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インターネットポータルサイトの運営を担う、
株式会社インターネットレボリューションの社長、正延 光弘。
2013年にギラン・バレー症候群を患って以来、身体の自由を奪われました。
それでも、電動車いすを操り、業務に奔走する毎日です。
ギラン・バレー症候群は、筋肉を動かすなどの働きをもつ末梢神経が障害され、
両手・両足に力が入らなくなる、国の定める特定疾患、いわゆる難病です。
風邪や下痢などの原因となる病原体に対する抗体が
自らの末梢神経を攻撃してしまうことにより起こる、自己免疫疾患と考えられています。
この難病は通常、発症から2週間以内に症状のピークを迎えると言われ、
後遺症も無く回復するケースも多くあります。
しかし、神様は、正延に非情でした。
「『ギラン・バレー症候群』になった人の8割、9割の人たちが、
半年から1年くらいで若干の後遺症が残ったとしても
普通の人と変わらない生活が送れると言われていて、
大体2ヶ月とか3ヶ月目くらいから、回復の兆候が見え始めるのです。
当然自分も病床の中、回復を期待している訳です。
でもそれが一向に自分が思った所に全然至らない。
半年くらい経った頃からですかね。
ちょっとこれはやはり、一般的な8割9割の枠組みじゃない、
残り1割の重い部類の方、自分はそれなのかなと。
その頃になると、『社会復帰できるのか』という部分が、一番不安になってきていて。
当然生きていく上で、仕事もして、生活していかなくてはいけないし、
そもそも自分は働いていく事に対する喜びみたいなものをいっぱい経験してきているので、
是非社会に貢献していきたいというのがありますし、
それがもしかしたら、もう叶わないのかなというような、漠然とした不安はありましたね。」
そんな正延を励ましたのは、コナミグループの仲間でした。
「インターネットレボリューションのメンバーも寄せ書き等をしてくれて、
自分が思った以上に、みんなが心配してくれていて。
仲間の存在は、何としてでも戻らなくてはいけないと勇気づけられる、
そういうものだったと思います。」
病床の正延を見守り続けた母のかほるさんは・・・。
「会社の方が、本当に大勢の方がお見舞いに来てくださって。
それで元気になる事ができて。それと皆さんが『待っていますから、
早く帰ってきてくださいよ』と仰ってくださるのが、本当に励みになりました。」
リハビリを懸命に行った正延は
2015年1月、ついに仕事に復帰します。
「復職するに当たって、事前に人事の方を中心に、
『正延さんの受け入れ態勢はできているので大丈夫ですよ』と
事前の説明があったので、復職するという事に
対するいろんな気持ちの障壁を取り払って、
安心して元の職場に戻る事ができたと思っています。」
コナミグループには、心強い仲間がいる。
その気持ちが、復帰後の正延を支えています。
「一人でやる事には限界がある。
やはり病気になってから、更にできる事の範囲が狭まってしまい、
不自由な分、サポートしてもらえるという事に関しては
今まで以上に感謝の気持ちを感じられるようになってきていますし、
何より感謝の気持ちを忘れてはいけないとより色濃く、思うようになってきました。」
そして2015年8月。正延は、インターネットレボリューションの社長に就任するのです。
「病気になって、社会復帰できないんじゃないかと思っていた時期がありました。
それでも会社は復職を待ってくれて、更には今回社長という重責を担わせてもらっている。
一旦は諦めかけた復帰を後押ししてくれた会社に対しては、本当に感謝をしていて。
やはり感謝に応えるためにも、恩返ししたいという気持ちが今は大きいです。」
「世の中を見ていても、何か新しい技術や事柄が生まれる時、
必ずそこにはインターネットがあります。
インターネットなくして技術革新はない世の中だと思っています。
そうした最先端技術に根を張りながら、
幅広いお客さまに愛されるコンテンツとコミュニティーの場を提供していく、
そういう存在になっていきたいと思っています。」