コナミスポーツマスターインストラクター大石鉄也のサッカーコラム SOCCER COLUMN by Tetsuya Oishi

試合の勝ち負けより大切なこと

vol.2 | 2013/05

新年度が始まり1カ月がたちました。皆さんは元気に練習できていますか?
今回のテーマは、試合の勝ち負けより大切なこと、です。皆さんが理解するのは難しいかもしれませんが、上達するため何が必要かと常に考えている私としては、ぜひとも覚えてほしいポイントです。

ほとんどのレッスンでは最後に試合をやりますよね? 試合の時、皆さんはどれくらい勝ち負けを気にしていますか?
もちろん試合に勝つことは大切です。しかし考えてほしいのは、ただ単に勝つということではなく、その日に練習したことをどれだけ試すか、です。失敗は何回してもOKです。チャレンジして初めて今の自分に足りないことが分かり、その後の練習に結びつけられますし、反対に成功したチャレンジは自信を持ってモノにして得意なプレーにしていきましょう。

得意なプレーが見つかったら、そればかりにこだわるのではなく、相手とのかけ引きに勝つためにも、相手に読まれないフェイントやアイディアを磨きましょう。フェイントやアイディアは多ければ多いほど有利になりますから、基本技術の上乗せとして非常に大切なポイントです。得意なプレーを武器として生かすために、自分なりに工夫してみてください。

保護者の方々は、お子様の試合を観戦する機会がおありでしょう。その際は、お子様がどんなプレーをしたのか、またはしようとしたのか見てあげてください。仮に試合で負けてしまっても、ドリブルをしようと意識的にチャレンジしていたり、周囲をしっかりと見てパスを出していたら褒めてあげてほしいですし、一方で何も考えずにボールを蹴っているだけなら、練習したプレーを試すよう仕向ける声掛けをしてほしいと思います。前回のコラムでお話したように、お子様の技術が1番伸びるのは今だからです。

長いスパンで考えればお子様の現在のレベルは大きな問題ではありません。技術練習を今やらなければ、将来的にはライバルに追い抜かれてしまいます。どんなメンバーとチームメイトになっても、どんな対戦相手でも、しっかりと自分のプレーができるように練習していきましょう。自分が他の誰よりも1番チャレンジできた、1番ドリブルでかわしていた、などと試合後に振り返えられることが大切です!

プロフィール

大石 鉄也

1979年11月26日生まれ。静岡学園高等学校から川崎フロンターレ入団。(在籍8年)川崎フロンターレ在籍時代に1年間、ブラジルグレミオに留学。2004年に現役を引退。現在は、子どもたちへの指導を行いつつサッカースクールカリキュラム開発及び指導者の育成にあたる。