KONAMI J.B.STAR

KONAMI J.B.STAR奮闘記 第22回

瀧澤萌優
「ALL JAPAN HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP 2021を振り返って」

こんにちはKONAMI J.B.STARの瀧澤萌優です。
4月3日(土)、「2021 WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP」(以下、世界大会)への出場権をかけた日本大会、「ALL JAPAN HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP 2021」(以下、日本大会)が、よこすか芸術劇場(神奈川県 横須賀市)で2年ぶりに開催され、私たちKONAMI J.B.STARも出場しました。
この大会は、年齢や人数によって部門が分かれていて、KONAMI J.B.STARが出場した部門はメガクルー、バーシティ、ジュニアの3部門(※)です。
※メガクルー部門:年齢制限無 最小10名~最多40名構成
※バーシティ部門:12歳~17歳 最小5名~最多9名構成
※ジュニア部門:7歳~12歳 最小5名~最多9名構成
※日本大会は、緊急事態宣言前(4月3日)に開催された大会です。

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昨年は、新型コロナウイルスの影響で日本大会と世界大会が延期になり、悔しい気持ちとやるせない思いでいっぱいでした。
今回、日本大会が2年ぶりに開催されるという連絡を受け、私も含めてメンバーたちはとても嬉しかったのですが、出場に至るまでは様々な葛藤や出来事がありました。

昨年の日本大会と世界大会が延期になった当初は、目標が全く見つからず、どこに向かって頑張ればいいか分かりませんでした。
ただ、いつまでもチームのリーダーが下を向いていては前に進まないので、いつか人前でダンスができることを信じて、何事もポジティブに考えるようにしました。
そこで、“コロナ禍だからできない”ではなく、“コロナ禍だからこそできる”ことはなにか、を考えるようになり、ダンスに対してのモチベーションを保てるように、そしてチームワークを崩さないように、意識するようになりました。オンラインミーティングを開催したり、トレーニングの動画をメンバー内で送りあったりして、メンバーが集まって練習することができない分、まずは自分たちでできることから始めました。

新型コロナウイルスの感染拡大が一時的に落ち着いてきた頃、KONAMI J.B.STARは、メンバーを分けて、時間帯をずらしながら練習をするなど、限られた練習がスタートしました。
私たちは、コロナ禍でメンバーが集まって練習することができなかった分、少ない時間で、いかに充実した練習ができるかを考え、さらに1つの作品に対して、「もっとKONAMI J.B.STARらしくハッピーダンスを届けることはできないか」を考え、大会まで日々、意識高く、練習に取り組みました。

日本大会に出場する最後の練習。
私は、メンバーを集めて、今まで頑張ってきた日々を振り返り、こう言いました。「やっとステージで踊れるから、後悔しないように。そして、ついてきてくれてありがとう。」
そして、改めてメンバー一人ひとりの顔を見ながら、今まで苦しい場面もたくさんありましたが、その度に歯を食いしばって、頑張ってきてよかったなと思いました。

大会当日、会場である「よこすか芸術劇場」に入ると、2年ぶりの舞台がとても大きく、輝いて見えました。また同時に、心臓のバクバクした音が自分で分かるくらい緊張が高まってきました。
本番前のリハーサルでは、メンバー全員がとても緊張していて、ダンスをしていても、心ここにあらずという感じで、練習通りいかず失敗が多かったです。ですが、一人ひとりが今までやってきたことに対して自信を持ち、集中して取り組むことで、最後のリハーサルでは、舞台にあがる準備をしっかりと行うことができました。

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そして迎えた本番―。

私は、本番が始まる直前、メンバーに「今日は楽しんで、落ち着いて。 今までたくさん練習して、たくさん話し合って、たくさんぶつかり合ってきた日々、今日にいたるまでの思いをしっかりここで発揮しよう!!」と伝え、メンバーを鼓舞しました。
本番では、会場全体を見渡す余裕もあって、今まで以上に落ち着いて踊ることができました。演技のラスト30秒からは、「自分の思いを身体全体で表現できるダンスって楽しいな」と改めて感じながら、練習してきた成果を見せることができる幸せを噛みしめながら踊りました。この2年間の思いは、今大会でしっかりとぶつけることができました。

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結果は、メガクルー、バーシティ、ジュニアの3部門で2位を獲ることができましたが、目指していた目標は、3部門で1位を獲ることでしたので、正直叶えることができず、悔しい部分もありました。ただ、KONAMI J.B.STARにしか届けることができない「ハッピーダンス」があるということに気づくことができましたし、世界大会では1位を獲って、世界中の方々に少しでも笑顔になってもらえるような、「ハッピーダンス」を届けるという大きな目標を持つことができました。

この2つの大きな目標を達成するためには、作品を踊り込み、日本大会で見つけた作品の改善を行い、レベルアップさせる必要がありますが、私たちKONAMI J.B.STARは、まだまだ成長できます。
世界大会まで残り3ヵ月。私たちの成長を楽しみにしていてください。

引き続き、KONAMI J.B.STARに応援のほど、宜しくお願い致します。

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瀧澤 萌優(たきざわ もゆ)

いつも明るいKONAMI J.B.STARの新リーダー。
2015年よりKONAMI J.B.STARで活動。姉の瑠夏(るか)とともに日々ダンスに向き合う。
ダンス歴は小1から。得意技は側宙。将来の夢は学校の先生。好きな食べ物は小籠包、たこ。

ニックネームは、もっちゃん
身長155cm、血液型A型

KONAMI J.B.STARについて

コナミスポーツクラブのダンススクール「ダンシングスターズ」の中でも全体の約1%しか入ることのできない、選抜チームです。なお、過去2010年と2014年にHIPHOPダンス大会で、世界チャンピオンに輝くなど、日本でも屈指の演技力を持つダンスチームです。現在は、小学生4年生から高校3年生までの37名で構成されています。

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