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  3. ゲームが好きな子どもに、学校という選択肢を

「ゲームばかりしていて大丈夫なんだろうか。」
ゲームが好きなお子さまを持つ保護者の方なら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
しかし実際は、ゲームが好きな子どもたちは、日々新しい知識を吸収し、仲間と協力しながら、夢中になって取り組んでいます。

この記事では、「ゲームを通じて学ぶ学校」とはどんな場所なのか、そしてゲームが好きという気持ちが、将来にどのようにつながっていくのかをご紹介します。
ゲームとゲームの学校に対する見方が、変わるきっかけになれば幸いです。

1:「遊びだったゲーム」が「将来の武器」へ

「ゲームが好き。」
その言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべますか。

「夢中になれることがあって良かった。」そう思う方もいれば、「ゲームばかりしていて大丈夫だろうか。」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。

KONAMI eスポーツ学院 のオープンスクールでも、保護者の皆さまからこのようなご質問をいただくことがあります。

・ゲームの学校では、何を学ぶのでしょうか。
・ゲームが上手になるだけではないのでしょうか。
・プロeスポーツ選手になれなかったら、その先はどうなるのでしょうか。
・社会性やコミュニケーション能力は身につくのでしょうか。
・高校卒業後の進学や就職はどうなっているのでしょうか。

どれも、お子さまの将来を考えるからこそのご質問です。
私たちも保護者の皆さまとお話しする中で、そのお気持ちを強く感じています。

少しだけ、ゲームのイメージを思い浮かべてみてください。

ゲームというと、
>最速でレベルアップし、できるだけ早くラスボスを倒してエンディングを見る!
>最高得点を目指してひたすらスコアアタック!
>アイテムやキャラを全部集めてトロコンする!
>同じゲームを何周もして真のエンディングを見る!

そんなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
もちろん、今でもそうしたゲームはたくさんあります。
ですが、ゲームの楽しみ方は、この10年ほどで大きく変わりました。

eスポーツ競技で多く採用されている最近のゲームは、一人よりも複数のプレイヤーで楽しめるものが多くなりました。
多人数で対戦するゲームでは、同じチーム内の仲間と話し合い、役割を決め、お互いを信頼しながらプレーすることがとても重要な要素になります。

例えば、世界中で人気のFPSタイトル『VALORANT』というゲーム。
5人1組でチームを組み、それぞれが役割を担いながら試合を進めます。

・作戦を立てる。
・仲間に状況を伝える。
・相手の動きを予測する。
・その場で判断を変える。

勝つために必要なのは、ゲームの技術だけではありません。
※高校生大会では、同じ学校に所属する生徒同士でチームを組むルールが採用されている大会も多くあります。

もちろん、思いどおりにいくことばかりではありません。
負けて悔しくて涙を流すこともあります。
自分の考えよりチームの作戦を優先しなければならないこともあります。

試合が終われば、
「なぜ負けたのか。」
「次はどうすれば勝てるのか。」
仲間と何度も振り返り、改善を重ねます。
そしてまた挑戦する。
その繰り返しが、プレイヤーを成長させていきます。

だから私たちは思うのです。
生徒たちは、ただゲームをしているのではありません。
ゲームを通じて、人と関わり、考え、失敗し、挑戦しながら成長しています。

ゲームの学校は、ゲームが上手になるためだけの場所ではありません。
好きなことを入り口に、人として成長する場所でもあるのです。

「ゲームばかりしている」ではなく、「ゲームを通じて成長している」。私たちはそんな高校生活を応援しています。

2: ゲームの学校は、「ゲームを通じて学ぶ学校」

ここまで読んでいただくと、ゲームの学校は、ゲームだけを教えている学校ではないことを感じていただけたかもしれません。
では、KONAMI eスポーツ学院では、実際にどのようなことを学べるのでしょうか。

私たちが大切にしているのは、「ゲームを教える」のではなく、「ゲームを通じて学ぶ」という考え方です。

例えば、大会に出場したあと、単に「勝った、負けた」で終わりではありません。
なぜ勝てたのか、なぜ負けたのか、チームメンバーで話しあって試合を振り返ります。
ゲームは、考える力や伝える力を育てる教材にもなるのです。

そのため、KONAMI eスポーツ学院には、ゲームプレイ以外にもさまざまな授業があります。

・コミュニケーション
・プレゼンテーション
・PowerPointなどを活用した資料作成
・動画編集
・ゲーム配信
・SNS運用
・イベント企画・運営

一見すると、「ゲームと関係あるの?」と思われる内容もあるかもしれません。
ですが、どれもゲームを本気で取り組む中で必要になる力です。

好きなゲームを買ってもらうためのプレゼンをPowerPointを使って発表

イベント企画運営の講義で校内イベントのゲーム大会を生徒主体で実施

動画編集のスキルを活かし入校検討者に学校生活を説明しました

そして、これらはゲーム業界だけで役立つスキルではありません。
例えば、コミュニケーション。
学校生活でも、社会に出てからも、人と協力して何かを成し遂げる場面はたくさんあります。

プレゼンテーションも同じです。
自分の考えを相手に伝える力は、大学受験でも、就職活動でも、仕事でも求められます。
動画編集やSNS運用も、今では多くの企業が情報発信に活用しています。

ゲームが好きという気持ちをきっかけに身につけたデジタルスキルは、将来さまざまな場面で活かせる可能性があります。

私たちは、生徒に「ゲームだけが上手な人」になってほしいとは考えていません。

・コミュニケーションができる人
・自分の考えを発信できる人
・仲間と協力しながら課題を解決できる人
・デジタルツールを使いこなし、新しいことに挑戦できる人

そんな人になってほしいと願っています。
ゲームの学校だからこそ、ゲームだけではなく、その先にある「人としての成長」も大切にしています。

高校生活は、人生の中でも大きく成長する3年間です。
せっかく好きなゲームをきっかけに学ぶのであれば、ゲームの技術だけではなく、自分自身の可能性も広げてほしい。
それが、KONAMI eスポーツ学院が考える「ゲームを通じて学ぶ学校」です。

3: ゲームが好きな経験は、将来の武器になる

ここまで読んでくださった保護者の方の中には、こんな疑問を持たれた方もいるかもしれません。

「ゲームを通じて学べることは分かった。でも、その経験は高校卒業後にも役立つのだろうか。」

これは、KONAMI eスポーツ学院のオープンスクール・学校見学会でもよくいただくご質問です。

私たちの答えは、「はい」です。
もちろん、高校卒業後に全員がプロeスポーツ選手になるわけではありません。
それは、野球部の全員がプロ野球選手になるわけではなく、サッカー部の全員がJリーガーになるわけではないのと同じです。

では、なぜ部活動での経験は評価されるのでしょうか。
それは、結果だけではなく、その過程に価値があるからです。

・目標を立てること。
・仲間と協力すること。
・失敗を振り返り、次につなげること。
・最後までやり抜くこと。

そうした経験は、高校卒業後もさまざまな場面で活きていきます。

ゲームやeスポーツも、本質は変わりません。
ゲームを通じて何を学び、どのように成長したのか。
その経験こそが、自分自身の財産になります。

近年では、大学入試や就職活動でも、「学生時代に力を入れたこと」、いわゆる「ガクチカ」が重視される場面が増えています。

特に総合型選抜では、学力試験だけではなく、
・どのような目標に挑戦したのか。
・その過程でどんな努力をしたのか。
・失敗や壁をどのように乗り越えたのか。
・そこから何を学び、どう成長したのか。

といった、高校生活そのものが評価の対象になります。
だからこそ、ゲームやeスポーツに本気で取り組んだ経験も、十分に強みになります。

そうした経験を、自分の言葉で伝えられることが大切なのです。
私たちは、生徒にゲームだけが上手な人になってほしいとは考えていません。
好きなことに本気で向き合い、その経験を自分自身の成長につなげられる人になってほしい。
そう願っています。

ゲームは、ただ遊ぶだけのものではありません。
仲間と出会うきっかけになり、
挑戦するきっかけになり、
将来を考えるきっかけにもなります。
そして、高校生活の3年間は、その「好き」を自分の力へ変えていく大切な時間です。

私たちは、プロゲーマーになる夢も応援しています。

でも、それ以上に応援したいものがあります。
それは、「好きなことに本気で向き合った3年間」です。

好きなことがある。
夢中になれることがある。
それは決して当たり前のことではありません。

だからこそ、その気持ちを大切にしながら、人として成長できる高校生活を送ってほしいと考えています。

ゲームが好き。
その一言から始まる未来があってもいい。
私たちは、そう信じています。

次回は、ゲームをきっかけにさまざまな進路へ進んだ卒業生・関係者の実例をご紹介します。
プロeスポーツ選手。
eスポーツチームの運営。
FORTNITEの世界で活躍するUEFN(Unreal Editor for Fortnite)クリエイター。
ゲームを仕事にする方法は、一つではありません。

<総合型選抜入試とは>

総合型選抜入試とは、学力試験(テストの点数)だけでなく、これまでの取り組みや人となりを総合的に評価する入試方式です。
従来の入試が「点数中心」なのに対し、総合型選抜では主に以下のような点が重視されます。

高校生活で、これまでどんな活動に取り組んできたか
どのように努力し、成長してきたか
自分で考え、行動してきた経験があるか
大学で何を学びたいのか、目的が明確か
つまり、「どれだけ勉強ができるか」だけでなく、あなたが「どんな人で、どんな力を身につけてきたか」を見る入試です。 

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