ゴルフレッスン

2015.09.14.mon

ゴルフレッスンだけで上達するの? 「上達する人」と「しない人」、気になるその違いとは?

 いきなりですが、皆さんは高級割烹やレベルの高い旅館などの仲居さんが行う(ふすまの開け方)をご存じでしょうか?

まず「失礼します。ピシャッ」と開けることは絶対にありませんよね。

古くから伝わる日本の礼儀作法の一例としては「開けるふすまの前に正座で座る」-「柱側の引手に、引手に近い手を掛ける」-「自分の手のひらが入る程度に少し開ける」-「引手に近い側の手で、ふすまの下側30cm程度の箇所を持ち、半分程度まで開く」-「反対の手に持ち直し、残りすべてを開く」と、なるんだそうです。
 仲居さんも見習いのうちは、それこそ「柱側の手を・・」とかアタマの中で反復しながら連日のように練習するワケですが、何度も何度も繰り返すうちに、無意識に礼儀作法どおりのふすまの開け方が完成しているわけです。

ゴルフもふすま同様に、反復練習がとても大切

さて、ゴルフレッスンの話に戻しましょう。レッスンでは、今まで出来なかったことや改善すべき事を教わります。教わったそばから見違えるように大変身することはほとんど稀です。おそらく初めのうちは、教わっても簡単に前の状態に戻ってしまうことが多いのではないでしょうか。

しかし、前述したふすまの話ではありませんが、問題点を修正できるように教わったことを何度もアタマの中で言い聞かせながら練習を繰り返すうちに、そのことが普段から意識出来るようになり、さらには、無意識でも勝手にできるようになっていくのです。

この一連の流れがゴルフスイングの上達に繋がるのですが、同じことを繰り返し反復するというのは、ゴルフレッスンの場でするというよりも、ゴルフレッスンのあとでどのくらい練習したのか本人の努力次第といった要素が非常に大きいといえます。ここに、大きな違いが出てきます。

「どのくらい場数を踏んでいるか?」も重要な要素

ゴルフは本来、大自然の下、平坦ではない芝などの上でプレーしますが、全国にあるゴルフ練習場の大多数が、平らな地面に人工芝という条件からのショットとなります。これ、実際のゴルフと比較すると、とても簡単なんです。

例えば、ボールの少し手前の芝を思い切りえぐってしまう「ダフリ」というミスがありますが、人工芝ではクラブが勝手に芝の上を滑ってしまうのでミスショットにはなりません。しかし、実際のゴルフ場でダフリをしてしまうと、あり得ないほど飛距離をロスします。

さらに、もっと具体的な例を挙げると、

・とんでもないつま先下がりの場所で左ドッグレッグ
・ボールが隠れるくらい深いラフから残り120ヤードで池越え
・アゴの高いバンカーなのに「目玉」になっている
・残り20ヤードのアプローチだけど思いっきり逆目の芝でグリーンオーバーはバンカー
などなど。

ゴルフ場の経験が少ない方にはピンと来ないシチュエーションかもしれませんが、とにかく、実際のゴルフではとんでもないミスが出てしまうような仕掛けが、至るところにあります。
  前述したダフリの他、こういった難しい状況からのショットは、それこそ経験値がモノを言います。いくらゴルフレッスンで優秀なインストラクターからの手ほどきを受けていても、それと同じかそれ以上に、実際の経験に勝るものはないのです。

スコアアップの最大の秘訣は「パター練習」

一般的なゴルフ場の基準打数は18ホールでパー72です。その内訳ですが、ロングホールと呼ばれるパー5が4つ、ショートホールと呼ばれるパー3が4つ、そして残り10ホールがミドルホールでパー4です。
 実際にそのとおりに出来るかどうかはさておき、パー3の場合は1回のショットで、パー4の場合は2回のショットで、パー5の場合は3回のショットでグリーンに乗せることが前提で、どのホールももれなくパターは2回という計算で基準打数が設定されています。72打のうち半分の36打がパターという計算です。
 練習場で、汗水流してブンブン振り回しているドライバーは、実際のゴルフ場での登場回数は、ロングホールとミドルホールのティーショットのみなので概ね14回。どちらを一生懸命練習したらスコアアップになるのかは、説明する必要はありませんね。しかも、パター練習に限れば、どこかに出かけなくても間違いなく自宅で出来ます。パターを正確に決めることが出来るようになるのも、繰り返しの練習でパッティングの感覚を身体に覚えさせることがすべてです。ゴルフレッスンでパッティング上達のための修正点を教わっても、それだけで上達するのはなかなか難しいのです。
 パターの重要性について、マスターズや全米プロなどでの優勝を誇るアメリカ人プロゴルファー、ジャック・バーグがこんな名言を残しています。
『ゴルフは、ボールをカップに入れるゲームである。あなたの14本のクラブの中で、ボールをカップに入れるのは、パターだけであるのに、なぜパターの練習はおろそかにされるのだろうか?』

いかがでしたか。ゴルフレッスンは、上達するうえで自身ではなかなか気づくことのできない上達へのコツや修正点を知るためにはとても有効です。しかし、ゴルフレッスンを受けただけで簡単に上達できるのかというとそうではありません。やはり、レッスンで教わったことを繰り返し身につくまで練習し、実際にプレーして経験値を上げていくことが大切です。そうすることで、また、ゴルフレッスンもより有意義なものになっていくのではないでしょうか。

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