コナミスポーツクラブサッカースクールの目指すところ
vol.118 | 2023/1
2023年がスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本格的な冬の寒さが続いています。コロナ禍において、一人ひとりの感染予防への取り組みがとても大切です。
日頃から、手洗い、うがいをこまめに行い、マスクをするなど予防対策を万全にして、体調管理には十分に気を付けるようにしましょう。
今回は、先月開催されていたサッカーワールドカップについてお話します。
■日本代表ベスト16敗退
今回のワールドカップで日本代表は、決勝トーナメント進出も残念ながらベスト16で敗退し、日本代表初となるベスト8には惜しくも進むことは出来ませんでした。ベスト16という結果については、様々な見方や考え方があると思いますが、日本代表は強豪(ドイツ・スペイン・コスタリカ)が揃うグループリーグを見事1位で突破したことは素晴らしかったと私は思いました。
今後、ベスト8以上の結果を出すための課題は見えたと思いますので、更なる個々のレベルアップを期待し応援していきたいと思います。
■ベスト8の壁を超えるためには
やはり、ベスト8の壁を超えるためには、1人1人の技術レベル(止める・運ぶ・蹴る)をもっと高めていくことが課題であり、チームとしてボールを支配する時間をもっと増やし、相手のペナルティエリア付近やペナルティエリア内にたくさんボールを運び多くのチャンスを作らなくては、ベスト8の壁を超えることは難しいと思います。
試合において、ボールを支配する時間が増えることで、相手に与える疲労やストレスも増え、多くのチャンスを作り出すことが出来るようになります。
もちろん、今回の日本代表も、技術に自信を持つ選手は、ボールを積極的に奪い、受けるプレーをしていました。自信をもって積極的にプレーする選手は、多くの場面でボールに触れる機会を得ることが出来ます。ただ、日本代表の選手全員がこういったプレーをする選手にならなくては、ベスト8の壁は超えることが出来ないと思います。
選手全員が受ける、運ぶ、繋ぐといったプレーを、より積極的に出来たらどうでしょうか?
あらゆるところにパスコースが作られ、パスもドリブルもたくさんの選択肢ができ、多彩な攻撃ができるようになると思いませんか!日本代表が世界の強豪に勝つためには、出場している選手全員がポジションに関係なく積極的にボールを受けることが出来るようにすることが、今後、絶対に必要になると思っています。
■まとめ
日本サッカーの発展やレベルアップをしていくためには、これまで以上に個々の技術レベル(止める・運ぶ・蹴る)を高めていくことが絶対に必要となります。
そのためには、小さい頃からボールを扱う技術を身に付けることが必要であり、技術練習が重要となります。ポジションに関係なく技術レベルは全員が高めなければならないということです。そして指導者は、子どもたちの大切な未来のために、今、必要となる技術を身に付けさせていくための指導をしていかなくてはなりません。
コナミスポーツクラブサッカースクールは、これからも、子どもたちの技術習得に拘り、技術指導を徹底していきたいと思います。これからの日本サッカーが世界トップレベルになるように、常に何が必要かを指導者として考え、未来のある子どもたちに伝えていきたいと思います。
プロフィール
大石 鉄也
1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。