コナミホールディングス株式会社の2016年4-12月期における連結業績は、売上高1,639億41百万円(前年同期比91.5%)、営業利益295億87百万円(前年同期比169.8%)となりました。税引前四半期利益は288億61百万円(前年同期比168.4%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は206億51百万円(前年同期比329.8%)となりました。
なお、事業セグメント業績につきまして、当期第2四半期連結会計期間より、更なる事業運営体制の強化に向け、デジタルエンタテインメント事業を構成するアーケードゲーム事業部門を、同じ「BtoB」ビジネスである「遊技機事業」と一体化する事業再編を行い、「アミューズメント事業」へと事業セグメントを変更いたしました。これにより前年同期比較におきましては、前年同期の数値を変更後の事業セグメントに組み替えた数値としております。
デジタルエンタテインメント事業におきましては、当第3四半期よりモバイルゲームの新規タイトル「遊戯王 デュエルリンクス」、「実況パワフルサッカー」の配信を国内向けに開始し、ダウンロード数がこれまでにないスピードで増加するなど、好調な出足となっております。また、「実況パワフルプロ野球」、「プロ野球スピリッツA(エース)」、「ウイニングイレブン クラブマネージャー」(海外名「PES CLUB MANAGER」)等のタイトルも引き続き堅調に推移いたしました。「遊戯王トレーディングカードゲーム」では、2017年8月に開催される世界大会の予選が始動するなど、引き続きグローバルに施策を展開いたしました。家庭用ゲームでは「実況パワフルプロ野球2016」、「ウイニングイレブン2017(海外名「PES 2017 -Pro Evolution Soccer-」)の発売に続き、「実況パワフルプロ野球 ヒーローズ」の各シリーズタイトルを発売いたしました。この結果、当第3四半期累計期間におきましては、モバイルゲームが好調に推移し、その構成比率が高まったことから、前年同期比減収増益となりました。
健康サービス事業におきましては、お客様の利用頻度に応じて選択できる料金プランや複数の施設を手軽に利用できる施設利用制度を展開するとともに、”続けられる”をコンセプトにコナミスポーツクラブのサービス拡充と浸透に努めました。この結果、直営施設の退店等により売上高は減少したものの、施設運営の品質改善および効率化が進んだことから、前年同期比増益となりました。
ゲーミング&システム事業におきましては、北米市場におけるビデオスロットマシンの新筐体「Concerto(コンチェルト)」シリーズや豊富なラインアップを擁する「Podium(ポーディアム)」シリーズの販売が堅調に推移したほか、カジノマネジメントシステム「SYNKROS(シンクロス)」では、北米各州のカジノ施設への導入のほか、大型クルーズ船内のカジノ施設への導入も順調に進んでおります。これにより、現地通貨ベースでは前年同期比増収となったものの、新製品開発コストの上昇および期中における急速な円高の進行に伴う為替影響により、前年同期比減収減益となりました。
アミューズメント事業におきましては、アーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部 ZERO」や音楽ゲームを中心とした「e-AMUSEMENT Participation」タイトルが安定した稼働を続ける中で、シングルメダルゲーム機「FEATURE PREMIUM(フィーチャープレミアム)」シリーズの最新作を発売いたしました。遊技機では、パチスロ機「メタルギアソリッド スネークイーター」、「麻雀格闘倶楽部2」の主力商品を販売いたしました。近年、アミューズメント事業を取り巻く市場環境は厳しい状況が続いており売上高は減少いたしましたが、事業再編による効率的な事業運営および収益構造の改善により前年同期比増益となりました。
1. 経営成績(連結)の進捗状況
- 2016年4-12月期
- 2015年4-12月期
- 売上高
- 163,941
- 179,251
- 営業利益
- 29,587
- 17,423
- 税引前利益
- 28,861
- 17,142
- 親会社の所有者に
帰属する
四半期利益 - 20,651
- 6,262
2. 事業セグメント売上高
- デジタルエンタテインメント事業
- 健康サービス事業
- ゲーミング&システム事業
- アミューズメント事業
- 消去
- 連結合計
- 2015年4-12月期
- 80,944
- 53,603
- 24,357
- 20,715
- △368
- 179,251
- 2016年4-12月期
- 73,666
- 51,917
- 21,734
- 17,123
- △499
- 163,941
- 前年同期比 (%)
- 91.0
- 96.9
- 89.2
- 82.7
- -
- 91.5
3. セグメント損益
- デジタルエンタテインメント事業
- 健康サービス事業
- ゲーミング&システム事業
- アミューズメント事業
- 全社及び消去
- その他の収益及びその他の費用
- 営業利益合計
- 2015年4-12月期
- 21,294
- 2,824
- 3,587
- 3,486
- △2,825
- △10,943
- 17,423
- 2016年4-12月期
- 24,409
- 4,079
- 2,913
- 3,876
- △2,878
- △2,812
- 29,587
- 前年同期比 (%)
- 114.6
- 144.4
- 81.2
- 111.2
- -
- -
- 169.8
4. 2016年4-12月期の概況
デジタルエンタテインメント事業
- モバイルゲームの新規タイトル「遊戯王デュエルリンクス」、「実況パワフルサッカー」の配信を当第3四半期より国内向けに開始、ダウンロード数がこれまでにないスピードで増加するなど好調な出足
- 12月に配信2周年を迎え、累計2,800万ダウンロードを突破したモバイルゲーム「実況パワフルプロ野球」は引き続き堅調、e-Sports大会「パワプロフェスティバル2016」を開催し、お客様の裾野拡大に向けた取り組みを推進中
- モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA(エース)」が、Google Playの「2016年ベストゲーム」に選出、「ベストグラフィックゲーム部門」の大賞を受賞
- グローバル市場向けモバイルゲーム「ウイニングイレブン クラブマネージャー」(海外名「PES CLUB MANAGER」)や「Star Wars™: Force Collection(スター・ウォーズ フォース コレクション)」も安定した運営を継続
- 「遊戯王トレーディングカードゲーム」は引き続きグローバルに展開、2017年8月開催の世界大会に向け予選始動
- 家庭用ゲームのシリーズ最新作「実況パワフルプロ野球2016」、「ウイニングイレブン2017(海外名「PES 2017 -Pro Evolution Soccer-」)の発売に続き、12月に「実況パワフルプロ野球 ヒーローズ」を発売
健康サービス事業
- スポーツクラブ施設で提供するスタジオプログラムを全面刷新、自社開発の体幹トレーニング「コアクロス」をはじめ、リラクゼーションやシェイプアップなど目的に合わせた多彩なスタジオプログラムを展開
- お子様向けスクール「運動塾」では、コナミスポーツクラブ体操競技部選手による体操レッスンやトークショーなどイベントを開催、体操の楽しさと健康づくりをサポート
- 7月に熊本県天草市に新たにフランチャイズ施設をオープン、12月には飯田橋、恵比寿、自由が丘駅前の3施設をリニューアルオープンし、トレーニングマシンの刷新やパーソナルトレーニングスペースの拡充等、上質な施設空間を創出
- 4月より全国29の公共スポーツ施設の運営を受託、地域社会との健康増進への取り組みを推進
ゲーミング&システム事業
- 北米市場におけるビデオスロットマシンの新筐体「Concerto」シリーズをはじめ、「Podium」シリーズの販売は堅調
- プレーヤーの期待感とプレー意欲を高めるプレミアム商品のラインアップやゲームコンテンツの拡充により、パーティシペーションの稼働に貢献
- カジノマネジメントシステム「SYNKROS」は、大型クルーズ船を含めた各州のカジノ施設への導入も順調に推移
- アジア・オセアニア市場では、新規オペレーター向けに新筐体「Concerto」や「Podium」シリーズの販売が寄与
アミューズメント事業
- アーケードゲーム「麻雀格闘倶楽部 ZERO」や音楽ゲームを中心とした「e-AMUSEMENT Participation」タイトルも安定した稼動を継続
- シングルメダルゲーム機の最新作「TwinkleDrop JUKE!(トィンクルドロップ ジューク)」、「FROZEN TOWER(フローズンタワー)」が本格稼働を開始
- アーケードゲームプレーヤーの頂点を決める公式大会「The 6th KONAMI Arcade Championship」を12月より開催、全国アミューズメント施設およびアジア・北米地域で引き続き好評を博す
- 家庭用ゲームの大型タイトルをパチスロ化した「メタルギア ソリッド スネークイーター」、前作で人気を博した「麻雀格闘倶楽部」シリーズのパチスロ最新作「麻雀格闘倶楽部2」の主力商品を発売
以上
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