コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

子どものためになるサッカースクール選び

vol.52 | 2017/07

7月に入り、気温が高くなると同時に日差しも強くなります。熱中症対策として、食事・水分・睡眠をしっかりと取り、健康管理には十分に注意しましょう。

サッカーは、子どもの習い事ランキングで常に上位に来る人気の習い事です。サッカー人気の高まりに伴い、サッカースクールの数も年々増加しており、どんなサッカースクールが良いの?と非常に迷われる方は多いと思います。

以前のコラムでもお話しましたが、子どもたちの将来を考える時に、サッカースクールの選び方は、非常に重要なことだと思っていますので、改めて、私の観点でサッカースクールを選ぶポイントをお話したいと思います。

1番は子どもが素直に楽しいと感じられることです。
習う本人が楽しいと思わなければ、成長するスピードも遅れ、継続して習うことも難しいと思います。
子どもが楽しいと思うポイントは、指導者(コーチ)が楽しい、仲が良い友達がいて楽しい、練習が充実していて楽しいといった所だと思います。

楽しさの感じ方は年齢や目的によって様々です。
サッカーを始めたばかりの子どもは、指導者が楽しい、仲が良い友達がいるなど『安心感』を求めますので、指導者の子どもたちに対するコミュニケーションや接し方などを見ることが大切だと思います。

サッカー経験が長くなってくると、次第に『安心感』から、『達成感』や『満足感』に楽しいと感じるポイントが変わってきます。そうすると、『上達を感じること』が重要になり、練習が充実していることが大切なポイントになります。サッカースクールの練習が充実しているかどうかを判断するのは非常に難しいですが、私が重要だと思うのは、次のようなポイントです。
私が1番重要だと思うことは、練習時間内にボールを触る回数です。
同じ練習時間でも100回ボールに触る子どもと、500回ボールに触る子どもとでは、ボールをコントロールする技術向上スピードは明らかに大きな差がでます。
もちろん、トラップ練習、パス練習、シュート練習なども、サッカーをしていくうえで必要となる練習です。
しかし、成長していくためにはそれなりの順序があります。まず、最初にしっかりと身につけておきたい技術は、足で思ったところにボールをスムーズに運ぶ技術です。特に小学生の時期には、この技術を身につけることがとても重要です。
つまり、足のどこを使っても思ったところにドリブルでスムーズにボールを運べるようになることがサッカーの基本であり原点なのです。

ドリブル技術を身につけるためには、ボールに触る回数がとても重要なポイントとなります。子供たちが練習のなかでどれだけボールに触っているかを見てください。
1人1個のボールを使った練習が多ければ、子供たちがボールに触る時間は自然と増えます。サッカースクールを選ぶときには、1人1個のボールを使った練習をどのくらい取り入れているかを選ぶポイントの1つとすることをお勧めします。

子供たちがサッカーを純粋に楽しみ、成長していけるように、サッカースクール選びで迷っている時の参考にしていただけたら幸いです。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。