コナミホールディングス株式会社の2016年4-9月期における連結業績は、売上高1,014億1百万円(前年同期比94.1%)、営業利益170億40百万円(前年同期比136.9%)となりました。
税引前四半期利益は162億48百万円(前年同期比133.3%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は122億17百万円(前年同期比155.7%)となりました。
なお、事業セグメント業績につきまして、当第2四半期連結会計期間より、更なる事業運営体制の強化に向け、デジタルエンタテインメント事業を構成するアーケードゲーム事業部門を、同じ「BtoB」ビジネスである「遊技機事業」と一体化する事業再編を行い、「アミューズメント事業」へと事業セグメントを変更いたしました。これにより前年同期比較におきましては、前年同期の数値を変更後の事業セグメントに組み替えた数値としております。
デジタルエンタテインメント事業におきましては、「実況パワフルプロ野球」、「プロ野球スピリッツA(エース)」、「ウイニングイレブン クラブマネージャー」(海外名「PES CLUB MANAGER」)等のモバイルゲームが堅調に推移し、「遊戯王トレーディングカードゲーム」では世界大会を開催するなど、引き続きグローバルに展開いたしました。家庭用ゲームでは「実況パワフルプロ野球2016」及び「UEFA EURO 2016 / ウイニングイレブン 2016」の発売に続き、「ウイニングイレブン2017(海外名「PES 2017 -Pro Evolution Soccer-」)を発売し、前年同期比増収増益となりました。
健康サービス事業におきましては、お客様の利用頻度に応じて選択できる料金プランや複数の施設を手軽に利用できる施設利用制度の展開に加え、“続けられる”をコンセプトにスポーツクラブ施設のスタジオプログラムを全面刷新し、お客様の目的に合わせた多彩なスタジオプログラムの提供を推進するなど、サービスの拡充と浸透に努めました。 この結果、前期に実施した直営施設の退店等により売上高は減少したものの、施設運営の効率化により前年同期比減収増益となりました。
ゲーミング&システム事業におきましては、北米市場における欧州メーカーの市場参入により競争が激化する中で、ビデオスロットマシンの新筐体「Concerto(コンチェルト)」を始め、「Podium(ポーディアム)」シリーズやカジノマネジメントシステム「SYNKROS(シンクロス)」の販売が堅調に推移いたしました。この結果、現地通貨ベースでは増収増益となったものの、急速な円高に伴う為替影響により前年同期比減収減益となりました。
アミューズメント事業におきましては、アーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部 ZERO」や音楽ゲームを中心とした「e-AMUSEMENT Participation」タイトルが安定稼働を続けております。また、遊技機では音楽ゲーム「beatmania(ビートマニア)」とコラボレーションしたパチスロ機「セブンスビート」を販売いたしましたが、当期における新商品の市場投入が第3四半期以降に集中している関係から、前年同期比減収減益となりました。
1. 経営成績(連結)の進捗状況
- 2016年4-9月期
- 2015年4-9月期
- 売上高
- 101,401
- 107,718
- 営業利益
- 17,040
- 12,444
- 税引前利益
- 16,248
- 12,186
- 親会社の所有者に
帰属する四半期利益 - 12,217
- 7,847
2. 事業セグメント売上高
- デジタルエンタテインメント事業
- 健康サービス事業
- ゲーミング&システム事業
- アミューズメント事業
- 消去
- 連結合計
- 2015年4-9月期
- 43,718
- 35,889
- 14,979
- 13,376
- △244
- 107,718
- 2016年4-9月期
- 44,894
- 35,023
- 13,789
- 7,938
- △243
- 101,401
- 前年同期比 (%)
- 102.7
- 97.6
- 92.1
- 59.3
- ―
- 94.1
3. セグメント損益
- デジタルエンタテインメント事業
- 健康サービス事業
- ゲーミング&システム事業
- アミューズメント事業
- 全社及び消去
- その他の収益及びその他の費用
- 営業利益合計
- 2015年4-9月期
- 10,171
- 1,506
- 1,732
- 2,771
- △1,856
- △1,880
- 12,444
- 2016年4-9月期
- 15,469
- 2,641
- 1,589
- 1,799
- △1,850
- △2,608
- 17,040
- 前年同期比 (%)
- 152.1
- 175.4
- 91.7
- 64.9
- ―
- ―
- 136.9
4. 2016年4-9月期の概況
デジタルエンタテインメント事業
- モバイルゲーム「実況パワフルプロ野球」は累計2,600万ダウンロードを達成、8月26日の「パワプロの日」制定キャンペーン「パワプロフェスティバル2016」を開催、「プロ野球スピリッツA(エース)」とともに好評を持続
- 「ワールドサッカーコレクション」、「プロ野球ドリームナイン」等、モバイルゲームの各シリーズタイトルも堅調
- グローバル市場向けモバイルゲーム「Star Wars™: Force Collection(スター・ウォーズ フォース コレクション)」や「ウイニングイレブン クラブマネージャー」(海外名「PES CLUB MANAGER」)は安定した運営を継続
- 「遊戯王トレーディングカードゲーム」は引き続きグローバルに展開、8月にアメリカで開催された世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship 2016」は盛況
- 家庭用ゲームのパワプロシリーズ最新作「実況パワフルプロ野球2016」を発売、モバイルゲームとの相乗効果により販売は好調
- 「UEFA EURO 2016 / ウイニングイレブン 2016」の発売に続き、シリーズ最新作「ウイニングイレブン2017(海外名「PES 2017 -Pro Evolution Soccer-」)を9月に発売
健康サービス事業
- お客様の利用頻度に応じた料金プランの提供や定期的に施設に通えないお客様に向けた都度利用プランの促進等、お客様のニーズに合わせたサービスを拡充
- スポーツクラブ施設で提供するスタジオプログラムを全面刷新、自社開発の体幹トレーニング「コアクロス」をはじめ、リラクゼーションやシェイプアップなど、お客様の目的に合わせた多彩なスタジオプログラムを展開
- リオデジャネイロオリンピックにおけるコナミスポーツクラブ体操競技部および水泳競技部の日本代表選手の活躍により、コナミスポーツクラブの認知拡大とお子様向け体操・水泳等のスクール入会増加に寄与
- 7月に熊本県天草市に新しくフランチャイズ施設をオープン、熊本地震により臨時休業していた「コナミスポーツクラブ熊本」は8月より営業再開
- 受託施設では、4月より新たに全国29の公共スポーツ施設の運営受託を開始
- 前期に実施した直営施設の退店等により売上高は減少、一方で施設運営の効率化により収益は改善
ゲーミング&システム事業
- ビデオスロットマシンの新筐体「Concerto」を始め、「Podium」シリーズの北米市場における販売は堅調に推移
- 「Podium」を大型化した「Podium Goliath(ポーディアム・ゴライアス)」を始めとするプレミアム商品やゲームコンテンツの拡充により、パーティシペーションの安定した収益獲得に寄与
- カジノマネジメントシステム「SYNKROS」は、カリフォルニア州サンディエゴ近郊のトライバルカジノ大手への導入等が堅調に推移、海外を就航する大型クルーズ船内のカジノ施設への導入も順調
- 北米市場は堅調、現地通貨ベースでは増収増益も、急速な円高による為替影響から減収減益へ
アミューズメント事業
- アーケードゲーム「麻雀格闘倶楽部 ZERO」や音楽ゲームを中心とした「e-AMUSEMENT Participation」タイトルも安定した稼動を継続
- オンライン対戦クイズゲーム「クイズマジックアカデミー トーキョーグリモワール」は、公式大会「QMA JAPAN TOUR(キューエムエー ジャパンツアー)」の運営が好評を博し、好調な稼働を維持
- 前期に発売したパチスロ機「マジカルハロウィン5」の追加受注に加え、音楽ゲーム「beatmania」とコラボレーションしたパチスロ機「セブンスビート」を販売
- 当期における遊技機の新商品は第3四半期以降に発売が集中するため、当第2四半期売上は限定的
以上
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