コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

一方通行指導は・・・

vol.31 | 2015/10

秋になりだいぶ気温も下がり、サッカーを練習するのには快適な季節になってきました。

今回は、小学生を指導していくために、指導者のこころがけについてお話をしたいと思います。
まず指導者は、自分の考え、気持ちだけで子供に接し、一方通行になってはいけないと思います。
サッカーの練習中、試合中で、子どもが決めてやろうとしたプレーに対して過剰に否定したり、強制的、一方的な指示をする指導者を時々みかけます。
様々な指導方針がありますので、良し悪しの判断は簡単にはできませんが、ここでは小学生の指導をするにあたっての私の考えをお話したいと思います。

まず子供の行動、意見を尊重してあげることが重要だと考えます。
子供がチャレンジしたプレーに対して、成功、失敗の事実(結果)はあります。
その場の事実(結果)だけをみて子供の評価をするのではなく、次にもう1度チャレンジできる、チャレンジしやすくなるための手助けをすることが指導者の役目だと思っております。

自分のサッカー論を一方的に子供に伝えようとしている指導者では、子供との信頼関係(距離)は築けないと私は思っています。強制的な指導が続けば、時が経つにつれて、子供たちは、消極的になったり反発感が生まれ、結果、やるべきことができないまま終わるケースがでてくると思います。

なんでもそうですが、失敗をすることで学び、その後、成功に繋がると思っております。
特に、小学生の時期は、失敗を繰り返すことが大切だと思いますので、失敗しても繰り返しチャレンジしやすい環境を作ることを心がけた指導が必要です。
指導者の心得として、子供たちの可能性を信じて見守る心が1番重要ではないかと私は思っております。
その結果、子供たちとの信頼関係が深まり、子供たちはサッカーを楽しいと思い、サッカーが好きになっていきます。

子供たちのサッカーを好きという気持ちが、続ける・努力することに繋がります。
一方通行の指導にならないように、子供の気持ち、心境をしっかりと考えてアドバイスや声かけをしていくことが大切ですので、コナミスポーツクラブサッカースクールでもこのことを常に心がけ指導していくようにいたします。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。