コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

サッカースクールレベル評価制度導入について

vol.25 | 2015/04

既にご案内させていただいておりますが、コナミスポーツクラブサッカースクールでは、5月より新カリキュラムのもと、リフティングとドリブルのレベル評価制度を導入します。

レベル評価制度導入の目的は、子供たちがサッカーを生涯楽しむことができるように、小学生の時期に、技術の大切さと必要さ知っていただくことです。
それが、リフティングとドリブルの技術になります。
※下部にリフティングとドリブルの大切さを記載しております。

技術を身につけるためには、多くの時間を要します。最初のうちは子供たちは、中々うまく出来ず苦労することもあると思います。
しかし、出来なくても全く問題ありません。私はいつも例えでこう言います。
「人間は生まれてから歩くまで、最初は床を這ったり、立っては転んだり、バランスを一生懸命とろうしながら体で必死に覚え歩けるようになります。これはサッカーも同じです。最初は全く足でボールを扱えません。思った所に中々ボールコントロールが出来ずに失敗しながら、体でボールの感覚を覚えます。」
技術を身につけるには、反復練習が非常に重要になります。
子供たちが失敗しても目標に向かってチャレンジし続けることが大切ですので、私たち指導者は、子供がチャレンジする姿勢をしっかりと見守り、一回の成功を見逃さない指導をしていきたいと考えています。

子供たちの中でもそれぞれにサッカーに対する目的と目標は異なると思います。
プロサッカー選手を目標とする子供もいれば、楽しくサッカーをやりたいと思う子供もいます。
目的と目標が違っていても、サッカーの技術は身につけておくことが必要です。
サッカーを楽しいと思えるためには、思った所にボールをスムーズに運ぶことができ、思った所にボールを蹴れることが出来るからこそ、楽しさを実感できます。
そのために、小学生の時期にリフティングとドリブル技術を練習する必要があります。

今回のレベル評価制度では、子供たちがそれぞれ目標に向かって日々チャレンジしていくことが大切ですので、子供たちが積極的にチャレンジできる環境作りとアドバイスを日々行っていきます。
今後も、サッカーの楽しさを伝えながら子供たちの成長を全力でサポートしていきます。

〜リフティング・ドリブルについて〜

○リフティングの大切さ
リフティングは、ただボールを落とさずに蹴っているだけと思っている方がいるかもしれませんが、ボールの中心を確実にとらえることができなければリフティングは続きません。リフティングが50回続くということは、50回ともボールの中心をとらえているということです。ボールに足を当てる位置が少しでもずれれば、ボールはどこかに飛んで行ってしまいます。
これは、キックやトラップでも同じです。キックは狙いとする方向や距離に対して、正しいボールの場所を蹴らなければいけません、トラップではボールの中心をとらえるという点で全く同じです。しかも、トラップは飛んで来るボールの勢いに対して、力の加減がすごく重要なポイント。つまり、リフティングはサッカーをする上で大事な要素を含んだ練習なのです。
リフティングは、得意な足だけで何百回、何千回できればいいというものでもありません。いかにいろいろな場所を使えるかが1番大切です。体のどんな場所でもボールの中心をとらえ、思ったところにもう1度ボールを上げられるようになれば、キックやトラップも自然と上手になっていきます。
リフティングはボールさえあれば1人ででき、1番単純ですが、1番深い意味を持つ練習メニューです。

○ドリブルの大切さ
サッカーの本当の楽しさは、思った所にボールを運べて、思ったようにボールをコントロールできることが出来てはじめて実感できます。
試合をより楽しいものにするためには、ドリブル技術の習得が必要不可欠となります。
運動能力には、足が速い人、遅い人、力が強い人、弱い人、それぞれ個人差はあります。
しかし、サッカーはボールを足で扱うスポーツです。足の速い人が遅い人にドリブル競争で勝つとは限りません。どれだけボールを様々な部位で上手く扱えるかが1番大切です。しっかりとした技術は、子供の頃のほうが身につきやすいです。遠くにボールを蹴る、強いシュートを打つといった事は、体の成長とともに力がつけばできる事です。
技術、テクニックがあってはじめてスピード、パワーがいきるという事です。
コナミスポーツクラブサッカースクールでは、個人の技術レベルを上げボールを自由自在にコントロールできる事を目標に練習しています。
技術練習は繰り返しが多い分、飽きてしまうこともあるかと思いますが毎日の積み重ねが本当に大切です。

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。