コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

サッカー育成指導に対する私の拘り

vol.80 | 2020/01

2020年がスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎年1月のコラムでは、新年の抱負として、私のサッカー育成指導に対する拘りについてお話しさせていただきます。

■私のサッカー育成指導に対する拘り
私がサッカーの育成指導に携わるようになって15年経ちましたが、指導に対する拘りは、当初から現在まで全く変わっていません。
“個人技術を身につけることが大切で、技術が身につくことでサッカーがより楽しくなる”ということです。

子どもたちがサッカースクールに通う目的は様々です。
プロサッカー選手を目指したい、所属チームでレギュラーになりたい、サッカーが好きだからはじめてみたいなど、それぞれに目的があります。
その中で、目的は異なるけれども共通していることは、ボールを扱う個人技術を身につけることが大切であるということです。ボールを扱う技術が身につかないと、年齢を重ねる毎にサッカーがつまらなくなってしまうと考えています。
私たち指導者は、子どもたちに対してサッカーの楽しさや魅力を存分に伝え、生涯、サッカーを好きでいてもらうことが使命だと思っています。
そのためには、子どもたちにボールを思ったように扱える技術が身についていることが大切であると考え、そこに拘って、この15年間、指導に携わっています。


■技術を身につけるための練習
練習は、サッカーにおいて基本となる『リフティング』・『ドリブル』の技術練習に特化した指導を実践しています。
リフティングとドリブルには、サッカーをプレーするうえで非常に重要な要素が含まれています。
リフティングは、ボール感覚を掴む・ミートする・吸収するなど、キックやトラップの技術上達に繋がります。
ドリブルは、様々な足の部位を使いながら、思い通り自由自在にボールを扱うボールコントロールの技術上達に繋がります。
どちらも基本的な練習ですが、技術習得のために非常に重要な要素であり、その技術を身につけることを大切に考え、そこに特化した練習を実践しています。
これまでもコラムの中で繰り返しお話していますが、技術を習得するためには、練習をひたすらに繰り返すことが必要です。
何万回、何十万回、何百万回・・・と幾度となく繰り返し、出来るだけ多くボールに触れることが大切であり、子どもたち1人1人のレベルに合わせ、リフティングとドリブルで練習目標を設定し、少しずつでも何がどのように出来るようになっているのか上達の度合いがわかる仕組みを使い、“できた喜び”“達成感”を実感しながら練習に取り組むことが出来るようにしています。


■まとめ
私自身、子どもの頃は、がむしゃらにリフティング・ドリブルの練習をしていました。私が、今でもサッカーが楽しいと思い、大好きな理由は、この頃のリフティング・ドリブル練習があってそれなりに技術が身についたからだと思っています。
繰り返しになりますが、サッカーを習っている目的は、子どもたちによって様々です。
目的は異なっていても、まずはサッカーを楽しむために共通して大切なことが、たくさんボールを触り、ボールを扱う技術を身につけるということです。

そのうえで、プロを目指す子は、人一倍たくさんボールを触り、人一倍努力してさらなる技術を身につけることが必要になるでしょう。
プロは目指していないけど、友達と楽しくサッカーがやりたい、少しでも上手になりたいと思う子も同じく、個人技術をしっかりと身につけることでサッカーがもっと楽しくなるはずです。
サッカーは、思ったところにボールを運び、思ったところにボールを止め、思ったところにボールを蹴ることが出来るようになることで、サッカーをする楽しさ、魅力がより実感できるようになるはずです。
楽しさが実感できれば、きっと生涯楽しくサッカーを続けることができます。

サッカーを生涯好きで、楽しく続けていくために必要な技術を身につけること、小学生の大切な時期に確かな技術を身につけることで、中学、高校、大学、社会人になっても多くの仲間とサッカーを楽しむことが出来るはずです。
コナミスポーツクラブサッカースクールでは、今後も子どもたちが、生涯サッカーを好きで、楽しめるように、これからも『将来に繋がる技術習得』をコンセプトに、技術に特化した指導に拘っていきたいと思います。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。