![]() |
|
|
曲目紹介 |
|
01) Tanker Insident タンカー編でのゲーム中の音楽を、つなげて1曲にしたものです。タンカー編の一部は体験版やゲームショーなどで出展されていたので、以前からこれらの曲になじみのある方も多いと思います。 これらの曲をつくる時のキーポイントは、「いかにプレイヤーの状況に応じてシームレスに音楽が変化するか」でした。 こっそり潜入するとき、見つかったとき、戦うとき、逃げるとき、敵に探索されているときなど、それぞれの状況を白々しくなりすぎない程度に音楽で表現していく、というのはなかなか難しい作業でした。ともするとコミカルなB級映画のようになりがちなので、一度雰囲気を切り替えると絶対にテンションを落とさない、というメリハリを大事にしました。また、戦ったり逃げたり、曲が頻繁に切り替わる状況では、まったく同じサイズの、コード進行も同じの2曲を同時にスタートさせ、交互に鳴らしています。 |
|
02)The Elevator Up To Hell 夜の嵐から、明るい海上へと切り替わる効果音の後に出てくるこの曲は、プラント編で雷電の姿がはじめて明るみになるところで使われています。これからの洋上プラントで行われるミッションが地獄のような戦いであることを暗示しています。 |
|
03)Vamp's Dance デッドセルの一人、ヴァンプに出会ったときのデモに使われている曲。非常にグロテスクな映像ですが、ルーマニア出身の彼の立ち振る舞いはまさにフラメンコダンサー。画面を作っている方から「フラメンコっぽくしてください」という要求があり、作っては見たのですが、ちょっとおどろおどろしくなってしまって却下となった部分もこのCDでは復活させました。 自分の中では「画面に忠実に音をつけることが必ずしもベストの結果を生むとは限らない」ということのいい教訓になりました。 |
|
04) Infiltration その名の通り、「潜入」シーンに使われているうちの曲の1つです。 プラント編のキー音色でもあるソプラノサックスをコラージュ的に用いています。 雷電はまだ若僧なので、タンカー編ほど重々しくない仕上がりにしています。 これも01)と同様、内蔵音源で鳴らすことを前提に曲を作ってあります。 |
|
05)Battle プラント編の戦闘シーンでいつも出てくる曲です。なぜ戦闘シーンにラテンのりの音楽なのか、というところですが、雷電の「若僧の人間的なあせり」を表現するには、このスタイルが一番合っていたように思えました。 ハリウッド調オーケストラかテクノ系が定石でしょうが、あえてここ近年の新しい動きである「future jazz」の要素を取り入れてみたつもりです。また、ラテンパーカッションの音はテクノ系の音に比べて、銃弾の音とバッティングしにくく、戦闘シーンで使いやすかった、というのも理由の一つです。 |
|
06)Peter's Theme 今回のMGS2の音楽の特徴のひとつに、キャラクター別の個性的なテーマメロディがあります。 つらい過去を背負った元軍人ピーターの哀愁が、トランペットで奏でられます。 いわゆるハリウッドっぽいところを狙った曲です。 |
|
07) Countdown do Disaster 時間が迫り、切迫している状況での曲。こういうタイプの曲にメロディを乗せると往々にしてうまく行かないケースが多く、曲の流れを作るのは意外とダイナミクス(音量の変化)だったり、パーカッションの音色のバリエーションだったりします。 この辺はハリーがもっとも得意とするところで、興味をもたれた方はぜひ彼の手がけた映画「Replacement Killer」のサウンドトラックを聴いてみてください。 |