コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

サッカースクールを選ぶポイント

vol.60 | 2018/03

3月に入りました。寒い日・暖かい日が繰り返す体調を崩しやすい時期です。手洗い、うがいをこまめに行い、体調管理には十分に気をつけるようにしてください。
また卒園、卒業シーズンとなります。今までお世話になった方々に、感謝の気持ちを自分の言葉でしっかりと伝えるようにしましょう。

2月末からJリーグが開幕し、6月には4年に1度サッカー世界一の国を決定するワールドカップがロシアで開催されます。これからサッカーの話題がたくさん取り上げられて盛り上がること間違いなしです。
日本のサッカー人口は年々増加しており、子供たちの習い事ランキングでも上位に入る程サッカー人気は高まっています。
4月から新しい学年になり、環境にも変化がでます。この機会に、新たに習い事をはじめさせてみよう、新しいことにチャレンジさせてみようと思う保護者の方々はたくさんいると思います。

今月は、サッカーをはじめたい、習わせたいという保護者の方々に向けて、私の観点でサッカースクールを選ぶポイントをお話ししたいと思います。

今は、インターネットなどでサッカースクールの細かな情報など調べられる時代ですが、まずは体験をしてみることが大切だと思います。スクールを体験した結果、子供が楽しいと感じることができたのかが1番重要です。
やはり習う本人が楽しいと思わなければ、成長するスピードも遅くなりますし、何よりも継続して習うことが難しくなると思います。
子供が楽しいと思うポイントは、指導者(コーチ)が楽しい、仲が良い友達がいて楽しい、練習が充実していて楽しいなど子供の年齢やこれまでの経験によってさまざまだと思います。

例えば、サッカーを始めたばかりの子供は、指導者が楽しい、仲が良い友達がいるなど安心感を求めますので、指導者の子供に対する接し方などを見ることが大切だと思います。
そして、サッカー経験が長くなると、今度は安心感から達成感や満足感に楽しいと感じるポイントが変わってきます。そうなると上達を感じることが重要になりますので、練習が充実していることが大切です。
練習が充実しているかどうか判断するのは非常に難しいところですが、次の私が重要だと思う観点をご参考いただければと思います。

私が重要と思う点は、練習時間内にボールを触る回数です。
子供がボールを触る回数によってその成長には圧倒的な差がでます。同じ練習時間でも100回ボールに触る子供と、500回ボールに触る子供とでは、ボールをコントロールする技術向上スピードは明らかに差がでます。
もちろん、トラップ練習、パス練習、シュート練習などもサッカーをしていくうえで必要となる練習です。
しかし、成長していくためには順序があります。幼児~小学生の時期には、足で思ったところにボールをスムーズに運ぶことができるようになることが最優先です。
足のどこを使っても思ったところにドリブルでスムーズにボールを運べるようになることがサッカーの原点です。

ドリブル技術を身につけるためには、ボールに触る回数が鍵を握ります。子供たちが練習のなかでどれだけボールを触っているかをしっかりと見てください。
1人1個ボールを使った練習が多ければ、子供たちはボールに触る回数は自然と増えますので、1人1個ボールを使った練習をどれだけやっているかを見るポイントの1つとしても良いと思います。
また、指導者の話が長すぎてボールを触る時間が少ないといった状況がないかなども注意しながらみてください。

子供たちがサッカーを純粋に楽しみ、成長していけるように、ぜひ、保護者の皆様の目で実際にサッカースクールを見ていただければと思います。サッカースクール選びで迷っている方の参考にしていただけたら幸いです。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。