コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

指導者が子供たちにポイントを伝える重要さ

vol.28 | 2015/07

先日近所の小学校で子供たちと一緒にサッカーをして遊びました。
今月は、その時に一緒にサッカーをやった子供たちを見て感じたことをお話したいと思います。

一緒にサッカーをやった子供たちは小学校6年生でサッカーチームにも所属しています。
子供たちはボールを遠くに蹴りたくてキックを繰り返し練習していました。
しかし、何回蹴っても中々ボールは遠くに飛ばず低い弾道でしかボールは飛びません。
それでも子供たちは繰り返し力一杯ボールを蹴り続けていました。

私は、それを見ていてこのままではいくら蹴っても同じだと思い、子供たちにこう質問しました。「なんで遠くにボールが飛ばないと思う?」
そしたら子供たちはこう言いました。
「筋肉(力)が無いから」子供たちの返答は決して間違ってはいません。
しかし、ボールを遠くに飛ばすためには力があればそれだけで遠くに飛ぶということではありません。
ボールのどこを蹴るのか理解したうえで、その場所を正確に捉えることが一番重要です。※ボールをミートすること。

子供たちはボールのどこを蹴れば遠くに飛ぶのかということを理解せずに、ひたすら力一杯にボールを蹴っていたことがボールが中々飛ばなかった原因になります。
これは子供が悪いのではありません。指導者が子供に対して、出来るようになるために必要なポイントを伝えていないことが問題です。

子供に考えさせながら行う練習は大切ですが、ひとつの動作ができるためのポイントは指導者として必ず伝えなくてはいけないと私は思っております。
ポイントとは、動作が出来るようになるためのコツです。コツをわかったうえで練習するとしないでは身につくまでのスピードに差がでてきます。

現に子供たちにボールの蹴る場所のポイントを伝えたところ、力一杯蹴らなくてもボールが高い弾道で遠くに飛ぶようになりました。

遊びの中でしたが子供たちと一緒にサッカーをしたことで、指導者は子供たちに対して日々の練習の中でポイント(コツ)を伝えてあげることがいかに重要か改めて感じた時間でした。

コナミスポーツクラブのサッカー指導者も、ポイント(コツ)を子供たちにしっかりと伝えたうえで練習を進めていくようにしていきます。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。