KONAMI J.B.STAR

KONAMI J.B.STAR奮闘記 第24回

「卒業生のいま」(後編)

KONAMI J.B.STARリーダーの瀧澤萌優です。

私たちKONAMI J.B.STARは、ヒップホップダンスの世界大会「2021 WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP」(以下、世界大会)の予選ビデオ審査を無事勝ち抜き、ファイナル(決勝)に進むことができました。
毎年アメリカで開催されていた世界大会ですが、新型コロナウイルスの影響で去年は中止に…。今年は演技動画を事前に撮影して現地に送るオンライン審査になりました。
演技動画は8月下旬によこすか芸術劇場(神奈川県 横須賀市)で撮影をしてきました。昨年の想いも込めて、ビデオの先の審査員にわたしたちの「ハッピーダンス」が届くように精一杯みんなで演技をしました。

ファイナル(決勝)の結果発表は10月9日(土)になりますが、私たちがいまできるベストを尽くせたと思います。

今年の世界大会では、メガクルー部門*1でKONAMI J.B.STARの卒業生も演技動画の撮影に参加してくれました。
※1 10人~40人編成のチームで競う部門。クルーの年齢制限はない。
久しぶりに一緒に練習ができてとても嬉しかったし、卒業生たちの力強いダンスに刺激を受けました。今回は後編として、KONAMI J.B.STARの卒業生の、卒業後のいま、将来の夢、活動に関する思い出などを紹介したいと思います。

中尾 菜々美(なかお ななみ)
生年月日:2000年10月3日
KONAMI J.B.STAR 8期生

  • img
    KONAMI J.B.STAR在籍時
  • img
    現在
KONAMI J.B.STAR卒業後のいま
都立の江東商業高校を卒業し、日本の食を支える低温物流業界で働いています。
今は社会人になって、3年目です。
また、KONAMI J.B.STARのOG(みおりちゃん、ゆうあ、ふうか、れおん、れいな)である6人で「Wood pecker」としても活動しています。卒業してからも、一緒に頑張ってきた仲間とダンスを続けられることは、本当に幸せな時間です。

私の将来の夢
一生ダンスと関わっていきたいと思います。
最近は、少しずつダンスのお仕事もさせていただいており、アシスタントとしてですが、関わる仕事をさせてもらえることが増えてきたので、生徒たちにダンスの楽しさ、表現する楽しさを伝えていきたいと思います。

KONAMI J.B.STARでの思い出
2015年に初めてメダルを獲った瞬間も忘れませんが、やっぱりメンバー全員でステージに立った2016年のMEGA Crewの作品が一番思い出に残っています。日本チームとしては、初のMEGA Crew決勝進出でした。パフォーマンス中もそうでしたが、踊り切った後の会場中が盛り上がったあの空間を味わえた経験は、普通ではできることではないので、改めて頑張ってきて良かったと思えました。

KONAMI J.B.STARで学んだこと
誰に対しても感謝の気持ちを持つことと、挨拶をすることです。
当たり前の行動ではありますが、恵まれた環境で練習をさせてもらえたり、衣装を提供していただいたり、ステージでパフォーマンスができるのは、周りの方々のサポートがあるからでこそだと思います。
TACコーチ、水野コーチをはじめ、本当にたくさんの方々に支えていただいていると感じました。

卒業生として、今のKONAMI J.B.STARに伝えたいこと
コロナ禍ということもあって、本来ならアメリカへ行って、あのステージでパフォーマンスをできるはずが、まさかのビデオ審査となってしまい、あの空間で踊るすばらしさを感じることができないのは、悔しいと思います。でも、年々本当にレベルが上がっていて、日本大会で作品を観たとき、全て感動しました。今、こうしてMEGAで関わることができ、本当に幸せです。皆に負けないよう、力になれるよう頑張ります!!


古川 紗楽(ふるかわ さら)
生年月日:2003年10月8日
KONAMI J.B.STAR 8期生

  • img
    KONAMI J.B.STAR在籍時
  • img
    現在
KONAMI J.B.STAR卒業後のいま
現在は、日本体育大学荏原高等学校に在学し、ダンス部に所属しています。
今は、大学進学に向けて、ダンスの専門学校を受験しているところです。
KONAMI J.B.STARに在籍している時は、フリーダンスや振付を考えることが苦手でしたが、卒業して高校生でダンス部に入って苦手を克服し、今では高校のダンス部代表として、3on3のバトルに出場したり、イベントなどで振付を作らせてもらえるようになりました。

私の将来の夢
将来の夢は、見てくださった人の心にささるダンス、そのダンスから何かメッセージを伝えられる、
そんなダンサーになりたいです。
また、ダンサーとして、バックダンサーや、コレオグラファー(振付家)として、活躍できるように最後まで何事にもあきらめない精神、粘り強さを大切に目指していきたいと考えています。

KONAMI J.B.STARでの思い出
KONAMI J.B.STARに在籍していた中で、1番印象に残っているのは、世界大会です。
毎年色々な出来事がありました。
その中でも初めて出場した年、自分がジュニアのリーダーとして出場した年、世界大会に最後に出場した年の3回は、自分の中ですごく印象が強かったです。
ジュニアリーダーとして世界大会に行ったときは、常に周りを見ることや、色々な場面で考えること、みんなに発信することがありました。周りにいたコーチなどたくさんの方々から教えてもらい、自分自身も変えることができ、卒業しても生かされています。

KONAMI J.B.STARで学んだこと
ダンスのジャンル、踊り方など、ダンスのことについて学んだことはもちろん、
ダンス以外の人の元となる礼儀や人と人との関係の大切さを学ぶことができ、卒業してもなお、学んだことが生かされていると実感しています。

卒業生として、今のKONAMI J.B.STARに伝えたいこと
KONAMI J.B.STARを卒業後、ずっと応援していました。
毎年毎年、どんどんスキルがあがっていて、本当にびっくりしています。
私も今年は、一緒に参戦させてもらえるので、みんなに負けないよう全力で頑張っていきたいと思います!!宜しくお願いします!!


茂木 七海(もぎ ななみ)
生年月日:2001年2月28日
KONAMI J.B.STAR 9期生

  • img
    KONAMI J.B.STAR在籍時
  • img
    現在
KONAMI J.B.STAR卒業後のいま
3年前、県立伊志田高校を卒業して、現在は、日本大学文理学部体育学科で、保健体育科の教員になるための勉強をしています。体育・スポーツと健康の幅広い分野について学び、実践したり、専門的な研究をしたりしています。サークル活動では、陸上部のスポーツトレーナーのサークルに所属し、選手が出場する試合に帯同したり、日々の練習後のケアをサポートしたりして、応急処置、ケガ、テーピングやストレッチングなどについて学んでいます。
KONAMI J.B.STARを卒業後も、空いている時間は、ダンスレッスンに通ったりして、今もダンスを継続しています。在籍する前は、人前で何かをすることがとても苦手な性格でしたが、KONAMI J.B.STARとして活動したことで、苦手を克服することができました。

私の将来の夢
私の将来の夢は、高等学校の保健体育科の教員になることです。
KONAMI J.B.STARで活動したことで、ダンスはもちろんですが、ダンス以外にも体を動かすことの楽しさを知りました。運動が苦手な生徒が、少しでも運動を好きになってもらえるような、苦手を克服できるような授業を展開したいと思っています。また、今後の人生、踊れなくなる年齢まで踊り続けていたいというのも私の1つの夢です。KONAMI J.B.STARで活動した6年間で、踊ることの楽しさや素晴らしさを知りました。これからもそういった楽しさや素晴らしさを感じたり、誰かに届け伝えるために、踊り続けていきたいと思っています。

KONAMI J.B.STARでの思い出
1番印象に残っていることを考えたときに、私は、やはり世界大会での経験が1番印象に残っています。2014年~2018年の合計5回、世界大会で踊らせていただきましたが、どの年も本当に思い入れが深くて、1番を決めることができません。
メダルを獲ることができた年もあれば、残念ながら獲ることができなかった年もあります。
ですが、結果はどうであれ、世界大会のあの大きな舞台で、大好きな、大切な仲間と踊れた幸せはこれからもずっと忘れることができないと思います。また、自分たちの作品を見て、世界の人が笑顔になってくれているのをその場で、自分の肌で感じることができて、本当に嬉しい瞬間でした。

KONAMI J.B.STARで学んだこと
私は、KONAMI J.B.STARで多くのことを学びましたが、その中でも礼儀と仲間の大切さが、今の自分にも大きく響いています。高校を卒業して、大学に入学してから、本当に様々な人と関わる機会が増えました。KONAMI J.B.STAR在籍中に指導していただいた挨拶や、返事、こまめな連絡の大切さを学んだおかげで、多くの方に礼儀を褒めていただけるようになりました。
また、仲間の大切さについては、大学生活の中で感じています。私は体育学科に所属していることもあり、色々なスポーツの種目を実践しています。その中で、自分の仲間が困っていたり出来ないことがあったらお互いが助け合って、出来るように練習します。この仲間を大切にする気持ちが、KONAMI J.B.STARでの日々の練習で培ったものだと思いました。

卒業生として、今のKONAMI J.B.STARに伝えたいこと
私が今、伝えたいことは、「今ある環境が決して、当たり前ではない」ということです。
これは、KONAMI J.B.STARだけではなく、学校生活や、部活動に対しても言えることかもしれません。
3年前、高校卒業と同時にKONAMI J.B.STARを卒業してすぐの頃、私は、何を頑張れば良いのか分からない時期がありました。中学1年生~高校3年生までの6年間を、KONAMI J.B.STARでの活動に当てて練習に励んでいたため、正直、卒業してから他に頑張ることがなくて、他を見つけることは大変でした。そこで初めて、「夢中になって頑張ることがあるということは、本当に幸せなことなんだ」ということに気づきました。週末になれば、当たり前のように、朝、家を出て練習に行き、夜には家に帰ってくる。何も言わなくても練習に行けば、チームのみんながいて、コーチがいる。現役の時は、それが普通でした。
でもそれが普通ではない、と卒業してみて改めて実感しました。毎日学校で会えていた友達が、卒業してからは約束をしないと会えなくなります。それと同じように、KONAMI J.B.STARも卒業したら同じ方向を向いてメンバーと頑張ることもなくなります。自分が頑張っている時は、当たり前が、当たり前じゃないということに気づくのは、なかなか難しいとは思いますが、この文を読んで、1人でも多くの人が今ある環境に誇りをもって、感謝を忘れず、頑張ることができたらと思います。


瀧澤 瑠夏(たきざわ るか)
生年月日:2001年7月10日
KONAMI J.B.STAR 10期生

  • img
    KONAMI J.B.STAR在籍時
  • img
    現在
KONAMI J.B.STAR卒業後のいま
現在は、日本体育大学で体育の教員免許を取得するために勉強をしています。
KONAMI J.B.STARに在籍している時は、表情や表現が苦手でしたが、表現力がすごいと言ってもらえるくらいに成長できました。

私の将来の夢
将来の夢は、まだ決まっていないです。ですが、リーダーを経験して、信頼されるような指導者や先生になりたいと思っています。

KONAMI J.B.STARでの思い出
KONAMI J.B.STARに在籍している時の1番の思い出は、2019年世界大会で踊ったバーシティです。 私にとって、最後の挑戦で、妹と初めてバーシティで踊って、素晴らしい作品に出会えたからです。 2019年の世界大会は、一生の思い出で、楽しい時間でした。

KONAMI J.B.STARで学んだこと
私は、諦めない心を学びました。
加入して、4年間はずっとバーシティの補欠で悔しい思いをしてきました。レギュラーになるために、毎週のようにオーディションをお願いして、先輩やコーチにアドバイスをもらっていました。 何度も辞めたいと思っていたけど、簡単にあきらめる夢ではないからこそ、全力で頑張る事が出来ました。レギュラーになる為に、4年かかったけど、最後まで諦めないで良かったです。

卒業生として、今のKONAMI J.B.STARに伝えたいこと
私たちが大事にしてきた“ハッピーダンスを届ける”ことは、今も大事にしてほしいと思っています。
今のご時世、当たり前のことが当たり前のようにできなくなっているけれど、ダンスが出来ていることに感謝して、大きな夢を掲げて、頑張ってほしいです!GO!KONAMI J.B.STAR!

          
image

瀧澤 萌優(たきざわ もゆ)

いつも明るいKONAMI J.B.STARの新リーダー。
2015年よりKONAMI J.B.STARで活動。姉の瑠夏(るか)とともに日々ダンスに向き合う。
ダンス歴は小1から。得意技は側宙。将来の夢は学校の先生。好きな食べ物は小籠包、たこ。

ニックネームは、もっちゃん
身長155cm、血液型A型

KONAMI J.B.STARについて

コナミスポーツクラブのダンススクール「ダンシングスターズ」の中でも全体の約1%しか入ることのできない、選抜チームです。なお、過去2010年と2014年にHIPHOPダンス大会で、世界チャンピオンに輝くなど、日本でも屈指の演技力を持つダンスチームです。

【関連リンク】
※本ウェブサイトの画像の無断複製・転載を禁止します。