左図が誕生から成熟期までの発達量を100%として考えた場合どの時期が発達量が大きいかを表すグラフです。
このグラフを「スキャモンの発育発達曲線」と言います。
参照すると、神経系は生まれてから5歳ごろまでに80%の成長を遂げ12歳でほぼ100%になります。
例えば補助なしの自転車に乗れるようになると何年間も乗らなくてもいつでも乗ることができます。これは神経系は、一度その経路が出来上がると回路がなかなか消えないからです。
この時期に神経回路への刺激を与え、その回路を張り巡らせる為には多種多様な動き(運動)を経験させることはとても大切なことです。
子供が成長していく中で吸収しやすい時期としにくい時期が出てきます。
そこで大きな成長を遂げるには最も吸収しやすい時期に運動をすることは最適な方法でベビー期から運動をすることは非常に大事な時間となります。
一般型
一般型は身長・体重や肝臓、腎臓などの胸腹部臓器の発育を示す。特徴としては乳幼児期まで急速に発達し、その後は次第に緩やかになり、2次性徴が出現し始める思春期以降に再び発育の成長が見られ大人のレベルに達します。
神経系型
器用さやリズム感を担う神経系の発達を示す。
特徴としては出生直後から急速に発達し5歳ごろまでには成人の80%にも達します。
リンパ系型
リンパ系型は免疫力を向上させる扁桃、リンパ節などのリンパ組織の発達を示す。
生後から12〜13歳までに急速に発達し大人レベルを超えますが、思春期過ぎから大人レベルに戻ります。
生殖器系型
生殖器系型は、男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮などの発育を示す。
小学校後半までは、わずかな成長ですが、14歳あたりから急速に発達します。
コーディネーショントレーニングとは、「カラダを巧みに動かす能力を高める」運動プログラムのことを言い、1976年の「ベルンシュタインの問題」に端を発し、1970年に旧東ドイツの運動学者マイネルのスポーツ運動学を基盤に、シュナーベルが中心にコーディネーションの基本的概念を体系化した理論です。
その後、競技スポーツ現場を中心に研究と実績を重ね、その後各競技のプログラム開発の基盤を築いたとされています。
日本では「調整力」と呼ばれ、カラダの動きをコントロールする情報系・神経系のトレーニングとして位置づけられています。
リズム能力 | 真似したり、リズムを作ったり、タイミングを掴む能力。 |
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連結能力 | タイミングを合わせ、身体の各部位を正確に無駄なく同調させる能力。 |
反応能力 | 合図に素早く正確に対応する能力。 |
識別能力 | 手や足、用具などを精密に操作する能力。 |
バランス能力 | 空間や移動中における身体のバランスを維持し、崩れを素早く回復する能力。 |
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定位能力 | 自分の身体の位置を時間的・空間的に正確に決める能力。 |
変換能力 | 予測した状況の変化に対して、動作を切り換える能力。 |
上記の能力が一つ一つ単独で機能するのではなく、複数の能力が組み合わされ、相互に関連し合いながら運動が行われます。
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