コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

11月開催のドリブル選手権2021に向けて

vol.103 | 2021/10


コロナ禍において、一人ひとりの感染予防への取り組みがとても大切な状況です。
日頃から、手洗い、うがいをこまめに行い、マスクをするなど予防対策を万全にして、体調管理には十分に気を付けるようにしてください。

今月は、11月1日(月)~14日(日)に開催するドリブル選手権についてお話ししたいと思います。
ドリブル選手権とは、全国のコナミスポーツクラブ サッカースクール18施設が統一のルールでタイムを計測し、学年ごとにランキングを発表している取り組みです。


■コナミスポーツクラブ サッカースクールのコンセプト

コナミスポーツクラブ サッカースクールでは、『将来につながる技術習得』の指導理念のもと、グループで1つのボールを使う練習ではなく、1人が1個のボールを長く使う練習時間を大切に、ドリブルとリフティングを中心に練習を行っています。
ボールを扱う技術(止める、運ぶ、蹴る)が身につくことで、自分が思ったようにボールを止める、思った所にボールを運ぶ、狙った場所に蹴れるからこそサッカーは楽しいのです。
ボールを足で扱うことはすごく難しいことですが、基礎であるドリブルとリフティングを繰り返し練習することで、少しずつボールを扱う技術が身についてきます。
サッカーを楽しみ、生涯サッカーを好きであり続けられるために、幼児から小学生の多感な時期を大切したいと思っています。
この時期に頑張って繰り返し積み上げた練習が、身についた技術が、1年後、3年後、5年後、10年後に必ず活きてきますので、これからもボールにたくさん触り、ドリブルとリフティングに拘った練習を指導していきたいと思います。


■ドリブル選手権を実施する目的

ドリブル選手権における最大の目的は、子供たちにドリブルの大切さと、技術習得することで得ることができるサッカーの魅力を伝え、子供たち一人ひとりの現在の技術習得レベルを確認しながら、ドリブル練習に対する子どもたちの意識を高めることにあります。
もちろん、ランキング上位者が技術習得の面で素晴らしいのは言うまでもありません。
しかし、コンセプトのところでお話しましたが、小学生の年代に必要なのは目先の結果ではなく、中高生の年代やその先に活きる技術の習得です。ドリブル選手権としてランキング発表は行いますが、それが目的ではなく、ランキング結果(タイム)だけが全てだと思わないでいただきたいです。

子どもの頃は、同じ学年でも発育発達の時期が異なり、サッカーを始めた時期が異なればそれなりの差は出てしまいます。
人と比較するのではなく、自身のチャレンジに対して、自身が思ったようにできた、記録が更新できたといった目標に向かってがんばってほしいと思います。
チャレンジに向けて、日々の練習の積み上げが必ず結果につながるはずです。


■まとめ

子供たちにとって、ランキングに入ることも大切ですが、まずは自身の記録を更新できるように失敗を恐れずに、積極的にチャレンジしてほしいと思います。
そうすることで、ドリブルの技術レベルが高まり、サッカーの楽しさをもっともっと実感できることにつながると信じています。

子供たちは日々のトレーニングの中でも、試合をすることが1番楽しみだと思います。しかし、技術が身に付いていない状態で試合を繰り返しても、サッカーの持つ本当の楽しさには届かないと考えています。私は、サッカーの持つ本当の楽しさは、思ったところにボールを運ぶことができ、思ったようにボールをコントロールできるようになることで初めて実感できると考えています。
サッカーは、技術習得することで、それまで以上に何倍にも楽しむことが出来るようになるスポーツです。
一人ひとりがチャレンジするタイムを目標設定して、必要不可欠な技術を楽しみながら身につける。そういった狙いを持ってドリブル選手権を開催し、子供たちのドリブルに対する意識を高め、技術の大切さとサッカーの楽しさをこれからも伝えていきたいと思っています。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。