スペシャル

コナミスポーツクラブのダンススクール「ダンシングスターズ」の中でも、頂点に君臨する選抜チーム、「J.B.STAR」。チームディレクターのイケダタク氏の指導のもと、「ハッピーダンス」をテーマに、ヒップホップダンスの世界大会で優勝を目指し、奮闘しています。

J.B.STAR奮闘記 特別編

イケダタク「世界大会現地レポートpart2」

J.B.STARディレクターのイケダタク(TAC)です。
前回に続き、アメリカでの世界大会レポートpart2をお届けします。

特別編 イケダタク「世界大会現地レポートpart2」
準決勝後、インタビューに答えるリーダーの茂木七海

8月8日(水)に、バーシティ部門※1予選が始まりました。この部門には、今大会最多の69チームがエントリーし、J.B.STARは35番目の演技でした。 出場するメンバー9人は前日のメガクルー部門※2予選ですでに本番を経験しているため、リラックスモードかと思いましたが、大会初となるメンバー全員でのロン宙※3という技を序盤に入れているためか、緊張モードでした。 そこで、冗談や楽しいことを話して、メンバーの緊張を解きました。そして本番では、序盤の見せ場、世界初の全員バク宙(後方宙返り)に挑戦・・・しかし、メンバーの2名が手をついてしまい、失敗に終わりました。 メダル獲得・ファイナル進出には上位での予選通過が絶対条件、不安がよぎりましたが、その後はしっかりと立て直し、最後まで踊り切りました。 気になる予選結果は・・・メダル圏内の3位で、メンバー一同、ホッとし、ようやく笑顔が戻りました。

※1 12歳~18歳のメンバー5人~9人で編成されたチームで競う部門。 ※2 15人~40人編成のチームで競う部門。クルーの年齢制限はない。 ※3 ロンダート(側方倒立回転跳び1/4ひねり後向き)からの後方宙返り。

特別編 イケダタク「世界大会現地レポートpart2」
笑顔でピースサインを見せるメガクルーチーム

8月9日(木)、セミファイナル(準決勝)の長い1日はピリピリとした緊張感から始まりました。昨年のJ.B.STARはこのセミファイナルで敗退したためです。11:30にバーシティ部門セミファイナル開始、J.B.STARは33番目の演技のため、ベストコンディションで本番を迎えられるよう逆算して、ウォームアップ・振付確認・アクロバットの調整をし、徐々に士気を高めていきました。そして緊張の本番、前日失敗した全員ロン宙を見事に成功させ、メンバーが皆、ファイナルへの手ごたえを感じました。続いて、メガクルー部門セミファイナルは19:30開始・23:00出番という日本では考えられないような出演時間のため、一度昼寝をし、21:00から体をつくり直しました。迎えた本番、やはり慣れない時間での調整不足か緊張か、大きなミスが目立ち、バーシティとは対照的に演技後に笑顔はありませんでした。そして、セミファイナル結果発表(両部門上位8チームがファイナル進出)・・・バーシティ3位・メガクルー7位、なんとか両チーム共にファイナル出場の切符を掴みました。2年ぶりのファイナル、2年ぶりのアリーナでのダンス、みんなでファイナルステージでのパフォーマンス決定に心躍らせました。

8月10日(金)は大会期間中唯一のオフ日で軽めの調整を予定していましたが、メンバーのみんなから練習をしたいと申し出があり、14:00からがっつりと練習を行いました。前日ミスの目立ったメガクルーは、フォーメーションを再確認。さらにグレードアップするべく大きな変更を行い、バーシティは振付にメリハリをつける作業を19:00まで行いました。

8月11日(土)、いよいよファイナルの日を迎えました。朝食後、メガクルー・バーシティの最終調整を行い、13:00にファイナル会場のGCUアリーナにチャーターバスで移動しました。昨年はセミファイナルで敗退したため、メンバー全員でファイナル会場入りするのは2年ぶりになります。到着後、すぐにサウンドチェックをし、このタイミングでしかステージに上がれないため、トップスピードで踊り、床の具合を確認しました。バーシティではスリップが目立ち、思い切り踊れないとメンバーからの声があり、その後のメガクルーは問題なく踊れたことから、急遽バーシティのシューズをメガクルー用に変更することにしました。

特別編 イケダタク「世界大会現地レポートpart2」
ファイナル(決勝)で見事な演技を見せたバーシティ

19:00、ついにファイナルが始まりました。まずは参加40か国の紹介を兼ねたオープニングダンスです。このオープニングダンスは日本代表チームの中から選ばれたメンバーがダンスを行うもので、J.B.STARからも7人が参加しました。オープニングダンサーの中には現在日本でブレイク中、DA PUMP(ダパンプ)のメンバーYORI※4がいたことから、ヒット曲「USA」のイイネダンスを本人直伝で振付してもらい、皆で一緒に踊りました。
※4 YORI・・・DA PUMPのメンバーで、今大会にはAMATERAZ(アダルト部門)のメンバーとして出場。

20:30、バーシティ部門ファイナルが始まりました。J.B.STAR バーシティがこだわった9人全員ロン宙、いよいよその時を迎えます。出場メンバーはもちろん、見る側・応援する側も心臓ドキドキ、緊張の瞬間です。9人が横1列で並び、音が始まると一斉にステージ前方に駆け出します。ホップし手をつきロンダード・・・
この一瞬をメンバーは忘れないでしょう。見事に9人全員が成功しました!その後のダンスも観客を沸かせ、予選・セミファイナル以上の出来栄えでした。
演技終了後、バーシティのメンバーはすぐに衣装を着替え、メガクルーと合流、休憩する時間もなく、次の出番に備えました。

22:00メガクルー部門の時間がやってきました。J.B.STARの作品の見どころは、
① 5人全員でバク転
② 2人組のアクロバット
③ 大人数でのバックドンキー(バク転跳ね起き)
④ 全員でのパンケーキ(膝を曲げて上体を後ろにそらす技)
など、他の出場チームができないこと、そしてこだわりの「ハッピーダンス」です。

40人の大人チームに対し、25人の小中高校生の力がどこまで通用するか・・・メンバーみんな、最後まで自信を持って踊り切りました。あとは結果を待つだけです。

23:00に結果発表・・・残念ながらJ.B.STARの名は呼ばれませんでした。しかし、昨年セミファイナルで敗れたバーシティ・メガクルーの両チームがファイナルに復活し、バーシティ4位・メガクルー7位と最後までメダル争いに加われたことは喜ぶべきことで、さらにバーシティの9人が大会史上初の全員ロン宙を成功させたことは、J.B.STARそして日本チームの誇りです。メンバーのみんなには、胸を張ってほしいと思います。

日本大会から世界大会まで、J.B.STARを応援していただき、ありがとうございました。
この世界大会で成長したJ.B.STARの姿を、日本で見ていただければ幸いです。
メンバーの保護者・家族・友達・ライブ中継を見てくださった方々と関係者すべての皆さんに、お礼を申し上げます。

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イケダ タク(TAC) 氏

プロスポーツのオープニングやハーフタイムショーのプロデュース等、国内外で幅広く活躍。指導面にも力を入れ、コナミスポーツクラブではダンシングスターズのディレクターを務める。
毎年アメリカで行われる「WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP」の日本代表チームの振付師として、2008年と2010年に世界一に導き、2014年には「J.B.STAR」をバーシティ部門で世界一に導いた。

J.B.STARについて

コナミスポーツクラブのダンススクール「ダンシングスターズ」の中でも全体の約1%しか入ることのできない、選抜チームです。過去2010年と2014年にHIPHOPダンス大会で、世界チャンピオンに輝くなど、実力は、国内トップクラス。小学生3年生から高校3年生までの32名で構成されています。

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