コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

高校時代の恩師の言葉

vol.104 | 2021/11


11月に入り気温もだいぶ下がり過ごしやすい季節になりました。
コロナ禍はまだまだ続いていますので、一人ひとりの感染予防への取り組みがとても大切です。
日頃から、手洗い、うがいをこまめに行い、マスクをするなど予防対策を万全にして、体調管理には十分に気を付けるようにしてください。

いよいよ、11月1日(月)~14日(日)の期間でドリブル選手権が開催されます。
改めてドリブルの大切さを感じ、自身の記録が更新できるように積極的にチャレンジしましょう!

今月は、私の高校時代の恩師である井田勝通氏(元静岡学園監督)のインタビューが、新聞記事として紹介され、その中でコナミスポーツクラブサッカースクールコンセプトに共通する言葉がありましたのでお話ししたいと思います。


■ 印象に残った言葉から感じたこと
『最後はやっぱり個人技なんだよ』
試合の中で、最終ラインとボランチでパスを回すことは、どのチームでもできる。
でも、結局は回してるだけ。そこから相手の守備を崩して数的優位の状況をつくるには、強烈な個性がないと難しい。
そのためには、子どもたちがポジション関係なく、個人技で相手を突破しようとチャレンジしたプレーが結果失敗したとしても、指導者は怒っては駄目だということ。怒られた子どもは、それ以降、積極的なチャレンジはしなくなり、リスクを侵さないプレーヤーになってしまいます。チャレンジすることの背中を押すことが大切だと思います。

『選手は自分を肯定し、でかい夢を持ってほしい』
指導者の言う通りにしかプレーできないイエスマンにならないでほしいと思います。ただ強いチームに入っただけでは駄目なのです。
子どもたちは、自分の夢に向かって努力やチャレンジをすること、成功にも失敗にも正面から向き合ってほしい。
そして、子どもたちの努力やチャレンジを認めてくれる指導者に出会えることが一番大切だと思います。

『大切にしてきたのは個性』
世界中の情報が簡単に手に入る現代は戦術も指導法もすぐに進化するし、全国的にレベルが上がっているのは間違いない。しかし、多くの指導者は、伝達されたことを子どもに教えているだけ。それでは、指示待ちの選手が増え、どのチームも同じようなサッカーしかできない。
サッカーの上達を目指すうえで、大切なのは子どもたちの個性であり、個性を育てていくことが子どもたちのチャレンジにつながっていくと思います。個性あるプレーがたくさんできれば、サッカーはもっと楽しくなると思っています。


■ まとめ
コナミスポーツクラブコンセプトは、『将来につながる技術習得』です。
子どもたちを型にはめず、子どもたちの無限の可能性を信じて、情熱を持って根気よく技術指導していきたいと思います。
チャレンジや努力の結果、花が咲くのは数十年先かもしれませんが、それでいいと考えています。

とにかく日々努力し、失敗を恐れずにチャレンジし続けることが技術習得と成長につながります。
子どもが努力できる・チャレンジできる環境を指導者・保護者で作り出し、長い目で見守り育んでいきたいと思います。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。