これからゴルフクラブを購入するあなたへ 覚えておきたいパターの選び方|初心者ゴルフガイド

2015.11.02.mon
icon_cat ゴルフのコラム

これからゴルフクラブを購入するあなたへ 覚えておきたいパターの選び方

スコアの鍵を握るのがパター。グリーンでのパッティングで4.25インチ(108ミリ)のカップにボールが入るか入らないかでスコアが決まります。パターは本当にいろいろな種類があり、しかも、体力や腕前に関係なく選ぶことが出来るので迷ってしまいますね。そこでパターの基本的な特徴と選び方のヒントをご紹介します。

スコアの鍵を握るのがパター。グリーンでのパッティングで4.25インチ(108ミリ)のカップにボールが入るか入らないかでスコアが決まります。パターは本当にいろいろな種類があり、しかも、体力や腕前に関係なく選ぶことが出来るので迷ってしまいますね。そこでパターの基本的な特徴と選び方のヒントをご紹介します。

ヘッド形状の違い

現在、主流となっているパターのヘッド形状は、次の3つのタイプです。
ピンタイプ
アメリカの「PING」社が考案し、大ヒットした形状。パターといえばこのイメージですよね。オーソドックスな形状なので、初心者でもすんなり構えられると思います。

マレットタイプ
マレット(木槌)というだけに、ヘッドが大きくなっています。日本語でかまぼこ型といったりもします。ヘッドの後方に重心があり、まっすぐ引いてまっすぐ打ち出すのに適しています。方向性が気になる人はこちらがいいでしょう。

ネオマレットタイプ
マレットをさらに重心を低く、重くしたタイプです。まっすぐ打ち出すための様々なデザイン処理が施されている場合も多く、よりオートマチックに打つためのパターといえます。
他にもいくつかの種類がありますが、ヘッドの形状による特性を理解し、自分に合ったパターを選びましょう。

ヘッドとシャフトの関係

L字タイプ
アイアンと同じような形状で、他のクラブと近い感覚で振りたい人はこちらがおすすめ。シャフトの延長線上よりも大きく外側に重心(芯)があるため、インパクトの際にフェースが開きます。そのため、手先の感性に自信がある人向けのタイプです。

T字タイプ
L字とは逆に、シャフトの延長線上に重心(芯)があるタイプです。芯で打ちやすく、シャフトの感覚がダイレクトに伝わるので、距離感を重視したい人向け。しかし芯を外すと方向性がブレやすくなります。

中間タイプ
L字とT字の中間の特性で、距離感と方向性のどちらもケアしたタイプです。初心者にも使いやすいタイプでしょう。

グリップの太さの違い

●細めのタイプ
グリップが細めの場合は、指先の感覚を活かした繊細なパッティングに向いています。パッティングにおいてフィーリングを重視する人向けです。前述のピンタイプのパターには、細めのタイプが多いです。

●通常タイプ
通常タイプのグリップの場合、細めほどではないですが、指先の感覚を鈍らせることなくパッティングが出来ます。安定感を持ちつつもフィーリングを重視したい人向けです。通常タイプは、特にヘッドの形状にこだわらず使用できます。

● 極太タイプ
極太タイプのグリップの場合、手首や手先の余分な動きを抑制してくれるため、肩からの安定したストロークとなります。手先が固定されてしまう分、繊細なタッチはしづらくなりますが、距離感と方向性の安定を求めるのであればコチラがお勧めです。マレットやネオマレットのパターに多く使われています。

● テーパーグリップとノンテーパーグリップ
テーパーグリップとは、グリップの太さがエンドからヘッド側に向かうほど太さが細くなるグリップです。反対にノンテーパーグリップは、エンドからヘッド側まで均等な太さのグリップのことです。パッティングのときにヘッド側を握る手の感覚を大切にしたい場合は、テーパーグリップを使用します。ノンテーパーグリップの場合、ボールの進行方向における手先の動きが抑制されることにより、パッティングはより安定したストロークとなります。

これらの他にも、フェースインサートといって、パターのフェースに樹脂などをはめ込んで打感を柔らかくしたり、グリップも太さだけでなく、素材を変えるなど様々なバリエーションがあります。前述の内容も含めると、パターは実に豊富な種類が存在します。自分にはどのようなパッティングが向いているのか良く考えながら、なるべく数多くのパターを試打して気に入ったものを見つけましょう。手先の感覚次第のパターは、自分の感性に合うかどうかがすべて。探す時間と手間もゴルフの楽しみと考えていろいろなパターを試してみましょう。

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