コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

悔しさから学ぶこと

vol.65 | 2018/08

8月に入り、本当に暑い日が続きます。食事(栄養)、睡眠は体調管理をするうえでとても大切です。楽しく充実した夏休みを送るためにも、体調管理には十分に注意しましょう。

先月でワールドカップが終了し、フランス代表が優勝しました。
今回のフランス代表は、うまさと強さを兼ね揃えたチームで本当に強かったと思いました。

私が注目していた日本代表の大島僚太選手は、今回は出場機会に恵まれませんでした。
ワールドカップでプレーする姿を見ることができなかったのは残念でしたが、今後のJリーグでの活躍を期待したいと思います。
是非、皆さんも機会があれば、大島選手のプレーを観ていただきたいと思います。

今月は、悔しさから学ぶことについてお話します。
皆さん、誰しも悔しい思いをしたことがあると思います。
人にはそれぞれに感じ方や捉え方がありますので、全員が全員同じ感情になるとは限りません。
今回のワールドカップで、日本代表は、決勝トーナメントに進出し、初戦のベルギー代表との試合で残念ながら最後の最後に得点を許してしまい敗れてしまいました。出場していた選手はとても悔しかったに違いありません。
その中で、昌子源選手が最後の失点シーンについて、ものすごく自分を責めて悔しがっていたコメントが私は非常に印象に残っています。
最後の失点シーンで、昌子選手は誰よりも必死になり全力で戻っていました。
あの全力でプレーする姿を見て誰も昌子選手を責めることはないと私は思っています。
昌子選手は、あれほど全力で、一切、手を抜いていないプレーをしながらも、結果として失点してしまったことに対し、自分を責めて悔しがっている姿には、この先、日本代表のディフェンダーの中心選手になっていく人物になるだろうと、むしろ頼もしく感じました。
人は全力を尽くした分だけ、敗れた時の悔しさが大きいものだと思います。感情を表に出す人もいれば、出さない人もいますので、目に見える感情だけで判断することはできませんが、結果をしっかりと自分のこととして受け止めて、
人のせいにするのではなく、自身のレベルが足らないと感じる自覚が、人を大きく成長させるポイントだと感じました。

これはプロの選手だからということではなく、子どもたちにも共通して言えることだと思います。
子どもたちも、練習や試合を通じて悔しい思いはたくさんしていると思います。
喜びは勿論大事ですが、悔しい思いをすることは非常に重要なことだと思います。
その時、指導者は、子どもたちそれぞれが感じる悔しさを察知することが重要です。
何が悔しかったのか?その悔しさに対してこれから何をしないといけないのか?ということをしっかりと伝えていくことが大切だと考えています。
悔しかったことを人のせいにすることだけはないように、自身の努力で次の喜びにつなげられる子どもをたくさん育てていきたいと思います。
コナミスポーツクラブでは、悔しい思いを感じ取り、必ず自身の成長に繋がる環境を作っていきたいと思います。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。