村田: 未来への夢は膨らみますけれども、今回のアヌビス自慢ってありますか?
浅井: ホントはいけないんですけど、できたそばから悲しくなっていくんですよね。
モノを作っていると、ありませんか?
一同: うわぁ~(嘆)
(その衝動は)かわせないといけないですよねぇ。
浅井: そうなんですよね…今回のアヌビスは、可動にするなりの意味を持たせたかったんです。とりあえず可動とか、フル可動っていうのが謳い文句になっちゃうだけっていうのが嫌で、触って面白くないと意味がないとは思っていたんです。触ってナンボであると。動かすことで…プレイバリューって言葉がありますけど、本当にプレイすることがバリューになっているのかっていう疑問がいろんな物に対して結構あったんで…それは悪意ってことではなくて、例えばプラモデルを買ったときに、可動するのは当然として買っているじゃないですか?慣れてしまってますよね。だから刺激になるというか、想像しづらい可動、動かしてみて、そこで初めてハッと面白く感じるっていう経験を込めたいなと思っていたので、今回のアヌビスに関しては何よりも触ってもらって、「あ、何か思っていたよりカッコいい」とか「思っていたより面白い」と思ってもらえるのが一番いいなぁと…ただ、それって買ってもらった後の話なんで…
新川: 作んないといけないしね。(笑)
浅井: そうなんですよね。(笑)(楽しんでもらうために)まずその前にものく高い壁があるので、買ってもらうための材料にならなかったりするんですよ。でも、パーツの量に比べて、比較的に簡単に組めると思うので、とりあえず未塗装でもいいから組んでもらってカチャカチャ遊んだ時に初めて…真価が発揮とまではいいませんけど…込めたモノが見えてくるかなと思うんですね。だからホントに動かして遊んでもらいたいんですよ。
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