経済産業省「未来の教室」実証事業 成果報告 ~学校施設を中心とした地域×スポーツクラブ産業の融合による社会システムの検証~

2022年4月28日15:00
コナミスポーツ株式会社

コナミスポーツ株式会社(以下、弊社)は、経済産業省が実施する令和3年度「未来の教室」実証事業の成果報告をとりまとめました。

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コナミスポーツのクラブ運営・PPPのノウハウ・アセット(トレーニングマシン等)×BUKATOOL(※)による運営効率化を活かし、学校施設を中心とした地域スポーツクラブの設立を、公立(大阪府)と私立(東京都)の2通りで実施いたしました。教員の部活動指導に対する負担軽減や、部活動指導員の質の更なる向上など、学校が抱える様々な課題をともに解決するために、地域に根差した地域スポーツクラブの新たな可能性を検証いたしました。

  • ※今回連携した、First Penguins株式会社の部活動支援アプリ

実証の様子

<大阪府立箕面東高等学校>
対象 高校1年生・2年生 地域住民
実証内容
  • 専用のフィットネスマシンを学校内に設置
  • 専用マシンを使った基礎トレーニング指導(バスケ部、野球部、サッカー部)
  • 体力測定会
  • 部活動支援アプリ(BUKATOOL)を利用した部活動サポート
  • 地域住民に向けた学校開放による運動教室の実施
  • ※学校開放はコロナにより中止
活動の様子
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実証結果 経済産業省「未来の教室実証事業」を参照
https://www.learning-innovation.go.jp/verify/b0128/
<立教学院、立教新座中学校、立教池袋中学校>
対象 中学1年生・2年生 地域住民
実証内容

学校部活動の継続と学校施設を地域開放するスクール事業などのモデルを目指す

  • 部活動のトレーニング補助
  • 卓球の専門的技術指導
  • コアクロスなどのスタジオプログラム実施
  • 立教学生指導員の育成
  • 部活動指導補助
  • 立教大学池袋キャンパスの一部施設を活用したイベント実施(学校開放)
  • トライアル対象者の方へのヒアリングを実施
活動の様子
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実証結果 経済産業省「未来の教室実証事業」を参照
https://www.learning-innovation.go.jp/verify/b0136/

今後について

検証の結果、部活動に対し専門の指導員を派遣することでの指導評価も得られ、教員の負担軽減も確認できました。学校を中心とした地域に向けた学校開放の検証についても、地域住民の皆さまから高評価を得ることができ、結果、当初掲げた目指す姿である「一つの学校を中心とした社会モデル」は成り立つことが分かりました。なお、部活動の受益者負担の軽減および持続的な資金循環については継続課題となりました。
今後も、学校を中心とした地域と融合した好循環な地域スポーツクラブの創出を目指し、議論を継続していきます。学校が抱える課題解決により、多くの方たちがスポーツに親しめる環境を提供し、社会に求められる企業として、さまざまな健康づくりに貢献してまいります。

以上