コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

継続

vol.73 | 2019/04

4月に入り新年度が始まり、新しい生活がスタートしました。
環境が変わることで、期待もあり、不安もあり、慣れるまでは、少し、時間がかかるかと思いますが、何事にも積極的にチェレンジしていきましょう。

今月は、『継続する』ことの大切さについてお話をします。
コナミスポーツクラブサッカースクールでは、個人の技術習得のために、ドリブルとリフティングに重視した練習を行っています。
コラムの中で何度かお話しをしていますが、小学生の時期には、ボールを様々な体の部位で自由自在に扱える技術を身につけることがとても重要だと考えています。

技術を身につけることが重要だと、言葉では簡単に言えますが、技術を身につけるには地道な努力が必要不可欠であり、たくさんの時間を要します。
技術を身につけるためには、毎日、反復練習を積み重ねていくことが非常に大切なのですが、どうしても、同じことの繰り返しに、途中で飽きてしまいがちです。ただ、1日、1カ月、1年やっただけでは、技術はなかなか身につきません。技術を本当に身につけるためには、とにかく、『継続する』ことがとても大切です。
毎日やり続けることで、身体で感覚をつかむことが出来るようになり、それが、技術として身についてきます。
その日の気分で練習したり、しなかったりと、『継続する』ことが出来なければ、絶対に試合で使える技術(ボールコントロール)は身につきません。

私は、小学1年生からサッカーを始めましたが、小学校、中学校、高校とサッカーボールを触らなかった日は、ほぼありません。これは大げさではなく雨の日でも屋根のある小さなスペースで、毎日、ドリブル、リフティングをしてサッカーボールに触れていました。そんな長い年月をかけて、ほぼ毎日ボールに触れていたとしても、ボールコントロールをミスしたりしてしまうことはありました。だからこそ『継続する』ことが大切なのです。

技術を身につけるのに完成はないと思っています。『継続する』ことは、決して簡単なことではありませんが、現状に満足することなく、常に高い目標をもって技術を磨いてほしいと思います。
そして、技術を磨いていくなかでの失敗は何回しても大丈夫です。失敗を繰り返しながら、何回もチャレンジする事で、小学生の時期に個人技術を身につけておくことが1番大切なのです。
人は年齢とともに、パワーやスピードはある程度、練習をすることで身につけることが出来ます。
しかし、個人技術は、年齢とともに身につきにくくなっていくものです。
だからこそ、小学生の時期を大切に、技術に磨きをかけ、ドリブル、リフティングを『継続する』ように努力していきましょう。

小学生でサッカーをやっている子供は、全国にたくさんいます。現在、選抜チームに入っている子供、なかなか試合には出られない子供と状況は様々あると思います。
しかし、小学生としての今の実力は全く関係ありません。今、技術練習を『継続する』子供が、必ず、近い将来開花するでしょう。
今後、中学、高校、大学と進んで行くわけですが、最後に良い結果を出せるように、『継続する』ことを意識して今を大切にしてほしいと思います。

また、新年度になりサッカーをはじめて習う子どももたくさんいると思います。
最初からスムーズに足でボールコントロールをすることは難しいですが、
焦らずにコツコツと練習に打ち込んでほしいと思います。
目先の結果に捉われず長いプランで技術を身につけることで、生涯、サッカーを楽しむことができるようになります。うまくいかなくて悩む時期があっても、あきらめず『継続する』ように頑張りましょう。頑張った分だけ必ず技術は身につきます。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。