KONAMI J.B.STAR

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KONAMI J.B.STAR 奮闘記 42回
卒業にあたって

KONAMI J.B.STARは5月に2023年度の修了式を開催しました。前リーダーの森晴奈代、副リーダーの角井花、2人をサポートしていた古門花菜の同級生3人と、送り出した現リーダーに話を聞きました。


古門花菜

―――卒業した今

自分が入った時は高3のお姉さんはめっちゃ大きい存在で、すごくチームを引っ張ってくれて(自分は)引っ張られる側だったのに、自分たちが年を重ねるにつれて引っ張っていく立場になって。自分の年代は晴奈代(森)とつの(角井)が引っ張ってくれて、自分は後ろから後押しできる存在になればいいなと思って頑張っていました。
自分たちが頑張ってきたことを引き継いで下の子たちに役目が回っていくのはすごく嬉しいし、いつまでも自分の帰れる場所がある、じゃないですけど、自分の大好きな場所があることって幸せだと思うので、これからも自分が頑張ってきたこのKONAMI J.B.STARの場所を守り続けてもらえたらなって思っています。

―――支えること

ダンスを作るのって、うまくいく時もあればそうじゃない時もあるから、そういう時の雰囲気は明るく・・・どれだけ振りが進まなかったとしても、それをリーダーがマイナスに捉えないように、「そういう時もあるから大丈夫」とか、雰囲気を下げないように頑張ろうって思っていた1年でした。

―――KONAMI J.B.STARで活動して

(世界大会の)予選・準決勝でメダル圏内に呼ばれたときは、自分たちの頑張ってきたことが世界に通じるんだ、自分たちも世界に通じる踊りができていたんだってことをすごく実感しました。

―――同級生の存在

自分の中でも2人の存在ってめちゃめちゃ大きくって、自分の気持ちが落ちちゃったときも2人が「できるから」「絶対に3人で高3まで頑張ろうね」「自分たちの代でこういうことしようね」って言ってくれたから、それに自分もついていかなきゃじゃないけれど、置いていかれないように2人の背中を見て頑張っていました。
2人は仲間だけどライバル。勝手にライバル視しちゃうし、2人はバチバチな時もあったから、「そこに巻き込まれたい」じゃないけれど、自分も2人がライバル視するところまで上がりたい気持ちはありました。

―――後輩たちへ

うまくいかないこともあるけど、あきらめないで1人が頑張るんじゃなくて、それを支えてあげて、みんなで一つのチームになって、歴史の長いKONAMI J.B.STARっていう場所を守ってもらえたらって思います。

新メンバーをサポートする卒業メンバー
角井花

―――卒業した今

うーん・・・寂しい。寂しいですよね。中学からKONAMI J.B.STARに入ったんですけれど、中高全部KONAMI J.B.STARに注いだので。学校で遊ぶとか、学校の友達と思い出を作るよりKONAMI J.B.STARに青春をすべて捧げるって感じだったので、これから日曜日どうしよう、どう過ごせばいいんだろうって。
多分ふらっと来ちゃうし、これからもあの子たちと会う機会はあると思うんですけれど、頻繁には会えなくなっちゃうので、自分の中で当たり前だったことがすぽって抜けちゃう気がしています。

―――KONAMI J.B.STARで活動して

2021年の18期の時に副リーダーを任されて、その時は体調を崩したりとかあんまりいい調子じゃなくて。今までKONAMI J.B.STAR大好きだったけど、行くのもしんどいってなったし、でも副リーダーだから行かなきゃいけないし。技も得意な方じゃなかったので、「副リーダーなのになんでできないんだろう」って思われているかもとかいろいろ考えちゃって、余計体調悪くなって「日曜日行きたくない」って感じだったんです。それがきつかったのが印象に残っています。
それでもやっぱり治ったのもKONAMI J.B.STARのおかげ。みんなが「つの、大丈夫?」とか「体調良くなったらおいで」とか「大丈夫だよ、頑張ろう」みたいな感じで励ましてくれたり、近くにいてくれたから治ったっていうか、徐々に気持ちも軽くなって「これじゃだめだ、頑張ろう」って気持ちになれました。
絶対にKONAMI J.B.STARのみんなは見捨てたりとかはしないので、「またかよ~」って思っていると思うんですけれど、それでもずっと毎度毎度声をかけてくれるから・・・素敵なチームに出会えたし、KONAMI J.B.STARのありがたさも感じました。

―――後輩たちへ

ありきたりだけど、あきらめないで。KONAMI J.B.STARに入って初めて「あきらめない」って大事だなって思えて。いろいろなところでそういう話は聞きますけど。
私もいろいろ「無理だよ」って性格上すぐあきらめる人だったので、でもKONAMI J.B.STARはそういうわけにはいかないし、「やるよー!」「やらなきゃ何も変わらないんだよ!」っていうスタンスなので笑。嫌でも家でやらなきゃいけない、できないが続くこともあったけど、でもずっとやっていたらいつかできるようになる時が実際にきたし、できたら楽しくなるし、それでもっと他の技とかジャンルも挑戦してみたいって前向きな気持ちに変わってくるので、今できなくても大丈夫だよ、続けたら楽しくなってくる時が来るからあきらめちゃだめですよ、ってことを伝えたいです。


森晴奈代

―――後輩たちへ

昨年1年間リーダーをつとめました晴奈代です。
小学6年生の5月からKONAMI J.B.STARに入って、約7年間KONAMI J.B.STARというチームで活動してきて、すごく濃い7年間だったし、生半可な気持ちではもちろん挑んでいなかったし・・・。
初めてKONAMI J.B.STARの演技を見たときから、「ここに入って世界大会で活躍したい」って夢が広がって、ここまで続けることができて、自分にとっては青春そのものだったし、KONAMI J.B.STARはなくてはならない存在で、生活の一部で、家族同然のようにチームのことを思っていた7年間だったから、終わるのは悲しいし、これからどうなるのかなって不安な気持ちもあります。
でも、今の後輩たちには自分以上に濃い時間をこのKONAMI J.B.STARで過ごしてほしいって思います。目標を明確にして、みんなで気持ちを一つにして、このKONAMI J.B.STARっていう名前を大規模な世界大会に広めてほしいなって思っています。
もちろん絶対できないこととか、つまずくこととか、辛いこともたくさんあると思うし、自分もメダルを目指しても取れなかった・・・何年も取れなかった時期が続いた代なので、悔しい気持ちもたくさん経験したんですけれど。やっぱりそれがあったからこそどんなことにも頑張ろうって気持ちを持てるようになったし、大きな目標をたてて頑張ろうって思えた・・・KONAMI J.B.STARにいたからそういう世界を想像するようになったので、みんなもこのKONAMI J.B.STARで嬉しいことも楽しいことも辛いことも悔しいこともたくさん経験して、立派な一人の人間になって、世界大会でメダルを取って笑顔で終わってほしいなって思います。
頑張ってください!


尾股里菜

―――3人へ

自分がそんなコメントをする立場になってしまったんですね。
引っ張ってきてもらった3人には励ましとかの言葉を自分からはかけてあげられないんですけれど、一番伝えたいことは「感謝」かなって思っていて。
昨年はリーダーとしてではなく普通にバーシティのついていく立場としてやっていたので、今感じているような危機感とか、チームをまとめることとかを考えずに世界大会を終えて・・・3人の辛さを理解できていなかったし、支えてもらってばっかりだったなって改めていなくなって気づくというか、どれだけ支えてもらっていたんだろうって。困ったときは毎回3人が助けてくれていたので・・・
自分を成長させてくれた3人です。

修了式の様子

KONAMI J.B.STARについて

コナミスポーツクラブのダンススクール「ダンシングスターズ」の中でも全体の約1%しか入ることのできない選抜チームです。過去2010年と2014年にはHIPHOPダンス大会で世界チャンピオンに輝くなど、日本でも屈指の演技力を持つダンスチームです。

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