コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

サッカーワールドカップ今月開幕

vol.116 | 2022/11


徐々に気温も下がりはじめてきました。運動後は、よく汗を拭いて風邪などひかないように気を付けましょう。
また、コロナ禍において、一人ひとりの感染予防への取り組みがとても大切です。
日頃から、手洗い、うがいをこまめに行い、予防対策を万全にして、体調管理には十分に気を付けるようにしてください。

今月は、2022年11月20日より開催されるサッカーワールドカップについてお話します。

■サッカーワールドカップとは

サッカーワールドカップは、正式名称を「FIFAワールドカップ」といって、サッカーの世界選手権大会のことです。国際サッカー連盟(通称:FIFA)が主催しており、世界中のナショナルチームによって開催されます。サッカーにおける世界最高峰と位置付けられ、オリンピックと並ぶ世界規模のスポーツイベントであり、開催のたびに世界中が興奮の渦に巻き込まれる大会です。

開催頻度は4年に1回で、初めてのワールドカップは1930年にウルグアイで開催されました。
2002年には韓国と合同という形で日本でも開催され、日本中で一大サッカーフィーバーが巻き起こりました。そのタイミングでサッカーに興味を持たれたという方も多いのではないでしょうか。
ワールドカップの過去最多優勝国はブラジルで5回の優勝をしています。
今回のワールドカップは、カタールで初めての開催となり、各地区の予選を勝ち抜いた32チームによって行われます。


■見どころ

私が注目する国は、やはり過去最多優勝を誇るブラジルです。
ブラジル代表は、ポジションに関係なく、選手ひとりひとりの技術レベルや洞察力が非常に高いチームです。
技術面では、ミスが少なく、ボールを失わず、トップスピードでも、狭いスペースでも慌てることなく、正確な技術で自信を持ってプレー出来る選手が多くいます。技術レベルが高いため余裕を持ってプレーできるため、様々なアイディアが生まれ観ていて非常に楽しくワクワクします。
何よりも個々の技術レベルが高く、プレーに自信を持つ選手が、常にボールを受けたがり、受けることのできるポジション取りをするため、個人としてもチームとしてもプレーの選択肢が幅広くなることで、素晴らしいプレーが連続するサッカーとなり魅了できるのだと思います。
もう一つは洞察力です。試合の中で、相手選手の特徴や癖をすぐに見抜き、順応できる力があるため、相手に思うようなプレーをさせず、相手のウィークポイントをついた対応がいつでもできるため、試合を支配する時間帯が多くなるのは確かな実力の証です。


■日本代表への期待

日本代表の組み合わせは、ドイツ、スペイン、コスタリカとかなりの強豪が揃う予選グループとなり、正直、簡単には勝たせてもらえない厳しい予選になると思います。
しかし、予選突破が出来ないチームではないと思います。
日本代表選手の技術レベルは、世界の強豪を相手にしても決して引けを取らないレベルにあると思います。ただ、1番の課題はその技術レベルをチームとしてプレーに活かしきれていないことだと思っています。プレーに自信を持って積極的にボールを触ろう、ボールを受けようとする選手が少ないと思います。そうなると、どうしても味方へのサポートが遅れがちになり、攻撃がスムーズに運ばず、プレーがとぎれてしまうのも仕方ありません。

日本代表の中にも、技術に自信を持つ選手は、ボールを積極的に奪い、受けるプレーをしています。自信をもって積極的にプレーする選手は、多くの場面でボールに触れる機会を得ることが出来るでしょう。もし、11人の選手がみんなこうしたプレーを積極的に出来たらどうでしょうか?
どこにでもパスコースがあり、パスもドリブルもたくさんの選択肢ができ、多彩な攻撃ができると思いませんか!日本代表が世界の強豪に勝つためには、出場している選手全員がポジションに関係なく積極的にボールを受けることが出来るポジション取りをすることが鍵を握ると思っています。
誰か1人でも消極的なプレーになってしまう選手が出てしまうと、日本代表の予選突破は厳しくなると思います。ぜひ、日本代表の選手には積極的にボールを受ける姿勢を常に持ちつづけ戦ってほしいと思います。


■まとめ

今後、日本代表が世界の上位で活躍するためには、もっと技術レベルを高めていくことは絶対に必要なことになります。止める、運ぶ、蹴るといった技術レベルは非常に大切で、技術レベルが高まれば、その分、プレーにも余裕ができ、洞察力が高まり、より良いプレーができるようになります。そういった自信を持つ選手が増えることで日本全体のレベルアップとなります。
今、私たちが出来ることは、子どもたちの個々の技術レベルを高めることだと思っています。引き続き、コナミスポーツクラブサッカースクールでは個々の技術を磨く指導を徹底して実践していきます。

何はともあれ、4年に1回のワールドカップ開催は非常に楽しみですね。
日本代表の活躍、世界トップクラスの選手やチームのプレーを観戦できることはとても良い機会です。ぜひ、多くの試合を観て楽しみながら日本代表を応援し盛り上がりましょう。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。