コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

今できるサッカーの練習

vol.86 | 2020/05

はじめに、新型コロナウィルス感染拡大防止に向けた対策として、コナミスポーツクラブサッカースクールにおいても3月と4月を休講とさせていただきました。
サッカースクールの練習を楽しみにしてくれていた子どもたちには、残念な思いをさせてしまいましたが、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。まだまだ、対策が必要な状況ですが、手洗い、うがいをこまめに行い、マスクをするなど予防対策を万全に体調管理には十分に気をつけるようにしてください。

今月は、今できることについてお話ししたいと思います。

■個人で出来る練習

コロナウィルス感染拡大防止のため、3密となる環境を作らないように、学校や習い事などの活動を自粛している現状ですが、自宅にこもりっきりでは、身体がなまってしまい、ストレスなど溜まりがちだと思います。
そんな中、リフレッシュをするために、皆さんそれぞれが色々と工夫をしながら、日々過ごしていると思います。

そこで、サッカーにおいてもグループ練習は出来ませんが、個人で出来る練習がたくさんあります。まさに個人の技術に磨きをかける良い機会ととらえることもできるのではないでしょうか。
個人で出来る練習の1つがリフティングです。
リフティングは、ボールさえあれば1人で出来る1番単純ですが1番深い意味を持つ練習メニューなのです。


■リフティングの大切さ

リフティングに対して、皆さんはどんなイメージを持っていますか。個人技術としてすごく大切だと考える人もいれば、ウォーミングアップでやる程度と軽く考える人もいるでしょう。
私の考えは、「リフティングは、すごく大切」です。
リフティングというと、ただボールを蹴っているだけのように見えますが、ボールの中心を確実にとらえることができなければリフティングは続きません。リフティングが100回続くということは、100回ともボールの中心をとらえているということ。足を当てる位置が少しでもずれれば、ボールはどこかに飛んで行ってしまいます。
これは、キックやトラップでも同じです。キックは狙いとする方向や距離に対して、正しいボールの場所を蹴らなければいけません。トラップはボールの中心をとらえるというだけでなく、飛んで来るボールの勢いに対して、力の加減がすごく重要なポイントになります。
つまり、リフティングはサッカーをする上で、とても大事な要素を含んだ練習なのです。


■リフティング練習の考え方

リフティングは、得意な足だけで何百回、何千回できればいいというものではありません。身体のいろいろな部位を使いながら、いかにして繰り返すことが出来るかが1番大切であると考えます。身体のどんな部位でもボールの中心をとらえ、思ったところにもう1度ボールを上げられるようになれば、キックやトラップも自然と上手になっていきます。
手以外の全ての部位で、高さの調節なども意識して、リフティングを練習するようにしましょう。
リフティングが不得意だという子は、繰り返すことが出来ずに何となくつまらないと思い、なかなか自分から練習に取り組むことが出来ないかもしれません。でも、誰しも最初から上手にできたわけではないと思います。私も小学生のころ、いろいろな部位を使ってのリフティングが苦手でした。しかし、毎日一生懸命に練習して、少しずつできるようになりました。
不得意だからと言って練習をやらなければ、ずっと身につかないままです。とにかく、少しずつでも毎日こつこつ練習すれば、必ずできるようになります。何度も繰り返し伝えていますが、技術練習は毎日の繰り返しが必要で、1日や2日、1カ月程度で身体に染みつくものではありません。毎日毎日ボールに触り、何回も何回も練習するしか、ボールの感触を身体で覚える方法はないのです。


■まとめ

リフティングはボールさえあれば1人で出来る1番単純ですが、1番深い意味を持つ練習メニューです。まずは「自分の学年×10回」を目標にして、それが達成できたらインサイド、アウトサイド、もも、頭と身体のいろいろな部位で練習してみましょう。リフティングに完璧はありません。サッカーを続けていく限り必要不可欠な技術なのです。リフティングの技術に磨きをかけ、一生懸命に練習しましょう。必ず、サッカーのプレーに活かされることをお約束します。
保護者の皆さんも、ぜひ、お子様と一緒にリフティングの練習をしてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

コナミスポーツクラブホームページでリフティング練習動画を掲載していますので、
ぜひ、参考にしてみてください。

リフティング動画はコチラから>
https://www.youtube.com/playlist?list=PLeSDoK9-bsJh2ahuRCUq1pz1U1pgCvncb

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。