで綿々と受け継がれている。関鍛冶伝承館で、刀鍛冶の歴史と文化を知ることができる。秋に開催される「関市刃物まつり」は関市の一大イベント。高品質の刃物製品が並ぶ廉売市は大人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 美濃加茂美濃加茂
木曽川と飛騨川の合流部に広がる美濃加茂は、中山道の太田宿として賑わった地域。旧中山道沿いには、往時の面影を偲ばせる町並みが残り、太田宿中山道会館で歴史と文化を紹介している。里山をコンセプトにした「ぎふ清流里山公園」や「みのかも健康の森」が地域の自然を感じられるスポット。願い事の神様として古くから知られる「古井の天狗山」には、高さ12mの大天狗像が立つ。
(文:JTBパブリッシング) - 可児可児
岐阜県南部の木曽川南岸に広がる地域。豊かな自然と歴史が魅力のまちで、明智光秀や森成利(蘭丸)の生誕地と伝えられる。戦国時代の美濃金山城跡や光秀が誕生したとされる明智城跡などの史跡が残る。世界最大級のバラ園「ぎふワールド・ローズガーデン」には6000品種、2万株のバラが咲き誇り、地上45mの高さから園内を一望する「花のタワー」が人気。古城山の蘭丸ふる里の森もおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - 恵那恵那
岐阜県南東部に位置し、長野県と愛知県に県境を接する地域。恵那山や笠置山などの山々に囲まれ、中央を木曽川が流れる四季折々の美しい自然が自慢だ。景勝地として名高い恵那峡は、木曽川を堰き止めた大井ダムによって形成されたもの。周辺部には阿木川ダム、矢作ダムなどがあり、ダムの多い地域でもある。中山道の大井宿や難攻不落の山城であった岩村城跡、レトロな日本大正村も訪れたいスポット。
(文:JTBパブリッシング) - 御殿場御殿場
なだらかに広がる富士山東麓にある高原のまち。御殿場ICから富士五湖方面と箱根方面の2つの観光地へ向かう玄関口に位置する交通拠点でもある。箱根へ向かう乙女峠への道は眺望もよく、飲食店や温泉施設が点在する。ホテルや温泉、スポーツ施設が集まる「御殿場高原時之栖」やIC近くのアウトレットが人気の観光スポット。眺望抜群の富士仏舎利塔平和公園や秩父宮記念公園、東山旧岸邸もくつろげる。
(文:JTBパブリッシング) - 山北山北
神奈川県の西部に位置し、静岡県と山梨県に接する県境のまち。町のほぼ中央に丹沢湖があり、周囲には丹沢山地の山々が連なっている。自然にあふれトレッキングやハイキングには最高の環境。森林セラピーから健脚コースまで、様々なコースも設定されている。町を縦断する河内川沿いには、キャンプ場やグランピング施設、渓流釣り場があってアウトドアを楽しめる。中川温泉には日帰り入浴施設もある。
(文:JTBパブリッシング) - 川崎川崎
多摩川を挟んで東京都に接する川崎は、横浜と東京に挟まれた細長い市域をもつ。東京湾に面した臨海部は、日本の高度経済成長期を支えた工業地帯。24時間眠らないまちで、近年「川崎工場夜景クルーズ」が注目を集めている。JR川崎駅・京急川崎駅周辺が中心で、複数のシネコンや大型商業施設、ホテルなどが集まる大繁華街だ。多摩川沿いはサッカー場やゴルフ場などスポーツ施設が集まる憩いの場となっている。
(文:JTBパブリッシング) - 海ほたる海ほたる
海ほたるは、東京湾の真ん中にある、周囲を海に囲まれた全長650mの人工島。神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ海底トンネル・東京湾アクアライン上に建設された、世界でも珍しいパーキングエリアだ。海を望むレストランやカフェ、売店などを備えた海に浮かぶショッピングモールでもあり、多くの観光客で賑わっている。展望デッキや映像シアター、撮影スポットの”海ほたる 幸せの鐘”などが人気の場所。
(文:JTBパブリッシング) - 木更津木更津
房総半島の中央部、東京湾に面した木更津は、江戸に物資を搬出する海上輸送の港町として栄えた地域。港の入口に架かるウェルカムゲートの「中の島大橋」は、木更津のシンボル。橋上からは京浜地区や富士山も望める、日本一の高さをもつ歩行者専用橋だ。周囲には自然も豊富で、東京湾アクアラインの開通により都心からのアクセスも便利になった。江川海岸や久津間海岸などの潮干狩りが人気。
(文:JTBパブリッシング) - 大多喜大多喜
大多喜は、房総半島の真ん中に位置する城と渓谷のまち。徳川四天王の一人・本多忠勝が城主だった大多喜城の城下町として知られるところ。渡辺家住宅や大多喜町商家保存資料館など、往時の繁栄を偲ばせる古い町並みが残っており、のんびり散策するのも楽しい。また、紅葉で有名な養老渓谷や麻綿原高原など、豊かな自然も自慢。タケノコ掘りやイチゴ狩りなどの収穫体験も人気がある。
(文:JTBパブリッシング) - 茂原茂原
千葉県中東部の内陸に位置するまち。明治時代に天然ガス田が発見され、近代産業が発展。現在も多くの関連企業が立地している。周囲には自然も豊富で、茂原公園、服部農園あじさい屋敷、茂原牡丹園などが人気の場所。歴史好きには橘樹神社がおすすめだ。戦争中、ここには海軍飛行場があり、戦闘機を隠すための10基の掩体壕が残る。関東屈指の規模を誇る「茂原七夕まつり」は必見。
(文:JTBパブリッシング) - 関ヶ原関ヶ原
岐阜県と滋賀県の県境に位置しており、古くから交通の要衝であった地域。古代には不破関が置かれていた。天下分け目の「関ヶ原の戦い」で誰もが知る場所。まち全体が古戦場で、いたる所に史跡が残る。大迫力のシアター映像で戦いを体感できる岐阜関ヶ原古戦場記念館や関ヶ原町歴史民俗資料館が定番の観光スポット。絶景を堪能できる伊吹山ドライブウェイや関ヶ原明神の森も人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 垂井垂井
岐阜県の西側にある垂井は、中山道と美濃路の分岐点に位置する宿場町。美濃国一之宮である南宮大社の門前として栄えたエリアだ。奈良時代の美濃国府跡や国分尼寺跡などの史跡も残る。豊臣秀吉の軍師として名高い竹中半兵衛の居城・菩提山城跡、陣屋跡などもある歴史のまち。伊吹山を背後に鎮座する伊富岐神社、武内宿禰の墳墓と言われる勝神社・勝宮古墳などのパワースポットも訪れたい。
(文:JTBパブリッシング) - 大垣大垣
日本列島のほぼ中央に位置し、中山道や美濃路が通る交通の要衝。東西文化の交流点であったことから、岐阜県最大の前方後円墳・昼飯大塚古墳や美濃国分寺跡、墨俣一夜城跡など、時代を超えた数多くの遺跡・史跡が残されている。また、揖斐川や長良川が流れる大垣は、古くから「水の都」とよばれ、まちの各所に自噴井が点在する。良質で豊富な地下水を利用した菓子作りも盛んだ。
(文:JTBパブリッシング) - 瑞穂瑞穂
岐阜市と大垣市の中間にある瑞穂は、長良川と揖斐川に挟まれた、輪中とよばれる水郷地帯。中山道の美江寺宿が置かれていた。中山道が通っていた北部には、田園地帯が広がるが、近年は岐阜や名古屋のベッドタウンとして人口が増加中だ。皇女和宮ゆかりの呂久の渡しがあった「小簾紅園」、倭姫命が天照大神の鎮座する場所を探して訪れた「伊久良河宮跡」などの歴史スポットがある。
(文:JTBパブリッシング) - 岐阜岐阜
濃尾平野の北部に位置する岐阜県の中心地。中央を流れる長良川の両岸に市街が広がる。古くから長良川水運の湊町として発展した地域で、斎藤道三や織田信長が治めた岐阜城の城下町でも名高い。風光明媚な自然の中に歴史スポットが数多く点在するが、ぎふ金華山ロープウェーと岐阜城は必見。夏の風物詩である1300年以上の歴史を誇る長良川の鵜飼いも見逃せない。長良川うかいミュージアムもおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - 各務原各務原
岐阜県の南部に位置する地域。市域の中央に自衛隊岐阜基地があり、北部には各務原アルプスとよばれる山並みが連なっている。南部を流れる木曽川沿いは、広い国営木曽三川公園や緑地公園が点在する憩いのエリア。世界最大級の淡水魚水族館「アクアトト・ぎふ」や「河川環境楽園」「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」などが評判の観光スポット。東側の旧中山道・鵜沼宿周辺は文化財や古墳が多い場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 犬山犬山
愛知県北部に位置する犬山城の城下町。木曽川を見下ろす崖の上に築かれた国宝の犬山城は、現存する最古の天守をもつ城。現在も江戸時代と変わらぬ町割りが残り、歴史的な建造物が建ち並んでいる。有楽苑にある国宝の茶室・如庵は必見。帝国ホテルなど明治時代の歴史的建造物を移築・復原した野外博物館「明治村」や野外民族博物館のリトルワールド、日本モンキーパークなど見どころ満載のエリアだ。
(文:JTBパブリッシング) - 多治見多治見
岐阜県の南東部、東濃地方にある地域。西側を愛知県に接している。1300年の伝統ある美濃焼の産地として知られており、由緒ある窯元や陶磁器に関する美術館・資料館などが数多くある。明治から昭和にかけて建てられた商家や蔵が残る本町オリベストリートや先鋭的な空間が魅力のモザイクタイルミュージアムが人気のスポット。鎌倉時代に創建した虎渓山永保寺や西浦庭園などの古刹や名園も残る。
(文:JTBパブリッシング) - 土岐土岐
濃尾平野と信濃を結ぶ街道の中間にあり、古くから交通の要衝だった地域。良質な陶土を産出することから、陶磁器の生産が盛んで、多治見と並ぶ美濃焼の産地として栄えた。陶磁器の生産量は日本一を誇り、織部焼発祥の地でもある。窯元が集まる駄知や下石、織部の里公園周辺を巡る散策がおすすめ。陶磁器の卸商社が集合する織部ヒルズには直営店も多数並ぶ。毎年5月に開催される土岐美濃焼まつりはいつも大盛況だ。
(文:JTBパブリッシング) - 瑞浪瑞浪
濃尾平野の北東端、緑あふれる丘陵地帯に広がるエリア。古くは中山道の大湫宿があった場所で、中央を流れる土岐川沿いに市街が広がる。中山道の琵琶峠には、今も石畳の古道が残されている。瑞浪は室町時代のころから美濃焼を中心に発展。15トンもの粘土を使って製作された世界最大の陶製こま犬が有名だ。また化石のまちとしても知られ、瑞浪市化石博物館周辺の河原では化石採集も可能だ。
(文:JTBパブリッシング) - 箱根箱根
富士箱根伊豆国立公園の中央にある箱根は、都心からのアクセスも便利なリゾート地。古くは箱根関所が置かれた街道の難所で、箱根駅伝でも有名な九十九折りの道が残る。湯本、塔ノ沢、宮ノ下など17カ所の温泉が集まる温泉郷でもあり、噴煙を上げる大涌谷などの観光スポットが点在する。箱根神社や関所跡がある芦ノ湖周辺は、リゾートホテルも多く、湖を渡る海賊船の遊覧船が人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 横浜横浜
幕末の開港以降、急速に発展。今や年間3500万人以上が訪れる人気の観光都市。桜木町から関内、元町にかけての地域に多くの歴史的建造物や観光スポットが点在する。氷川丸がある山下公園や大さん橋、港の見える丘公園などが定番のデートスポット。約630店の飲食店や雑貨店が軒を連ねる横浜中華街やお洒落な店が並ぶ元町通りも訪れたい場所だ。足を延ばして本牧の三渓園や根岸森林公園もおすすめ。
(文:JTBパブリッシング) - みらいみらい
横浜みなとみらい21は横浜港に面した都市再開発地域で、横浜駅東口地区・中央地区・新港地区の3エリアから構成される。横浜駅東口地区は交通の要所として商業施設が集まり、いつも多くの人でにぎわう。中央地区はランドマークタワーやパシフィコ横浜などが立地し、ビジネスと観光の中心となっている。新港地区は赤レンガ倉庫など歴史的建造物を活かした文化・交流拠点として発展。海と都市が融合した魅力的な街だ。
(文:JTBパブリッシング) - 富津富津
房総半島の中西部に位置する海と山に囲まれた自然豊かなエリア。東京都心から50km圏内で利便性もよい。東京湾に面した海岸線では潮干狩りや海水浴などのレジャーが楽しめる。鋸山は奇岩・名勝の地で知られ、垂直に切り出された崖は圧巻。ハイキングにも最適だ。鹿野山には「マザー牧場」があり、動物たちとふれあうこともできる。
(文:JTBパブリッシング) - 君津君津
房総半島の中央に位置し、水と緑に囲まれた自然豊かな地域。新緑や紅葉など四季折々の景色が楽しめる。濃溝の滝・亀岩の洞窟のある清水渓流広場は自然を満喫できる公園。亀岩の洞窟では、差し込む光が水面に反射してハートの形に見えることが話題に。秋には本州で最も遅いといわれる紅葉も見どころ。亀山湖の紅葉狩りクルーズも人気だ。また冬にはイチゴ狩りも楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 久留里久留里
房総半島のほぼ中央に位置し、城下町として発展した地域。井戸掘りの技術で「名水の里」として知られるようになった。随所で井戸が噴出していて、いくつかの井戸は一般開放されている。久留里周辺には酒蔵もあり、名水を使用した地酒は逸品。井戸巡りやレトロな街並みを散策するのも楽しい。駅からひと足のばすとあるのが久留里城。現在の天守は昭和になって再建されたもので、久留里城址資料館付近からの眺望は抜群だ。
(文:JTBパブリッシング) - 大原大原
日本有数の水揚げ量を誇る大原漁港。その大原漁港で毎週日曜日の午前に開催されるのが「港の朝市」。イセエビ・アワビ・サザエ・タコなど漁港で水揚げされた魚介のほか、地元産の農産物や海産物、加工品がずらりと並ぶ。購入した食品をバーベキューすることも可能。潮風の中で新鮮な魚介などが味わえる最高のロケーションだ。
(文:JTBパブリッシング) - いすみいすみ
房総半島南部に位置し、山と海に恵まれたエリア。年間を通じて温暖な気候のため過ごしやすい。夷隅川流域は肥沃な土壌に恵まれ米作りが行われており、古くは献上米として扱われた「いすみ米」が名産だ。いすみ沖は親潮と黒潮の交じる良好な漁場で海産物も豊富。海岸沿いでは、夏は海水浴でにぎわい、通年波に恵まれているためサーフィンを楽しむ人も多い。
(文:JTBパブリッシング) - 岐阜羽島岐阜羽島
岐阜県の南部に位置し木曽川と長良川に囲まれた地域。岐阜羽島駅は岐阜県内唯一の新幹線停車駅。江戸時代の修行僧で、数多くの仏像を彫刻した円空の生誕の地とされている。ゆかりの施設や寺があり、力強く素朴な「円空仏」に出会うことができる。竹鼻別院のフジの花は樹齢300年以上といわれ、県の天然記念物にも指定。毎年春になると藤棚が薄紫に染まり、多くの人が観賞に訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 岩村岩村
岐阜県の南東端部に位置する地区。歴史ある城下町として多くの旧跡を残す史跡観光の町だ。日本三大山城のひとつの岩村城跡。本丸跡は海抜717mと日本で一番高いところに位置する。城主は織田信長の叔母おつや。善政で民を守ったと逸話の由縁から「女城主の里」と呼ばれている。また、岩村の田園風景は「農村景観日本一」と称され、日本のふるさとを感じることができる。
(文:JTBパブリッシング) - 小田原小田原
戦国時代に城下町として栄え、江戸時代には東海道の宿場町として発展した歴史のある地域。神奈川県の西部に位置し、小田原駅は5社の鉄道が乗り入れるターミナル駅だ。小田原城は北条氏の本拠地。戦国時代から残る難攻不落の城で、周辺には歴史を感じるスポットがたくさん。また、相模湾、箱根などの山々に面し、自然に恵まれ食文化も豊か。なかでも小田原のかまぼこは外せない。
(文:JTBパブリッシング) - 国府津国府津
神奈川県東部に位置する地域。JR国府津駅から国府津海岸までは歩いて行ける近さ。遊泳はできないが釣りを楽しむことができる。周辺には子宝や縁結びに御利益がある瑞雲寺、曽我兄弟ゆかりの城前寺、旧六ヶ村の総鎮守・宗我神社などの神社仏閣が点在し、歴史と文化を感じる散策に最適。北側の曽我エリアには梅林が広がる。箱根の山々や富士山を背景にしての梅鑑賞は格別だ。
(文:JTBパブリッシング) - 平塚平塚
神奈川県の中央に位置し、相模湾に面して広がるエリア。東海道五十三次の宿場町として栄えた。「湘南ひらつか七夕まつり」は夏の風物詩として多くの人でにぎわいをみせる。「囲碁のまち」として、プロ棋士と対戦できる1000面打ち大会を中心とした「湘南ひらつか囲碁まつり」を開催。またイチゴの生産もさかんで、イチゴ狩りができる農園もある。
(文:JTBパブリッシング) - 茅ヶ崎茅ヶ崎
神奈川県の中南部に位置し、湘南エリアの中心。サザンビーチちがさきは、烏帽子岩、江ノ島、富士山などが望める風光明媚な海岸だ。海水浴やサーフィンでいつもにぎわう。茅ヶ崎の頭文字「C」の形のモニュメント「茅ヶ崎サザンC」と一緒に記念撮影をしよう!茅ケ崎駅から海岸までは、加山雄三氏が由来の「雄三通り」、サザンオールスターズが由来の「サザン通り」を散策しながら海岸に向かうのもよい。
(文:JTBパブリッシング) - 中華街中華街
600以上の店が軒を並べ、その規模は日本最大級。安政6年(1859)の横浜開港で来日した華僑の2世、3世、4世と日本人によって今も伝統の味と文化が守られている「食」と「文化」の街。年間約2000万人以上の人が本場中華の味や異国情緒を求めて訪れる。風水思想に基づいて建てられた東南西北の牌楼(門)や、関帝廟、媽祖廟、會芳亭など中華文化に触れられる建物は一見の価値あり。
(文:JTBパブリッシング) - 富浦富浦
南房総の北西に位置し、東京湾に面した地域。日本で有数のビワの産地として知られる。「房州ビワ」とも呼ばれ、皇室に献上されることでも有名だ。「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞にもなったこともある「道の駅とみうら枇杷倶楽部」ではビワ狩りやイチゴ狩りも楽しめるので、体験してみよう。早春には広大な面積の菜の花畑が黄色に染まる壮観な風景が見られる。
(文:JTBパブリッシング) - 和田和田
南房総の太平洋側に面する位置にある。関東唯一の捕鯨基地があり、クジラの街として知られる。道の駅 和田浦WA・O!で全長26メートルのシロナガスクジラの骨格標本を見たあとは、クジラの珍味など食事や土産を味わおう。かつては花嫁行列も通ったといわれる花嫁街道もあり、ハイキングコースとしておすすめだ。黒滝や抱湖園など自然を満喫できるスポットを巡ろう。
(文:JTBパブリッシング) - 太海太海
房総半島の東部、太平洋に面した地域。波が豊かなことから、かつては「波太」と呼ばれていた。家々の間を縫うように路地が広がり、ゆったりとした雰囲気を味わいながら散策ができる。太海海岸は湾状で波が穏やかであり、海水浴に最適な場所だ。目の前に浮かぶ仁右衛門島は、源頼朝が戦に敗れた際、仁右衛門に助けられたという伝説で知られる。近くには釣り堀「太海フラワー磯釣りセンター」もあり、海釣り気分が味わえる。
(文:JTBパブリッシング) - 鴨川鴨川
房総半島の南東部に位置し、海と山に囲まれた温暖なエリア。日本三景の松島にたとえられる大小7つの島々「鴨川松島」や、急傾斜の山裾に稲田が階段状に広がる「大山千枚田」など、自然豊かな景観が楽しめる。太平洋を望む「鴨川シーワールド」では、「海の世界との出会い」をテーマに、さまざまな海や川の動物たちに出会うことができる。
(文:JTBパブリッシング) - 勝浦勝浦
千葉県の南東に位置する海沿いの地域。猛暑日にならない気候として知られ、過ごしやすい土地として注目されている。海岸線はリアス海岸で自然が生み出した絶景を堪能。かつうら海中公園の海中展望塔で海中を眺めるのも一興だ。勝浦朝市は歴史も長く、四季折々の新鮮な旬の食材を楽しめる。また街の随所でひな人形が飾られる「かつうらビッグひな祭り」は圧巻。日本文化のおもてなしの心を感じよう。
(文:JTBパブリッシング) - 御宿御宿
千葉県の南東にあり、房総半島の東に位置する。年間を通じて温暖な気候で、夏は海水浴でにぎわう。童謡「月の沙漠」の舞台として有名。海岸には月の沙漠記念像(ラクダ像)があり、歌の世界に浸ることができる。海や砂浜を背景にして幻想的な写真が撮れるスポットだ。近くにある「月の沙漠記念館」は、「月の沙漠」の作詞をした詩人・加藤まさを氏の資料などが展示されている。
(文:JTBパブリッシング) - 明智明智
岐阜県南東に位置し、丘陵に囲まれた盆地の町。明治から大正時代に養蚕・製糸産業で栄えた。大正時代の趣を残した建造物が現存し、町一帯を日本大正村と称する。レトロな看板や街並みを巡ったり、大正村役場、大正村資料館などを見学したりして大正時代の雰囲気をゆっくりと楽しむことができる。矢絣着物をレンタルして散策することも可能。大正ロマン気分を味わおう。
(文:JTBパブリッシング) - 弥富弥富
愛知県西部に位置する地域。名古屋市にも近く、三重県に隣接し交通も至便なエリアだ。日本有数の金魚の生産地として知られ、流通の拠点としても弥富金魚は名高い。毎年「金魚日本一大会」という品評会が開催され、美しい金魚を観賞するために全国から多くの愛好家が訪れる。また文鳥の町としても知られ、弥富まちなか交流館(弥富市歴史民俗資料館)では文鳥に出会える。
(文:JTBパブリッシング) - 名古屋名古屋
日本のほぼ中央に位置し、東西の文化が交わり発展してきたエリア。信長・秀吉・家康の三英傑をはじめ、多くの武将たちが天下の中心の地として戦国時代を駆け抜けた。金鯱で有名な名古屋城は徳川家康の命により築かれた。武将ゆかりの地など歴史的な観光スポットも多い。また独自のグルメ「なごやめし」も欠かせない。みそかつ、手羽先、ひつまぶし、きしめん、名古屋モーニングなど独特の食文化をたっぷり味わおう。
(文:JTBパブリッシング) - 瀬戸瀬戸
名古屋市の北東に位置する地域。なだらかな丘陵地で良質な土に恵まれたことから、やきものの街として有名。瀬戸焼は1000年以上の歴史を持ち、日常用の陶磁器の通称「せともの」という言葉の由来となっている。市内各所に陶器の装飾があり、やきもの散策をするのも楽しい。窯元を巡ったり、作陶体験をしたりしてやきもの文化を堪能しよう。毎年9月に開催される「せともの祭」では、多くの人が陶磁器を求めて訪れる。
(文:JTBパブリッシング) - 富士宮富士宮
静岡県東部に位置し、富士山西南麓に広がる地域。世界文化遺産である富士山の構成遺産が点在する。富士山信仰の中心である富士山本宮浅間大社は全国にある浅間神社の総本宮と称えられ、周辺は門前町として古くから栄えた。崖から富士山の伏流水が絹糸を垂らしたように落ちる白糸の滝も必見だ。また、地元の食文化でご当地グルメとして全国的に有名になった「富士宮やきそば」も是非味わいたい。
(文:JTBパブリッシング) - 裾野裾野
静岡県の東に位置し、富士山の南東のふもとに広がる地域。富士山の眺望が良く、四季折々で富士の景色を堪能したい。工業都市として知られ、自動車などのメーカーの研究所や工場が多く点在。家族連れで楽しめるレジャー施設が豊富なのも魅力だ。日本最大級の「富士サファリパーク」ではバスに乗ったまま動物たちを近くで見ることができて迫力満点。富士山二合目には遊園地やスキー場があり、季節に応じた遊びを楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 真鶴真鶴
相模湾に突き出た真鶴半島を含むエリア。真鶴岬の先端、海に浮かぶ三つの巨岩「三ツ石」。2つの岩の間にしめ縄が張られ、その間から昇る初日の出は荘厳。干潮時には岩まで歩いて渡ることもできる。港町は坂道が多く随所で海を眺めることができ、かつては「東洋のリビエラ」と称された。町独自の条例「美の基準」により、港町の美しい景観は今日もなお続いている。静かな雰囲気で、のんびりと過ごせる場所だ。
(文:JTBパブリッシング) - 鎌倉鎌倉
神奈川県の南東部の海と山に囲まれた場所で、自然と歴史が共存するエリア。鎌倉幕府が開かれた地で、武家文化が栄えた。鶴岡八幡宮、高徳院(鎌倉大仏)、建長寺、円覚寺など、神社仏閣や歴史的建造物が残り、多くの観光客が訪れる。また自然を満喫できる場所も豊かで、山方面では名所や史跡を巡るハイキング、海方面の散策には江ノ電に乗るなど、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力だ。
(文:JTBパブリッシング) - 横須賀横須賀
神奈川県南東部の三浦半島に位置し、東京湾と相模湾に面した港町。海軍の拠点として発展した軍港都市で、海上自衛隊や在日米海軍の基地があり、国際色豊かな雰囲気が漂う。戦艦三笠が展示されている三笠公園、無人島の猿島、観音崎など自然や歴史を感じられる観光地も多い。どぶ板通りではアメリカ文化と日本文化が融合した独特の街並みを楽しめる。よこすか海軍カレー、ヨコスカネイビーバーガーなどのご当地グルメも魅力だ。
(文:JTBパブリッシング) - 館山館山
房総半島の南端に位置し、温暖な気候で、海と花と歴史が見どころのエリア。美しい海岸線を有する館山湾は「鏡ヶ浦」と称され、波が穏やかでマリンスポーツや海水浴に適している。館山城跡は『南総里見八犬伝』に登場する里見氏ゆかりの地として知られ、「歴史のまち」としても人気が高い。沖ノ島や城山公園など自然と歴史が融合した名所も多く、年間を通じて花が咲き誇る「花のまち」でもある。
(文:JTBパブリッシング) - 千倉千倉
房総半島の南部に位置し、太平洋に面した地域。白い砂浜の美しい海岸は海水浴に訪れる人も多いが、遊泳区域外でサーフィンを楽しむ人も。周辺では景観の良い海岸線が広がり、早春にはさまざまな種類の花が花畑に彩りを添える。古くから漁業が盛んな漁師町で食文化との結びつきも深く、日本で唯一料理の神様を祀る高家神社もあり、庖丁式が行われることで知られる。
(文:JTBパブリッシング) - 名古屋港名古屋港
愛知県名古屋市の南部に位置するベイサイドエリア。日本最大級の国際貿易港・名古屋港を中心に発展。自動車産業をはじめとする中部地方の工業製品の輸出拠点として機能している。周辺には名古屋港水族館や南極観測船ふじ、ポートビル展望台などの観光施設やショッピングエリアが充実し、家族連れにも人気。海・陸・空の交通が連携するトライモーダル輸送の要としても注目されている。
(文:JTBパブリッシング) - 栄栄
名古屋最大の繁華街であり、ショッピングやグルメ、エンターテイメントを楽しめる活気あふれるエリア。広小路通と大津通が交わる栄交差点を中心に、百貨店、大型商業施設、カフェ、ショップなどが立ち並ぶ。久屋大通公園にある名古屋テレビ塔は日本で最初に完成した集約電波塔。新名称「中部電力 MIRAI TOWER」に変更し、全国のタワーで初めて国の重要文化財に指定された。
(文:JTBパブリッシング) - 熱田熱田
名古屋市内の南側に位置するエリアで、熱田神宮や白鳥古墳などの歴史的文化遺産が残る街。熱田神宮は、三種の神器のひとつ草薙神剣を祀る由緒ある神社。地元の人々からは「熱田さん」とよばれ親しまれている。また、江戸時代には東海道五十三次の宿場町「宮宿」として栄えた。当時、桑名宿までは海路で移動することができ、その距離から渡船場は「七里の渡し」という。
(文:JTBパブリッシング) - 有松有松
愛知県名古屋市の南部に位置し、江戸情緒があふれる地域で、絞り染めの「有松絞り」で知られる。旧東海道沿いには商家の建物が残り、昔ながらの雰囲気が味わえる。その風情ある町並みは日本遺産にも認定された。江戸時代から続く「有松絞り」は、旅人に絞りの手ぬぐいを売ったのが始まりという。毎年6月に開催される「有松絞りまつり」は、有松絞り即売会や絞り教室、町並みツアーなど多彩な行事があり、人気のイベントだ。
(文:JTBパブリッシング) - 豊田豊田
愛知県のほぼ中央に位置する地域。「クルマのまち」として知られ、トヨタ自動車の本社を擁する産業都市である。近年はスマートシティやSDGs未来都市のモデルとして注目され、先進技術を活用したまちづくりが進められている。一方で自然も豊かで「緑のまち」としての側面も持ち、特に秋の紅葉で有名な香嵐渓は多くの観光客を魅了している。産業と自然が調和した魅力ある都市だ。
(文:JTBパブリッシング) - 富士富士
静岡県の東部に位置し、富士山の南麓に広がる地域。古くから製紙業が盛んで「紙のまち」として知られ、多くの製紙工場が立地している。周囲には、富士山と駿河湾を一望できる岩本山公園、茶畑越しに富士山を望む絶景が広がる大淵笹場などがある。春には雁堤の桜が、花見の名所としても人気が高い。田子の浦港では港と富士山の美しい景観が楽しめ、海の幸を味わうこともできる。また工場夜景のスポットとしても有名。
(文:JTBパブリッシング) - 沼津沼津
伊豆半島の付け根に位置し、富士山と駿河湾に囲まれた自然豊かな地域。沼津港は静岡県の中でも屈指の水揚げ量を誇り、干物が名物だ。港の飲食店街では、新鮮な海の幸を食べることができる。他にも沼津港大型展望水門びゅうおは国内最大級の水門で、富士山、駿河湾を一望できる展望スポットだ。近くには世界で唯一深海に特化した沼津港深海水族館があり、生きる化石シーラカンスの冷凍個体を見られるのは世界でもここだけ。
(文:JTBパブリッシング) - 三島三島
富士山の南、箱根の西にあたる伊豆半島の付け根に位置する地域。富士山の湧水に恵まれた「水の都」として知られる。源頼朝が源氏再興を祈願した三嶋大社の門前町、東海道五十三次の宿場町として古くから栄えた。文豪たちに愛された土地で、ゆかりの作家たちの文学碑が点在している。三島スカイウォークは全長400mの歩行者専用のつり橋。つり橋の上からは、日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を見ることができる。
(文:JTBパブリッシング) - 熱海熱海
静岡県熱海市は伊豆半島の東部に位置し、相模湾に面した風光明媚な温泉地である。500以上の源泉が点在し、通年癒しを求める人々が訪れる。夏には海水浴場となる熱海サンビーチは、ヤシの木とホテル群が織りなす風景がリゾート気分を演出してくれる。周囲には日本一早咲きの梅が楽しめる熱海梅園、樹齢2100年以上の大楠がある來宮神社などがある。明治以降、多くの文人がこの地を訪れ、創作の場として愛された。
(文:JTBパブリッシング) - 湯河原湯河原
神奈川県の西南端に位置し、静岡県との県境にある温泉地。豊富な湯量を誇り、肌にやさしい泉質で知られる。静かな山あいに広がる落ち着いた雰囲気が魅力の温泉街だ。古くから文人墨客が静養のために訪れたことから、ゆかりの施設や史跡も多い。万葉公園や不動滝など自然豊かなスポットが点在し、四季折々の景観を楽しめる。幕山公園では一年を通して花を見ることができるが、紅白の梅が絨毯のように咲き誇る季節がおすすめだ。
(文:JTBパブリッシング) - 丸子丸子
静岡県の中部に位置し、東海道五十三次の宿場町「丸子宿」として栄えた歴史ある地域。江戸時代から続く名物「とろろ汁」は、東海道を歩く旅人の疲労回復のために考案されたといわれる。有形文化財にも登録されている茅葺き屋根の老舗「丁子屋」でとろろ汁を食べれば、タイムスリップしたような気分を味わえる。また、丸子城址、吐月峰柴屋寺は、今川家に仕えた家臣や連歌師のゆかりの場所で、歴史散策にも最適だ。
(文:JTBパブリッシング) - 静岡静岡
日本のほぼ中央に位置し、東海道の交通の要となっているエリア。駿府城公園は家康公の居城として造られた駿府城跡地で、復元された東御門など城の面影を伝える場所、家康公像や家康公の手植えといわれるミカンの木など散策を楽しもう。駅周辺はショッピングやグルメが充実。「静岡おでん」は、牛すじ、黒はんぺんなど串刺しした具材を黒いスープで煮込み、青のりやだし粉をかけて食べるもの。静岡のソウルフードを味わってみては。
(文:JTBパブリッシング) - 清水清水
静岡市東部に位置し、駿河湾に面した地域。清水港を中心に港町、東海道の宿場町として栄えた。駿河湾の海産物のほか、茶やみかんの生産地としても知られる。富士山の眺望が美しく、なかでも天女の羽衣伝説がある三保松原は古くから景勝地として親しまれている。海岸線に松林が続き、松越しに望む富士山は格別だ。ほかにもサッカーのまち、講談や浪曲で広まった清水次郎長の出身地、漫画『ちびまる子ちゃん』の舞台としても有名。
(文:JTBパブリッシング) - 由比由比
静岡県駿河湾に面した地域。東海道五十三次の宿場町「由比宿」として栄えた。由比宿の本陣の跡地は由比本陣公園として整備され、石垣などが当時の面影を残す。園内には東海道由比宿交流館、由比本陣記念館「御幸亭」、東海道広重美術館がある。由比の名物は「駿河湾の宝石」と称される桜エビ。漁期は春と秋の年2回。商店街のアーチや漁港のオブジェなどにも桜エビが飾られている。甘みのある桜エビ料理を堪能しよう。
(文:JTBパブリッシング) - 伊東伊東
伊豆半島の北東部に位置するエリア。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、一年を通して多くの観光客が訪れる国際観光温泉文化都市だ。伊東温泉は歴史が古く、江戸時代から湯治場として親しまれていた。豊かな湧出量で、肌に優しい泉質が特徴。温泉施設も多く、海が見えるなど眺望の良い湯が人気だ。三浦按針の功績を記念したイベント「按針祭」が毎年夏に開催され、にぎわいを見せる。
(文:JTBパブリッシング) - 寸又峡寸又峡
静岡県北部に位置し、大井川の支流、寸又川の渓谷のあるエリア。深く切り込んだ谷が続き、いくつもの滝が落ちている。新緑、紅葉時の美しさは定評があり、散策に訪れる人も多い。「夢のつり橋」は、大間ダム湖にかかる全長約90mの吊橋。青色に映える神秘的な川面と周囲の木々が魅せる美景は必見。歩く度にゆれてスリルがあるが、ぜひ渡ってみよう。周辺には温泉街もあり、自然と温泉を楽しめる場所として人気だ。
(文:JTBパブリッシング) - 常滑常滑
知多半島の西の海沿いに位置し、中部の玄関口として中部国際空港セントレアのあるエリア。焼き物「常滑焼」の産地で、鉄分の多い常滑の土から作られた朱色の急須が有名。また常滑系と呼ばれる招き猫の生産もさかんで、町の随所には招き猫がいるのでゆっくりと巡るのも楽しい。毎年、焼き物などを販売する常滑焼まつりが開催され、多くの人が訪れ、大いに盛り上がるイベントだ。
(文:JTBパブリッシング) - 岡崎岡崎
愛知県の中央部に位置し、矢作川や乙川の清流が流れる自然豊かな地域。江戸時代には東海道の宿場町として栄え、川を利用した舟運も行われていた。江戸幕府を開いた徳川家康公の生誕地としても知られる。家康公が生まれた岡崎城は、岡崎城公園として整備され、歴史散策が楽しめる。八丁味噌の産地としても知られ、家康公の長寿の秘訣ともいわれる。何百年も受け継がれてきた濃厚な味わいが特徴。八丁味噌グルメも是非味わおう。
(文:JTBパブリッシング) - 安倍川安倍川
安倍川は静岡市を流れる一級河川で、水質の良い河川として知られている。安倍川沿いの河川敷には、多くの親水広場や芝生広場などがあり、夏には「安倍川花火大会」が行われ、多くの人でにぎわう。静岡の郷土料理「安倍川もち」は、きな粉と砂糖をつきたての餅にまぶしたもの。江戸時代、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にも登場し、茶屋の名物として有名だった。現在は家庭でも食されるほか、観光客の土産としても人気がある。
(文:JTBパブリッシング) - 修善寺修善寺
静岡県伊豆市にある温泉街を中心とした地域で、「伊豆の小京都」とも呼ばれる。地名の由来になった修禅寺は、弘法大師空海が開いたとされる古刹で、鎌倉時代には源頼家が幽閉された地としても知られる。伊豆半島最古の温泉場であり、日本百名湯にも選ばれている。文豪ゆかりの宿もあり、情緒あふれる温泉街だ。周辺には修善寺梅林、京都の嵐山を基にした竹林の小径などの自然散策も楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 安城安城
愛知県中部に位置する安城市は農業が盛んなエリア。原点になったのが明治初期、全国に先駆けてつくられた近代的農業用水「明治用水」。台地が多かったこのエリアに水が供給できるようになり耕地面積が大きく広がった。大正時代には当時、農業先進国として知られたデンマークのようだともいわれるようになった。見どころもそんな逸話を象徴する「安城産業文化公園デンパーク」。13万平方メートルもの広大な敷地を花が彩る公園だ。
(文:JTBパブリッシング) - 川根川根
茶どころ静岡を代表する「川根茶」の産地。町名は川根本町だ。茶畑があるのは大井川の上流域で昼夜の寒暖差や川霧が香りと味をよくしている。面積の9割以上を山林が占める山里で魅力は美しい自然。数ある景勝地のなかでも人気が高いのが「寸又峡」だ。大井川の支流寸又川の峡谷でコバルトブルーの水のうえにかかる「夢のつり橋」が見どころ。湖の小島に架かる橋に駅がある大井川鐵道の「奥大井湖上駅」も絶景だ。
(文:JTBパブリッシング) - 伊豆大島伊豆大島
伊豆半島の東約25キロほどの海上に位置する伊豆諸島最大の島。中央にそびえる標高758メートルの三原山は活火山で最近では1986年に噴火したが、その後は活動も落ち着き頂上まで登れるようになっている。周辺には山や海を一望できる展望台が数多くある。三原山を間近で見られるのは「火口展望台」だ。椿の名所でもある。それを象徴する場所「椿花ガーデン」は数多くの椿の花が楽しめるうえ富士山も望める。
(文:JTBパブリッシング) - セントレア空港セントレア空港
中部国際空港セントレアは、コンパクトで利便性が高い第1ターミナル、第2ターミナルの他、ボーイング787初号機が展示された「フライト・オブ・ドリームズ」や、全長300mのスカイデッキ、音楽祭やダンスイベントが開催されるイベントプラザなど、飛行機に乗らない方でも楽しめる魅力あふれる空港。
(文:JTBパブリッシング) - 半田半田
知多半島中部に位置する半田市。江戸時代から酒、酢、醤油などの醸造業で栄えた町で見どころも関係する場所が多い。「半田赤レンガ建物」は明治時代に建てられたビール工場跡。ノスタルジックな建物の内部は展示館になっており復刻ビールも味わえる。「MIZKAN MUSEUM」は当地発祥の醸造酢トップメーカー「ミツカン」の博物館で半田と同社の発展史が学べる。半田運河沿いに並ぶ黒板塀の醸造蔵の風景も風情がある。
(文:JTBパブリッシング) - 焼津焼津
静岡県中部に位置し駿河湾に面する焼津市。カツオやマグロを主とする遠洋漁業の基地、焼津漁港がある。訪れる人もそれを知っていて目指すのはおいしい魚を食べたり購入できる場所。東名高速焼津ICから1分ほどの「焼津さかなセンター」や焼津新港にある「うみえ~る焼津」はその両方を満たすスポットだ。海とは異なる見どころもある。全国でも珍しい山間の集落がまるごと古い家並みの「花沢の里」だ。
(文:JTBパブリッシング) - 用宗用宗
「シラス漁」で知られる用宗漁港の周辺エリア。静岡市駿河区にある。シラスはイワシの稚魚。黒潮に乗って静岡沖までやってくる。富士山の栄養豊かな水が流れ込む駿河湾で育ったシラスを曳網で獲るのが用宗の漁師たちで、年間1000トン近い水揚げ量を誇る。港の漁港直売所では新鮮なシラスを買えるし、漁協直営の「どんぶりハウス」では生シラス丼や釜揚げシラス丼が味わえる。港に隣接する「用宗みなと温泉」も人気。
(文:JTBパブリッシング) - 西尾西尾
愛知県中部に位置し三河湾に面しているのが西尾市。三河湾に浮かぶ佐久島も含まれる。第一の見どころは、この「佐久島」。西尾市の一色港から船で25分ほどの島で海と山ともに美しいエリアであるとともに「現代アートの島」なのだ。島を歩くと、いたるところで気鋭の作家による作品に出会う。自然のなかにあるそれらが不思議な感動を呼ぶのだ。なお西尾市は日本茶の名産地でもあり、お茶を味わえるカフェも多い。
(文:JTBパブリッシング) - 豊川豊川
日本三大稲荷に数えられる「豊川稲荷」があるのが豊川市。愛知県東部に位置し三河湾に面している。正月3が日だけで150万人、年間では500万人もの参拝客がある「豊川稲荷」が一番人気だ。神社と思われるが曹洞宗の寺院。総桧造りの本殿や千体もの狐の石像が並ぶ「霊狐塚」が見どころ。商売繁盛や金運のご利益があるといわれている。いなり寿司発祥の地ともいわれ参道では「豊川いなり寿司」や土産物を売る店が並ぶ。
(文:JTBパブリッシング) - 松崎松崎
伊豆半島の南西部に位置し駿河湾に面しているのが静岡県松崎町。透明度が高く富士山が見える海岸が魅力で夏には首都圏から多くの海水浴客がやってくる。江戸末期、漆喰鏝絵の名作を数多く残した入江長八の出身地で代表作を展示する「伊豆の長八美術館」も見どころ。「田んぼをつかった花畑」も注目の観光ポイント。農閑期の田んぼにキンセンカなどの花を咲かせる事業で、田植え前の時期には広大な範囲が花で埋め尽くされる。
(文:JTBパブリッシング) - 河津河津
伊豆半島東部に位置し相模灘に面しているのが河津町。河津川の河口から3キロに渡って咲くカワヅザクラの並木で知られる。カワヅザクラは河津町で発見された自然交雑の栽培品種で、咲き始めが2月と早く、テレビの情報番組などで取り上げられることが多い。そのため開花期には観光客が押し寄せる。河津町は川端康成の名作「伊豆の踊子」の舞台になった地で、小説に出てくる道が「踊子歩道」というハイキングコースになっている。
(文:JTBパブリッシング) - 稲取稲取
伊豆半島東部に位置する東伊豆町の相模灘に面したエリア。稲取漁港と稲取温泉がある。稲取漁港の看板魚は金目鯛。「稲取キンメ」というブランドにもなっているほどだ。水揚げされた魚介類は漁協直売「こらっしぇ」で購入可能。また、土日祝日は朝8時から「朝市」が開かれキンメのあら汁を味わうことができる。稲取温泉は海沿いに建つ宿が多く、伊豆七島を眺めながら入れる絶景風呂も。立ち寄り温泉もある。
(文:JTBパブリッシング) - 伊豆高原伊豆高原
伊豆急行線「伊豆高原駅」の周辺エリア。伊東市に含まれる。伊豆を代表する絶景ポイントがある。「大室山」だ。お椀を伏せたような形の標高580メートルの山で、春から夏にかけては全山が緑に覆われる。リフトで6分ほどの山頂は富士山をはじめ伊豆諸島、南アルプスまで望める。大室山は火山であり頂上部の火口跡の周囲1キロほどの「お鉢巡り」をしながら絶景を楽しむのもいい。
(文:JTBパブリッシング) - 吉良吉良
愛知県中南部、名鉄蒲郡線「吉良吉田駅」と三河湾に面する「吉良港」があるエリア。西尾市に含まれる。江戸時代は忠臣蔵で赤穂浪士に仇討ちされる吉良上野介義央が領主を務めた。吉良家の菩提寺「華蔵寺」には義央の木像がある。観光ポイントは海岸部。白浜があり水質がよく波も穏やかであることから海水浴客が多い。「宮崎」と「恵比寿」の両海水浴場は南国ムードがあり「吉良ワイキキビーチ」と呼ばれている。
(文:JTBパブリッシング) - 蒲郡蒲郡
愛知県東南部、三河湾に面しているのが蒲郡市。美しい海と山に温泉があり海の幸にも恵まれていることから昔から観光地として人気を集めてきた。蒲郡のシンボルが三河湾に浮かぶ「竹島」。昭和初期、多くの文人が来訪した場所で島内には開運、縁結びのパワースポット「八百富神社」がある。新たな観光ポイントとしては複合型リゾート「ラグーナテンボス」、膨大な貝が光るオブジェが幻想的な「竹島ファンタジー館」など。
(文:JTBパブリッシング) - 豊橋豊橋
愛知県東南部、渥美半島のつけ根に位置し三河湾に面しているのが豊橋市だ。江戸時代は吉田藩の城下町、東海道の吉田宿、二川宿の2宿がある宿場町、豊川水運の湊町とさまざまな顔を持ち繁栄した。吉田藩の拠点だった「吉田城址」は豊橋公園として市民の憩いの場所になっている。見どころは「豊橋総合動植物公園のんほいパーク」。動物園、植物園、遊園地、自然史博物館の4つが集まった公園でさまざまな楽しみ方ができる。
(文:JTBパブリッシング) - 島田島田
静岡県中南部に位置する島田市。大井川の両岸に広がるエリアで観光名所も大井川に架かる「蓬萊橋」だ。1879年に建造された歩行者用の木造橋で全長は897.4メートル。木造の歩道橋としては世界一長くギネスに認定されている。氾濫で何度も被害に遭っているため橋脚はコンクリート製だが、昔の風情が残っているため時代劇などの撮影に使われることも多い。日本茶の名産地でもあり広大な「牧之原大茶園」も絶景だ。
(文:JTBパブリッシング) - 藤枝藤枝
静岡市の西に位置する藤枝市。江戸時代は田中藩の城下町であり東海道の藤枝宿・岡部宿の2箇所があった宿場町だった。観光ポイントも史跡が多い。江戸期に農業用のため池としてつくられた「蓮華寺池」はハナショウブなどの花が咲き誇る公園になっている。藩主の別荘跡「史跡田中城下屋敷」は庭園が美しい。時代をさかのぼり平安時代の役所の遺跡を復元した「志太郡衙跡」も見ごたえがある。
(文:JTBパブリッシング) - 下田下田
伊豆半島の南部に位置する下田市。相模灘に面する50キロ近い海岸線は景勝地ばかり。水質にも恵まれていることから海水浴をはじめサーフィンやシーカヤックなどを楽しむ人が多数やってくるマリンスポーツエリアだ。一方で史跡も多い。江戸末期、開国を迫られた幕府が日米和親条約を締結すると最初に開かれたのが下田港。上陸した米艦隊のペリー提督が歩いたと伝わる「ペリーロード」も見どころだ。
(文:JTBパブリッシング) - 浜松浜松
静岡県西部に位置する浜松市。南は遠州灘に面し西に日本で10番目に広い浜名湖、東に天竜川、北は赤石山系と多様な自然環境を持つエリアだ。ものづくりの町でもある。日本の三大オートバイメーカーの創業地であり大手楽器メーカーも複数ある。見どころは自然なら「浜名湖」。湖畔には「弁天島」、「舘山寺温泉」、遊園地の「浜名湖パルパル」など景勝地やレジャー施設が多い。史跡なら「浜松城」。天守閣からは市街が見渡せる。
(文:JTBパブリッシング) - 磐田磐田
静岡県西部に位置し遠州灘に面する磐田市。天竜川の東に広がる農業が盛んなエリアだ。この町の魅力を体感できるスポットが天竜川の河口にある「竜洋海洋公園」。約22ヘクタールの広々とした園内には芝生広場やキャンプ場、スポーツ施設がある。なかでも標高19メートルほどの「竜洋富士」は絶好の展望台。目の前の遠州灘や天竜川の流れ、磐田市街地などが一望できる。園内には地場産品直売所や海の見えるレストランもある。
(文:JTBパブリッシング) - 掛川掛川
静岡県西南部に位置し遠州灘に面しているのが掛川市。江戸時代は掛川藩の城下町であり、東海道の掛川宿、日坂宿の2箇所があった。現在は日本有数の日本茶の産地だ。見どころは市の中心部の小高い山の上に建つ「掛川城」。木造の天守閣は平成になってから復元されたものだが、江戸期に建てられた二の丸御殿は残っている。宿場町の風情が感じられるのは日坂宿。旅人が泊まった旅籠が当時の姿のまま残っている。
(文:JTBパブリッシング) - 牧之原牧之原
静岡県中部に位置し駿河湾に面するのが牧之原市。市名通り牧之原台地に広がるエリアだ。この台地は日本茶の名産地で、摘んだばかりの荒茶の生産量は日本でもトップクラス。そんなお茶の生産現場を見て体験することができるのが「グリンピア牧之原」。茶畑での茶摘み体験やお茶製造工場の見学などができる。ここで作られたお茶も買えるし、抹茶ジェラートも味わえる。
(文:JTBパブリッシング) - 伊良湖伊良湖
渥美半島の先端部にあるのが伊良湖町。田原市に含まれる。一番人気の観光地は当然「伊良湖岬」。突端には1929年に建てられた白い灯台が立ち太平洋に浮かぶ「神島」が目の前に見える。ここから東へ向かう1キロほどの海岸線は「恋路ヶ浜」と呼ばれる景勝地でデートスポットになっている。また島崎藤村作詞の「椰子の実」の舞台がこの浜で高台の「日出園地」には記念碑が立っている。ここは太平洋の眺めもすばらしい。
(文:JTBパブリッシング) - 田原田原
渥美半島の南部を占めるのが田原市だ。南は太平洋、北は三河湾と海に囲まれ景勝地が多い。気候が温暖なため農業が盛んで野菜や花の名産地。とくにブロッコリーの生産量は日本でもトップクラスだ。観光ポイントは「蔵王山展望台」。標高250メートルの蔵王山山頂にあり太平洋や三河湾が一望できる。田原らしさを感じられるのは農業公園の「サンテパルクたはら」。花で埋まる園内では農業体験ができるほか地元産野菜も買える。
(文:JTBパブリッシング) - 八丈島八丈島
東京の南、約290キロの海上に位置する八丈島。ひょうたんに似た形をしており北に「西山」(854メートル)、南に「東山」(701メートル)というふたつの火山がある。透明度が高く青く見える「八丈ブルー」と呼ばれる海がありダイビングの人気スポットだ。この美しい海を見ながら入れる露天風呂が魅力の日帰り温泉施設「末吉温泉みはらしの湯」、西山(別名・八丈富士)山麓の「ふれあい牧場」も絶景が楽しめる。
(文:JTBパブリッシング) - 小笠原小笠原
東京の南、約1000キロの洋上に位置するのが小笠原諸島で主な島は父島と母島。父島へ行くには船で24時間かかる。しかも船便は6日に1便(8月のみ3日に1便)。最短でも1週間は休暇を取らないと行けない島だが、それだけの価値はある。とにかく海が美しいのだ。マリンスポーツはすべて楽しめるしイルカやクジラにも会える。ここでしか見られない貴重な動植物が見られ星空もきれい。自然を満喫できる夢のような島だ。
(文:JTBパブリッシング)
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